フランス ■□ Cyrille le Moing □■ ロワール
シリル ル モワン |
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● 素晴らしいロワールのワインをご紹介します。前回のプレステージクラスのご紹介時も、大きな反響をいただきましたシリル・ル・モワン・・・この名前は覚えておくべきでしょう。是非ご購入をご検討下さい。久々の大物!一押しです!
| 「まるで19世紀の人のような生き方!?」 シリル・ル・モワン |

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「広々とした自然が大好き。だから農業を選んだ。ワイン造りは原料を生かした『醸造・熟成』が加わるから一層複雑になる。」
ロワール地方アンジュ地区に居を構えるシリル・ル・モワン氏は、2003年VTからワイン造りを始めた新鋭の醸造家です。もともとパリで絨毯などのセールマンをしていましたが、より自然に近いところで暮らして生きたいと、この地区で最も有名な自然派ワインの生産者マルク・アンジェリ(フェルム・ド・サンソニエール)のもとを尋ね、ワイン造りを学びました。マルク・アンジェリのカーヴへは車で僅か10分ほどで、しばしばお互いのワインを試飲し、ワイン造りのアドバイスを受けていると言います。
シリル氏を訪ねるとその繊細な人柄に大変驚かされます。神経質ともいえるほどあらゆる仕事、しぐさが丁寧で綿密です。また彼の生活や嗜好は非常に古典的で、前近代的。食事においても味わいの強いものを好まず、素材の味わいと塩だけの素朴な旨みを好み、TVは天気予報だけしか見ないなど、奥様をして「まるで19世紀の人かと思ったわ」と言われるほどです。そんな彼の人柄はワイン造りにも如何なく表れています。
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<栽培>
現在所有する畑は2haほど。この広さが彼にとっては仕事を隅々まで行き渡らせる事のできる最大の広さだということです。また一部の畑を同じ村に住む自然派ワイン生産者オリヴィエ・クザン氏から借り受けています。トラクターを所有していない彼は、小さな耕耘機を駆使して畑を耕し、その他の作業も全て人の手で行います。栽培は「ビオロジック」を採用しており、彼の畑には青々とした雑草が茂り、柔らかい健康的な土が広がっています。また所有している畑はどれも樹齢が高く、南向きの斜面という恵まれた環境から凝縮感の高いエキス分の強いブドウが得られます。 |
<醸造>
醸造においては(よく洗浄した)木製の圧搾機で圧搾したあと、天然酵母によって自然と発酵が始まるのを待ち、SO2を用いること無く発酵・熟成を行います。補糖・補酸といった人為的介入は行わず、発酵の進行も自然に任せるために、ヴィンテージによっては1年以上にわたって発酵し続ける場合もあります。夏をまたぐ熟成や瓶詰めのタイミングによって若干のSO2を加えボトリングされます。 |
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| ●N.V.(2005)Schistes Blanc V.d.T. |
| シスト・ブラン |
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| ●N.V.(2005)le Ponge Rouge V.d.T. |
| ル・ポンジ・ルージュ |
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【さすがのシリル!とても冷たいテクスチュアがシャリシャリしてカキ氷のようです!】
前回のご紹介の時、以下のような文章でグロロー種の赤ワインをご紹介していました。そのニュアンスがそのまんま・・・、このシスト・ブランとル・ポンジ・ルージュに言い換えられます。
前略
そして、何より素晴らしいのは、このグロール・ノワールだけに言えることではなく、全ての彼のワインに言えることですが、
「冷涼な果実感」
が凄いんです。実に冷たい・・・。凍っているようにさえ感じる果実感なんです。
その理由には、おそらく、全く必要の無い温度変化をさせていない、ということ。ほぼ完璧な温度管理が施されているのでしょう。付加された温度、積み上げられた温度を感じることが出来ません。
そんな、氷のような美しさの有るグロロー・ノワールなんですが、むしろ(とてもドライで)ジューシーで、ピュアで、余韻が長いんです。信じられないかもしれないけれども・・・長いんです。
後略
◇VDT シスト (2005) シリル・ル・モワン
