■□ Il Buonvicio □■
イル ブオンヴィチーノ |
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● ピエモンテからは、実に滋味深〜い好まし〜いワインが到着です。レオナルド!旨いっす!
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「隣のおばちゃん恐るべし!!」
今世紀の初めより代々続く伝統的なブドウ・ワイン農家であったペヴェラーティ家が、弁護士の父の代には家族でアレッサンドリア市に引越し農業から遠ざかってしまっていたところ、70年代にイザベッラの叔父であるステファノ(Zio
Stefano)が少しずつ畑を買い戻し、現在の36ヘクタールの畑まで広げ、ブドウを協同組合に売りながら一族伝統の有機農業を再開しました。その地で1999年から「イル・ブオンヴィチーノ(=善良な隣人)」というアグリツーリスモを営むイザベッラは、さらにピエモンテから消えつつある伝統的な造りのワインの再現を求め、90年から個別に少量をボトリングしはじめます。こうして再生した伝統的な4つのワインは、それぞれ彼女の4人の息子の名を与えられ、自分のアグリツーリスモや地元だけで消費しているのです。
彼女の畑はすべて除草を全くおこなわず、無施肥で農薬もボルドー液以外使いません。また全てのワインは野生酵母で発酵し、基本的にボトリング前でさえSO2無添加で造っています。
我々と彼女との出会いは、まっ茶色に濁ったモスカート・パッシートから始まりました。イタリアに赴いた折、ある人から手渡されたワインを飲んだ瞬間にとてつもない衝撃が走りました。パッシートによる甘みを完全に包み込んでしまうような強烈な旨み、信じられずに呆然としてしまいます。アスティ地区からかなり外れた彼女の家まで追いかけていき、農業と醸造を指導するコリーノ氏にもその時に出会いました。彼女が何か話し始めると、必ず一同大爆笑のオチで終わるという、まるでコメディアンのような親しみやすい彼女。その生産者名「イル・ブオンヴィチーノ(=善良な隣人)」は「隣のおばちゃん」という訳がぴったりです。
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| ●2004Leonardo (Barbera) |
| レオナルド・バルベーラ |

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【イタリアの片田舎のリストランテで出てきそうな..目ちゃんこ旨いワインです!
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全然凄くないワインです。大きさが有る訳じゃ無い..凄みなど全く無い..でも、心を振るわせる本物の味わいが有る..そんな不思議な、とても美味しいワインです。
このコラムは赤ワイン用に分けましたが、どのアイテムをとっても同じイメージが有ります。今回日本に入ってきたのは各30ケースずつだそうで、もうエージェントさんにも残りが無いようですから、お早めにGETすることをお薦めします。
味わいは、ゴク味が有り、一体感のある美しいものです。畑のポテンシャルとかワイン自体のポテンシャルは、ほとんど無視して良いでしょう。
「ん?それじゃあ美味しくないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、そうじゃないんだなぁ..これが..。
例えば、エリオ・アルターレのワインと比べること自体が無意味..ということです。比べようが無い、もしくは比較の対象さえ成らないと思います。でも、
「美味しい」
ということはどういうことか、を考えてゆくと、これ以上の無い、ある種究極の旨さを持ったワインでもあるんです。
それは、
「ピュア」
ということですね。おそらくテロワールがどうこうと言ったところで言葉に詰まってしまいます。しかし、思いっきり自然で、ジューシーな果実の美味しさと何も不足感を感じない真円に近い輪郭を持った酸の集合体が、アロマから想像されるイメージのまま余韻まで続くので、美味しいとしか良い様が無いんですね。
また、これらのワインは、イザベッラさんの経営するペンションで出される他は地元のリストランテに若干出回る程度らしく、輸出は微々たる物だそうです。エチケットにも、
「アグリツーリズモ」
は書いてあるが、ワインの格さえ記載が有りません...って大丈夫なの?とこちらが聞きたい位です。
すなわち、どぶろくみたいなものなんですが、とても出来栄えが秀逸で、
「おいおい、素人さんがこんなに素晴らしいのを造っちゃって、玄人さんの立場が無いんじゃないの?」
と思ってしまいます。
まあ、いくら能書きを言われようが飲まなきゃ判らないですよね?だから飲んでみてくださいね..次の機会はいっぱい買いますので...はい。
レオナルド・バルベーラは目ちゃんこ美味しい!ギュギュッと詰まった紫の小果実がプリプリしながら喉を落ちてゆきます。ビオなのでしょうが、むしろ余り感じません。フツーです。ジューシーながら、きっちりドライ(大切ですよね!)。接触感に若干クラスを感じてしまいますが、たんまりした果実が覆い隠しているのでおそらくほとんど気づかないでしょう。単純に旨いし結構深いです。それでいて濃いので飲んでびっくりしてくださいね。一押しです!
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| ●2004Tazio (Moscato) |
| タジオ(モスカート) |
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【ぺったんこになったマスカットにゃ興味は無いが! 】
モスカート・ダスティの多くは、ただ甘くて泡があるだけのワインで、まあ、仕方が無く置いてあるサン・テロを除いては買う気にもなりません。だってね..マスカットの良いところは、その第一アロマがワインに生きているところにある訳ですから、そのマスカットが「ぺったんこ」に潰れていたんでは飲む気になりませんよね。まして、皮と種だけになったような、出し殻を想像しちゃった日にゃ、
「もうわしゃ〜帰る!」
と試飲会場を怒って飛び出しかねません。
ところがですね、このタジオのマスカットの粒はとても立体的!プリップリですよ。朝露に濡れたマスカットの薄黄緑の粒が、目の前に見えるようです。しかも、このピュアな甘みは絶妙の酸のバランスと相まって、また、ソフトで豊富な泡の存在とのマッチが美味しさを際立たせています。そう、とてもピュアなんですね!
自然派のピュアで美味しいペティアンと同列に論じることができるでしょう。そして、それにしては価格が安いですし、マスカットのペティアンなど、イタリア以外ではそうそうお目にかかれないでしょう。美味しいですよ。是非飲んでみてくださいね。
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