フランス■□ Domaine Daniel et Martine / Julien Barraud □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ダニエル エ マルティーヌ / ジュリアン バロー |
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● 「シャルドネって、ホント、旨いよね!」
と言わせてみましょう・・・。2006年、バローはやっぱりやってくれました。ブルゴーニュの2006年シャルドネは、まだ数ドメーヌでは有りますが、
「下手すりゃ2005年より良いじゃないの?」
みたいな気持ちにさせてくれました。
「ん?何だよ!2005年は最高です!って言ってただろ!」
と、おそらく突っ込みが入ると思います。まあ、それも想定内・・・。結局タイプが違うんですよね。いずれ「そこんとこ」はしっかりケリを付けますので、後のお楽しみにしてください。このコラムでは、
「とりあえず、ダニエル・バロー2006年はアイテムの個性をキッチリ出してメちゃんこ旨い!と noisy が言ってた」
位に覚えておいて下さい。どのアイテムも今から全て美味しく飲め、クラスの枠組みを大きく超えた美味しさを感じることが出来ます。価格はちょっとだけアップ!何社か有るバローのエージェントさんの中では、比較的高めなラシーヌさんのアイテムですが、コンディションはピカイチです。
ちょっとだけ脱線しますが、皆さんもコンディションが良いことでラシーヌさんの裏張りを探して購入されている方が多いようです。同じようにコンディションが良いと言われている×社さんも有りますが、noisy 的には、
「ん?・・・あ、そう?」
です。穿り返してあんまり書く訳にも行きませんが、思い込みは良く有りませんよ。仮にnoisy
が販売しているワインのコンディションにしても全てが 完璧 100%だ!などとは恐れ多くて感じたことさえ有りません。良いコンディションでお渡しできるように、そうなるように常に精一杯努力する・・・だけです。「当方のワインのコンディションは完璧です」とか白々しいことを言う方も中にはいらっしゃいますが、何を根拠に言えるのかと、突っ込みたくなっちゃいますね。どんなに努力をしたところで、ワインの管理に完璧神話は有りえません。ワインは不完全な飲み物です。それが真実。コンディションのみ考えても製造からお客様の口に入るまで全てが完璧で有って初めてそのワインが完璧だったかもしれないと想像することができるだけです。お金にしか興味の無く、大御所ドメーヌのエクスクルーシヴを守ることだけに固執している連中には、まともなワインの管理など出来るはずが無いんです。何故なら、彼らにとってはネームバリューやブランドを守ることのみが大事で有って、ワインの品質・コンディション・味わいは二の次だからです。大抵の場合大物ドメーヌとの取引には数軒の格下ドメーヌが一緒にぶら下ります(勿論例外も有ります)。我々のアソート販売みたいなものです。大物ドメーヌのご機嫌を悪くしないようにほとんど言いなりですから、おべんちゃらだけは言うにせよ、マイナスに働くことは何一つ伝えません。ですので勘違いしたセットの格下ドメーヌの成長は全く見込めず、鼻だけは高くなって始末に終えず・・結局はどこかで処分に近い形で販売してしまうか、大物
1に対し 他をセットで 10〜30で販売するようになってしまいます。まあ、酷い話です。長くなるので、またどこかで書いておきます。
ダニエル・バローはPKさんの覚えも良く、「偉大なブルゴーニュの白ワイン」に2アイテムも選択されています。旨くて、安くて・・・(少しずつ値上がりしていますが)、また速くは無いにせよ大きな感動が有ります。ブルゴーニュの南ということで、プライスが安いですが、決してコート=ドールのワインに引けを取らない訳です。しかも変なものは付いてきません!
