フランス■□ Domaine des Lambrays □■ブルゴーニュ
ドメーヌ デ ランブレイ |
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● はっきり言って日本でインターネットが実質始まった96年〜98年頃、クロ・デ・ランブレイなどどこを探しても見当たらない状況でした。ラシーヌの塚原さん、合田さんが訳されたPKさんのバーガンディで、
「昔は良かったが今は失望・・・」
みたいなコメントが、やはり大きく響いていたのかもしれません。
それでも noisy は、このランブレイが好きでした。どこか無骨で、ちょっと足りない感は常に有るんだけれど、ヴォーヌ=ロマネの偉大なグラン・クリュに通じる芳香と、モレ・サン=ドニ村の紋章にもある「狼(だと思うんだけど・・)」そのもののイメージが、心にしっくり来ていたからです。
92年はどうだったか忘れましたが94年のクロ・デ・ランブレイは結構販売していたと記憶しています。円形を乱すエッジはあるものの、それなりに大きく、なによりもブケ、アロマの偉大さは、まさにグラン・クリュの名に恥じず、偉大だったと言われる数十年前を感じさせてくれるのに不足は有りませんでした。
で、リーズナブルなプライスで購入出来ましたのでご案内いたします。決して凄くは無いが、心を揺らす何かを持っているワインです。 |
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| ●1992Clos des Lambrays Grand Cru |
| クロ・デ・ランブレイ |
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| ●1994Clos des Lambrays Grand Cru |
| クロ・デ・ランブレイ |
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【バッド・ボーイのバッド・ヴィンテージ2アイテム。ゆっくり休めてあげてから、そっとお飲みください。】
92年、94年と言えば、一般に言うバッド・ヴィンテージなのでしょう。92年のブル・ピノは確かに色合い薄めですし、早めに熟すヴィンテージです。94年も収穫期の雨が、グレート・イヤーの望みを打ち砕きました。それでもどちらのヴィンテージもとても美味しいワインは有るもので、アンリ・ジャイエの92クロ・パラとか、アルマン・ルソーの94シャンベルタンなどは、他のグレート・イヤーと言われるヴィンテージのものよりも美味しいんじゃないの?という感想を持ったものです。
この、モレ・サン=ドニにあるグラン・クリュ、クロ・デ・ランブレイは、最初からグラン・クリュだった訳では有りません。クロ・ド・ラ・ロシュ、クロ・サン=ドニ、クロ・デ・ランブレイ、クロ・ド・タール、ボンヌ=マールとほぼ同高度で連なるモレの偉大なグラン・クリュ群ではありますが、昔から偉大なテロワールの畑と呼ばれたのはクロ・デ・ランブレイとクロ・ド・タールで有ったのに、ランブレイだけ1級とされたんですね。その当たりの経緯は、今となっては伝わってはいないようですが、フィロキセラ渦頃のこの畑のワインが、今ひとつ評判が芳しくなかったのかもしれません。1級や村名畑よりも特級畑の占める面積が広い特異な村であるモレ・サン=ドニで有り、細分化された特級畑が多いニュイにあって、ほぼ全てを持っているドメーヌ・デ・ランブレイの歴史は、ここでは割愛させていただきますが、調べてみると結構面白いものですよ。
それに、近年こそ見直され始めてはいますが、クロ・ド・タールとともに、その特級格に相応しくない、と散々言われてきました。まあ、そんなクロ・デ・ランブレイが、シャンベルタンやミュジニーと言った珠玉の特級畑のワインと同等な価格で流通しているとすれば誰も相手にもしてくれませんが、ワインの世界は面白いもので、プレミアの付くようなものは別としても、きっちり品質とプライスが均衡してくるものです。このクロ・デ・ランブレイの、やや弱いヴィンテージものも同様のことが言え、価格なり以上のポテンシャルを感じることが出来ます。そして、このワインが奏でる表現は、やはりグラン・クリュでしか表すことが不可能な、高尚・精緻なものであり、
