フランス■□ Domaine Vincent Dureil-Janthial □■ブルゴーニュ
ドメーヌ ヴァンサン デュルイユ=ジャンティアル |
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● 2004年に日本に復活したヴァンサンですが、確かに大物に成長していました。アペラシオンはリュリーながら、ムルソーやピュリニーの上級ワインに引けを取らない出来栄えでした。しかしながら、そうなってしまうと価格も上昇し、そうは手が出ないワインになってしまいますし、同じ価格なら、他の選択肢も増えてしまった訳です。
2005年のヴァンサンの下級クラスのリュリーは、2000年ごろの、ピュアで真っ直ぐな味わいを取り戻したかのような嬉しい仕上がり!価格もラシーヌさんのご協力でリーズナブルに仕上がっています! |
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| ●2005Rully la Martelle Blanc |
| リュリー・ラ・マルテル・ブラン |
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【ピュアです!シャッキリと冷たい果実酸が美味しい! 】
こちらもなかなか旨いです。普段飲みにはこれで充分!過不足無い仕上がりです。やっぱりジャンティアルのシャルドネは旨いですね。昔のヴァンサンが帰ってきたようで、何となく感涙にむせてしまいます。
大振りのミネラルの風味の中に、柑橘系フルーツ、リンゴ、白桃、梨、ナッツ..。きりっとしているがとても柔らかで優しい口当たり。中程度のボディで樽のニュアンスを余り感じさず辛口だが、飲み続けても決して口の中を疲れさせない。余韻も焦点が定まっていて、綺麗な減衰を見せる。派手なパフォーマンスを見せつけないのに、いつまでも後を引いてしまう。
上記は昔書いた感想ですが、そのまんま!を掲載しても、まったくOK・・・というのは良いですよね。リュリーというアペラシオンのワインに余り慣れていない方も多いとは思いますが、プリプリの食べごろちょっと前の、やや大きめの白・黄色の果実を連想してみてください。さほど甘くは無いですよね?でもキリッっとしているでしょ。そんな果実感をそのまま感じていただけると思います。飲んでみてください。超お奨めです! |
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| ● お待ちどうさま..ようやっとジャンティアルが帰ってきました..そしたらまあ、しばらく見ない間に随分と大きくおなりで..この間までランドセルを背負っていたと思ったら、いきなり会社の重役になったって、それはもうお祝いをしなくちゃね..あのリュリーが物凄い大物になってました! |
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| ●2004Rully 1er Cru le Meix Cadot Blanc |
| リュリー プルミエ・クリュ ル・メイ・カド・ブラン |
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【リュリーって..こんなにポテンシャルが有ったなんて信じられません..】
そもそもリュリーは、コート・ドールの南に続くコート・シャロネーズに有り、みなさんも良くご存知のブーズロンの南にあります。シャロネーズでは異色で、シャルドネの栽培がピノ・ノアールを上回っています。
ヴァンサンのリュリーは、新鮮さとリッチさがマッチする微妙なバランスを、上手に表現していたと思います。すなわち、リーズナブルで、どこかボーヌの偉大なシャルドネを、僅かに感じさせてくれる部分に気持ちを持っていました。
ル・テロワールさんが閉めてしまってからというもの、全く入ってこなくなってしまっていましたので、ヴァンサンのファンの方からは、
「ジャンティアルって、もう入荷しないんですか?」
と、随分聞かれていました。
で、ようやっとラシーヌさんが引っ張ってきてくれたわけですが、その頃の価格よりも大幅にアップしてしまいましたので、
「あちゃ〜..」
と、思っていたんですね。内心、
「これは厳しいかな?」
という風に思っていたわけです。
とても忙しかったこともあって、テイスティングが遅くなってしまったんですが、飲んでみて納得してしまいました。というよりも、どこかのページじゃないんですが、
