フランス■□ Domaine de Ravanes □■ラングドック
ドメーヌ ド ラヴァネス |
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● ラングドックのとてもリーズナブルな古酒が入ってきました。1995年のカベルネと1980年のメルロです。どちらも古酒ならではの味わいです。


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ラングドック、 驚異の蔵出しOLD VINTAGE
ガロ・ロマン時代(紀元前50年〜5世紀)の古いシャトーのアスピラン・ド・ラヴァネスは既にローマ人と西ゴード人支配下の時代にブドウを栽培しワインを醸造していました。またカール大帝が所有したことがあると共に後には歴代の貴族に受け継がれていきました。1226年にはこのシャトーの礼拝堂サン・ロマンがその地方のカタリ派の男爵からルイ9世の母親ブランシュ・ド・カスティーヌの密使に明渡されたという歴史も残っております。
このようにフランスのワイン造りと同じ長さの歴史をもつドメーヌ・ド・ラヴァネスですが、今日ではギイ・ブナン氏が高貴品種であるボルドーのメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドーに植え替え、醸造所の全体的に改良して進化をし続けています。ワイン法上は“ヴァン・ド・ペイ”なので品種に選択幅があり、この自由な法律を生かし品質への飽くなき探究心が偉大なワインを生み出しました。
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粘土石灰の砂利混じりの土壌で、南の太陽が豊富な地の利を生かすには何の品種を使用するべきか?ボルドーの気まぐれな天気と弱い太陽光線では思うように熟さないカベルネ・メルロー、プティ・ヴェルドーこそこの地ラングドックでに適しているのではないか!ボルドー大学で醸造学部をトップで卒業した息子、マーク氏が父を助け技術に裏付けされた醸造を生かし‘南仏のテロワール‘を生かしたクオリティーワインを追求し始めました。
そして親子の長い長い挑戦の結果1996年に開催されたボルドーワインとの比較コンテストでカベルネ・フェ・ド・シェヌ1988がランシュ・バージュ1988やムートン・ロートシルト1988を抑えラフィット1985、ラ・トゥール1983に次ぐ三位という偉業を成し遂げました。また2004年9月にロンドンで開かれたブラインド試飲回でこのワイナリーののトップ・キュヴェ‘レ・グラヴィエール・デュ・トーロウ‘99がぺトリュスに競り勝ったという輝かしい結果も得ています。 |
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| ●1980Merlot Vin de Pays des Coteau de Murviel |
| メルロ ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・ド・ミュルヴィエル |
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【ボルドーがとても厳しい年にラングドックは・・・】
1980年と言えば、ボルドーはソーテルヌを除き「凡庸」と評された年・・・。簡単に言えば、昨今では考えられないような「熟さなかった年」です。しかし、南のラングドックはと言えば、それなりの日照があるので、ちゃんと仕上がってしまうんですね。むしろ、ちょっとぐらい涼しい方が良いのか・・とも思えます。
まあ、長いスパンで考えると、今みたいな気温の記録が残っているのは近代に入ってからでしょうから、おそらく大昔はもっと気温が低かったんじゃないかな?と思います。そんなせいで、大昔の素晴らしい産地は葡萄が採れなくなることはなかったにしても、フィネスを徐々に失っていったんでしょう。このラングドックも大昔は素晴らしい産地と言われたらしいので、気温の上昇が与えるものは大きいと思います。なんで、今は暑い産地とすればちょっと位涼しい方がフィネスが出るのかとは乱暴な物言いではありますが、全く大きく外れた考えとも言えないと思っています。21世紀中盤には、
「いや〜、シャンパーニュのピノ・ノアールは半世紀前のブルゴーニュみたいだね・・・。今のロマネ=コンティはコーヒーやチョコレートの風味が素晴らしいが、昔はシャンパーニュみたいだったんだぜ!」
みたいな話が弾んでいるのかもしれません・・・いや、笑えないです。
まあ、冗談が本気に、ミイラ取りがミイラみたいな話は止しにして、本題です。とてもリーズナブルなメルロですが、綺麗に熟成していますので、実に面白いです。下記のエージェントさんの文章のように、
