フランス■□ Maison Philippe Pacalet □■ブルゴーニュ
フィリップ パカレ |
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● 2009年のボージョレ・ヌーボーはいかがだったでしょうか。お客様からは、
「改めてフィリップ・パカレの素晴らしさを堪能した!」
とのお声をいただいています。
今回は、日本の割り当てがたったの7ケースしかないレア物・・・ピュリニー=モンラッシェ・レ・ルフェールをご紹介します。 |
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| ●2007Puligny-Montrachet 1er Cru les Referts |
| ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ルフェール |
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【最低2年は置いてくださいね!素晴らしいプルミエ・クリュです!】
ピュリニーのプルミエ・クリュで、ムルソー・レ・シャルム(ドスュ)に隣接しています。若いころは綺麗な白・薄い黄色を連想させるムルソー・レ・シャルムに比べ、ルフェールは、やや黄緑色のニュアンスを重量感と共に持ち合わせているように思います。
とても良く凝縮していて重みが有り、黄色、薄い緑のニュアンスに満ちている。とは言え、現在は閉じこもっており、ほぼ何も開放しないブラックホールのような状態。ただただ球体のまま、存在感だけを現しているようだ。まったりと、粘っこさを感じさせながらの長い余韻。
かなり素晴らしいワインだと思います。しかしながら、現在は開けるべきでは有りません。最低2年、出来れば3年以上置いて欲しいと思います。
2007年のコート・ド・ボーヌのシャルドネは、21世紀で最高の仕上がりかもしれないと感じていますが、確かな結論を出すには至っていません。フィリップ・パカレの代表作になるかもしれないワイン・・・是非セラーで貯蔵していただいて、お楽しみください。
| ピュリニー モンラッシェ村の中でもムルソー側に位置し、ムルソーの1級シャルムに隣接する、好立地。ピュリニーのワインでもふくよかで複雑味のある味わいが期待できます。 |
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フィリップ・パカレ 2007年ピノ・ノワール完全ガイド!
● さあ、皆さんがお待ちかねであったはずの、2007年フィリップ・パカレ、ピノ・ノアールの完全ガイドをお届けしましょう。・・・どうやら聞いた話によると、一番期待して待っているのはご同業とエージェントさんらしい・・・(^^;;
・・いや、当てにならないかもしれませんよ〜!
総評。
2007年のフォロップ・パカレ、ピノ・ノワールは、2006年ものの、赤くチャーミングで端正な、比較早い段階での収穫を思わせる熟度とは全く趣が異なる。
2007年ピノ・ノワールは、とても良く熟した葡萄を収穫し(そのように感じた)、アイテムによってはかなり熟度が高いし総体的にも高い。結果、充分なボディと熟した果実のニュアンスを得たが、2006年のようなとても冷涼な果実酸は失ったアイテムが多い。言ってみれば、それだけ早く第一期飲み頃を迎えるアイテムが多いと言うこと。
2007年の白眉はシャルム=シャンベルタンで間違い無い。続くのは例年通りジュヴレのラヴォー・サン=ジャックで有る。シャンボール・プルミエ・クリュとポマール・プルミエ・クリュがそれに続く。
特筆すべきは、2007年初登場のボーヌ・レ・ペリエールの秀逸さである。今からでもかなり美味しく飲めるし、ポテンシャルがかなり高い。
クラス別のお奨め
基本的にクラスを飛び超えての出来栄えは無い。ラヴォー・サン=ジャックは本当に素晴らしいが、シャルム=シャンベルタンを超えられない。ジュヴレ=シャンベルタンは早くから美味しいが、1級のワインのポテンシャルを凌ぐものではない。
村名クラス
一推しはジュヴレ=シャンベルタン。現在のバランスで美味しく飲める。
プルミエ・クリュクラス
やはりラヴォー・サン=ジャック。これは間違い無い。バランスや美しさでボーヌ・レ・ペリエールが素晴らしいが、潜在的なポテンシャルではシャンボールとポマールのプルミエ・クリュとどっこいか超えられない。しかし、赤いチェリーそのものが高貴に香る味わいには脱帽。他のジュヴレ1級2つは、畑の個性が出てポテンシャルも感じるが時間が掛かる。
グラン・クリュ・クラス
シャルム=シャンベルタンで決まり。購入して損したとは全く思わないだろう。エレガンスとパワーが高いレベルでバランスしている。リュショット=シャンベルタンは残念ながら後述する理由で販売しないことに。
2007年のフィリップ・パカレのピノ・ノアールは、2006年と大きく変わって熟度が高く、外交的な仕上がりで、ポテンシャルも高い。残念なのはリュショット。今のところ販売予定は立たない。
もし、どれか1本と言われたなら、価格を考えなければシャルム=シャンベルタンを推す。もしくはラヴォー・サン=ジャック。そして、早めに飲むことを考えるのならば、間違い無くボーヌ・レ・ペリエール。これは本当に美味しい。さらに、そこまで出せないよ・・ということならジュヴレ=シャンベルタンが良い。
