| noisy お奨め!リアルな視点と本音で綴る..まんま 「Real Wine Guide」 |
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フランス■□ Domaine Julien Courtois □■ロワール
ドメーヌ ジュリアン クルトワ |
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| ● ロワールの自然派の中でも、特に傑出した存在として知られるクロトワ親子ですが、今回は次男のジュリアン・クルトワの白ワインをご紹介します。リアルワインガイドの最新号、10号では
クロード・クルトワが紹介されました。noisy ならではの視点でセレクトした「でら旨」ワインですのでご期待ください。 |
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| ● N.V.(2002)Originel V.d.T.F. |
| オリジネル |
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是非飲んでみてください!一押し!
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【ムニュ・ピノー100%の辛口貴腐!一押しです!】
はっきり言って旨いです。特に抜栓から3時間以内は凄いですよ..。はっきりした貴腐の爪あとのアロマと、柑橘系フルーツ、フルーツ、その果皮、ドライフルーツ、ハーブなどなど、挙げたらキリがありません。そして、その一つ一つがエレガンスを持ち、はっきりと認識できます。残糖はほぼ無くドライですがエキスの旨みが凝縮して遠い向こうの一点を見つめていますので、結果として旨みや甘みを感じます。凝縮感が呆れるくらい有りますが、むしろボディはスタイシッリュに感じます。そして余韻が滅茶苦茶長い!ニュアンス的には土地は違いますが、最高の出来の辛口コンドリューとモンラッシェの合いの子と言っても良いでしょう。YGさんならモンラッシェなどよりも全然××と言い出しそう..。(言ってたかも..) 高い評価を得ているニコラ・ジョリーのクーレ・ド・セランに似ていなくも無いですが、クーレ・ド・セランが平板で無表情にさえ感じてしまいます。
もっとも3時間を過ぎてからは色も落ち始め、未知の新たな領域へと歩みだします。このワインのポテンシャルとしては15〜20年もの熟成が可能だと思いますが、現在の状態でしたら3時間以内に飲まれるのがベストでしょう。(ポテンシャルを探るために数日間お供してみる..と苦労を厭わない方を止めはしませんが..)
実際、noisy は美味しくないと感じたものや今お奨めできない状態にあるワインを強行に販売してしまうことはありません。またビオだから..とか、自然派じゃないから..という理由のみでワインを選択しません。良いと思っても出来るだけその時期を探り、今飲むべきじゃないとすればそれを記載します。(もっとも間違えないとは限りません。)
話は飛びますが、月に2回ほど通っているラーメン屋さんがあります。わざわざ出かけている訳では無く、仲間とのテイスティングに向かう道すがらに有るので、一日ほぼ二食の
noisy の晩御飯代わりに寄らせていただいてます。が、そこに通い始めたら他のラーメン屋さんに行っても美味しいと感じなくなってしまったんですね。そこで良く食べるのは「煮卵ラーメン」ですが、ここのラーメン屋さんは、もし若い方やこってり味のラーメンを求める方、パンチやインパクトの有る味わいを求める方には全く向きません。むしろ全然美味しくないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
出汁は名古屋コーチンのあっさりしたもので、最初にスープをすすると塩気も少なくちょっと頼りない感じです。が、煮卵やチャーシュー、メンマなどには比較しっかり塩気が付いていて、麺と一緒に食べると実に良い..。スープの最後の一滴を飲み干すときに、
「あ〜、旨かった」
となるんですね。(極上のネギも良い脇役です。素材の美味しさがストレートに伝わってきます)
もっとも、行く度に味は違って感じられます。noisy の体調もあるでしょうし、その日のスープの出来や創る方の体調もあるのでしょう。おそらくグルタミン酸は全く使用していないでしょう。使用していると
noisy の場合は舌が痺れるし、のどが渇きまくるのですぐ判ります。
最後のスープにて完結するラーメンの味わい..これはちょっと病みつきになってしまう、というよりも、他が美味しく無くなってしまうんです。なんでそんな話をするかというと、おそらくこの「オリジネル」を理解してしまった方は、こんな煮卵ラーメンに似た感覚を会得してしまうに違いないからです。オリジネルの持つ美しさやピュアさ、そしてなにより結果生まれたエレガンスは、葡萄自体の健全さから生まれてきます。その存在に気づいて包まれたときに..いつの間にか、もう後戻りはできない体になっているはずだと思います。
全ての方に理解はされないかもしれませんが、現在のオリジネルの状況でしたら、ビオがどうこう..と言う方じゃなくても充分美味しくいただけると確信しました。上記の煮卵ラーメンのように、
「何だ、たいしたことないじゃん..」
と、感じられる方もいらっしゃるでしょう。最初はそうかもしれませんが、いつかきっとその類まれな美しさに惹かれて行くでしょう。
ただ残念なのは、この「オリジネル」の持つポテンシャルを上記の煮卵ラーメンのように、最後の一滴まで飲み干し感じることは、現在は出来ません。まだ成長の途中にあるからです。完結させるには、さらに膨大な忍耐を必要とします。しかし、現在はその極一部だとしても、理解可能な状態にあります。そして、それはかなりの大柄なワインに出会ったときのみに有る心の揺らぎを呼び起こします。そう、今、まさに憧れの大好きな彼女がこっちを向いてくれています。姿形や目鼻、口元、表情は判りますが、それ以上は想像するしかありません..(ス、すけべ..いや、心の話だっちゅうの!)
