■□ Hyde & de Villane(H.D.V.) □■
ハイド アンド ド ヴィレーヌ(H.D.V.) |
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● ロマネ=コンティ と言えばワイン・ファンの憧れの的ですが、その流通価格と希少さ故に、なかなか出会うことが出来ない..と言う方がほとんどでしょう。最も、
「ん?年に数度は飲んでるよ..」
というような猛者もいらっしゃるのでしょうが..。
また、ロマネ=コンティ と言った場合には、グラン・クリュ畑のロマネ=コンティを指す場合、そこから生まれる類い希なワインを指す場合、または
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社(ロマネ=コンティを含む秀逸な畑を持ち、ワインを生産している会社)を指す場合と幾つかのパターンがあり、話をする際には、
「話の相手が何を意図しているか」
を良〜く考えながら話さないと、とても頓珍漢な内容になってしまいますので注意が必要です。
さて、ようやく本題ですが、そのロマネ=コンティ社を所有している ド・ヴィレーヌ家
と ルロワ家 ですが、株の配分は
ド・ヴィレーヌ --> 50%を 10名 で 持つ
ルロワ --> 25%
ロック --> 25%
となっています。ロック家はルロワ家のマダム・ラルー=ビーズ の姉の マダム・ポリーヌの嫁ぎ先で、現在はアンリ・フレデリック・ロック氏がオベール・ド・ヴィレーヌ氏とD.R.C.の共同経営者になっています。
そのオベール・ド・ヴィレーヌ氏の奥さん..(パメラさん) が、カリフォルニアの飛び抜けて秀逸な葡萄栽培家のハイド氏と「いとこ」だったことから..今回ご紹介の
H.D.V. が生まれることになったわけです。はぁはぁ..
前置きが長い割に、内容が少ない..人間関係を言葉で、しかも文字で説明するのは骨が折れますが、D.R.C.の息の掛かった醸造長とハイド家の栽培した葡萄で、素晴らしいワインが生まれたと..思っています。カリフォルニアの希少なワインとすれば、安い部類に入ると思います。
noisy も興味津々で..やっぱり飲んでしまいました。
カリフォルニアの葡萄に違いはないが、フィネス溢れる味わいでした。新世界のワインに厳しい
noisy が言うのですから..そこのところは間違いないでしょう。あとは、価格が内容に見合っているかどうか..ですが、そちらは飲んでみてからご判断ください。
過熟させすぎて うだうだ になった果実 と、低酸度 のへなへな ワイン では有り得無いことを申し上げておきましょう。取りあえず、エージェントさんの
「誇大気味」のキャッチコピーをご覧ください。
エージェントより
『HDV』は、ブルゴーニュのDRC社のヴィレーヌ氏とカリフォルニアのブドウ栽培家ハイド氏がタッグを組んで完成させた、今やカリフォルニアをリードするワインです。この度は、前回ご好評頂いた『WHITE
2001』と『RED 2002』(前回REDは2001ビンテージをご案内)と共に、カリフォルニアワイン愛飲家様から多数の問い合わせを頂きました、『SYRAH
2002』も紹介させて頂きます!どのアイテムも、抜栓後は5〜6時間をかけて香りや味わいが、万華鏡のように変化して行きます。味わいの行く末を語らいながら、息の長さに圧倒されて見ては如何でしょうか?本当に面白いワイン達です。
***************************ヴィレーヌ氏&ハイド氏の出会い***************************
ハイド氏の家系は何年も前からカリフォルニアの地に根を下ろし、そこでブドウ栽培 を行なっていました。現在ではナパバレー南西のカーネロスに広大な土地を所有し、 著名な生産者にブドウを提供しているのですが、その名前を挙げたらスゴい! キスラーやエチュード、パッツ&ホール等、そうそうたるメンバーが名を連ねているのです。
もしこの生産者のワインをお持ちでしたら是非ラベルを見てみてください。ハイド氏から購入したブドウで造ったワインの場合、どこかに“Hyde
Vineyard”の文字が入っているはずです。これは生産者達がハイド氏を、そして同氏の畑でたわわに実ったブドウを敬してその名を記載しているのです。
さて、ハイド氏の実力は分かりましたが、ヴィレーヌ氏とどうしてジョイントするようになったのか??それは、ヴィレーヌ氏の奥さんがハイド氏のいとこだったことに端を発したのです!しかし、ここからヴィレーヌ氏の戦いが始まります。何とかしてハイド氏にワインを造ることを説得しますが、なかなか「Yes」の返事を貰うことが出来ませんでした。
というのもハイド氏は、ワイン造りよりもブドウを育てることに意義があると信じ、これまでも一切醸造に携わったことがなかったからです。しかしやっと思いが伝わり、2002年にシャルドネとメルロー主体のワインがリリースされました。 |
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| ●2002Syrah Carneros |
| 2002 シラー・カーネロス |
