フランス■□ Petitgean-Piennes □■シャンパーニュ
プチジャン=ピエンヌ |
|
● 初登場のプチジャン=ピエンヌをご紹介します。かなりコストパフォーマンスが素晴らしいです。
 |
「冷静と情熱のブラン・ド・ブラン」 プチジャン・ピエンヌ
無垢で純粋。この新しいシャンパーニュの生産者は、日本はおろかフランス国外にワインを売ったことがないという全く無名の生産者です。国際市場においてのシャンパーニュ全盛の時代にあっては非常に珍しい事だといえますが、彼の場合は商業的な立場にたって輸出をする必要がないほど地元で多くの人に親しまれてきたのです。生産されたほぼ全ての量が、地元やレストランでアペリティフ(食前酒)や食中酒として飲まれ、気負わないカジュアルなシャンパーニュとして多くの人に喜ばれてきました。かっこつけて飲むのがシャンパーニュではなく、日々の生活の中で食卓を彩り、家族や友人との会話を彩るそんな飲み物として人気があるのです。これこそが「シャンパーニュを飲む」という文化なのかもしれません。
|
ブランド・ブランを得意とする彼のシャンパーニュはどれも、シャンパーニュに求められる繊細な泡立ちやふくよかな果実味などを余すところ無く備え、また私たち日本人の味覚に訴えかける清涼感と深遠な複雑味を持った素晴らしいワインです。いわゆる自然派といったタイプの生産者ではありませんが、伝統的で、下手な化粧気のない素直なワインを造っています。この地方では、自然派的なアプローチで成功している生産者はごく僅かですが、シャンパーニュの製法を鑑みた場合に一部の例外(ジャック・セロスやジェローム・プレヴォーなど)を除くと彼のような伝統的なスタイルのワインのほうが一日の長があるのではと思います。
|
メゾン概略
3世代にわたってブドウ畑とワインに従事している“レコルタン・マニュピュラン”の生産者。3.8ヘクタールの畑を栽培し、うちクラマン、アヴィーズ、シュイイに分かれた2.4ヘクタールがグランクリュに等級付けされています。仕事に対する当主デュニ氏の情熱は語りつくせないほどです、ワインを空け、グラスに注ぎ、一口飲んで、当主デュニ氏のエスプリを感じてみてください。 |
 |
| 3.8haに及ぶ畑 |
 |
| 寒い中黙々と行われる剪定作業 |
 |
| 当主のデュニ氏 |
 |
| ヴィニュロンの無骨な手 |
 |
| 畑での作業はとにかく丁寧に |
 |
| 健全なブドウこそ美味しいワインの秘訣 |
|
畑仕事
11月から3月まではブドウ畑の選定に従事します。この広さでこれだけの時間をかけるというのは、どれほど丁寧に作業に当たっているかを容易に想像させてくれます。この作業は株一本ごとにもっともよい枝を選ぶことによって、果実の結実の抑制をはかります。枝は切り落とされその後細かく砕かれるか、燃やされます。それと同時期に必要な畑には有機肥料を施します。
4月ごろには芽かきの作業をおこないます。作業によりブドウの木から発芽した不要な芽を手で取り除きます。そうすることによって収穫量を制限し、豊かな果実味を持ったブドウが得られるのです。また、春から夏にかけて悪い雑草を除去し、土に空気を入れるため、定期的に畝の間を耕します。8月の間は新しい枝の伸張を押さえるためと果実に樹液を凝縮させるためロニャージュ(摘心)をおこないます。
そして 1年を通し大地に敬意を払いつつブドウ栽培を行い、やがてグランフィナーレとなる収穫を迎えます。畑の樹齢、日当たり、表土と地層の異なる区画ごとに収穫日を選び手摘みにて9月ごろに収穫が行われます。それぞれの畑に固有の特徴があり、シャンパーニュのバリエーションというのは、その個々の畑にワインの個性が由来します。しかしながら、一方では複数年をブレンドするシャンパーニュ独特の造りにより安定した品質が約束されるのです。
醸造
ブドウが圧搾されると絞り汁はアルコール発酵を行うためタンクから樽の中へ入れられ、糖分をアルコールに変化させます。この過程はブドウを自然に存在する酵母とかつ選択酵母によって行われます。アルコール発酵は10日から15日間ほど続き、次にマロラクティック発酵を行います。この発酵はアルコール発酵直後2〜3週間続き、ワインは減酸され柔らかな味わいと変化します。しかしデュニ氏は、マロラクティック発酵は必ずしも必要ではないと考えており、毎年異なるジュースの酸度に応じて、その必要性を判断します。彼のワイン造りにおいても完全なるマニュアル、レシピといったものは存在せず、素材となるブドウを見てその年の最良の造り方を模索していきます。
発酵終了後、ワインは何度か澱引き(タンクの底に堆積した酵母の死骸を取り除くこと)され、より一層清澄なワインとなっていきます。そして数ヵ月した後にアッサンブラージュを行います。
アッサンブラージュは、年ごとに各キュベのスタイルが変わらないように区画と年の違うワインを混ぜ合わせる作業で、彼らによる試飲の後に実行されます。その後にワインは瓶詰めされ、瓶内で第二次アルコール発酵が行われるよう、酵母と少しの糖分が加えられ、ついにはワインは豊かな泡を含み、気品あるシャンパーニュへと生まれ変わるのです。 |

