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Domaine Arlaud Pere & Fils
このページはピノ・ノアール種主体のブルゴーニュワインを紹介するページです。ごゆっくりご覧下さい。    Last Update 2004/06/26
 「ピノ・ノアール」っていうことはやっぱりブルゴーニュがトップでしょうか。「カルフォルニアに旨いワインが」という方も居られるでしょうね。NOISYも「ピノ」が大好きです。若くてぴちぴちしたピノもいいですが、熟成したピノは本当に素晴らしい!傑出したドメーヌ、造り手のものは言うに及ばず、探せば結構旨い物がありますよ。「デリケート」、「繊細」、そんな言葉がぴったり合う葡萄です。(そして時にパワー!)
 残念ながら全てをご紹介することは出来ませんが、是非とも熟成しつつあるワインや完熟状態のもの、若干下り坂のものもお試し下さい。下り坂といっても、ピノの逸品は素晴らしい!落ちかけの風情が何とも言えぬ表情を持っています。そしてなんといっても好みのはっきり分かれる葡萄ですし、微妙な味わいの変化が素晴らしいのですから。
 それとワインの評価で有名な先生方の、ピノに対する(特にブルゴーニュ)評価が低いのが気になりますね。なんでエ***アのあのワインが9*点で、この素晴らしいピノが8*点なのか全然解りませーん。本当にテイスティングしたのかなあ、それとも文化の違いか..等と勘ぐってしまいますが..、とにかく、ピノ万歳!!
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ブルゴーニュ・ルージュ
の造り手LINKs
 ●アドリアン・ベラン
 ●アミオ=セルヴェル
 ●アルベール・モロー
 ●アルマン・ルソー
 ●アルロー・ペール・エ・フェス
 ●アントナン・ギュイヨン
 ●アンリ・ド・ヴェズレイ
 ●アンリ・ペロ=ミノ
 ●イヴォン・メトラ
 ●ヴァンサン・ジラルダン
 ●ヴァンサン・
    デュルイユ=ジャンティアル

 ●ヴァン・ディヴァン
 ●ヴィニョーブル・ギョーム
   (No Burgandy..But !)

 ●ヴォギュエ
 ●エマニュエル・ルジェ
 ●キュヴェ・ナオミ(ニコラ・ポテル)
 ●クリストフ・ヴオロ=ギュイユマール
 ●クレール=ダユ
 ●クロ・ド・タール
 ●クロード・デュガ
 ●グロ・フレール・エ・スール
 ●コシュ=デュリ
 ●コント・ラフォン
 ●ジャイエ=ジル
 ●J・F・ミュニエ
 ●J-J・コンフュロン
 ●ジャン・エ・ジャン=ルイ トラペ
 ●ジャン・ガローデ
 ●ジャン・クロード・ラトー
 ●ジャン・タルディ
 ●ジャン=ミシェル・ゴヌー
 ●ジャン・ノエル・ ガニャール
 ●ジャン・モニエ
 ●ジャン・ラフェ
 ●シャトー・ド・ヴォーヌ=ロマネ
 ●シャトー・ド・ポマール
 ●シャトー・デュ・ ムーラン・ナヴァン
 ●シャルル・ヴィエノ
 ●ジョセフ・ドルーアン
 ●ジョセフ・フェヴレイ
 ●ジョセフ・ロティ
 ●ジョリエ・ペール・エ・フェス
 ●ジョルジュ・ルーミエ
 ●セシル・トロンブレー
 ●セラファンP&F
 ●ティエリー・ヴィゴ
 ●ティエリー・ボーモン
    / ドメーヌ・デ・ボーモン