2007年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、マイナスのイメージを持たれていらっしゃる方も多いと思います。しかしながら、2004年を再度思い出してみてください。2005年が早くからグレートだとアナウンスされ、リーズナブルに提供されたにも関わらず、また、美味しいとの声が有ったにも関わらず、避けられてきたはずです。その結果、現在ではとても美味しい2004年のピノの、リリース直後の姿を確かめていない方が多いと思います。グレートなヴィンテージは、基本的に時間が掛かるものです。(1999年は「単純に早飲み」が3分の2を占めるヴィンテージだと思います)
とても美味しく、素晴らしい出来栄えになったと思います。お勧めいたします。 |
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| ●2007Charmes-Chambertin Grand Cru |
| シャルム=シャンベルタン・グラン・クリュ |
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【かなり素晴らしい出来栄え!2007年の白眉です!】
やや温かみを感じるアロマ。物凄い凝縮感。口中を一気にフルにした後に現れる、美しくも美味なアクアの味わい。スパイスとチェリー、スパイス、石灰系ミネラル。おそらく全く開いていないのだろうが滅茶苦茶旨い。軽く複雑なスパイスを含む余韻は長すぎて計りきれない。高貴なニュアンスがいつまでも存在する。
これは、購入できる方は購入すべきワインです。おそらく全く何も放出していないような状態で、これだけ旨いのだとすると・・・クラシックな出来栄えじゃないかな?と思います。リアルは徳丸編集長の現地試飲で93ポイント止まりでしたが、noisy
は プラス1.5ポイントはつけると思いますし、95ポイントもあるかもしれません。試飲で残ったボトルを持ち帰れなかったのが実に残念でした!超お奨めいたします!
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| ●2007Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux Saint-Jacques |
| ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン=ジャック |
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【例年通り、素晴らしい出来!とても大きなワインです!】
自宅の庭の、隣家との境に薔薇を植えているんですが、毎日のように眺めています。春から12月頃まで花を咲かせて楽しませてくれます。
ブルゴーニュに限らず、葡萄畑には薔薇の木が植わっていることが多いようですが、これは、病気や害虫の発生を、弱い薔薇の木が教えてくれるから・・・という説が有ります。・・・という訳で、noisy
の自宅に植えているわけでは有りませんが、見ていると、1本の薔薇の木で本当に弱肉強食の世界で、寄生、共生が行われていることが・・・判ります。
例えば、薔薇の木というとまずは「アブラムシ」ですね。若芽や蕾にしがみついて、樹液を吸っているようです。余りに酷い時は潰して回ることになり、何本かの薔薇の木を面倒見るのには、かなりの時間を費やすことに成ります。余りにアブラムシが多いと、葡萄の樹勢も弱くなり、若芽が枯れてしまうことも有るようです。でも、見えないところで薔薇の木もアブラムシから何かを受け取っているのかもしれません。
そのアブラムシの天敵が、てんとう虫ですね。黒やオレンジのヘルメットのような体に、真ん丸い模様の付いた・・・あいつです。中々に愛しい感じで、
「もっと飛んでこないかなぁ・・」
などとも思ってしまいます。
ところが、アブラムシに共生?するようなタイプの虫もいます。それが、小さめの「蟻(アリ)」です。この蟻は若芽についたアブラムシから、何らかの分け前を貰っているように見えます。沢山のアブラムシが固まって若芽に張り付き、そのアブラムシに引っ付くように、かの小さな蟻がいます。そして、noisy
がアブラムシにチョッカイを出そうとすると・・・、その蟻たちはアブラムシの周りを警戒するように動き、威嚇します。
まあ、守護しているように見える訳ですが、本来はカマキリとか蜘蛛とかの天敵からアブラムシを隔離しているんでしょう。そして、てんとう虫さんは・・・、蟻の大群に嫌気をさして、どこかに言ってしまうんですね。さ、さようなら・・・。
また、ある種の蜂なんですが、夏ごろからお腹の辺りがオレンジのものが現れて薔薇の茎に卵を植えつけます。その卵が孵ると実に厄介で、薔薇の葉っぱを延々と食べ続け、1週間も放って置くと、薔薇の葉っぱは丸坊主になってしまいます。ですので、この幼生が現れると、その近くの枝ごと切り落として処分することになります。