その昔はノースバークレイのスペシャル・キュヴェということでしたが、今はキュヴェの全てが同じ造りということで、「キュヴェ・ユニーク」や「レゼルヴ」の冠を外しています。そのダニエル・バローも、そろそろ世代交代の準備のようで、今回ご案内する「マコン=シャントレ」と
「プイィ=フュイッセ・アリアンス V. 」 が、息子さんジュリアン・バローの名義になっています。(単に相続絡みかもしれません)
またどのキュヴェを飲んでも、畑の個性がキッチリ表現されていますし、キュヴェごとの風情の違いを楽しめるようになっている訳です。コート=ドールのシャルドネのリューディのように、ほんの僅かな違いを楽しむ・・・というよりも、テロワールの違い、より大きなコンセプトの違い、ヴィジョンの違いを見て取れ、それが大きな楽しみに繋がっていく訳です。
細かな部分は書くコラムに書きますので、是非ともご検討ください。今飲んで良く、置いてさらに良いシャルドネです。 |
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| ●2006Macon-Chaintre les Pierres Polies / Julien Barraud |
| マコン=シャントレ・レ・ピエール・ポリ / ジュリアン・バロー |
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【リーズナブルでベーシックなシャントレと、マコンでは無敵なヴェルジッソン・ラ・ロシュ!】
はっきり言って、2003年のような滅茶苦茶暑いヴィンテッジは別にして、バローのマコンを美味しくないと言える人はいないでしょう。また、高すぎると文句を言えるような、ポテンシャルの欠如を口にも出来ないでしょう。村名マコンを考えてみると、ワインのスタイルに好みは有れど、ダニエル・バローこそ、真のマコン酒であると思います。
コート・ド・ボーヌの偉大なコント・ラフォンもマコンで頑張ってはいますが、それなりに美味しいとは言え、ちょっとチグハグな味わいになっているような感じです。極一部、貴腐を付けたり、テーブルワインでリリースしたりと、味わいもそれなりには評価できるものの、マコンの味わいを代表するものにはなってはいません。
ジュリアン・バローの名を記載したエチケットのマコン=シャントレは、とても熟れた葡萄を使用、黄色い果実にシトラスやハーブ、少しマッタリした味わいでふくよか、やや低めの酸度にわずかな甘みを感じます。これは基本的に葡萄が熟すのを待って収穫しているためと思われますが、ヴェルジッソンに比べて幾分ポテンシャルが落ちるシャントレの畑では、致し方ない部分なのでしょう。noisy
だからそのようなことも書いてしまいますが、決して「ダレて」しまったりせず、リーズナブル、ベーシックラインとしては、並のマコン酒を大きく凌駕するものです。ピーチや洋ナシのニュアンスと接触感の滑らかさはピカイチ。一番早い熟成を迎えるでしょう。今飲んでも充分に旨いです。
マコンの聖地とも言えるヴェルジッソン・ラ・ロシュは葡萄の熟成度と酸度のレベルの均衡に拍手を送りたい、優れた味わいと言えます。レモン等の柑橘類には冷ややかな酸味と滑らかなものが同居、中盤もふくよかで後口のわずかなビターが余韻を引き締めています。ソフトさとハードさ、冷たさと暖かさ、リッチさとスタイリッシュさの相反する言葉を両方使用可能な、実にバランスの良い、かなり旨いシャルドネです。
単純に言ってしまえばマコンの最南端に開けたシャントレに対し、かなり北西に位置するヴェルジッソン・・・の特徴が出ているとも言えますし、石灰がより強いヴェルジッソン、岩のニュアンスを僅かに持つシャントレとも言えますから、それがどういう意味を持っているのかは・・・ワインの言葉を耳を澄まして聞いてみてください。
価格差は\400ちょっとですから、どっちにしようかと悩むところ・・・。特にこれから暖かくなってくるとシャルドネもどんどん変化して行きますから美味しいですよね。ワインに出しゃばってほしくない時はマコン=シャントレ、ちょっと飲み応えの有るのを・・・と思ったらマコン=ヴェルジッソン・ラ・ロシュ、というように分けてみてください。旨いです。お薦めします!是非どうぞ! |
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| ●2006Saint-Veran en Creches |
| サン=ヴェラン・アン・クレシェ |
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| ●2006Saint-Veran les Pommards |
| サン=ヴェラン・レ・ポマール |
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【全く違う個性!アン・クレシェはサン=ヴェランの優等生だが・・・レ・ポマールは!】
ユーロが高止まりしているのでサン=ヴェランで昔のアン・ビュランのプライスになってしまいましたが、貨幣価値を考えればさほど上がってはいないのかもしれません。