 ●デュジャーク
 ●デュポン=ティスランド
 ●デ・シェゾー
 ●デゾネイ=ビセイ
 ●デ・ペルドリ
 ●デ・ランブレイ
 ●トープノ=メルム
 ●ドニ・モルテ
 ●ドミニック・ガロワ
 ●ドミニク・ローラン
 ●ド・クールセル
 ●ド・ラ・コンブ
 ●ド・ラ・マドンヌ
 ●ド・ラ・ロマネ=コンティ
 ●パスカル・シュヴィニー
 ●ビトゥゼ・プリュール
 ●ピエール・ブレ
 ●フーリエ
 ●ファブリス・ヴィゴ
 ●フィリップ・シャルロパン=パリゾ
 ●フィリップ・パカレ
 ●フィリップ・ルクレール
 ●フォレ・ペール・エ・フェス
 ●フランソワ・ルグロ
 ●フランソワ・ミクルスキー
 ●プリューレ・ロック
 ●フレデリック・エモナン
 ●フレデリック&ミシェル・マニャン
 ●フレドリック・コサール
 ●ベルナール・デュガ=ピイ
 ●ベルナール・モレ
 ●ポール・ペルノー
 ●ポンソ
 ●マリウス・ドラルシェ
 ●マルキ・ダンジェルヴィーユ
 ●マシャール・ド・グラモン
 ●ミシェル・ヴォワリック
 ●ミシェル・エモナン
 ●ミシェル・グロ
 ●ミシェル・ラファルジェ
 ●ミュニュレ=ジブール
 ●モンジャール=ミュヌレ
 ●メオ・カミュゼ
 ●ユニヴェルシテ・ド・ブルゴーニュ
 ●ユベール・リニエ
 ●ラルロー
 ●ルイ・ジャド
 ●ルネ・アンジェル
 ●ルモワスネ・ペール・エ・フェス
 ●ルロワ
 ●ルー・デュモン
 ●ロベール・アンポー
 ●ロベール・シュヴィヨン
 ●ロベール・シリュグ
 ●ロベール・グロフィエ
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ブルゴーニュ
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特集:98ブルゴーニュを検証
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□■ Arlaud Pere & Fils ■□
アルロー ペール エ フェス
●ニュイ・サンジョルジュに本拠を置くPK三つ星半のドメーヌ、アルロー・ペール・エ・フェスのご紹介です。とは言っても、全てスペシャル・キュヴェによるもので、PKさんもその著書「バイヤーズ・ガイド」の中でかなり重く取り上げています。このスペシャル・キュヴェである「NORTH BERKELEY WINE "BARREL SELECTION"については後述します。果実味の豊かな早めに飲んで美味しいワインです。果実味は「若々しく、瑞々しい」という形容がぴったりしており、無理に樽熟期間を長く引っ張らないで美味しい果実味・旨味を消さない、また、キュヴェに対しエルヴァージュに余計なことをせずにいじり回さないことで瑞々しさを残すことが図られているようです。その結果は.....是非飲んでみて戴きたいワインです。
This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印
1999 Clos de la Roches Grand Cru
Reserve Cuvee Unique
クロ ド ラ ロシュ レゼルヴ 
キュヴェ ユニーク

750ml 在庫
ご注文数
 
(税込)¥6,510
本体価格 \6,200
 とても濃いルビー色から黒い小さな果実系の熟した香りを強く感じます。まだ、マセラシオン由来の香りが大半ですが、豊かなボディと成熟した多量のタンニンが丸みを帯び始める頃には、かなり美味しくなるでしょうね。PKさんの評価は88?ですが、纏まり出したらより高い評価になるだろう、と言っています。ちなみにアメリカ売り出し価格は..$100 です..

クロ ド ラ ロシュ
モレ・サン=ドニ村の最北に位置するグラン・クリュ畑(特級)。ジュヴレ・シャンベルタンと隣り合わせ。(オー・コンボットに接する)
This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印
1999 Charmes-Chambertin Reserve
Cuvee Unique
シャルム=シャンベルタン レゼルヴ
キュヴェ ユニーク

750ml 在庫
ご注文数
 
(税込)¥6,510
本体価格 \6,200
こちらもとても濃い色合いからまるで葡萄の液体そのものを飲んでいるのでは、と思わせる程の果実味があり、チェリーやブルーベリーのアロマと柔らかくも厚いタンニンが舌の上で感じられます。この状態でも充分に美味しく飲めますね。ベストは二年後位からでしょうか。
This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印
1998 Gevrey-Chambertin la Justice
Reserve Cuvee Unique
ジュヴレ=シャンベルタン ラ ジュスティス
レゼルヴ キュヴェ ユニーク

750ml 在庫 完売
ご注文数
 
(税込)¥3,255
本体価格 \3,100
とっても安いでしょ?なかなか、この価格帯で美味しいジュヴシャンは有りません。デイリーワインとしても、なんとか手の届く範囲ではないでしょうか?
 この畑はジュヴレの最北部に位置、ピエール・ブレさんの「クロ・ド・ラ・ジュスティス」を含む畑です。チェリーやブラックベリー、カシスにほんのりと熟した要素の腐葉土、キノコが混ざるミディアムなボディ。タッチは柔らかで、とても良い印象を受けます。この2.3年がピークだと思います。

This is my type! 良いものは良い印 是非チェックしてね印 美味しい印 若くても飲めちゃう印
2002Bourgogne Roncevie Vieilles Vignes Rouge Cuvee Unique
2002 ブルゴーニュ・ロンスヴィ・ヴィエイユ・ヴィーニュ・ルージュ・キュヴェ・ユニーク
ちょっと頑張ってお奨め!

