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シリル・ル・モワン

自然派です! Domaine Cyril le Moing Last Update 2008/01/25
素晴らしいロワールのワインを見つけました。シリル・ル・モワン・・・この名前は覚えておくべきでしょう。是非ご購入をご検討下さい。久々の大物!一押しです!
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フランス ■□ Cyrille le Moing □■ ロワール
シリル ル モワン
● 素晴らしいロワールのワインをご紹介します。前回のプレステージクラスのご紹介時も、大きな反響をいただきましたシリル・ル・モワン・・・この名前は覚えておくべきでしょう。是非ご購入をご検討下さい。久々の大物!一押しです!

「まるで19世紀の人のような生き方!?」  シリル・ル・モワン














「広々とした自然が大好き。だから農業を選んだ。ワイン造りは原料を生かした『醸造・熟成』が加わるから一層複雑になる。」

ロワール地方アンジュ地区に居を構えるシリル・ル・モワン氏は、2003年VTからワイン造りを始めた新鋭の醸造家です。もともとパリで絨毯などのセールマンをしていましたが、より自然に近いところで暮らして生きたいと、この地区で最も有名な自然派ワインの生産者マルク・アンジェリ(フェルム・ド・サンソニエール)のもとを尋ね、ワイン造りを学びました。マルク・アンジェリのカーヴへは車で僅か10分ほどで、しばしばお互いのワインを試飲し、ワイン造りのアドバイスを受けていると言います。

シリル氏を訪ねるとその繊細な人柄に大変驚かされます。神経質ともいえるほどあらゆる仕事、しぐさが丁寧で綿密です。また彼の生活や嗜好は非常に古典的で、前近代的。食事においても味わいの強いものを好まず、素材の味わいと塩だけの素朴な旨みを好み、TVは天気予報だけしか見ないなど、奥様をして「まるで19世紀の人かと思ったわ」と言われるほどです。そんな彼の人柄はワイン造りにも如何なく表れています。

<栽培>
現在所有する畑は2haほど。この広さが彼にとっては仕事を隅々まで行き渡らせる事のできる最大の広さだということです。また一部の畑を同じ村に住む自然派ワイン生産者オリヴィエ・クザン氏から借り受けています。トラクターを所有していない彼は、小さな耕耘機を駆使して畑を耕し、その他の作業も全て人の手で行います。栽培は「ビオロジック」を採用しており、彼の畑には青々とした雑草が茂り、柔らかい健康的な土が広がっています。また所有している畑はどれも樹齢が高く、南向きの斜面という恵まれた環境から凝縮感の高いエキス分の強いブドウが得られます。
<醸造>
醸造においては(よく洗浄した)木製の圧搾機で圧搾したあと、天然酵母によって自然と発酵が始まるのを待ち、SO2を用いること無く発酵・熟成を行います。補糖・補酸といった人為的介入は行わず、発酵の進行も自然に任せるために、ヴィンテージによっては1年以上にわたって発酵し続ける場合もあります。夏をまたぐ熟成や瓶詰めのタイミングによって若干のSO2を加えボトリングされます。

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N.V.(2005)Schistes Blanc V.d.T.
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ル・ポンジ・ルージュ
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¥2,700(税込)

【さすがのシリル!とても冷たいテクスチュアがシャリシャリしてカキ氷のようです!】

 前回のご紹介の時、以下のような文章でグロロー種の赤ワインをご紹介していました。そのニュアンスがそのまんま・・・、このシスト・ブランとル・ポンジ・ルージュに言い換えられます。

前略

そして、何より素晴らしいのは、このグロール・ノワールだけに言えることではなく、全ての彼のワインに言えることですが、
「冷涼な果実感」
が凄いんです。実に冷たい・・・。凍っているようにさえ感じる果実感なんです。

 その理由には、おそらく、全く必要の無い温度変化をさせていない、ということ。ほぼ完璧な温度管理が施されているのでしょう。付加された温度、積み上げられた温度を感じることが出来ません。

 そんな、氷のような美しさの有るグロロー・ノワールなんですが、むしろ(とてもドライで)ジューシーで、ピュアで、余韻が長いんです。信じられないかもしれないけれども・・・長いんです。
後略