ところでサン=ヴェランもプイィ=フュイッセも、位置的にはほとんど同一ではありますが、ちょっとの違いが味わいに現れるのが面白いですよね。基本的には、素晴らしいサン=ヴェランは、並の造り手のプイィ=フュイッセ を確実に超える・・・ということが昔から言われていました。バローのサン=ヴェランは、普通で言えばプイィ=フュイッセ並みなのでしょう。因みにサン=トーバンはコート=ドールですから混同しないようにしてくださいね。
本当に素晴らしいサン=ヴェラン・アン・クレシェですが、蜜のニュアンスを持ち、やや遅摘みを感じさせながらも酸度のレベル、輪郭、バランスをしっかり持っています。ややスレンダーな部分がプイィ=フュイッセとはニュアンスを異にしています。シトラス、わずかなミントに蜜ですよ。そして石灰のニュアンスがしっかり有ります。かなり旨いです。
一方価格の高いレ・ポマールですが・・・、これはもうサン=ヴェランと言えるのでしょうか。高貴なプイィ=フュイッセと言ってしまいそうなバランスを持っているんです。
とても肥えていて、リッチで粘性が高い。しかし酸度を失ってはおらず、蜜やナッツ、甘くないトロピカルフルーツを冷涼に表現しています。ボディも豊かでジューシーな長い余韻。後口にわずかなビターを伴います。かなりの複雑性とエレガンスを両立していますので、
「リッチなのに切れがある!」
と感じさせてくれる訳ですね。
ちょっとビックリのサン=ヴェランでした。まあ、ほぼ同価格帯のフレデリック・コサールのビゴットも旨いですが、高級感は・・・一歩抜けているかもしれませんよ。機会がもし有ったら比べてみてください。
どちらのサン=ヴェランも、今飲んでOKです。10年はしっかり持つはずですが、このバランスなら今飲んでも惜しいと思わないと思います。是非飲んでみてくださいね。
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| ●2006Pouilly-Fuisse Aliance V./ Julien Barraud |
| プイィ=フュイッセ・アリアンス・ヴェ / ジュリアン・バロー |
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| ●2006Pouilly-Fuisse en France |
| プイィ=フュイッセ・アン・フランス |
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| ●2006Pouilly-Fuisse la Verchere Vieilles Vignes |
| プイィ=フュイッセ・ラ・ヴェルシェール・ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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【5種類も有るプイィ=フュイッセ・・・どれもが旨いが書くのが大変!】
「何時間経ったんだろう・・・」
と時計を見ると、
「あら〜ぁ、もうこんな時間じゃん!」
はっきり言って大変です。どれも旨いしどれも違うからちゃんと説明したいのは山々では有りますが、通常の発送関係、メールの返信、電話の応対、お客様の応対ををしつつ、駄文を展開している
noisy ですが、時には Perl (普通の人は判らないですよね・・・) でプログラムを変更したり、次期のホームページをデータベース化しようと調整したり、サーバーの具合を見たりと、メッチャクチャなことになっている場合も多く有ります。
駄文を展開するにしても、
「オチはどう落とそうか・・、いやいや、ここは、しっかり真面目路線で行かないと人間性が疑われるぞ、もとい、元からそんなモンありゃしないんだからしっかりボケないと・・・」
などと考えていると、1本の電話で、プログラムを書いているのか漫才ネタに没頭しているのか判らなくなってしまったりする訳です。
新着を書いている時に何かで途中で止まったりすると・・・・
「××をクリックしても購入できませんよ〜♪」
などという励ましのメールが深夜に届き、慌ててコードを見直してアップしたりする羽目になる訳でして、たった一つのドメーヌさん、それも好きな造り手だとは言っても、これだけ枕が長くなると、どう落とそうかと考えているだけで時間の無駄になってしまいます。
「だったら早く起きて書けばいいでしょ?」
などと思わずカミサンに突っ込まれてしまうので、定休日の誰もいない店内で、デロンギのオイル・ヒーターを抱えながら寡黙に一人キーボードを叩いている訳です。
プイィ=フュイッセ・アリアンス・ヴェ は、ジュリアンの名前でクレジットされています。こちらはバロー家の秀逸な各リューディのブレンドもので、クリュのレ・クレの葡萄まで入っています。単なるブレンドでは無く、緻密に計算された美味しさを感じます。酸味のバランスが絶妙で、美しい全体像を見せることに成功しています。瑞々しく、ピュアで、充分に熟れていながら神妙なミネラリティが前面に出ています。言ってみれば、バローの持つ感性を具現化したキュヴェと言えるでしょう。旨いです。美しい!
