イタリア ■□ Renato Corino □■ ピエモンテ
レナート コリーノ |
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● バローロ・ボーイズの一翼を担うレナート・コリーノのバローロをご紹介します。コリーノの持つ畑はバローロでも「生唾ごっくんもの」のクリュが揃っています。
今回は特別に、メンバー様あてのみのかなりリーズナブルなプライスでのご案内です。 ゆっくり楽しんで良し、セラーの肥しにしても良しです。素晴らしい仕上がりの2003年です。 |
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| ●2003Barolo Vigneto Rocche |
| バローロ・ヴィニェート・ロッケ |
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| ●2003Barolo Arborina |
| バローロ・アルボリーナ |
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【 さすがにバローロのトップ・クリュ!官能的なヴィニェート・ロッケとシルキーなアルボリーナです!】
先日の木曜日、店が休みなので、カミサンと一緒にランチに出かけることになり、毎度ながらに、
「どこにいこうか・・」
とさんざん悩んだ挙句、(早く決めてよね!みたいな・・・)
「美味しいパンが食べたいね・・」
という部分でようやく合意、ケーブルテレビのガイドブックに出ていた、車で15分ほど離れた天然酵母パンを食べ放題させてくれるというチェーン店では無いレストランに行くことになった。
着いたのはランチタイムのど真ん中過ぎかな・・と思われる午後1時過ぎで、広大な敷地を持つ農家を改造した建物。駐車場だけで50台も停められ、オープンなテラスで純和風な、一風変わったレストラン。建物の中はほぼ満席で、案内されたのは庭の一番奥の傘付きのテーブル・・。とりあえず一番簡単そうな「キッシュ・プレート」を注文し、前払いで支払うシステム。食べ放題だし、さっさと沢山喰うぞ〜みたいなノリです。
何せ、お腹も減っていたし、なにせ天然酵母パンが食べ放題・・・に吊られてきたので、早速イーストやバターの香りを楽しめるかと思いきや・・・、いつまで経ってもテーブルに着いた時の最初の水しか出てこない。そうこうしている内に、いつの間にかお隣の女性1人客を残して周りのお客さんはほぼいなくなり・・・、20分以上放って置かれたので、空いたテーブルを片付けに来たギャルソンさんに、
「あの〜、まだ掛かるでしょうか?」
と尋ねてみると、
「もうしばらくお待ちください」
と・・・さらに15分・・・。
「下げるのだけは素早いよね・・・」
の半分冗談も笑えないほど頬が引きつり始め・・。
いい加減に待ちくたびれ、もういいや、と帰ろうかと思った頃、ようやく一皿ずつの盛り合わせが到着。その山の低さを見たカミサンが、
「初めてなので判らないのですが、お替りのパンはどうしたら良いのですか?」
と、空腹でさらに小さく見える2個のパンを眺めつつ尋ねると、店主と思われる若い女性は(後で判ったのだが)、
「呼んでいただければお持ちいたします。」
で、すぐにお替りを2個ずつ持ってきてくれたのだが、どう見ても食パン換算で1枚がやっとの量。隣で一人の女性がその後の店主を捕まえ、パンをお替りしていたが、
「もう少し早く持ってきてくれないかな・・・」
みたいな雰囲気で、ずうっと時間を持て余し気味・・。外のオープンスペースには店員が誰もいないし、建物の中から出てくるのは食事が終わったテーブルを片付ける時だけ・・。呼び鈴も無い。
noisy たちも、キッシュ・プレートにようやく有りつけた訳ですが、有機野菜風のレタスとミニ・トマトのサラダ少々(塩分控えめ風に思える健康的なドレッシングで)、小さめのカットされたキッシュとほぼ同じ大きさのやや甘いデザート風のデニッシュ?と例の天然酵母パンとコーヒーで、あっという間に完食。結局お店の方はその後はどなたもいらっしゃらずに、お替りのパンにもめぐり合えず、
「さあ、もういいから帰ろうか・・・」
と成った時、先の店主らしき女性が庭に現れ、たった今隣に座ったグループで入ってきた男性に、
「いつも有難う御座います。」
と言葉を投げかけると、
「いや〜、忙しい時間帯に来ちゃって申し訳ないですね。」
そうしたら、かの店主らしき女性、何をおっしゃるかと思えば、
「いえ、もうこの時間は暇ですから・・。ただ今焼きたてのパンをお持ちいたしますね・・」
そしてきびすをこちらに向けたと思ったら、
「パンのお替りはいかがですか?」
とのたまうので、先のやり取りを聞いて完全に切れるを通り越し、呆れてしまっていたせいも有り、