◇VDT シスト (2005) シリル・ル・モワン
 昔の(2003年以前の)クーレ・ド・セランを思わせるような、氷のような、鋼のような、クリスタルのようなミネラルを束にしたような石灰感を持つソーヴィニヨンです。シャリシャリとして溶け出した氷に、柑橘や白・黄色・淡い朱色のフルーツのニュアンスが混じり、大昔、ハワイはオアフ島で、強い日差しの中でキーンと冷えるレインボー・クラッシュド・アイス(だったかなぁ?)を思い出しました。もっとも、そんなシロップ的な果実感ではなく、限りなく生に近いものです。かなり旨いです。

●VDT ル・ポンジ ガメイ (2005) シリル・ル・モワン  
 これは脅威のガメイ。ボージョレのガメイも全く歯が立たないぞ、と思わせるような硬質なミネラル感は、シリル・ル・モワンのワイン全てに共通している。果皮の存在感が占める割合を想像すると・・・果皮と果汁を逆転させない限り・・・無理!きっとシリルのガメイは、そんな比率に仕上がっているんだろう・・・(冗談ですよ)。

 それにしてもこの果皮の凝縮さ、空恐ろしいものがある。複雑感に溢れ高貴・・・という訳では無いが、メインディッシュに僅かに乗せられているトリュフや、ベルーガが、もしメインの量と逆転していたらどう思うだろう。そういうことです・・・。かなり凄い。でも滅茶苦茶品格がある訳では無い。それでもかなり旨い。


 シリルのワインは、どこか愚直で、素朴で、でも心に沁みる。実際にとても美味しいし、感動を生む味わいだ。何より身体がそのように感じていることに気が付くだろう。そして心が満たされるんですね。飲んでみてください。きっと・・・はまります。

エージェント情報
○VDT シスト (2005) シリル・ル・モワン  

 僅か0.3haの畑、樹齢30年のソーヴィニヨンブランで、土壌はキュヴェ名の通りのシストで、硬質なミネラル感をワインに与えています。この畑はオリヴィエ・クザンから借りているもので、いわば血統書付きの自然派畑と言えます。収穫は、当然ながら手摘みで、あらゆる畑での仕事を経て自然に収量を23hl/haまで落としています。

 醸造は、圧搾した果汁は澱下げせずに直接木樽に入れ、自然酵母で発酵。圧搾後の澱下げをしないため旨みが強くなります。樽は通常よりやや大きめの400Lの6年樽を使用し、発酵と熟成をあわせて12ヶ月。期間中は、バトナージュも、澱引きもしません。亜硫酸は、乳酸発酵後とビン詰め前に、分析結果に応じて極少量だけ使用します。

 口に含むと厚みのある果実味がまず感じられ、その奥にソーヴィニヨンブランらしい柑橘系のニュアンスやフルーツを感じます。しかし、すぐにたっぷりミネラルが口の中に広がり、硬質で清涼感のある味わいとなります。このワインの驚くべき点は、ブドウのポテンシャルの高さで、抜栓後もかなりの時間その魅力を維持しています。ワイン名の「シスト」はブドウ品種の風味より、土壌成分のシストのほうが味わいに強い特徴を与えている為、名付けられました。

※この2005年が初ヴィンテージのワインです。
●VDT ル・ポンジ ガメイ (2005) シリル・ル・モワン                      

収量が僅か20hl/haという驚くべき水準のガメイ。アンジュにあってここまでの低収量のガメイは大変珍しい。実際テイスティングするとかなり厚み、タンニン、酸、骨格があり、およそガメイとは似つかわしくない味わいです。

 醸造は、まず房丸ごとを800Lのステンレスタンクに入れて、自然酵母によって発酵。マセラシオンの間は、手や足で優しくピジャージュする。熟成は225Lの古樽に移し、澱引きを行わずに静かに行う。亜硫酸は、乳酸発酵後に極少量を使用します。

※この亜硫酸の添加に関しては、発酵や熟成終了のタイミングや瓶詰めの季節・気温などのタイミングが合えば必要ないと考えているようです。ただ、彼のように資金や設備を持たない生産者がSO2を完全に添加しないのは、出荷までの管理の問題などで難しいようです。

 味わいは、まず強靱なタンニンと果実味の強さが感じられます。その後にスパン!と抜ける鮮やかなフルーツのフレーバーが感じられ、このワインが、ガメイであることを思い出させてくれます。もっとも、緩い味わいのガメイとは全く正反対の硬派な印象で、長期の熟成に耐えれるだけのポテンシャルを感じます。