|
Cuvee Brut Blanc De Balncs NV
ブラン・ド・ブランのシャンパーニュ(シャルドネ種のみから造られる)、幾つかの異なる年のワインをアッサンブラージュして造り、3年間の熟成期間を経て商品化されます。このシャンパーニュはブリオッシュ、バター風味の蜂蜜、みかんなどの果実の香りがし、ブラン・ド・ブランらしい繊細で華やかな果実の旨みが詰まっています。 |
 |
Cuvee
Brut Millesime 1999
特定の年によって造られるブラン・ド・ブランです。良い年にしか彼らはミレジムシャンパーニュを造りません。このキュベは白い花の香りや柑橘系の香りを放ち、焼いたパンの香ばしいニュアンスも感じられます。口当たりはフレッシュかつクリーミーで果実味に富んでいます。著名なメゾンのプレステージシャンパーニュに負けずとも劣らない品質を誇ります。
|
|
|
| ●2002Champagne Grand Cru Blanc de Blanc Brut |
| シャンパーニュ・グラン・クリュ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット |

|
  
  
|
【風格と洗練!これは旨い!さすがクラマン!】
いや〜、ホント美味かったですね〜・・・。思わず飲んでしまいそうになっちゃいました・・・!一緒にテイスティングしていた、まだ仕入れていないワイン屋仲間が、かなり焦りつつ翌日早々に発注をいれたことからも、このグラン・クリュ・シャンパーニュのポテンシャルが想像可能なんじゃないかな?と思います・・・・(出汁に使ってしまってすみません・・・。きっと・・・いや、必ずこのページを見ているでしょう・・)
まずは判り易いんですよね、美味しさが・・。シャルドネオンリーのブラン・ド・ブランですが、一口すすっただけで、ボリューミーな果実味が感じられます。コート・デ・ブラン筆頭とも言えるクラマンですので、ブラン・ド・ブランで繊細さは出せますが、のっけから外向性を充分に発揮しているのが素晴らしいです。
中盤ははちきれんばかりに膨らんで、精緻さを漂わせながら気品有る余韻が、時系列との美しい反比例曲線を描きます。これは飲んでみるしか無い!と言い切ってしまいましょう。おそらく、シャンパーニュを飲み込んだ方にも、そして、余り泡ものには手を出したことの無い方にも、
「旨んまい!」
と言っていただけると確信しています。
以前にご紹介した1999年は、むしろまだ早かったような感じを受けましたが、今回の2002年は、絶好の飲み時期に有ります。
それにジョゼ・ミシェルのスペスィヤル・クルッブもとても旨かったが、気品という点ではこのプチジャン・ピエンヌに一歩譲ったかもしれませんよ。これから訪れるはずの蒸し暑い夏を乗り切るために、このミネラルたっぷりのグラン・クリュ・シャンパーニュで補給しておきましょう!価格以上の味わいはもう当たり前・・一押しです!旨んまい! |
|
|
|
|
|
|
| ●N.V.Champagne Grand Cru Craman Blanc de Blanc Brut |
| シャンパーニュ・グラン・クリュ・クラマン・ブラン・ド・ブラン・ブリュット |
|


|
| ●1999Champagne Grand Cru Millesime Blanc de Blanc Brut |
| シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミレズィンメ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット |
|

|
【コート・デ・ブラン最良のグラン・クリュ、クラマンのブラン・ド・ブラン!実にリーズナブルで旨い!】
「コート・デ・ブラン最良のグラン・クリュとは?」
と投げかけられると、色々な意見が有ると思います。セロスのアヴィーズも素晴らしいし、ル・メニル・シュル・オジュも偉大だ。でも、長いシャンパーニュの歴史の中で、古くから絶賛されていたのはクラマンではあります。
そんなグラン・クリュ・クラマンのレコルタン・マニピュランの、リーズナブルながらクラマンの名に恥じないシャンパーニュをご紹介します。
●N.V. シャンパーニュ・グラン・クリュ・クラマン・ブラン・ド・ブラン・ブリュット
樽やマロの影響をあまり受けていない、純粋で綺麗なブラン・ド・ブラン。表現が細やかで、泡立ちも美しく、この価格ではちょっと信じられないコストパフォーマンス。繊細なクラマンの、化粧っけの無い本当の姿を知るには絶好のアイテム。初心者からマニアックなシャンパーニュ・ファンまでご納得していただけると思います。
●1999 シャンパーニュ・グラン・クリュ・ミレズィンメ・ブラン・ド・ブラン・ブリュット
マロラクティックをさせた濃厚かつクリーミーなミレジメ。僅かに若さを感じさせるが、柑橘系フルーツの分厚い果皮、ドライフルーツ、白・黄色・橙の生花、ボディは厚く余韻がとても長い。モンラッシェグラスで呑みたいと思わせる。上級者向きだと思う。
締め切りが迫っていまして、あまり書いている時間が無い・・・(^^;; かなり焦っています。ホントはびっちり書くつもりだったのに・・・すみません。
まあ、短くても、お奨めしているのは良く判っていただけると思います。厳しい眼で見ても、ポテンシャルが価格を確実に超えていると断言できる、数少ないシャンパーニュです。ほとんど知られていません! |
|
|
|
|
|
|