プイィ=フュイッセ・アン・フランスは、今回の入荷が微々たる物で、飲んでしまうと売る分が無い・・・(笑
という結果に陥ってしまうため、テイスティングは回避しました。でもバーガウンド・コムには、
...rich, full, intense and powerful flavors are a bit more concentrated
and very generous without devolving into heaviness or excess body...
つまりは、とても大きくリッチだが決して重くはならない・・・と言っているようです。このキュヴェは安いし少ないし・・狙い目かもしれません。
プイィ=フュイッセ・ラ・ヴェルシェール・ヴィエイユ・ヴィーニュ は、その昔レ・クレが外したヴィエイユ・ヴィーニュを詠っています。70年の古木が生んだこのワインには・・・noisy
もちょっとビックリ。ダイナミックで味わいに深みが有ります。横の拡がりに留まらず、縦の構造が深い・・・しかも、このキュヴェには、上級キュヴェの他にはあまり発見できなかった樽のニュアンスが僅かに有りました。ポテンシャルだけを見れば「レ・クレ」と並ぶもの・・・と感じましたが・・・、これは素晴らしいです。今でも美味しいですが、少し置いたら化けるかもしれません。
noisy的な好みを言ってしまえば、最もエレガントでスタイシッリュ、とても冷ややかでソリッドなプイィ=フュイッセ・レ・クレ
です。樽も有り、滅茶苦茶な凝縮感と、後口を引き締める品の良いビターが特徴です。白や黄色、僅かに赤く色づいた果実がふんだんに存在し、誰かがナイフで皮を剥いてくれるのを待っているかのようです。一転、バターや蜜、木の実、滑らかさが徐々に出始め、どんどん膨らんで行きます。やっぱり旨いですね!さすがバローの看板ワインです。
プイィ=フュイッセ・アン・ビュラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ は、正にアン・ビリーバボーなポテンシャルです。レ・クレがバタール・タイプと仮定すると、こちらはシュヴァリエ・タイプか?(勘違いしないでくださいね、あくまでタイプの話しですよ)。滅茶苦茶繊細で、複雑性に磨きが掛かっています。香るミネラルには「フィネス」が存在。香りの質が頭一個抜けてます。ボリュームが有って、そのまんま滅茶苦茶長い余韻・・・。いつまでもアン・ビュランの余韻が留まっています。
「細かいことはもういいから、黙って飲んで頂戴!」
なんて言われているようで、これは「浸れるワイン」です。昔は何ケースか、平気で頂けたキュヴェですが、今回はとても少ないので・・・ゴメンなさい、お一人様1本、条件付きです。間違いは無い!素晴らしい・・・ブルゴーニュの白を代表すべきワインでしょう。
「まあ・・随分大袈裟な・・・」
という方もいらっしゃるかもしれません。まあ、好みは有るでしょう。でも、ほぼ全開で褒めまくることは滅多には有りませんから、その辺のトーンはお分かりいただけるんじゃないかな?と思っています。是非ご検討ください。とても美味しいです! |
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