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N.V.(2005)Grolle Noire Vin de Table
グロール・ノワール
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750ml 在庫 完売
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【うわお!素晴らしいですぅ!】

 ロゼ・ダンジュをご存知ですよね。あのAOCワインに使用される品種がグロロー種です。まあ、ある意味、安ワインに使用されてきた品種です。マルク・アンジェリ氏もまた、違う角度からグロローを見つめていますが、シリル・ル・モワンも、AOC法を無視した形での自分の理解を形にしています。それがまたレベルが高い!

 まず、色調がかなり濃いです。
「おいおい、グロローってこんなに色が出るのかいな!」
ちゅう位、黒味の強い色合いです。それにかなりスパイシー!・・・・あれ?下手にこの言葉を使うと駄目かな?まあ、気にしないで下さい。

 そして、何より素晴らしいのは、このグロール・ノワールだけに言えることではなく、全ての彼のワインに言えることですが、
「冷涼な果実感」
が凄いんです。実に冷たい・・・。凍っているようにさえ感じる果実感なんです。

 その理由には、おそらく、全く必要の無い温度変化をさせていない、ということ。ほぼ完璧な温度管理が施されているのでしょう。付加された温度、積み上げられた温度を感じることが出来ません。

 そんな、氷のような美しさの有るグロロー・ノワールなんですが、むしろ(とてもドライで)ジューシーで、ピュアで、余韻が長いんです。信じられないかもしれないけれども・・・長いんです。

 あ、これも書かないほうが良いのかな・・・ちょっとマルベックに似たニュアンスも感じます。(あ〜ぁ、ほら、引いちゃった・・・)

 で、美味しいのか美味しくないのか・・・ですが、noisy はめちゃんこ旨いと思います。好みは人それぞれですから想像など出来ませんが、noisy 的なワインがお好きな方なら、まず問題無く気に入っていただけるでしょう。それに、モロのビオのはずですが、ほぼ不安定な要素が見当たらないんですね。

 まあ、これから出てこないとも限りませんが、安くて、冷たくて、美しくてピュアです。これから、彼のワインは、
「氷のシリル!」
と名付けよう・・・♪飲んでみてくださいね!シリルのワインは全部お薦め!


VDT “GROLLE NOIRE” (2005) 
平均樹齢65年にも達するグロロー・ノワール100%。ワイン名の「グロル」地元の古いフランス語で「カラス」を意味しグロロー・ノワールの色調が似ている事からこの名が付けられました。グロローはロゼワインで無ければアンジュのアペラシオンを取得することができませんが、シリル・ル・モワン氏はこの品種の濃密でスパイシーな風味をいかすため赤ワインとしてリリースしています。収穫量は36hl/haで全て手摘みにて収穫。マセラシオンの間に足や手で優しくマッサージするようにピジャージュを行い、あくまで自然な果実の旨みを引きだします。その後225Lの6年樽にて熟成され瓶詰めされます。 グラスに注ぐと黒に近い紫の色調で、香りにもぐっと重い凝縮したニュアンスを感じます。スパイスのような香ばしい風味と花のエキスを凝縮させたフローラルな風味があり、フレッシュさと完熟したブドウの旨みの両方がバランス良く楽しめます。余計な飾り付けの無いピュアなエキス分が楽しめる実直なシリル氏そのものの味わいです。


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N.V.(2005)le Bois du Gland Vin de Table
ル・ボワ・デュ・グラン
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【おっと〜】

 こちらは、エージェントさんの言葉を鵜呑みにするならば、たった60本だけ日本に入った希少なレ・ボワ・デュ・グラン・・・ミズナラの森です。なんだか、動物の森みたいな感じなんでしょうね。

 こちらも、実に冷たい、紫の氷の果実味が行けてます。カベルネ・ソーヴィニヨンということで、現状はやや軽めです・・・。ん?カベルネって重いんじゃないの?という声が聞こえてきますが・・・

 まあ、要は、捕らえ方の問題ですので、重かろうが軽かろうが、その方の捕らえ方がどうなのか、ということです。学校では1+1=2と教えられますし、1+2=3とも教えられます。でも1+2=3が本当に正しいのかどうかは判りません。いや、一般的にはそれで良いのかもしれませんが、10進法がいつでも適用されるわけじゃ有りません。