昔の(2003年以前の)クーレ・ド・セランを思わせるような、氷のような、鋼のような、クリスタルのようなミネラルを束にしたような石灰感を持つソーヴィニヨンです。シャリシャリとして溶け出した氷に、柑橘や白・黄色・淡い朱色のフルーツのニュアンスが混じり、大昔、ハワイはオアフ島で、強い日差しの中でキーンと冷えるレインボー・クラッシュド・アイス(だったかなぁ?)を思い出しました。もっとも、そんなシロップ的な果実感ではなく、限りなく生に近いものです。かなり旨いです。
●VDT ル・ポンジ ガメイ (2005) シリル・ル・モワン
これは脅威のガメイ。ボージョレのガメイも全く歯が立たないぞ、と思わせるような硬質なミネラル感は、シリル・ル・モワンのワイン全てに共通している。果皮の存在感が占める割合を想像すると・・・果皮と果汁を逆転させない限り・・・無理!きっとシリルのガメイは、そんな比率に仕上がっているんだろう・・・(冗談ですよ)。
それにしてもこの果皮の凝縮さ、空恐ろしいものがある。複雑感に溢れ高貴・・・という訳では無いが、メインディッシュに僅かに乗せられているトリュフや、ベルーガが、もしメインの量と逆転していたらどう思うだろう。そういうことです・・・。かなり凄い。でも滅茶苦茶品格がある訳では無い。それでもかなり旨い。
シリルのワインは、どこか愚直で、素朴で、でも心に沁みる。実際にとても美味しいし、感動を生む味わいだ。何より身体がそのように感じていることに気が付くだろう。そして心が満たされるんですね。飲んでみてください。きっと・・・はまります。
| エージェント情報 |
○VDT シスト (2005) シリル・ル・モワン
僅か0.3haの畑、樹齢30年のソーヴィニヨンブランで、土壌はキュヴェ名の通りのシストで、硬質なミネラル感をワインに与えています。この畑はオリヴィエ・クザンから借りているもので、いわば血統書付きの自然派畑と言えます。収穫は、当然ながら手摘みで、あらゆる畑での仕事を経て自然に収量を23hl/haまで落としています。
醸造は、圧搾した果汁は澱下げせずに直接木樽に入れ、自然酵母で発酵。圧搾後の澱下げをしないため旨みが強くなります。樽は通常よりやや大きめの400Lの6年樽を使用し、発酵と熟成をあわせて12ヶ月。期間中は、バトナージュも、澱引きもしません。亜硫酸は、乳酸発酵後とビン詰め前に、分析結果に応じて極少量だけ使用します。
口に含むと厚みのある果実味がまず感じられ、その奥にソーヴィニヨンブランらしい柑橘系のニュアンスやフルーツを感じます。しかし、すぐにたっぷりミネラルが口の中に広がり、硬質で清涼感のある味わいとなります。このワインの驚くべき点は、ブドウのポテンシャルの高さで、抜栓後もかなりの時間その魅力を維持しています。ワイン名の「シスト」はブドウ品種の風味より、土壌成分のシストのほうが味わいに強い特徴を与えている為、名付けられました。
※この2005年が初ヴィンテージのワインです。 |
●VDT ル・ポンジ ガメイ (2005) シリル・ル・モワン
収量が僅か20hl/haという驚くべき水準のガメイ。アンジュにあってここまでの低収量のガメイは大変珍しい。実際テイスティングするとかなり厚み、タンニン、酸、骨格があり、およそガメイとは似つかわしくない味わいです。
醸造は、まず房丸ごとを800Lのステンレスタンクに入れて、自然酵母によって発酵。マセラシオンの間は、手や足で優しくピジャージュする。熟成は225Lの古樽に移し、澱引きを行わずに静かに行う。亜硫酸は、乳酸発酵後に極少量を使用します。
※この亜硫酸の添加に関しては、発酵や熟成終了のタイミングや瓶詰めの季節・気温などのタイミングが合えば必要ないと考えているようです。ただ、彼のように資金や設備を持たない生産者がSO2を完全に添加しないのは、出荷までの管理の問題などで難しいようです。
味わいは、まず強靱なタンニンと果実味の強さが感じられます。その後にスパン!と抜ける鮮やかなフルーツのフレーバーが感じられ、このワインが、ガメイであることを思い出させてくれます。もっとも、緩い味わいのガメイとは全く正反対の硬派な印象で、長期の熟成に耐えれるだけのポテンシャルを感じます。
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| ●N.V.(2005)Grolle Noire Vin de Table |
| グロール・ノワール |

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【うわお!素晴らしいですぅ!】
ロゼ・ダンジュをご存知ですよね。あのAOCワインに使用される品種がグロロー種です。まあ、ある意味、安ワインに使用されてきた品種です。マルク・アンジェリ氏もまた、違う角度からグロローを見つめていますが、シリル・ル・モワンも、AOC法を無視した形での自分の理解を形にしています。それがまたレベルが高い!
