■□ Domaine Alice et Olivier de Moor □■
ドメーヌ アリス エ オリヴィエ ド ムール |
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● 素晴らしいブルゴーニュ自然派の白ワインが入荷しました。心よりお薦めいたします。最も、全ての方が美味しいと言うようなパブリックな味わいではありません。細心さと包容力と、そして何よりテロワールと美しさに長けた味わいです。
ちなみに美術出版社のワイナート誌25号では、78〜79ページに「フランソワ・ラヴノー」と「ヴァンサン・ドーヴィサ」に挟まれる形で紹介されています。シャブリの両御大に挟まれて紹介されるほどの造り手です。でも..
「僕は友だちがいないんだ」
で始まる紹介文はなかなかですよ。他のシャブリと違う点をつかれると、
「他がおかしいのであって、うちが正しいんだ」
という下りも、思わず笑っちゃいました。まあ、本当に素晴らしい造り手です。今回はビオディナミのアリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールがトップバッターです。深淵な酒質ながらも気むずかしさは無く、むしろ「あっけらかん」とした開放感に溢れる味わいです。未来のワインはこうあるべきなのかもしれません。是非触れてみてください。 |
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2003Bourgogne Aligote Plantation 1902 |
| ブルゴーニュ・アリゴテ・プランタスィヨン 1902 |
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【滅茶苦茶旨いなんて言わない。でも心を奪われて我を忘れてしまうような本物の魅力を持っている数少ないワインです..】
余りに数が少ないので飲むのをためらっていましたが、1902年に植樹されたアリゴテをムールがどう仕上げたのかが気になって仕方なく..飲んでしまいました。そして気がつくと..「ぼーっ」としていました。
こんなワインが有ったのかと、グラスを置いても延々といつまでも底なしに続く穏やかな余韻に涙ぐんでさえいたようです。そして一日経った今でさえ、その存在を感じているようです。
「美味しくなんか無い。」
と言ってしまうことは逆説的でも有りますが、他に美味しいワインは幾らでも有ります。でも心を「ぎゅっ」と締め付けられて感動に打ち震えるようなワインに出会うことは、そんなには多く有りません。
香りや味わいをうだうだと説明するよりも、とにかく飲んでみて欲しいと言いたいワインです。飲んだとしても、
「何だ、大したこと無いじゃん..酸は強いし..」
と、思われるかもしれません。でもね...1杯、2杯と飲んでゆくにつれ、不思議な感覚にとらわれるでしょう。一緒に食べているものの味わいに不満が生まれてきます。
「何か今日の××は塩辛いな..」
「ソースが濃い」
「酢が効き過ぎかなあ..」
などと思い始めるはずです。そして気がつけばこの「プランタスィヨン1902」の味わいに酔いしれ、涙しているかもしれません。
そう、滅茶苦茶旨くなど無いんです。滅茶苦茶繊細でナチュラルで超デリケートなんです。そして、味わいの骨格をなす中心部分には、100年以上風雪に耐え生き抜いてきた厳しい環境におかれた葡萄の強い生命力が居座っています。ワインとはなんぞや..これやと、囁いているんですね。それに気づいたとき...涙ぐんでしまった訳ですね。もう、枯れてしまう直前だったのかもしれません。いや、後何年かは生き続けるかもしれませんし、そんなことは判りません。ただ、ひたすらにナチュラルで優しいアロマ・酒躯に何を感じることができるか、が重要なんだと思います。
アリゴテだとかシャルドネだとかブーロなどの品種などまるで関係ないし意味はない。味わいの表現など二の次。点数付けなど問題外。頭で飲まず、五感と心で飲むべきワインです。
「大したこと無い..」
と、それだけしか感じないとするならばとても残念なことでは有りますが、間違ってなどいません。その通りかもしれません。でもね..そうだとしたらちょっと疲れているのかもしれませんよ。心をオープンにして向き合えば、noisy
がうだうだ言っている意味を感じていただけると思います。
まあ、嘘っぽく聞こえるかもしれませんが、noisy とすれば、こんな捉え方をしたのは久しぶりかもしれません。心からお薦めしたいワインです。美味しいかどうかはあなたが決めて下さい。
P.S. ちなみに下記アドヴォケイト引用は 2002年のブルゴーニュ・アリゴテです。このプランタスィヨン1902
かどうかは判りません。(毎年のように様々なキュヴェを造るのが得意なムールですから違うような気がします。)
One of the finest Bourgogne Aligotes I have ever experienced, the de Moor’s 2002
explodes from the glass with huge waves of spices and clove-studded pears.
Medium-bodied, thick, and velvety-textured, it coats the taster’s palate with
copious quantities of pepper laced sweet pears. Rich, lush, and sensual, this
broad, ample, pure wine resets the bar for Aligote producers. Drink it over the
next 3-4 years.
Rating : 90
Reviewer : Pierre Rovani
Maturity : Drink 2004-2008
Wine Advocate #151
(Feb 2004) より抜粋
P.S.2
しつこくてすみません。マリアージュされるのであれば、濃い味付けのものは出来るだけ避けて、食材の味わいを生かした料理を、出来るだけ少ない量の調味料でお召し上がりください。う〜..甲殻類喰いてぇ!