 カベルネ・ソーヴィニヨンは、(特に若いうちは)結構軽めに感じます。メルロの方が重いですし、フランもしかりです。粘土が嫌いで砂地が好きなカベソーですから、noisyはその辺の要素を捉えて、そのように感じているのでしょう。正しいのかどうかなど判りませんが、あくまで「noisy の場合」のお話しで、コラムは noisy が書いていますから、その下地となるべき部分を説明しています。良い子の皆さんは noisy の煙に巻かれること無く、正しい道を歩んでください。

 一体何を書いているのか!我ながら呆れ果ててしまいますが、まだ、やや閉じ加減ではありますが、紫の超小粒の果実や小さな花弁がピュアに迫ってくるル・ボワ・デュ・グランです。たった0.1ヘクタールから、ブルゴーニュの超一流のグラン・クリュが、ようやっと達成できるかどうかという22ヘクトリットル/ヘクタールという反収です。凄い!ボルドー1級でも、おそらくこの3倍近くはやってますよね。

 本当の飲み時はかなり先のこと、おそらく5年以上掛かると思います。しかし、現状でも美味しく戴けますので、飲んでみてください。新たなスターが誕生したような気がします!


VDT “LE BOIS DU GLAND” 2005

南向きの丘の上部に位置する僅か0.1haの畑から収穫されるカベルネ・ソーヴィニヨン100%のキュヴェ。粘土質が少なく砂の多い土壌のため水捌けが良いのが特徴です。樹齢は30年ほどですが、完熟を待って収穫するため場合によっては2回にわけての収穫を行います。その結果22hl/haという高い凝縮度を誇るブドウが得られます。その完熟したブドウを房丸ごとステンレスタンクに入れて発酵させ、足及び手で優しく丁寧にピジャージュします。熟成は225Lの6年樽を使用し12ヶ月ほど。その間澱引きなどは行わずに静かにワインが育つのを待ちます。 味わいは、熟れたカシスやワイルドベリーの風味があり、厚みのある骨格と隙のない繊細なタンニンが印象的です。力強さをしっかりと感じる一方で、柔らかなタッチの口当たりと余韻に広がる鮮やかな果実味が心地よいバランスの良い味わいです。「ル・ボワ・デュ・グラン」は畑の傍らに位置する「ミズナラの森」に由来します。


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N.V.(2005)la Gravelle Vin de Table
ラ・グラヴェーユ
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750ml 在庫 完売
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【デイリーにはちょいと高めだがこれが凄い!一押しです。】

 どれも素晴らしいんですが、
「今飲むならば何がトップ?」
という質問には、
「価格でグロール・ノワール、ポテンシャルと飲み時でラ・グレヴェーユ」
と、お答えしましょう。

 エージェントさんはグラヴェルと言っていますが、グラヴェーユの方が近いような気がします。でもなあ、ベイシュヴェルとも言うしなぁ・・・とは言いながら、まあ天邪鬼ですから、気にしないで下さい。

 で、このカベルネ・フランのラ・グラヴェーユが凄い!凄い凝縮感!そいつが氷に閉じ込められていて、少しずつ溶け出すように、エレガントなニュアンスが漏れてくるんです。並みのシノンやブルグイユが、いかに野暮ったいかを感じさせてくれちゃいました。濃いだけじゃない。深いし品があるんです。(しな・・ではありません)

 それでいて、物凄くドライなんですね。基本がドライで、果実の集合体が旨みを感じさせる・・・みたいな構成になっています。収束にはお決まりのビターが、エレガンステンコ盛り、ビター感をほんのちょびっとだけ漂わす、という感じです。ね、旨そうでしょう??

 ピュアですよ〜、美しいですよ!惚れちゃいますよ!是非是非、飲んでみてください。
「2,000以上のワインは買わないって決めたんだ!」
などと悲しいことは言わず、
「これは良さそうだ!」
と思ったが吉日、トライすることで新たな出会いと明日への活力が生まれてきます・・・ん?noisy さんって、今回かなり適当に書いてない?って??・・・う、ドキッ!・・天邪鬼ですから・・はい。超お薦めです!