まず、色調がかなり濃いです。
「おいおい、グロローってこんなに色が出るのかいな!」
ちゅう位、黒味の強い色合いです。それにかなりスパイシー!・・・・あれ?下手にこの言葉を使うと駄目かな?まあ、気にしないで下さい。
そして、何より素晴らしいのは、このグロール・ノワールだけに言えることではなく、全ての彼のワインに言えることですが、
「冷涼な果実感」
が凄いんです。実に冷たい・・・。凍っているようにさえ感じる果実感なんです。
その理由には、おそらく、全く必要の無い温度変化をさせていない、ということ。ほぼ完璧な温度管理が施されているのでしょう。付加された温度、積み上げられた温度を感じることが出来ません。
そんな、氷のような美しさの有るグロロー・ノワールなんですが、むしろ(とてもドライで)ジューシーで、ピュアで、余韻が長いんです。信じられないかもしれないけれども・・・長いんです。
あ、これも書かないほうが良いのかな・・・ちょっとマルベックに似たニュアンスも感じます。(あ〜ぁ、ほら、引いちゃった・・・)
で、美味しいのか美味しくないのか・・・ですが、noisy はめちゃんこ旨いと思います。好みは人それぞれですから想像など出来ませんが、noisy
的なワインがお好きな方なら、まず問題無く気に入っていただけるでしょう。それに、モロのビオのはずですが、ほぼ不安定な要素が見当たらないんですね。
まあ、これから出てこないとも限りませんが、安くて、冷たくて、美しくてピュアです。これから、彼のワインは、
「氷のシリル!」
と名付けよう・・・♪飲んでみてくださいね!シリルのワインは全部お薦め!
VDT “GROLLE NOIRE” (2005)
平均樹齢65年にも達するグロロー・ノワール100%。ワイン名の「グロル」地元の古いフランス語で「カラス」を意味しグロロー・ノワールの色調が似ている事からこの名が付けられました。グロローはロゼワインで無ければアンジュのアペラシオンを取得することができませんが、シリル・ル・モワン氏はこの品種の濃密でスパイシーな風味をいかすため赤ワインとしてリリースしています。収穫量は36hl/haで全て手摘みにて収穫。マセラシオンの間に足や手で優しくマッサージするようにピジャージュを行い、あくまで自然な果実の旨みを引きだします。その後225Lの6年樽にて熟成され瓶詰めされます。 グラスに注ぐと黒に近い紫の色調で、香りにもぐっと重い凝縮したニュアンスを感じます。スパイスのような香ばしい風味と花のエキスを凝縮させたフローラルな風味があり、フレッシュさと完熟したブドウの旨みの両方がバランス良く楽しめます。余計な飾り付けの無いピュアなエキス分が楽しめる実直なシリル氏そのものの味わいです。
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| ●N.V.(2005)le Bois du Gland Vin de Table |
| ル・ボワ・デュ・グラン |

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【おっと〜】
こちらは、エージェントさんの言葉を鵜呑みにするならば、たった60本だけ日本に入った希少なレ・ボワ・デュ・グラン・・・ミズナラの森です。なんだか、動物の森みたいな感じなんでしょうね。
こちらも、実に冷たい、紫の氷の果実味が行けてます。カベルネ・ソーヴィニヨンということで、現状はやや軽めです・・・。ん?カベルネって重いんじゃないの?という声が聞こえてきますが・・・