「驚愕!」
してしまったんですね..。
もし昔のままのヴァンサン・デュルイユ=ジャンティアルのワインにオマージュを持ち、それ以外は認めたくない..というのでしたら、今後のヴァンサンのワインは諦めていただいたほうが良いでしょう。それぐらい昔のイメージはありません。若くしてもピュアで美しく凛々しいヴァンサンのリュリー..では無い、ということなんです。
このプルミエ・クリュ ル・メイ・カド・ブラン は、漠然たるリュリーのイメージを大きく覆すものです。どちらかと言えば、ムルソーのペリエールをイメージしていただくと近いと思います。肉厚でスケールが大きく、ややリッチで樽のニュアンスが比較多いワインです。現状は樽の要素とリッチな果実味が喧嘩しているような状況ですから、
「カルフォルニアのシャルドネが好きさ!」
という方以外には、直近では素直にお薦めできません。
しかし、2〜3年の熟成を待てるという、正常なシャルドネファンであるならば、必ずや飲んでみるべきワインのひとつと言えるでしょう。リュリーの1級畑とムルソーの極上1級が、ほぼ同様に論ぜられると仮定するならば、50%の価格上昇が有ったとしても4千円に過ぎません。ムルソーだとすれば、上質なものなら村名ワインにさえ手が届かないような現状ですから、大いに満足させてくれるこのル・メイ・カドのポテンシャルを味わってみるべきだと思います。
先にも述べましたように、現状はやや要素と要素のぶつかり合いが、やや荒い印象を与えてしまうかもしれませんが、優れた要素は全く隠しようが無く、また、その受け取り手とすれば、アペラシオンとのギャップの大きさ、その経験の無さに、自身の頭・心の中のシャルドネの優劣の地図やグラフを書き換えるのにおいて、素直になって判断できるかどうか..という問題も発生します。しかし、本当に素直な心で接してみることが出来れば、
「これはとても大きなワインに違いない」
と思っていただけると確信しています。
現状の要素が優良に発育すれば、例えば90年台前半のコント・ラフォンのような、ボーヌのリッチなシャルドネにほぼ近い姿になってゆくでしょう。そしてそれはある種の緩慢さを感じさせてしまうような、新世界的なものではなく、葡萄のポテンシャルとテロワールをコントロールする指揮者のような役割をヴァンサンがして行く限り、真にボーヌのシャルドネの姿とダブって見えると思います。
何故か三段論法的な文章になってしまったんですが、ご成長..いや、ご静聴有難うございました..じゃない..大いにお薦めいたしております。じゃんじゃんご購入くださいね。
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| ●2004Bourgogne Aligote |
| ブルゴーニュ・アリゴテ |
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【安価で旨い!ふっくらと丸いアリゴテです。】
ル・メイ・カド・ブラン は確かに素晴らしいですが、誰もが手を出せる価格帯を超えてしまったのは事実です。昔はこの辺りが
\3,000 しなかったので..いや、もう仕方が無いことではあります。
このブルゴーニュ・アリゴテですが、かの有名なアリゴテ・ブーズロン、A&P・ド・ヴィレーヌさんのものと比較しても遜色ないどころか、質的には凌駕していると言えるでしょう。もっとも、どちらがアリゴテらしいか、という話ではなく、ポテンシャルのみに目を向けた場合の意見です。
僅かに新樽の香りに青いリンゴが混じる。とてもミネラリーで酸度の高そうな張りつめた、漲るようなアロマが飛び込んでくる。ボディはかなり頑丈でボリューム感が高い。中盤から終盤に掛けて酸味が膨らみを見せ、青や白、黄色のフルーツを振りまきながらドライな余韻を迎える。
最初の一口は、人によってはやや酸が強く感じるかもしれません。でも最初だけ..すぐに気にならなくなるでしょう。まさに青いリンゴを頬張った感があると思いますよ。樽が完全には溶け込んでいないので、今後姿を少しずつ変えてゆくと思います。
確かにアリゴテには違いないが、ただものではないな?と思わせる風格が有ります。ヴァンサンの実力を知る、デイリーとして楽しむにはもってこいのワインだと思います。飲んでみてください。超お薦めの1本です。
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