VDT “LA GRAVELLE” 2005

オリヴィエ・クザン氏から借りている平均樹齢50年の畑のカベルネ・フラン100%。「ラ・グラヴェル」はこの畑の区画名。収穫は全て手摘みで行い、その収穫量はなんと!13hl/haという少なさ。このどこまでも凝縮したブドウを房ごとステンレスタンクに入れて発酵させ、足や手で優しくマッサージするようにピジャージュします。その後400Lの5年樽にて熟成され瓶詰めされます。 味わいは、カベルネ・フランの特徴と言われるピーマンなどの青臭さは無く、むしろ煮詰めたフルーツのような甘酸っぱい香味が楽しめます。カベルネ・フランらしい骨格と厚みを備えながら、シルキーでしなやかな舌触りがあり今までにないカベルネ・フランの魅力が楽しめます。


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2004Anjou Blanc les Gains de Maligne
アンジュー・ブラン レ・ガン・ド・マリーニュ
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2004 アンジュー・ブラン レ・ガン・ド・マリーニュ シリル・ル・モワン 750ML
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¥3,330(税込)

【素晴らしい!】

 良いですね・・。ソフトにはなったが、やたら世俗化してしまったような気にさせられるクロ・ド・ラ・クーレ・ド・セランよりも、氷とクリスタルの刃を持ったこのレ・ガン・ド・マリーニュがお気に入りです。

 まあ、そうは言っても少し若いです。あと3〜6カ月休ませると見違えるように成長するでしょう。ほんの僅かな貴腐のニュアンスと柑橘系フルーツ、その果皮、ボリュームはしっかり有るが切れ味鋭く、本物のフルーツを感じさせるような後口のビターが素晴らしいです。

 で、クリスタルのヤイバのごときミネラル感が半端無いです。ヤイバを抜かれちゃったワインって結構有りますが、造り手の意思とか思想をワインが受け取ってそうなっちゃうのでしょう。まだまだ、お若い(はず)のモワンさんの、決して折れることの無い想いが詰まっているような、気がするんです。クーレ・ド・セランは美味しいけど、昔のガチガチのワインが好きだったな・・・。ワイナートさんはようやく美味しくなった、とか言っていますが、noisy には
「ひよった」
としか思えません。(まあ、好みと感覚の問題です)

 今でも美味しく飲んでいただけると思います。なんでクーレ・ド・セランの話になったか・・というと、飲んでいて思い出したからなんですよ。そのくらいのポテンシャルを受け取りました。お薦めします!

ANJOU BLANC “LES GAINS DE MALIGNE” 2004

シュナンブラン100%。穏やかな南向きの斜面に位置する区画で平均樹齢が45年と非常に高いのが特徴。収穫は全て手摘みで行われ、ブドウの熟度に応じて2度にわけて収穫することもあります。収穫量は僅か27hl/haで、潜在アルコール度13.8%を誇るまさに完熟したブドウから造られます。圧搾後、澱下げを行わず木樽で発酵させるため非常に旨みの強い味わいに仕上がります。その後400Lの3年樽にて熟成をさせ12ヶ月ほどでボトリングされます。 味わいは、白桃や柑橘系の熟した果実の旨みがぐっと詰まっており、アンジュのシュナンブランらしい、爽快感もあります。ボリュームはしっかりとしていますが、残糖感もなくクリアでふくよかな果実味が楽しめます。

シリル・ル・モワン氏 古木の根元から生えた新枝をいかすルセパージュを採用
農薬を使用する畑(左)とシリル・ル・モワン氏のふかふかの畑(右) カーヴと住まいはこの地区のシャトーの一部を間借り
剪定ばさみとシリル・ル・モワン氏 木製圧搾機、使用する際には徹底的に洗浄される

● 自然派ワインとの接し方

 昨今は「自然派」と呼ばれる生産者のワインに、そうとは知らずに接している方が多いと思います。勿論のことですが、「自然派」のワインが好きで購入されている方もいらっしゃいます。noisy としても、今までは出来るだけ区別せずに、それこそ自然にご案内しながら、何かしらの特徴があるときは注意書きやおことわりを記載してきました。

 ただ、移動直後の自然派ワインの状態やワインの保存にも多く注意するべき点が有りますし、また飲み方も基本的なことを理解された上で飲んであげることが必要かな?と思い直し、特別にコラムを組んでみました。