まあ、要は、捕らえ方の問題ですので、重かろうが軽かろうが、その方の捕らえ方がどうなのか、ということです。学校では1+1=2と教えられますし、1+2=3とも教えられます。でも1+2=3が本当に正しいのかどうかは判りません。いや、一般的にはそれで良いのかもしれませんが、10進法がいつでも適用されるわけじゃ有りません。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、(特に若いうちは)結構軽めに感じます。メルロの方が重いですし、フランもしかりです。粘土が嫌いで砂地が好きなカベソーですから、noisyはその辺の要素を捉えて、そのように感じているのでしょう。正しいのかどうかなど判りませんが、あくまで「noisy
の場合」のお話しで、コラムは noisy が書いていますから、その下地となるべき部分を説明しています。良い子の皆さんは
noisy の煙に巻かれること無く、正しい道を歩んでください。
一体何を書いているのか!我ながら呆れ果ててしまいますが、まだ、やや閉じ加減ではありますが、紫の超小粒の果実や小さな花弁がピュアに迫ってくるル・ボワ・デュ・グランです。たった0.1ヘクタールから、ブルゴーニュの超一流のグラン・クリュが、ようやっと達成できるかどうかという22ヘクトリットル/ヘクタールという反収です。凄い!ボルドー1級でも、おそらくこの3倍近くはやってますよね。
本当の飲み時はかなり先のこと、おそらく5年以上掛かると思います。しかし、現状でも美味しく戴けますので、飲んでみてください。新たなスターが誕生したような気がします!
VDT “LE BOIS DU GLAND” 2005
南向きの丘の上部に位置する僅か0.1haの畑から収穫されるカベルネ・ソーヴィニヨン100%のキュヴェ。粘土質が少なく砂の多い土壌のため水捌けが良いのが特徴です。樹齢は30年ほどですが、完熟を待って収穫するため場合によっては2回にわけての収穫を行います。その結果22hl/haという高い凝縮度を誇るブドウが得られます。その完熟したブドウを房丸ごとステンレスタンクに入れて発酵させ、足及び手で優しく丁寧にピジャージュします。熟成は225Lの6年樽を使用し12ヶ月ほど。その間澱引きなどは行わずに静かにワインが育つのを待ちます。
味わいは、熟れたカシスやワイルドベリーの風味があり、厚みのある骨格と隙のない繊細なタンニンが印象的です。力強さをしっかりと感じる一方で、柔らかなタッチの口当たりと余韻に広がる鮮やかな果実味が心地よいバランスの良い味わいです。「ル・ボワ・デュ・グラン」は畑の傍らに位置する「ミズナラの森」に由来します。
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| ●N.V.(2005)la Gravelle Vin de Table |
| ラ・グラヴェーユ |

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【デイリーにはちょいと高めだがこれが凄い!一押しです。】
どれも素晴らしいんですが、
「今飲むならば何がトップ?」
という質問には、
「価格でグロール・ノワール、ポテンシャルと飲み時でラ・グレヴェーユ」
と、お答えしましょう。
エージェントさんはグラヴェルと言っていますが、グラヴェーユの方が近いような気がします。でもなあ、ベイシュヴェルとも言うしなぁ・・・とは言いながら、まあ天邪鬼ですから、気にしないで下さい。
で、このカベルネ・フランのラ・グラヴェーユが凄い!凄い凝縮感!そいつが氷に閉じ込められていて、少しずつ溶け出すように、エレガントなニュアンスが漏れてくるんです。並みのシノンやブルグイユが、いかに野暮ったいかを感じさせてくれちゃいました。濃いだけじゃない。深いし品があるんです。(しな・・ではありません)
それでいて、物凄くドライなんですね。基本がドライで、果実の集合体が旨みを感じさせる・・・みたいな構成になっています。収束にはお決まりのビターが、エレガンステンコ盛り、ビター感をほんのちょびっとだけ漂わす、という感じです。ね、旨そうでしょう??