「弱い年でもさすがグラン・クリュ!」
と思わせる力を持っています。
もっともその力に満足するかしないかは、やはり人の感性により違ったものになります。それでも
noisy的には、
1.全体的な味わいバランス
2.官能的なブケ
3.熟成の魅力
を充分に味わうことが出来ると思っています。
●1992 クロ・デ・ランブレイ
ややオレンジ掛かった薄めのルビー。滑らかになったスパイス、金属、腐葉土、キノコ、獣、ドライフルーツ。良く熟していて柔和。ボディはしっかりしているが、ややスレンダー。甘くしっとりとした優しい余韻。
ピークは過ぎているのかもしれませんが、それを感じさせない全体のバランスがあります。「これでグラン・クリュか・・」と言う感覚と、「さすがグラン・クリュ!まだまだ持ちそう」という気持ちが交差します。グラン・クリュだからこそ弱い年でも、15年もの月日の流れさえさらさらとたやすく流すものではない、と教えてくれるあたりは、やっぱりランブレイの底力なのでしょう。ピノの熟成、良い畑の力を教えてくれます。トロトロに熟成していますから引っかかりは少なく、とても優しい味わいです。
●1994 クロ・デ・ランブレイ
まだ紫が頑張っている。92年より明らかにしっかりした色合いでより強さを持つ。ブケも強く、トリュフ、獣香、黒系スパイス、腐葉土、鉄、紅茶、ドライフルーツ。エキスの甘みと中くらいのボディ。チリチリと味雷を刺激しながらの余韻。
滑らかさは劣るものの92年よりも力強く、生き生きとしています。ヴォーヌ=ロマネの良い畑を思わせるようなレザーの香りや、ジュヴレを思わせる力強い鉄っぽさときれいな粘土がポテンシャルを唄います。やや細身のボディと、収束時にやや暴れる感じは昔から相も変わらず・・・でも嫌な感じでは無く、モレっぽくランブレイの特徴とも言えます。
どちらのワインも、noisy にとってはとても美味しく感じられます。グラン・クリュとしてはどうか?と聞かれれば、その要素は充分に感じられると答えるでしょうし、グラン・クリュに相応しいか?との問いには、人により是非は違うかもしれない、と答えるでしょう。それでも、ニュイのグラン・クリュで、10年以上も熟成を続け、まだまだしっかりしているとすれば、納得の味わいではないでしょうか。
79年にコッソン家から買収したサイエ家が80年頃から少しずつ改植していますので、これからのランブレイは樹齢が上がるにつれてポテンシャルも上がるでしょう。今世紀前半にグレートワインを連発したと言われるクロ・デ・ランブレイでは有りますが、通常ローテーションで改植しなければならないところを全くせず、古木にはなって素晴らしいワインを生んだが、最後はボロボロになってしまったとも言われています。
何かな・・・、出来の悪い子ほど可愛い・・・などと言われますが、そんな親心的な部分も有るにせよ、クロ・デ・ランブレイを飲むと、
「ブルゴーニュワインって懐が深くって美味しいよな・・・」
と思うんですね。
noisy はとても美味しいと思います。プライスもちゃんと反映されていると思う。でも、飲まれる方の評価はどうなのか、是非、聞いてみたいなと思っています。出来ればしっかり休めて、揺らさぬように注いで・・・ブルゴーニュの魂の声をお楽しみくださいね。
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● noisy も大好きなワインで、随分前から追いかけていたグランクリュ、それがクロ・デ・ランブレイです。noisy
の古いお客様はご存知だと思いますが、93〜96年頃のランブレイを随分と販売したものです。そりゃあ安かったですよ。それにとても香しくて美味しかった!5千円位だったと記憶しています。
今じゃ、1万円を切るニュイのグラン・クリュなんて、もう見つけられなくなる勢いですよね。クロ・ド・タールに接する、強いて言えばヴォーヌ=ロマネ的な雰囲気を持つグラン・クリュです。