 自然派には色々なタイプが有ります。ビオディナミ、ビオロジック などの言葉が有りますが、その意味は別の機会にするとして、基本的な対処の仕方を書いてみたいと思います。

1.デキャンターは必需品?
 自然派のワインは炭酸ガスを多めに含んでいることが有ります。これは酸化防止剤を使用しない、もしくは微量のみの使用のため、自然に出来る炭酸ガス、もしくは炭酸ガスをプラスして酸化を防いでいるせいです。そのまま飲めることは当然ですが、ペティアン(微発泡酒)でも無いのにちょっと多いかな?という時にはデキャンターを使用してみましょう。素早く飲むならダブルデキャンターも一つの手です。やり方は簡単、2個デキャンターを用意して、交互に入れ替えるだけです。澱が気になる場合には、最初のデキャンターの時に除けてしまいましょう。
 デキャンターが無い場合は大きめのグラスを2個用意し、何度か交互に入れ替えても良いです。

2.還元香 が気になるんだけど..
 自然派のワインでは、有るタイミングで還元的な香りがすることが有ります。これはすぐに消えて無くなるものも有りますが、輸送中の揺れに由来すると思われるもので到着後1〜2カ月で消えるもの、抜栓後1〜2日で消えるもの、何日経っても全然消えないもの、馬小屋臭のようにかなり酷いものが有ります。noisy は出来るだけ状況をお知らせするようにしていますが、個体差やタイミングで印象は違ったものになることも有ります。(馬小屋臭のように極端なものは扱いません。もしくは収まってからご紹介します)
 対処法とすれば、デキャンターをかけてみる、品温を下げてみる、栓をして2〜3日おいてみる、といったことが必要かもしれません。ただし、余り酷いものはご紹介しないか、ご紹介してもその都度対処法を記載します。対処法が無い場合は、その旨記載します。

3.ワインが濁っているんだけど..
 濾過をしない生産者がほとんどなので、濁っているどころか滅茶苦茶大きな澱が浮かんでいることも有ります。これは小さな澱が集まって出来ている場合が多く、しかもガスを含んでいることも良くありますから、少し動かしただけで濁ってしまうことが有ります。濁っていたとしても、「そういうものだ」と考えてください。すぐに沈むような澱であれば立てておくことで対処は出来ます。細かい澱が集まって出来ている大きな澱は取り除くことは不可能です。

4.白ワインがすぐに褐色になってしまったんだけど..
 その現象は SO2(酸化防止剤)を使用していない為に、酸素と触れて酸化したために起こります。当然ながらその状態だと酸化臭がきつくなることも有ります。また、赤ワインの場合には、極端に褐色になることも有ります。そのまま落ちてしまうようなポテンシャルの低いワインは 当然扱わないようにしています。酸化臭が気にならなくなった頃、(1〜3日目でしょうか)とても美しいフルーツ香が出てくると思いますので、そんな場合は普段よりちょっと気を長くして自然派ワインと向かい合ってください。酸化防止剤を使用していないこととワインが持たないことはイコールでは有りません。白に限らず赤も、1週間ほどは充分に持ってしまうことが多いです。

5.自然派のワインを保存したい
 出来るだけ14度以下での保存を推奨します。15度以上になると酵母・酵素が働き出す可能性が有るためと言われています。セラーが有れば問題ないと思いますが、持っていないなら暖かくなる前に飲んでしまいましょう。特に甘く仕上がったワインは栓が飛んで吹き出すことも考えられますので、あとが大変です。

6.いつ飲んだらいいのか判らない
 まあ、飲みたいときに飲むので構わないと思いますが、美味しく飲むには時期が有ると思います。 noisy のコメントを良く読んでくださいね..。何かしら書いてあると思います。一般的には、例えば この下のティエリー・ピュズラのワインはリリース後半年〜1年ほど経った頃からがとても美味しいです。たいていの場合、その頃には完売してしまい棚には並んでいませんので、買い置きくださるのがベストです。

7.移動直後は飲まない方が良い?
 自然派のワインに限らず、出来ることならどんなワインでも休息をあげることで質感はアップします。自然派のワインの中には、妙に還元的になったり閉じたりでへそを曲げてしまうものも有りますが、それは自然派のワインだけに言えることでは有りません。出来るだけ早い移動を心がけ、美味しい状態で飲んであげてください。移動直後のコンディションで全てを判断しないことが何より重要です。


