イタリア■□ Cappellano □■ピエモンテ
カッペッラーノ |
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● 「美しさの系譜」と題した今回の新着ワインのメインイヴェントとも言えるのが、このカッペラーノです。こんな表現は喜ばれないと思いますが、
「まるで上出来のブルゴーニュワインが柔らかく熟したような」柔らかさと妖しさ、包容力を持つ美しいワインです。一方で「クリーン」というような表現も時々使いますが、決してクリーンでは有り得ないが、物凄く「ピュア」だと言えるでしょう。
今までのピエモンテのワインは何だったのか、と再考させられるような魅力に満ちたワインです。どのワインを飲まれても、しなやかな妖しい魅力を持っていますので、是非とも真打の美味しさ・美しさをご覧になってください。 |
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| ●2000Barolo Otin Fiorin Pie Rupestris-Nebioli |
| バローロ オティン・フィオリン ピエ・ルペストリス=ネビオリ |
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| ●2000Barolo Otin Fiorin Pie Rupestris-Nebioli MG WoodenBox |
| バローロ オティン・フィオリン ピエ・ルペストリス=ネビオリ・マグナムボトル
特製木箱入り |
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| ●2000Barolo Otin Fiorin Pie Franco-Michet |
| バローロ オティン・フィオリン ピエ・フランコ=ミケ |
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| ●2001Nebiolo d'Alba |
| ネッビオーロ・ダルバ |
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| ●2004Dolcetto d'Alba Gabutti |
| ドルチェット・ダルバ ガブッティ |
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プロフェッショナルたちからすればそれは奇妙に映ったはずだった。目の前に注がれた液体を凝視したした後、グラスを掴むや一気にのどに流し込んだ。そして黙りこくったまま何かを考えているようだった。今までにも何度となく目に入った光景だがやはり違和感は拭えなかった。
彼との出会いはもう10年にもなろうとしているが、最初に親しく話した後は、例えどこかで出会ったとしてもお互いに声を掛けることは無かった。私が彼の存在に気付いていても、彼独特のオーラが近づけさせなかったのかもしれないし、彼を取り巻く人の多さとか、仕事の邪魔をしてはいけないという気遣いも有ったように思う。
最初に会った時は、彼が手がける雑誌の取材でフランスから帰ってきたばかりだったと記憶している。何故か上機嫌だった彼は、プラスティックケースに入った赤茶けた石の欠片を幾つか私たちに渡し、このように言った。
「畑の石を見ればどこのものか判りますよ。石のくぼみに粘土がへばり付いていればリッシュブールだし、乾いてほとんど付いてなければロマネ=コンティです。記念にさしあげますよ。」
きっと彼は私を覚えてはいないのだろう。ましてやそんなことが以前に有ったことさえ記憶に無いに違いない。世の中にはどこまでもこだわる人種がいるものだと感じていた。そんな彼と、時には一緒にテイスティングすることになり、何故か言葉をかわすことさえないのだからわからないものだ。
カッペッラーノのテイスティングが終わった。ピエ・フランコ=ミケは実に素晴らしかった。いや、自根の葡萄の樹が持つシームレスさというか、一体感がものの見事に備わった冷たく優しい味わいで、タンニンが厳しいとか、酸が強いなどという我々の持つネガティブなネッビオーロのイメージを大きく覆すものだった。アメリカ産の台木に接木されたピエ・ルペストリスを先に飲んだときも、実は同じように思ったのだ。それはいつの間にか他の生産者のバローロを比較対象としたものだが、とても大きくて透明でいながらも優しく、焦点にズレなど感じなかった。しかし、ピエ・フランコ=ミケを飲むと、どこまでも継ぎ目が無く一体で、先のピエ・ルペストリスの存在を大きく飛び越していったのだ。
カッペッラーノのワインは、どれを飲んでも同じような味がする。そういう意味ではブルゴーニュのデュジャックのようでもある。勿論、細かなことを言えば、そんなはずは無いのだ。実際に自根と接木ものでは自身で違うと言っている。しかし、大局を見れば土地の味を葡萄が吸収しているのだから、我々は同じようなイメージを与えられているのだ。ドルチェットでもバルベーラでも、はたまたバローロ(ネッビオーロ)でも同じ。体格の大きさと肉付きが違っても家族は何となく似ているのと同じだろう。体に染み入るスピードや馴染みやすさがそうさせるのかもしれない。素晴らしいカッペッラーノのワインの感動に酔いしれていた。
そんな時背中で声がした。彼がホストにカッペッラーノの印象を聞かれていた。聞いてはいけない、と瞬間思ったが、席の位置関係で耳に入ってきてしまった。一気飲みテイスティングを繰り返していた彼の言葉に驚いた。私が感じたことと全く同じことを口にしたのだ。
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はい、終了です。つまらなかったでしょうか。極めて短い小説(そんな偉いもんじゃあありませんが..)仕立てでお届けいたしました。ワインについてのものならOKですが、小説の内容についての質問は受け付けられませんので悪しからず..。
基本的に全てのワインが若くてもとても美味しく飲めてしまいます。熟成力も高いです。
2000 バローロ オティン・フィオリン ピエ・ルペストリス=ネビオリ
接木によるネッビオーロです。冷たく静かながら内に秘める闘志を感じます。ネビオーロは若いうちは渋い!なんて誰が決めたの?他の造り手のネッビオーロは何でタンニンがキツイの?と疑問を持ってしまうくらいソフトで上質、甘く透明なタンニンです。ピエ・フランコ=ミケを飲まなければ、これ以上のものは無いと思ってしまうかもしれません。
2000 バローロ オティン・フィオリン ピエ・フランコ=ミケ
フィロキセラという害虫の巨大な犯罪事実に気付かされる逸品です。もっと欲しい!