「もう・・・結構です・・・」
と、おそらく思いっきり不満そうに見えたのでしょうね。(そりゃあそうだ・・・)
「キッシュ・プレートをご注文されたのですよね?」
と、おそらく余りお替りを持ってきた記憶が無いのに気が付いたのか、何なのか・・・、尋ねられた意味をどう解釈して良いものやらで何とか頷くのがやっと。先に勘定は済んでいるので、建物の中を通って外に出たが、店員の誰からも最後まで声は掛からなかった・・・。勝手に出てきた感じでした。
自称個人店の応援団の noisy は、個人のお店に行くことが割合多いですが(木曜ランチ限定で・・)、おそらくあのお店には二度と行かないでしょう。確かにパンは香り高く美味しかったし野菜も本来の香りが有ったが、帰りにセブンイレブンでメロンパンを買って帰る羽目にさせるほど、滅茶苦茶な店内オペレーションで応対されては腹が立ちます。ましてランチタイムに席に座ってから40分近くも放っておいて、
「申し訳有りませんが若干お時間が掛かりますが」
とも言わず、もしそんな状況を知っていたなら、食べ放題なんだからワンディッシュにこだわらず最初に飲み物とパン位持って来てよ・・・と催促できるわけです。知り合いのお客さんにはさっさと出して、知らぬ客には待ちぼうけを食わし、
「もう食べないんですか?何か不満でもありますか?」
みたいな「二段落ち」では・・・。きっとあなたは出すパンが旨けりゃそれだけで良いと思われているのでしょう。
腹も立ったが、考えさせられる出来事では有りました。noisy 自身も、忙しいから、やることが山ほど有って今出来ないから・・・という自己都合で、お客様に嫌な思いをさせているんじゃないかと・・・。大体において、プライスカードも何にもついていない、まるで密林のようなワイン群に圧倒されて、一言も発せずに退散されるお客様は勿論、ネットのご注文やお問い合わせの返信も、決して早い方とは思えませんし・・。
かと言って、今の、有る意味で安定していると思われるオペレーションを変更するとなると、さらなる混乱を抱え込むのは目に見えている・・・。実に難しいものでは有り、人のことは言えないし・・・でも腹が立つ!
・・・このコラムでご紹介のレナート・コリーノですが、葡萄栽培農家だった父親の葡萄園を継いで、1987年にカンティーナを立ち上げています。地元の政府からは何も援助が無く、国内でも売れず、とても苦労したそうです。そんな時にエリオ・アルターレ率いるバローロ・ボーイズに教えを受け、マルク・ディ・グラツィアに出会い、相続した偉大な畑を生かすことに成功したんですね。やっていることはかなりデジタルで先進的に見えるnoisy
ですが、実は未だに「思いっきりアナログ」手作業でオペレーションなどと呼べるような仕事の内容には、全く成っていないのとは、かなり対照的です。やはり、
「自分はこれで良いのだ」
だけでは駄目で、常に人の声無き声を聞くような心構えでいないといかんなぁ・・・などと偉そうにも思いました。
今回ご紹介のヴィニェート・ロッケはカステリオーネ・ファレット地区、アルボリーナはアルターレで有名なラ・モッラ地区の偉大なクリュです。どちらも2003年はかなりの出来栄えです。以前は先代「ジョヴァンニ・コリーノ」の名前でリリース、弟のジュリアーノと一緒に造っていましたが、現在は袂を分かち、別々のカンティーナになったそうで、所有の畑は二分割されて自身の「レナート・コリーノ」を名乗っています。
● 2003 バローロ・ヴィニェート・ロッケ
ロッケと付くバローロのクリュは沢山有りますので、もしかしたら間違っているかもしれませんが、カステリオーネらしいタンニンが分厚くバランスの取れたパワフルな味わいです。鳥獣料理とは相性もとても良いでしょう。なめし皮、スミレ、カシス、紅茶、スパイスのニュアンスと、分厚いボディ、滑らかな酸味を感じさせながら、長目の余韻を持ちます。ちょっと熟れた感じが入りつつあり、美味しいと思います。言ってみれば、ピエモンテのヴォーヌ=ロマネでしょうか・・・。
● 2003 バローロ・アルボリーナ
こちらは言わずと知れたラ・モッラの秀逸なクリュですね。ヴィニェート・ロッケに比べると、ややスタイリッシュでかっちりした姿。まあ、柔らかで肉厚なまん丸体形のロッケに対し、びっちり詰まっているものの、やや背の高いスレンダーな体系と言えるでしょうか。より石灰系のミネラルが強く華やかです。敢えて言えばピエモンテのシャンボール=ミュジニーでしょうか。
どちらもとても高質で、やや飲み頃には早いものの、ゆっくり飲む分には楽しみも拡がってくれます。是非とも飲んでみてください。かなり安いはずです。超お奨めです! |
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