まあ、余計な文を沢山書いてしまいましたが、このムニュ・ピノーによるオリジネル2002を、ぜひとも飲んでみてほしいという気持ちを理解していただけたらと思います。お奨めします。
注:2002年からはかなり値上がりしていますので、それ以前のワインと比べると若干高めですし、味わいも大きく違います。また飲まれる際は移動直後は避けて、充分な休養を与えた上でお楽しみください。きっととても大きな印象を持っていただけると思います。
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| ● 自然派ワインとの接し方 |
昨今は「自然派」と呼ばれる生産者のワインに、そうとは知らずに接している方が多いと思います。勿論のことですが、「自然派」のワインが好きで購入されている方もいらっしゃいます。noisy
としても、今までは出来るだけ区別せずに、それこそ自然にご案内しながら、何かしらの特徴があるときは注意書きやおことわりを記載してきました。
ただ、移動直後の自然派ワインの状態やワインの保存にも多く注意するべき点が有りますし、また飲み方も基本的なことを理解された上で飲んであげることが必要かな?と思い直し、特別にコラムを組んでみました。
自然派には色々なタイプが有ります。ビオディナミ、ビオロジック などの言葉が有りますが、その意味は別の機会にするとして、基本的な対処の仕方を書いてみたいと思います。
1.デキャンターは必需品?
自然派のワインは炭酸ガスを多めに含んでいることが有ります。これは酸化防止剤を使用しない、もしくは微量のみの使用のため、自然に出来る炭酸ガス、もしくは炭酸ガスをプラスして酸化を防いでいるせいです。そのまま飲めることは当然ですが、ペティアン(微発泡酒)でも無いのにちょっと多いかな?という時にはデキャンターを使用してみましょう。素早く飲むならダブルデキャンターも一つの手です。やり方は簡単、2個デキャンターを用意して、交互に入れ替えるだけです。澱が気になる場合には、最初のデキャンターの時に除けてしまいましょう。
デキャンターが無い場合は大きめのグラスを2個用意し、何度か交互に入れ替えても良いです。
2.還元香 が気になるんだけど..
自然派のワインでは、有るタイミングで還元的な香りがすることが有ります。これはすぐに消えて無くなるものも有りますが、輸送中の揺れに由来すると思われるもので到着後1〜2カ月で消えるもの、抜栓後1〜2日で消えるもの、何日経っても全然消えないもの、馬小屋臭のようにかなり酷いものが有ります。noisy
は出来るだけ状況をお知らせするようにしていますが、個体差やタイミングで印象は違ったものになることも有ります。(馬小屋臭のように極端なものは扱いません。もしくは収まってからご紹介します)
対処法とすれば、デキャンターをかけてみる、品温を下げてみる、栓をして2〜3日おいてみる、といったことが必要かもしれません。ただし、余り酷いものはご紹介しないか、ご紹介してもその都度対処法を記載します。対処法が無い場合は、その旨記載します。
3.ワインが濁っているんだけど..
濾過をしない生産者がほとんどなので、濁っているどころか滅茶苦茶大きな澱が浮かんでいることも有ります。これは小さな澱が集まって出来ている場合が多く、しかもガスを含んでいることも良くありますから、少し動かしただけで濁ってしまうことが有ります。濁っていたとしても、「そういうものだ」と考えてください。すぐに沈むような澱であれば立てておくことで対処は出来ます。細かい澱が集まって出来ている大きな澱は取り除くことは不可能です。
4.白ワインがすぐに褐色になってしまったんだけど..
その現象は SO2(酸化防止剤)を使用していない為に、酸素と触れて酸化したために起こります。当然ながらその状態だと酸化臭がきつくなることも有ります。また、赤ワインの場合には、極端に褐色になることも有ります。そのまま落ちてしまうようなポテンシャルの低いワインは
当然扱わないようにしています。酸化臭が気にならなくなった頃、(1〜3日目でしょうか)とても美しいフルーツ香が出てくると思いますので、そんな場合は普段よりちょっと気を長くして自然派ワインと向かい合ってください。酸化防止剤を使用していないこととワインが持たないことはイコールでは有りません。白に限らず赤も、1週間ほどは充分に持ってしまうことが多いです。
5.自然派のワインを保存したい
出来るだけ14度以下での保存を推奨します。15度以上になると酵母・酵素が働き出す可能性が有るためと言われています。セラーが有れば問題ないと思いますが、持っていないなら暖かくなる前に飲んでしまいましょう。特に甘く仕上がったワインは栓が飛んで吹き出すことも考えられますので、あとが大変です。
6.いつ飲んだらいいのか判らない
まあ、飲みたいときに飲むので構わないと思いますが、美味しく飲むには時期が有ると思います。
noisy のコメントを良く読んでくださいね..。何かしら書いてあると思います。一般的には、例えば
この下のティエリー・ピュズラのワインはリリース後半年〜1年ほど経った頃からがとても美味しいです。たいていの場合、その頃には完売してしまい棚には並んでいませんので、買い置きくださるのがベストです。
7.移動直後は飲まない方が良い?
自然派のワインに限らず、出来ることならどんなワインでも休息をあげることで質感はアップします。自然派のワインの中には、妙に還元的になったり閉じたりでへそを曲げてしまうものも有りますが、それは自然派のワインだけに言えることでは有りません。出来るだけ早い移動を心がけ、美味しい状態で飲んであげてください。移動直後のコンディションで全てを判断しないことが何より重要です。
思いついたことを「つらつら」と書いただけなので、脈絡もへったくれも有りませんが、ピュアな果実味に出会える、飲み口がよい、自然な味わい、頭が痛くならない、酔いが軽い、などの特徴が有るようです。noisy
の場合も、飲んでる最中・直後 も酔いが軽いような気がします。是非色々とトライしてみてくださいね。 |
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