2000 ネッビオーロ・ダルバ
まさにバローロそのものです。安価な分、入門用とも言えますが、それにしては素晴らし過ぎます。
2000 バルベーラ・ダルバ ガブッティ
実にソフトなバルベーラです。濃厚さとは無縁ながら、どこかでバローロを飲んでいるような気になるのはがっしりした体格があるからでしょうか。
2000 バルベーラ・ダルバ
こちらもしなやかなバルベーラです。ガブッティから見れば小柄ですが、とてもしっかりしていますしエレガントです。何とかデイリーでも行ける価格です。
2004 ドルチェット・ダルバ ガブッティ
2004年ものは未テイスティングです。少なすぎて飲めませんでした。
と書いていましたが、飲みました..。ヴィンテージを反映してか、カッペッラーノとしてはかなり濃い目でジューシーな仕上がり!フィネスはそのまま有りから、個人的にはかなりポイント高いですね。(×××じゃそんなには付かなかったが...お奨めです! |
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| ●2003Dolcetto d'Alba Gabutti |
| ドルチェット・ダルバ・ガブッティ |
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| ●2000Barbera d'Alba |
| バルベーラ・ダルバ |
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| ●2000Barbera d'Alba Gabutti |
| バルベーラ・ダルバ・ガブッティ |
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【比較安価なラインですが見逃せない美しさ!】
本当に一握りの自然派の造り手のみが生み出せる魔術のようなワインたちです。圧倒的な柔らかさと自然さが、何よりも美しく感じさせてくれます。
この、ドルチェットとバルベーラに付いている「ガブッティ」というのはバローロのクリュの名前です。バローロの畑に植わったそれぞれの品種なんですが、品種を超えてテロワールを滲み出してきますから、バローロなのかバルベーラなのか、はたまたドルチェットなのかがとても判断付きにくいですね。特にバルベーラ・ガブッティに至っては、ブラインドなら、
「ネッビオーロ!バローロかバルバレスコ、いや、バローロに違いない!」
と言ってしまうと思います。その位、充実した味わいを見せてくれます。
この3アイテムの中では、さすがにバルベーラ・ダルバ・ガブッティが一番凝縮していて美味しいと言えますが、普通のバルベーラでさえ、遜色ないと言えるでしょう。美しく柔らかな、そして妖しげな魅力を湛えた逸品です。是非とも飲んでみてください。お奨めです。 |
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| ●2000Nebiolo d'Alba |
| ネッビオーロ・ダルバ |
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| ●1998Barolo Otin Fiorin Pie Rupestris Nebioli |
| バローロ・オティン・フィオリン ピエ・ルペストリス・ネビオーリ |
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| ●1999Barolo Otin Fiorin Pie Rupestris Nebioli |
| バローロ・オティン・フィオリン ピエ・ルペストリス・ネビオーリ |
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【!今飲むならネッビオーロ!でもポテンシャルならバローロです!】
実は1998年のピエ・フランコ・ミケ(ネッビオーロ自根)を飲んでいるんですね〜。この何ともいえない、シームレスな、何も邪魔するものが無い、高貴でストレートな柔らかさがバローロの、ネッビオーロの真実なんだと気付かされました。
ピエ・フランコ・ミケはアメリカ品種の台木に接木をしないバローロで、ネッビオーロの持つソフトな印象がそのままに感じられる味わいに感激したことを思い出します。凄かったです!タンニンだけが目立つようなバローロなんて、近年になってからなんじゃないかという思いが強くなっています。
今回はそのピエ・フランコ・ミケは有りませんで、台木に継いだピエ・ルペストリス・ネビオーリのみですが、ミケを飲まなければおそらく同じことを言っているに違いないと思えるが辛いところです。
細かい部分はラシーヌさんの資料を読んでいただきたいのですが、とにかく美しく、ソフトで、ちょっと危険な女性のような妖しげな魅力に満ちています。現状でベストなバランスはネッビオーロです。次いで99年バローロ、98年バローロとなりますが、ある意味、ポテンシャルの逆順ですね。
ちなみに「オティン・フィオリン」というのは、バローロのクリュ「ガブッティ(デッラ・ブッシア)」の中にある畑です。バロリスタだけではなく、フランスワインラヴァー、そして何より自然派好きなあなたに是非とも飲んでいただきたい逸品です。テロワールとは、ビオとは、そしてワインって一体なんだろう、という疑問が、さらにワインを美味しくしてくれると思います。お勧めです! |
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| ●N.V.Barolo Chinato |
| バローロ・キナート |
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【とっても珍しいキナート!食後ちびちび飲るのに最適です!】
バローロ・キナートはご存知でしょうか?甘く、そしてホロ苦く、とても香るリキュールです。アルコール度は18度有り、結構高いです。
キニーネという薬が有りますが、マラリアの特効薬で苦味に特徴が有ります。アカネ科の「キナ」という植物の皮から作られますが、どうやらその辺りの植物や香辛料を使用しているようです。作り方は秘伝のようで、教えてくれないそうです。
リキュールですからワインのように「グイグイ」は飲めません。ナイトキャップに「チビチビ」やるのに適していますね。実際、薬として存在したのが始まりだそうですから、体にも良いでしょう。もっとも、味わいも香りも強いですから、効果も覿面!と行きたい所です。詳細は右のコラムをご覧ください。 |
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