ピュアですよ〜、美しいですよ!惚れちゃいますよ!是非是非、飲んでみてください。
「2,000以上のワインは買わないって決めたんだ!」
などと悲しいことは言わず、
「これは良さそうだ!」
と思ったが吉日、トライすることで新たな出会いと明日への活力が生まれてきます・・・ん?noisy さんって、今回かなり適当に書いてない?って??・・・う、ドキッ!・・天邪鬼ですから・・はい。超お薦めです!
VDT “LA GRAVELLE” 2005
オリヴィエ・クザン氏から借りている平均樹齢50年の畑のカベルネ・フラン100%。「ラ・グラヴェル」はこの畑の区画名。収穫は全て手摘みで行い、その収穫量はなんと!13hl/haという少なさ。このどこまでも凝縮したブドウを房ごとステンレスタンクに入れて発酵させ、足や手で優しくマッサージするようにピジャージュします。その後400Lの5年樽にて熟成され瓶詰めされます。
味わいは、カベルネ・フランの特徴と言われるピーマンなどの青臭さは無く、むしろ煮詰めたフルーツのような甘酸っぱい香味が楽しめます。カベルネ・フランらしい骨格と厚みを備えながら、シルキーでしなやかな舌触りがあり今までにないカベルネ・フランの魅力が楽しめます。 |
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| ●2004Anjou Blanc les Gains de Maligne |
| アンジュー・ブラン レ・ガン・ド・マリーニュ |

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【素晴らしい!】
良いですね・・。ソフトにはなったが、やたら世俗化してしまったような気にさせられるクロ・ド・ラ・クーレ・ド・セランよりも、氷とクリスタルの刃を持ったこのレ・ガン・ド・マリーニュがお気に入りです。
まあ、そうは言っても少し若いです。あと3〜6カ月休ませると見違えるように成長するでしょう。ほんの僅かな貴腐のニュアンスと柑橘系フルーツ、その果皮、ボリュームはしっかり有るが切れ味鋭く、本物のフルーツを感じさせるような後口のビターが素晴らしいです。
で、クリスタルのヤイバのごときミネラル感が半端無いです。ヤイバを抜かれちゃったワインって結構有りますが、造り手の意思とか思想をワインが受け取ってそうなっちゃうのでしょう。まだまだ、お若い(はず)のモワンさんの、決して折れることの無い想いが詰まっているような、気がするんです。クーレ・ド・セランは美味しいけど、昔のガチガチのワインが好きだったな・・・。ワイナートさんはようやく美味しくなった、とか言っていますが、noisy
には
「ひよった」
としか思えません。(まあ、好みと感覚の問題です)
今でも美味しく飲んでいただけると思います。なんでクーレ・ド・セランの話になったか・・というと、飲んでいて思い出したからなんですよ。そのくらいのポテンシャルを受け取りました。お薦めします!
ANJOU BLANC “LES GAINS DE MALIGNE” 2004
シュナンブラン100%。穏やかな南向きの斜面に位置する区画で平均樹齢が45年と非常に高いのが特徴。収穫は全て手摘みで行われ、ブドウの熟度に応じて2度にわけて収穫することもあります。収穫量は僅か27hl/haで、潜在アルコール度13.8%を誇るまさに完熟したブドウから造られます。圧搾後、澱下げを行わず木樽で発酵させるため非常に旨みの強い味わいに仕上がります。その後400Lの3年樽にて熟成をさせ12ヶ月ほどでボトリングされます。 味わいは、白桃や柑橘系の熟した果実の旨みがぐっと詰まっており、アンジュのシュナンブランらしい、爽快感もあります。ボリュームはしっかりとしていますが、残糖感もなくクリアでふくよかな果実味が楽しめます。 |
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| シリル・ル・モワン氏 |
古木の根元から生えた新枝をいかすルセパージュを採用 |
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| 農薬を使用する畑(左)とシリル・ル・モワン氏のふかふかの畑(右) |
カーヴと住まいはこの地区のシャトーの一部を間借り |
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| 剪定ばさみとシリル・ル・モワン氏 |
木製圧搾機、使用する際には徹底的に洗浄される |
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