 思いついたことを「つらつら」と書いただけなので、脈絡もへったくれも有りませんが、ピュアな果実味に出会える、飲み口がよい、自然な味わい、頭が痛くならない、酔いが軽い、などの特徴が有るようです。noisy の場合も、飲んでる最中・直後 も酔いが軽いような気がします。是非色々とトライしてみてくださいね。


新着のこんなワインはいかがでしょうか?
2004 リュショット=シャンベルタン グラン・クリュ ミシェル・ボンヌフォン 750ML
2004 リュショット=シャンベルタン グラン・クリュ ミシェル・ボンヌフォン 750ML
 フランス・ブルゴーニュ 750ML ¥27,800
「およ〜?どこかで見たエチケットだなぁ・・・」
と思われるかもしれませんね。そう、ルーミエさんのワインにそっくり!ちゅうか、そのものです。メタヤージュで借りているルーミエさんが造っているワインです。でもルーミエのグラン・クリュというだけで・・10万コースに入っています。因みにアドヴォケイト誌に興味深い記事がありました。2005年のリュショット=シャンベルタンのリリース価格が$185 で、現在のコストが$729 -$843 であると・・。また、絶対に手に入らないと想像されるミュジニー05は、リリース$625 に対し、現コストが$6329 $6524 だそうで・・・なんとロマネ=コンティ並み!さらに高値を狙って行くでしょう。


2000 ムルソー=ブラニー・プルミエ・クリュ マトロ・ウィッターシェイム 750ML
2000 ムルソー=ブラニー・プルミエ・クリュ マトロ・ウィッターシェイム 750ML
 フランス・ブルゴーニュ 白 750ML ¥8,280
優しく香るハーブやスパイス、ミネラルが、とても艶々と生き生きしていて、強さと柔らかさの両面持ち合わせている美味しいムルソーでした。メゾン・ルロワが購入しているそうで・・・何となく判るような気がします。

2005 ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・トレ オーレリアン・ヴェルデ 750ML
2005 ニュイ=サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ・オー・トレ オーレリアン・ヴェルデ 750ML
 フランス・ブルゴーニュ 赤 750ML ¥11,900
 暖かなヴォーヌ=ロマネよりも、やや冷涼さを持ったニュイ・サン=ジョルジュ・オー・トレをご紹介します。この1級畑はヴォーヌ=ロマネ側に位置しており、皆さんご存知のクロ・デ・フォレ・サン=ジョルジュとは、かなり離れた場所にあります。それともご存知なのはフィリップ・パカレのザルジラでしょうか・・・。「オーレリアンの2005年で(今のところ)一番美味しいのはどれ?」
と聞かれるならば、このオー・トレと答えずにはいられません。ポテンシャルではやや肉厚なフォントニーをも凌ぎます。

2004 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン=ジャック ドニ・モルテ 750ML
2004 ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン=ジャック ドニ・モルテ 750ML
 フランス・ブルゴーニュ 赤 750ML ¥21,900
【・・・まだ飲んでいませんが、ドニ自身が仕上げたラスト・ヴィンテージの看板ワインです!】

 本当に不思議な方でした。ブルゴーニュがグレートヴィンテージだと騒がれる年には「そこそこ」の出来で、この年は今ひとつなんだよな、と皆さんが思っている年に、とんでもない出来のワインに仕上げる・・・そんなイメージがあります。

 noisy 的には、2004年は総体的にはとても良いヴィンテージだと思っています。まだ飲んではいませんが、このラヴォー・サン=ジャックもおそらくとても美味しいでしょう。ドニ・モルテという、次世代を担うべき造り手、個人が21世紀始めまで存在した・・ということを覚えていて欲しいですね。何とか探し出したワインです。2000年のクロ・ヴージョの完璧とも思える味わいが、今でも思い出されます。


2005 クロ・ド・タール ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール 750ML
2005 クロ・ド・タール ドメーヌ・デュ・クロ・ド・タール 750ML
 フランス・ブルゴーニュ 赤 750ML ¥36,000
【タンザーさん92-95、アドヴォケイト誌94!】