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2003Bourgogne Chitry Blanc |
| ブルゴーニュ・シトリ・ブラン |
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【半端なシャブリよりシャブリらしい..シャリシャリした石灰系ミネラルを堪能しよう!】
かなり良いシャプリ、もしくはプルミエ並の味わいを見せます。凝縮していて華やかさと厳しさを持ち、全体を通して石灰系ミネラルで包まれています。想像されるピュアフルーツは白〜薄黄色までで、それ以上色づくことは有りません。収束はキンメリジャンぽい石灰を感じながら、美しい減衰を見せます。テロワールを見事に反映していると言え、ビオディナミで栽培された葡萄を使用したキュヴェですから、価格を考えればべらぼうに旨いです。さらに、還元的なところが全くなく、ムールの各キュヴェから比較すれば、口入れ時のアタックがはっきりしている唯一のワインです。(通常は、めっちゃくちゃ柔らかいですからね〜)
まあ、最もキンメリジャンぽい石灰 と書きましたが微妙に違う感じもします。ただし積み重なった、余り大きくない石灰質で出来た物体の襞を感じます。(これは結構判りやすいと思うので..興味のある方は要チェックですね)
デイリーでなんとか行ける価格帯の「シャブリ」で良いでしょう。こんなに旨いシャブリがあるかどうかがとても微妙ですが!
ちなみにこのブルゴーニュ・シトリは、白、赤、ロゼの3種類が認められています。シャブリの南西約10キロに位置しています。白の場合はシャルドネとピノ(・ブランなど)が認められています。お薦めします。がんがん飲んでください。冷たい厳しさを持った北国のシャブリはこれからの季節にぴったりです。
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| ●2003Chablis Rosette Sans Soufre |
| シャブリ・ロゼット サン・スフル |
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| ●2003Chablis Rosette |
| シャブリ・ロゼット |
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【さすが、ムール・シャブリのトップキュヴェ!素晴らしい!】
いや〜、どうしましょうね..。こういうのを飲んでしまうと、他を否定しないとリアリティを出せない..という循環に陥りがちです。基本的には全方位外交を旨としている八方美人の
noisy ですが (ん??ホントかよって?)、はっきり言ってびっくりしました。
今回はムールの4アイテムをご紹介していますが、どれも本当に素晴らしいんです。このロゼット(もしくはロセットかな?)などは、グラン・クリュのレ・クロ並のポテンシャルを感じています。
で、このロゼットなんですが、実は1級畑 レ・ボールガールに連なる村名畑です。単なる村名クリマですが、それをレ・クロ並などと評して良いかどうかは別にして、それ並にポテンシャルを取ってしまった..という部分にご注目いただければと思います。
さらに今回は、サン・スフル(SO2無添加)のキュヴェと極少量添加したものが有ります。残念ながらサン・スフルの方は余りに数が無くて飲んではいません。上記のコメントは、通常キュヴェに対するものとお考えください。
口入れは滅茶苦茶に柔らかくナチュラルでピュア。余りの柔らかい優しさにシャブリを思い起こさない。しかし次の瞬間、見事に熟成したシャブリの接触感を思い出す。シャブリGCの熟成の必要性とは、この接触感を出すために脱ぎ捨ててゆく時間だと仮定するなら、そんなに無駄なことはない。あくまで目の細やかなキンメリッジ・ライムストーンの地肌とその隙間をわずかに埋めるボディ、ささやかに、確実に、まるで生き物のような活動が見事。わずかに色づくフルーツの質感高い存在が花を添える。
滋味深い味わいが絶妙です..。しかし、飲み頃かと言えば..クエスチョンです。飲み頃には半年〜数年掛かるでしょう。また、饒舌なタイプではなく、どちらかと言えば
noisy のように寡黙です..(^_^;;
また美味しいと思っていただけるか不安です。デジタル的な表現のシャブリやシャルドネに慣れた方には、アナロジーなこの味わいの理解が素直に伝わるのか、懸念さえしてしまいます。20Kヘルツ以上をカットしてしまうデジタル・ミュージックは、全体としてクリアでメッセージを伝えやすい利点はあるものの、本来有るもの、無くしてはいけないものを削ってしまう、無いものを足してしまうという本末転倒な欠点が有ります。このロゼットはあくまでアナログを突き詰めた繊細な味わいをしています。
ですがこんなに素晴らしいものをお薦めしないわけには行きません。是非とも飲んでみてください。最初に判りづらくても、最後の一滴で理解されるかもしれません。因みにアドヴォケイトによる、2002年ロゼットの評価を掲載します。余り参考にしない方が良いと思いますが、意味不明な
noisy の説明よりマシかもしれません。
The 2002 Chablis Rosette sports a rich nose of smoky minerals. On the palate,
this satin-textured, concentrated, medium-bodied wine is crammed with gun flint,
pear, smoke, apple, and hints of orange zests that linger in its admirably long
finish. It should be consumed over the next 6-7 years.
Rating : 92
Reviewer : Pierre Rovani
Maturity : Drink 2004-2011
Wine Advocate #151
(Feb 2004) より抜粋 |
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