ちょっと頑張ってお奨め!
750ml 在庫
ご注文数
(税込)¥2,000
本体価格 \1,905
 

【チェリッシュな果実味を詰め込んだ濃い目で旨いブルゴーニュ・ピノです!しかも最安値..に近い?】

 とても良かったです。2002年のブルゴーニュ・ピノ・ノアールが、どんな出来栄えだったかを知る意味で一つの指針に成りうるワインです。

 この「ロンスヴィ」という畑は、ジュヴレ=シャンベルタン村の特級、「シャルム=シャンベルタン」から下(東)に降りた所にあります。西(上)から オー・シャルム、シャン=シェニー、ロンスヴィという位置関係です。このリューディ・ロンスヴィからの古木によるノースバークレイ社のスペシャル・キュヴェですね。

 ほんのり黒み掛かったチェリー(アメリカン・チェリー)・ベリーの果実味は深く柔らかくしっとり..ややスパーシーで少々土っぽさも有る。余り鉄っぽくは無い。肉付き良く、確実に口中を満たす。酸味はやや弱めでバランス良く収束して行く。

 時間が経つと(90分位)やや固くなり始めます。この先半年〜1年ほどで1度閉じるかもしれません。が、現在はフレーヴァーをやや強めに振った、とてもねらい所の鋭い味わいになっています。無理矢理アルコール度を上げず、弄くり回さない素直な造りがとても好印象で、ジュブレ=シャンベルタンはシャルムの柔らかさとモレ・サン=ドニの奥深さを持っています。noisy 的には、今飲んで 88-89 ポテンシャル 89 と行きたいと..思います。ん?何かいつもより低いように思えるって..?いや、ACブルでこのポイントはかなりの評価だと思いますよ。何て言ったって、あのDRCの2002年ロマネ・コンティは、アドヴォケイト誌(担当ピエール・ロヴァーニ氏)で 90点ですから..ね。グラン・ゼシェゾーやエシェゾーに至っては89点ですから、表面上は同ポイントです。いや〜、ワインって、ホントに面白いですね。是非ともこのアルローのブルも、アドヴォケイト誌で評点を付けていただきたい所です。一押し!超お奨めです!


こちらは96年の同一ワインです。お間違いなきよう..

1996 Domaine Arlaud Pere et Fils Bourgogne Roncevie Cuvee Unique Reserve
Domaine Arlaud Pere et Fils 
Roncevie, Gevrey Chambertin, Cote de Nuits, Burgundy, France
Pinot Noir (a dry red table wine)

Produced from a parcel just below the Gevrey-Chambertin En Etelois vineyard and bordering the RN74, this wine was aged in 3 year old oak barrels. It has a bright ruby color and a lovely nose of rich sweet red fruits as well as a big, fat, oily-textured, medium-bodied, spicy, and dense core of candied red cherries. If there had been a trace of complexity to this straightforward and luscious offering, I would have jumped at the opportunity to give it an excellent rating. This delicious wine, a fabulous example of the heights a "regional" appellation Burgundy can achieve if given some attention, should be enjoyed over the next 3 years.
 
Pure unadulterated pleasure. Liquid hedonism. Great drinking! Great mouth-feel! Sexy. Total seduction. Why even cellar? Must buy." These are some of the words that adorned the margins of my notebook after my tasting of Herve Arlaud's 1996s.
 
This is not wine a taster will spend much time contemplating or intellectually analyzing, rather this is a drinking wine that provides enormous pleasure, huge satisfaction, and is guaranteed to induce smiles. If I had let myself get even more seduced by it I could have forgotten that complexity is a significant factor in scoring. Yet, while we all want a brilliant conversationalist as a spouse, is that what we dreamt of as sixteen year-olds?
 
Note: This wine is crafted exclusively for North Berkeley Imports and is bottled by hand, unfined and unfiltered.