「驚くほどにエレガント、偉大なほどに繊細」
の修飾語を話し十分の一にする必要はありますが、ゆったり熟成したメルロならではのフィネスはあります。
僅かな動物性のニュアンスにスパイスやハーブがわずかに混じる。色も決して濃くなく、かといってフレーヴァーも見事に残って丸くなっていて、エキスとの割合はほぼ半々のバランスです。まあ、さすがに翌日まで残してしまうとフレーヴァーは酸化して分解しバランスが悪くなってしまいますが、実に良い古酒じゃないかな?と思います。
エージェント資料にあるように、それほどソースや味付けのキツク無い料理との相性が良いと思いますし、ワイン単体の美味しさと、マリアージュで飲む気安さが同居したバランスのワインだと思います。
何度も言うようですが、決して凄いワインじゃ有り得ません。しかし、26年という四半世紀を超えるという時間を自分の中に閉じ込めたワインが、美味しさを連れてきてくれてることに注目していただければと思います。結構中華や日本食にも合わせ易いタイプです。是非飲んでみて欲しいと思います。お薦めです。
Merlot 1980 VDP des Coteaux de Murviel
収穫量50hl/ha、当時の樹齢8年。
メルロー特有の肉付きの良い味わいがでるように、ぶどうが完熟するまで待って収穫。
除梗・破砕した後、タンクで4週間かけて発酵・マセラシオン。きめ細かさを出すために、プレスワインは加えない贅沢なつくり。VDPとしてはきわめて異例な品質へのこだわりがうかがえる。
熟成はタンクで12年と例外的な長さ。ビン熟とは違う大容量のため、熟成はゆっくりおだやかに進んだ。ビン詰め後は、蔵のカーヴにて最高のコンディションで熟成。
(コメント)
レンガ色をした澄んだ色合い。熟した赤い果実やイチジク、そしてさくらんぼのアルコール漬けなど豊かな香り。一方、26年たっても見事なフレッシュさを保ち、驚くほどエレガント、偉大なほどに繊細。トリュフ、森の下草にキャラメルが混ざった複雑なブーケがデリケートに香る。強いソースやスパイスの料理より味付けの控えめな肉料理が、ワインの微妙なブーケを引き立ててくれる。 |
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| ●1995Cabernet Sauvignon Vin de Pays des Coteau de Murviel |
| カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・ド・ミュルヴィエル |
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【こちらは11年を経たカベルネです。】
このワインを飲むと、いかに時間が重要なのか・・ということに頭が向くと思いますよ。比較硬いカベルネも、ユルユルにはなっちゃいませんが、それなりにソフトになり、少しずつ愛嬌を振りまいてくれます。
特に上記のメルロとの比較も面白いでしょう。より若くピュアなフレーヴァーと、メルロよりも硬いカベルネの接触感、より短い周期を持つ香り(・・・ちょっと難しい表現ですが)は、色とりどりの花っぽくもあります。
おそらく皆さんは、こちらのカベルネのバランスの方が、より身近に感じられることでしょう。しかし、香りのほうはまだまだ変化するはずですし、ボディももっとソフトになって行くはずですので、まだまだこれから・・という部分を上記のメルロから感じ取っていただけると思います。むしろこちらはボルドー的なバランスを持っていますので、ボルドー、イタリアをお好きで通常飲まれている方には、何の違和感も無く受け入れられると思います。
何しろ安いですよね〜。ガンガンいっちゃいましょう・・・お薦めします!良いデイリーワインです!
カベルネ・ソーヴィニヨン1995 VDPデ・コトー・ド・ミュルヴィエル
Cabernet Sauvignon 1995 VDP des Coteaux de Murviel
収穫量40−50hl/ha、当時の樹齢17年。除梗後、タンクで発酵・熟成。マセラシオン期間は試飲をしながら3−4週間。タンクで3年熟成。
(コメント)
澄んだルビー色。果実の香りが豊かで、ふわっと陽気な立ちのぼる。香りは、熟したさくらんぼ、フランボーズ、そしてカシスを潰して混ぜたような果実でいっぱい。口に入れた風味も香り同様、果実味に富み、タンニンが果実に溶け込んで緻密な印象。心地よい余韻に甘草の香りが加わる。現在飲み頃のピーク。 |
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