また、「クロ・デ・ランブレイ」は忘れ去られたモレ・サン・ドニのグラン・クリュ畑です。1981年にグランクリュに昇格しましたが、その頃すでに葡萄の樹勢は衰え、まともに実を付けない状況だったそうです。(聞いた話だからなあ...)1979年にサイエ家が畑を買収したあとは、改植に精を出したそうです。今はドイツの方がオーナーと聞いていますが、サイエさんは大変だったでしょうね。そうそう、79年以前はコソン家がオーナーで、素晴らしいワインを連発していたそうですが、要は畑の手入れを全くしなかったため、超古木で葡萄の実が小さく凝縮していた性と思われます。 |
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| ●2001Clos des Lambrays Grand Cru |
| クロ・デ・ランブレイ グラン・クリュ |
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【再入荷しました!素晴らしいワインだと思うのですが.....】
このところのランブレイは随分と復活したようで、それに伴って価格も上昇しています。悪いと言われていた頃のランブレイも何本か飲んでいますが、 「誰が駄目だって言ったんじゃ〜!」 と眉間にしわを寄せて大声で怒鳴りたくなるような..いや、 「このまま黙ってて、旨いよ〜と言いながら販売するのが良いかも..」 という、セセコマシイ考え方がクロスしたのを覚えています。
だってね、動物香、皮革、(高級)キノコ
のスパイシーな香りがグラスから
「スッ」と立ち昇ってきたら、そりゃ駄目駄目なワインじゃないことくらい、この仕事をやっていれば判りますよ。ヴォーヌ=ロマネの、大量収穫で薄められたワインよりもずっと素晴らしい資質を表現していたんです。勿論、こってり好きの海外評論家さんたちには、なかなか認められないのは仕方ないのかもしれませんが、余りにファットな味わいよりも可憐さ、フィネスを求める日本人には、リーズナブルで美味しいワインであることは間違い有りません。
確かに、94年のランブレイは、ややエッジのある酸が気になる部分も有りましたが、それをカバーして余り有るアロマ・ブケが有りました。古くから名声を欲しいままにしたランブレイは、やっぱりランブレイとしての格を保持し続けられるだけの畑のパワーが有ったのですね。80年代後半から始まった改植も順調に終わり、2000年、2001年のクロ・デ・ランブレイに続いています。
この先、どうやっても1万円以下のニュイのグランクリュは無くなってしまうでしょう。セラーに保存しても良し、飲んで良しのグランクリュだと思います。飲んでみてください。
2001 Domaine du Clos des Lambrays Clos de Lambrays
(aged in half new and half once-used barrels) Good full,
deep red. Complex, vineyard-typical aromas of briary blackberry, smoke,
minerals, underbrush and roasted herbs. Rich, dense and sweet, with mineral and
spice notes. Expansive and large-scaled yet light on its feet. Finishes complex,
spicy and long, with the noble rusticity and restrained sweetness of this
distinctive grand cru. Notes of wild dark berries, chocolate and herbs. Tannins
are dusty but fine. 90-92 points Stephen Tanzer's International
Wine Cellar, Mar/Apr 03 より抜粋
($95) Medium red.