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【さすがにトップ・キュヴェ..今飲んでもかなり旨いです..】
D.R.C. との接点を探って3本共飲みましたが、味わいには全くそれは見あたりませんでしたが、ワインを造る上での精神論とかポリシーみたいなものが共通しているのだろう..と..判断しました。さすが、トップキュヴェだけ有り、かなり高いポテンシャルを感じました。
まあ、言ってみれば 超高級なエルミタージュ を想像させる仕上がりで、ブラインドであればカリフォルニアを連想できるかどうか..不安なほど洗練されていました。
シラーという品種はローヌでは高貴種ですが、ボディを出すのが難しいものです。しかしながら葡萄のポテンシャルでしょう、とても大きな酒躯をしています。ただものではないのは、おそらくどなたでも判るに違い有りませんし、今飲んでもそれなりにバランスしていますので、高いレベルで満足いただけるでしょう。
しかし、数年の熟成で、官能的なシルエットを身につけると、印象も大きく変わるに違い有りません。今日が抜栓して2日目なので..実況中継できなくてすみません。ご興味のある方へ..
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| ●2002Carneros Napa Valley Red Wine |
| 2002 カーネロス・ナパ・ヴァレー・レッド・ワイン |
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【メルロー主体です..こちらはもう少し置いた方がよさそうです。】
メルロー主体のボルドータイプ..に感じます。カリフォルニアといえば、濃度で迫るタイプを想像しがちですが、意外や意外..そんなことは有りませんでした。とはいえ、充分すぎる位のフレーヴァーは有ります。また、太陽はいっぱい浴びているイメージが受け取れますが、どこかから冷たい風が吹き、葡萄を守ってくれたんじゃないか..などとも感じました。酸度のレベルも危険になることは無かったのでしょう。とてもしっかりしています。
残念なのはカーネロス・シラーとは違って、現在のバランスが今ひとつです。半年〜1年以上の瓶熟が必要でしょう。質感、スケールともトップレベルです。セラーの隙間に是非一本!と行きたいところですね。
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| ●2001Chardonnay Carneros |
| 2001 シャルドネ・カーネロス |
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【葡萄の持つ強い性格と表現力を感じ取れるでしょう。】
とても力強いシャルドネ(主体らしい)です。ブルゴーニュで言えば(ちょっと無理して)バタール=モンラッシェが一番近いでしょうか..。樽由来の香りをかなり持っていますが、膨大な果実味に蓋をしてしまうことなく、ワインを自由に奔放させていますので、時間経過の変化がとても楽しいワインになっています。
もっともカリフォルニアに良くあるような樽の使い方なんですが..オークのきつさが現状ではマイナスに感じられます。(樽香が好きな方は別ですが..)
今飲んでもかなり旨いです。が、樽がワインに溶け込んで一体となったときが、このワインの本領を発揮するところでしょう。それには3〜5年ほど掛かるはずです。
下にタンザーさんの評価を掲載します。が、今の所、この味わいを高く評価するところは少ないかも知れません。カリフォルニアのシャルドネとすれば綺麗すぎ..ブルゴーニュとすれば樽・果実味が強すぎで、当てはまる範疇が狭いような気がします。ただし熟成が進んでからは、高いポイントが付けられると確信できます。それほどに葡萄が持つパワーがもの凄いです..。
溶け込んだ樽、葡萄の持つ膨大な果実味、冷ややかな酸味..大地の要素を結びつける時間の存在が、このワインをさらに大きくするに違い有りません。少なくともモンラッシェというビッグネーム汚しっぱなしの高いだけのシャルドネよりも、数段上のポテンシャルはあるでしょう。じっくりお付き合いください。
2001 Hyde De Villaine (HDV) Chardonnay Carneros
Aromas of pina colada and spearmint. Quite vibrant for California chardonnay,
with taut pineapple, mineral and spice flavors reverberating in the middle
palate. Youthfully unevolved but with excellent balance from the outset.
Firm-edged finish offers terrific verve. 91 points
Stephen Tanzer's International Wine Cellar, Jan/Feb 04 より抜粋
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