 モレ・サン=ドニのグラン・クリュは昔から結構好きでしたので、まだとても安かったクロ・ド・タールやランブレイを飲んじゃ、
「何でかな?悪くないのにな・・」
と、思っていました。
 80年代のクロ・ド・タールも、とてもエレガントでエロティックでした。そりゃあ当時、ちょっと流行っていた果実味充実タイプのピノからみれば、
「薄い」
と言えたのかもしれません。


2000 ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ 750ML
2000 ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ 750ML
 フランス・ブルゴーニュ 赤 750ML ¥49,990
 まあ、最低でも10年以上は寝かせるべきワインです。このヴォギュエさんのミュジニーVVは、とても残念ですが6万円以上の価格帯で落ち着いてしまうでしょう。その昔、ラ・ターシュの立ち位置だったところに、ずっぽりとはまった感じです。因みに海外市場で手に入れたものです。状態はかなり良く、全く問題無いと思います。

 因みに、古くからの輸出国向けには、そのエージェント向けのエチケットで出荷しています。微妙な違い(外観は結構違うが・・・)も、突き詰めていくといつのまにか「オタク」の世界に入っていってしまうという、世の常。お互いに気をつけましょう。

1999 シュヴァリエ=モンラッシェ・レ・ドゥモワゼル グラン・クリュ ドメーヌ・ルイ・ラトゥール 750ML
 フランス・ブルゴーニュ・白 750ML ¥29,800
【ドメーヌ・ルイ・ラトゥールの最高峰です。】

 もともとシャルドネに秀でたルイ・ラトゥールですが、こちらにはトップワインが2つ有ります。言わずと知れたコルトン=シャルルマーニュと、このシュヴァリエ=モンラッシェ・レ・ドゥモワゼルです。


2004 ジュヴレ=シャンベルタン ジューヌ・ロワ クロ・ノワール 750ML
2004 ジュヴレ=シャンベルタン ジューヌ・ロワ クロ・ノワール 750ML
 フランス・ブルゴーニュ・赤 750ML ¥5,700
  リアルワインガイドの18号、新ブルゴーニュ2 の巻頭特集でも取り上げられ、2005年のパストゥグランは、
「スーパー・パスグラ」
と、ちょっと安易では有りますがとても簡便に理解できる愛称で紹介されています。そして、ドメーヌの主、セドリック・バタシの若く精悍な雰囲気に、クラクラしてしまったお嬢様方もいらっしゃるんじゃないかな?と・・・思っています。まあ、もとアングラ・ミュージシャンのnoisy としましては、リアルのスタジオの写真に見入ってしまいましたが・・・。お金も掛かるんだよね〜、音楽はね〜、(ワインもだけどね〜)、音楽止めてもかなりの間、借金返してたもんな〜・・などと考えていると涙がチョチョ切れてきそうなので、ページを捲ってしまいましたが・・・。
 ところで2003年のクロ・ノワールは、実はテイスティングをしておりまして、残念ながら駄目出しをする結果となり扱いませんでした。
 2004年のクロ・ノワールは、テイスティングの結果、とても美味しかったので・・・扱うことになりました


2005 ヴォーヌ=ロマネ・レ・ジャッシェ ビゾー 750ML
2005 ヴォーヌ=ロマネ・レ・ジャッシェ ビゾー 750ML
 フランス・ブルゴーニュ・赤 750ML ¥17,100
 ヴォーヌ=ロマネのパワフルな側面を主に受け継ぐ畑です。そのためリリース直後にはテクスチュアが今ひとつでとても硬い・・んですが、熟してくるとあら不思議!こんなに凄かったっけ?と首を傾げたくなるワインです。某紙のレ・ジャッシェのレヴューにも、その辺りが言われていますよね。表面的に、ポイントだけを信じてしまうと後で後悔することになるかもしれませんよ。2004年の新着にもそのあたりは書いてありますのでご覧ください。
2002 シャルム=シャンベルタン / ルー・デュモン
 フランス・ブルゴーニュ 赤 750ML ¥9,990
 仲田晃司氏を中心に 2000年より ドメーヌ・スタイル のメゾンとして、再スタートを切ったルー・デュモンの、とても秀逸なシャルム=シャンベルタンです。飲んで美味しく、見て頼もしい!応援したいですが、それも要らないほど順調なんでしょうね。
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