Subtle, nuanced aromas of smoky red fruits, flowers and minerals. A step up in
aromatic complexity and class, with strong soil tones of berries, minerals,
underbrush and earth. The wine's solid acidity and strong minerality give it
superb definition and inner-mouth energy. Suave, silky and long on the back end,
which features very fine tannins. It remains to be seen if the 2002 will express
its terroir as clearly as this wine. 92 points Stephen Tanzer's
International Wine Cellar, Mar/Apr 04 より抜粋
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| ●1999 Clos de Lambrays Grand Cru |
| クロ デ ランブレイ |
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●1981年に特級に昇格、それと前後してワインの評価は下がる、という不思議な運命を辿った「クロ・デ・ランブレー」の最新と古酒ヴィンテージを取り合わせてご紹介します。
8.8haのほぼ全てをドメーヌで持っていますが、ほんの数畝を「ジャン・ラフェ」「マニャン」さんが所有しています。手を出しやすい価格帯の希有な「ニュイのグラン・クリュ」です。
99年を反映してかラズベリーやチェリーなどの果実味がたっぷりとあり、スパイシーで複雑、ぷりぷりした味わい、久々にゴージャスなランブレイ復活!。美味しいですね!徐々に樹齢も高くなってきて、確実にそのテロワールの良さを具体化してきていますね。クロ・ド・タールの北側に接していますが、より開放的・外向的で好感が持てます。IWC
90−92points |
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| ●1976 Clos des Lambrays 1er Cru |
| クロ デ ランブレイ |
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【どうです?美しいじゃあ有りませんか..】
ちなみに未だ飲んでません。飲むつもりではいますが、残るかどうか..。
1976年は、スーパーヴィンテージの1978年に隠れてしまい、忘れられたヴィンテージでも有りました。しかし昨今、ブルゴーニュの76年を飲むと、
「旨い!しかも未だこれから伸びてゆく...」
という印象を大きく持ってしまいます。
何ヶ月か前の事ですが、お隣の「クロ・ド・タール1976」を飲みました。いやー、とても良かったですよ。ブルゴーニュの神髄ここにあり、って感じでした。
また、グランクリュ昇格前、コッソン家からサイエ家への売却前のクロ・デ・ランブレーですので、当然古木が殆どと推測されます。
PKさんの「バーガンディ」を紐解けば、79年にサイエ家が買収してから一部が改植され、81年に1級から特級へ昇格した、と有ります。また、ゆるみっぱなしの収量制限の他に考えようがないほど、ワインの中身は水ぶくれだった、とも言っています。
一方セレナ・サトクリフ女史は、
「前のオーナーは何十年も何もしなかったので樹齢は70年にも達していた」と書いています。
上記を考えて且つ、その照りのある赤みの強い色合いを見る限り、決して大いに水ぶくれしている訳では無いんじゃないか?と思います。最終的にはテロワールが勝つ、と見ました。北からクロ・ド・ラ・ロシュ、クロ・デ・ランブレー、クロ・ド・タール、ボンヌ=マールと続くグランクリュのテロワールは、スパイスや動物的香りが出やすく、ロシュ(岩)やクロ・ド・タールの深みを持ち合わせた希有なものです。
また、1968年に出版されたアンドレ・シモン著の「栄光のワイン」には、
モレの最大で優良な葡萄畑はクロ・ド・タールとクロ・デ・ランブレーの二つで有名である。−中略−
二つの葡萄畑は、長く保存する価値と効果のある、均衡の良く取れた、非常に肉の厚い赤ワインを生産している。(東京書房社
栄光のワイン アンドレ・シモン著より抜粋)
と書かれています。
ということで、このワインに多少の希望を持ちたいと思う方に購入していただけたら、と思います。まあ、あれだけ酷評されたクロ・ド・タール76やミュジニー77ヴォギュエの旨さを考えれば..おそらく楽しめるはず..と思うのですが!
P.S. グラン・クリュ・クラッセ と書いてありますが、特別な意味は有りません。この頃のワインには良くあることです。 |
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| ●2000 la Rose du Clos |
| ラ ロゼ デュ クロ |
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「石垣に囲まれた畑のロゼ」という名前のとっても分かりやすいワインです。名前だけでは無く、味わいも判りやすいです...。この名前にした、ということは、確実に特級畑「クロ・デ・ランブレー」のセニエ・ジュースで造られたと思います。グラン・クリュのロゼなんて、「グッ」と来ちゃいますよねぇ..。
味わいは、まだ少し表情が足りないようですので、旨みを出して行くのに半年ほど掛かるかもしれません。しかし、「超すっきり」「酸味もほどほど」「フレーヴァーもほどほど」「雑味全くなし」という説明しやすい味わいです。とにかく、料理の邪魔をしないことは現状では確かです。しかも、ワインを愉しんでいるという実感を損なわないのが良いですね..。「美味しくなってから飲みたい方」は約半年の我慢、「デイリーだからすいすい飲めるのが良い」方は速攻で飲んでください。 |
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