■□ Baron Widmann □■
バロン ウィットマン |
|
● 今回イタリアのトップは、アルト・アディージェのスター、バロン・ウィットマンです。前回の新着でご案内した、ニードリストのラグレイン・グリエスはいかがだったでしょうか?少量の販売でしたが、飲まれた方なら「豊富なミネラル」「フィネス」「全体像の美しさ」に心を惹かれたに違い有りません。
バロン・ウィットマンのアンドレアス・ヴィドマンもニードリスト、クエンホフ/ピーター・ブリガー、フランツ・ゴイヤール
と共に、アルト・アディージェの4人組と言われ、常に高い評価を得てきました。実際この4人組は仲が良く、切磋琢磨して素晴らしいワインを造る努力を続けています。
ところが、地元のレストランでほとんどが消費されてしまうのと、日本の輸入量も極僅かなため、一部のレストランさんに入るのみで、一般の方にはなかなか出回らない状況でした。今回はラシーヌさんのご協力により、僅かですが4人組のワインを確保することが出来ました。その中でも素晴らしい質を持つウィットマンのご紹介になったわけです。
そもそも、アルト・アディージェがどこにあるのかご存じない方も多いでしょう。地図で簡単に言えば、フリウーリの左側、ヴェネトの上側に位置し、オーストリア・スイスと国境を接しています。オーストリア帝国に属していた歴史と地理上の関係からドイツ語圏ですので、ワインの名前もそれに近いものになっています。
|
|

| ●2002Sudtiroler Cabernet Merlot Rot |
| 2002 ズュートティローラー・カベルネ・メルロー・ロート |
|



|
【類い希な凝縮感とミネラル感..とても寒い地域のワインとは思えない出来映え!超お薦めです!】
入荷時期の関係から、このワインをリアルワインガイドに紹介できなかったのが悔やまれる、素晴らしいワインです。でもNoisy's新着メンバーの方には、その方が良いのでしょう。ぴかいち、お薦めの赤ワインです。
膨大なミネラル感はウィットマンのワインの特徴でもありますが、大方のこの当たりの地域のワインにも言えます。時には膨大なミネラル故の硬さが、近寄りがたいニュアンスとして捉えられてしまうのですが..。ウィットマンのワインは「果実味もたっぷり」あるんですね。膨大なミネラル感と果実の凝縮感の両立..これは有りそうで無いです。
クリスタルのような膜を張る膨大なミネラルと中央から縦横奥へと無尽に拡がろうとする果実味..。そして余韻まで決してバラけず、美しい輪郭を保つ全体像。紫色の小果実の集合体のアロマは実に香しくフィネスに溢れている..。
ただ力任せに強いワインでは有りません。酸の多様さと美しさが根底にあり、暖かみと冷たさ、繊細さと表現力という相反する要素を持っています。
「アルト・アディージェって良く判らないしぃ〜..」
などと喰わず嫌いを言わず、是非ともトライしてみてください。お薦めするにはそれなり以上のものが有ります。もちろん、予算の有る方は下の「アウホフ」もご検討ください。食中のパフォーマンスもかなり期待してください。あまり数は有りませんが..お薦めです。
|
|

| ●2002Sudtiroler Cabernet Merlot Auhof |
| 2002 ズュートティローラー・カベルネ・メルロー・アウホフ |
|
 

 
|
【アウホフを飲まなければロートで充分でしょう..素晴らしいクオリティです】
「アウホフ」なのか「オウホフ」が正しいのか..判断できません。ドイツ語圏ですし、オーストリアのウィーン近郊に
Auhof と言う地名が有るようです。アウトバーンと言いますので、ここでは「アウホフ」で通したいと思います。
この「アウホフ」は上記でご紹介のロートの上級キュヴェと言って差し支えないでしょう。区画名を冠したカベルネとメルローのブレンドです。で、どこが違うか..と言えば..
表題にも書きましたが、ロートで充分旨いのですが、アウホフは質感・フィネスにさらなる磨きが掛かっています。このワインを一押しにしたいのは山々なんですが、ロートの出来が素晴らしいために2番目にもって来ました。こちらは熟成も期待できるポテンシャルを持っています。
味わいはほぼ延長上にありますので、ロートの欄をご覧ください。ちょっと贅沢なデイリーにロートを、ワインにうるさいお友達を混乱させたいなら「アウホフ」をご選択されると良いでしょう。もちろん、余裕が有れば「オウホフ」を数本熟成させるのもおもしろいと思いますよ。カプセライズされた果実味が10年後にどのようなブケを出してくれるか、とても楽しみなワインです。もちろん今飲んでも素晴らしい!お薦めします。
|
|

| ●2002Sudtiroler Vernatsch |
| 2002 ズュートティローラー・ヴェルナッチ |
|



|
【エレガントで可憐..ライトボディに仕上げたスキアーヴァです】
こちらはスキアーヴァ種を使用した、比較軽めの華やかなワインです。
「スキアーヴァ って何じゃい!」
などと言われそうですが、このあたりでは地品種として沢山造られています。色は淡めのルビーですが、しっかりと発散する繊細な香りは充分に評価できますし、芯の強さを持っています。このことから、かなり収穫量を落としているんじゃないかな?と推測しています。
フレッシュさと ややこなれたニュアンスが同居していますので、有りがちに口中を「薄辛く」させることは有りません。ベリー系の果実と
ちょっと白ワインっぽいニュアンス、ミネラル、ボディは軽めだが旨味を持つ綺麗な酸が余韻を引き締めています。料理の邪魔をしないのが良いですね。これもお薦めです。 |
|

| ●2003Sudtiroler Sauvignon |
| 2003 ズュートティローラー・ソーヴィニヨン |
|
 

 
|
【これも素晴らしい!ピュアで優美なソーヴィニヨンです】
あんまり素晴らしいのが多いので..言葉で伝えるのがとても難しいです..。こちらはソーヴィニヨン種単一による白です。
膨大なミネラルと、その隙間から蜜やハーブ、石、白・黄の花、果実。抜栓直後はバランス良く実に旨いです!ボディの膨らみとまったり続く余韻も素晴らしい!とても優美でピュアな仕上がりです。ポテンシャルはヴァイシュよりもワンランク上かもしれません。
しかし、30分〜1時間ほどで閉じ始めると、やや硬さが目立ってきます。ポテンシャルが高い分、仕方がないのかな?と思います。半年〜1年後からがベストですが、飲めるものは飲んでOKですよね。デイリーには少し高めかな?と思いますが、レストランさんで重宝される理由が良く判ると思いますよ。ヴァイシュもソーヴィニヨンも実にピュアで美しい..。是非この美しさに..浸ってみてください。お薦めです。 |
|
|
|
|