Reviewer Pierre Rovani
Rating   87 Points
Maturity  Drink 1998-2001
Cost    $22
Wine Advocate #118 (Aug 1998)より抜粋

造り手の個性とテロワールはどちらがより強く反映されるか
    とりあえずブルゴーニュワイン限定で あくまで noisy の場合 編
 どうもこの頃はブルゴーニュ・ファンの層が拡がっていないような気がしてなりません。今まで散々ブルゴーニュワインを飲んできた方々は、そろそろ飽きてしまったのか、それともセラーが一杯で追加できないか、有る程度状況が判ってしまったので、買うワインを決めてしまったか、は判りません。それも自然な事ですが、それに続くべき若い世代が育っていないような気がします。有る意味で、ワイン屋にとっては死活問題!です。

 そうは言っても、このところのブルゴーニュワインの価格上昇は激しく、ユーロの高止まりも相まって、財布の中身が厳しい我々では購入の対象にさえ入らない、ということなのかもしれません。
 何しろACブルゴーニュでさえ¥3,000は当たり前..などという時代ですから、そのACブルでワインを比較しましょう、としても、3本比較するだけで月のワイン代のほとんどが飛んでしまう..ということさえ考えられます。飲みたいのは山々だが、経済状況がそれを許さないのでしょう。増してグランクリュ、プルミエクリュの人気ワインなら1本当たり2万円は用意しなければならない状況です。有る意味では諦めなくてはいけないのかもしれませんね。

 しかし、本来は「飲み比べ」「マリアージュ」などに愉しみのベクトルが向かう訳ですから、ちょっとやそっとじゃ手が出ない高級バーガンディをようやく購入しても、
「さして旨く無かった」「不味かった」
ということでは我々とすれば困る訳ですね。比較早く飲み頃を迎えるのがブルゴーニュワインの本質かどうかは別のコラムで意見を書くとしても、この「飲み頃」が実に難しいのが「ブルゴーニュワイン」で有るのは、まず間違い有りません。我々でも、
「毎年この造り手は早飲みだから今年もきっと..」
などと手を抜いて全くテイスティングも行わずに販売しようモノなら、おそらく信用されなくなってしまうでしょう。これだけ単価が上がってくると、実際にはテイスティングしようのない、出来ないワインが多く存在します。ACブルの購入上限12本、その他が3本ずつのアソートなんて、仮に有ったとしてもACブル1本飲むのが関の山ですし、商売上は、それならやらない方がまし..とも言えます。そうは言いながらも自身の興味も手伝ってか、もしくは、ワイン屋としての義務感に燃えてか、テイスティングしている方がほとんどなのではないでしょうか。あ、いかん、ほとんど愚痴コラムになっている..。


 前置きが長くなりましたが、本来の楽しみの一つには、ドメーヌや造り手毎の味わいの違いや、テロワールの差をどんな風に見分けるか、という部分が有ります。そこにヴィンテージの違いも加わり、さらには、熟成という部分も影響してきて、大変複雑な判断をしなければならないことに成るわけですね。

 もし、楽しみを倍増させてくれるものが有るとすれば、経験値と知識しか思い浮かびません。勿論のことですが、友人や仲間との語らいの時間や、お食事もそうです。ここは大前提としておいて、まずは、ブルゴーニュの地図が有る程度頭に入っていることが取りあえず重要かと思います。

 まあ、徒然なるがまま唐突に書き始めた、「隙間埋めコラム シリーズ あくまで noisy の場合」 ですが、いつの間にかテーマとは全く別の話になっていて、慌ててテーマを書き換える..ことになるのかもしれません。文章の組み立てが成ってない、とか、言葉が適切では無い、というご批判も有るのでしょうが、重々承知で ただ 書いています。この、文章を書くことは実に困難な作業です。知らないことは書けないし、ボキャブラリの無さ、表現力の欠如を思い知らされることに成るわけです。それは書いている本人が一番知っていることですので、わざわざそれを「突っ込む」必要は有りません。悪しからずご了承の上、気に入らなければ読まない、さっさと他のページに行くという心の広さが読み手にも求められます。

 さあ、ようやく本題です。造り手の個性とテロワールでは、ワインに大きく影響を与えているのは、さあ、どっち!

 「どっちでもいいじゃん..そんなもん、旨きゃいいんだから..」
と、醒めた声も聞こえてきますが、でもそれじゃこのコラムは終われないんです。(それに、まだこんなに下が空いてるし..後何文字必要かなんて、全く考えてないし..)
 大体にしてこのテーマは、下手をすれば、「鶏と卵」的要素を孕んでいるわけです。


 そもそも、ワインの原料である葡萄は造り手の理念と、自然からの恵みで造られます。グレートイヤーだと言われる年は日照が良く、生育期から収穫期の自然災害や雨に祟られなかった訳です。この段階ですでに「鶏と卵」的に、造り手とテロワールが絡み合っています。もう少し絡まった糸をほぐしてみると、造り手はその意志によって、葡萄の生育を左右出来ます。収穫量もそうですね。一般にシャルドネなどの白ワインは収穫量に大きくは左右されない、とされていますが、ピノ・ノアールとなると「大きな影響を受ける」訳です。小粒ながら皮が薄いピノ・ノアールは、その果皮/果汁の率も関係してきますし、大地から得る栄養素の配分を、沢山の子孫(葡萄の実)に分与するか、少ない子孫に多く与えるかで違ってきます。

 若干脱線しますが、聞いたところではブルゴーニュのピノ・ノアールが自根で生育可能だとすると、縦に伸びて地中奥深く入るので、アメリカ系台木に接ぎ木されたものとは全く違う、という話があります。フィロキセラ(根に付くアブラ虫)で壊滅的な打撃を受けたブルゴーニュでは、なかなか自根は難しい、とのことですが、トライを始めているドメーヌも有るようですので楽しみです。

 テロワールが何を意味するのか、それは難しい一面も持っています。単に畑の個性、と言ってしまえばそれで良いのかもしれません。しかし、テロワールという言葉には、畑の微気象も含まれます。言ってみれば、葡萄の樹が置かれた環境そのものを言っているのでしょう。


 もし、ここで一人の方としばらく同じ時間を共有したとして、もしかするとどんな人生を送ってこられたかが少し想像できるかもしれません。しかし、その全てを知ることは絶対に不可能でしょう。ワインとて同じ事、1本飲んだくらいで全てを知ることなど不可能ですが、同じアペラシオンのものを飲み込んで行くと、有る共通点を見つけることが出来ます。

 同じ造り手のワインにも、同様の事が言えます。アペラシオンが違っても、共通する何かが見いだせると思います。さあ、そこでやっと本題に入るわけです...

 noisy も良くブラインドのテイスティングをしますが、これも結構皆さんお好きだと思うんですよね。全く興味のない方もいらっしゃると思いますが、
「これはデュジャックだろ..」
「いや、ラルロー、待てよ、プリューレ・ロックかも!」
等という遣り取りの結果、
「カレラ・ジェンセンです..」

 実際ホントに有りそうですねぇ..。これはおそらくですが、ワインの持つポテンシャルを造り手の個性が多く出ている..と判断した場合の遣り取りでしょう..。

 一方、
「モレ・サンの北側のプルミエじゃないの?」
「ん〜、ポマールかな」
「ニュイ・サンの南の1級!」
なんて遣り取りの結果、
「サヴィニー=レ=ボーヌ99年です..」

 有り得ないでしょうか..。状況はちょっと考えて創った話ですから余り気にしないでください。この場合は、ワインがよりテロワールに振れたアピールをしている場合で、造り手の個性に乏しいか、そこまで頭が回らなかった可能性が有ります。まあ、あくまで想像の世界ですから、ね。実際にはそのワインの状態も入って来ますから、もっと込み入った遣り取りになるはずです。

 で、noisy の場合はどうかというと、ブルゴーニュワイン限定でのテイスティングに限っての結果から言えば造り手60%、テロワール40% の割合で感じている場合が多いように思います。ですから、
「最近飲んで無いなあ」
とか、
「知らないドメーヌ」
などは、判断に苦しんでいるシチュエーションが多いようです。そんな場合は、いきなり造り手10%、テロワール90%位に変化しちゃうと思います。

 この香りが有れば××だ、と確定できるわけでは有りませんから、頭のどこかの引き出しに、いつでも出せるように経験を覚えておくしか手は有りません。何しろ、ピノ・ノアール単一の中での話ですから、品種由来の香りを言っても意味がありません。

 またまた脱線しますが、スミレの香りはネッビオーロ、というような覚え方をしてしまうと迷路に迷い込むように思います。何しろ「熟成」が有りますから、古いバローロにスミレを感じるか..と言われれば、「感じないこともないにしても余り無い」?のが現実ですから、ややもすると、「スミレがないからネッビオーロでは無い」などと短絡してしまうのが人間です。(そうじゃない方も沢山いらっしゃると思いますよ)むしろ、古酒になればなるほど品種間の相違は縮まる、とか、ネッビオーロとピノは××の部分で似てくる、とか、その方が良いのかな、と思います。

 線路連結..

 自分なりの結論を言えば、ワインには造り手の個性がより多めに出ると思います。それプラス、テロワールが感じられる..と言うことですね。あくまで、 noisy の場合は今はそう思っている、ということです。ん?なんだ、たった3行の為にここまでだらだら書いたのかって?? 返す言葉がどこにも見あたりません..。


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