たった薔薇の木数本で、これだけ色々な生命が関与し合います。実物大・・・いや、人間が実際に小さくなって、現場を見たとしたら・・・これはまるで何かの映画のように、凄いことになっちゃっているんでしょう。
葡萄の畑も・・・同様に本当に凄いことになっているはずです。春の芽吹きから毎日のように、害虫や益虫が関与し合い、様々なバクテリアや菌も・・・同じように関与します。人間の体も同じように・・・虫は付いているでしょうし、体内ではバクテリアや菌の反応する力を借りて、消化したり、エネルギーに変えたりしているのでしょう。
2007年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、ややもすると、
「出来が悪い」
との一言で片付けられてしまっているようです。noisy としては、そんな「思い込み」は出来るだけ持たないようにした上で、
「目の前のそのワインの味わい・ポテンシャル・状態」
のみを自身で判断することを続けています。ですから、時にはワイン評論家と言われる方々とは大いに異なる評価をもします。古くからの新着のメンバー様は、その辺りはご存知のことでしょう。
「ぁ・・またそんなこと言っているよ・・」
でスルーされる方も多いと思いますが、あくまで、ボトリングされ、日本に輸入されたものを実直に見つめ、判断すようにしてます。ですので、皆さんがスルーしたであろう2004年のピノも、
「美味しいよ」
と言えた訳です。
このラヴォー・サン=ジャックの出来はかなり素晴らしいです。 他のヴィンテージと比較しても全く遜色無いです。2006年が、少し淡いニュアンスの入ったラズベリーが前面に出ていたのに対し、それはやや奥に鎮座、反対に構造がやや大きく、やや褐色や茶色のフルーツや無機物のニュアンスが前面に出ています。リリース直後の完成度は2006年が上ですが、2〜3カ月でタイプは若干異なるものの、同等もしくは以上のパフォーマンスを見せてくれるでしょう。さすがフィリップ・パカレですね。難しかったとされる2007年も、もしかしたらnoisyと同じようにアブラムシと格闘・・・はしなかったかもしれないが、様々な様相に適切な対処をしてきたのでしょう。
とても美しい、赤を基調とした透明度の高い色合い。重厚な甘みを持つ極小ベリーの集合体。うねりを伴う旨み。押し寄せる波のような余韻。実にピュアで旨い。これから果実感はどんどん増して行くだろう。素晴らしい!
上記は試飲時のメモの抜粋ですが、思い出しただけでも生唾が出てきます。このワインはホント、毎年外れません。ワイン自体の大きさといい、価格も高く無いと言い切れますね。現在でも一応飲めますし、これも超お奨めです。2007年のパカレは1万くらいで1本だけ・・・とおっしゃるなら、これしか無いでしょう。お奨めいたします。
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| ●2007Chambolle-Musigny 1er Cru |
| シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ |
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【さすがのシャンボル1級!今年も素晴らしいです!】
プルーン、チェリー、ベリー、スパイス。溌剌としたミネラル感。かなり高度なバランス。肌理のとても細やかなテクスチュア。とてもドライでやや硬い。しっとりと落ち着いた余韻がかなり長い。少し時間が掛かるだろうが、こうしている間にもどんどん良くなって来る。
このワインも例年外れないワインですね。ただ、シャンボール自体がややカッチリ仕上がるため、柔らかな味わいを求める方には、ちょっと向きません。反面、シャンボールらしいミネラリティと果実感、カッチリ感がお好きな方にはたまらない出来栄えでしょう。これも超お奨め!テロワールがしっかり出たワインです。お奨めします。 |
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| ●2007Gevrey-Chambertin 1er Cru Bel-Air |
| ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ベレール |
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【希少なベレール!2007年も中々の仕上がりです!】
とても精緻。チェリーのふっくらとした映像が眼に浮かぶ。華やかでフルーティなミネラル香。素晴らしい!味わいはややハードでカッチリ。瑞々しい余韻が長く続く。とてもピュアで美しい、キレイ系のワイン。
素性の良さが伝わってくる仕上がりです。もともとベレールはレアな畑で、クロ・ド・ベズの上部に有ります。葡萄がきっちり出来るとかなり素晴らしい仕上がりになる・・・もともとそういう畑なんですね。やや軽めの中量級です。ポテンシャルを発揮するには最低でも1〜2年以上寝かすべきでしょう。 |
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| ●2007Gevrey-Chambertin 1er Cru la Perriere |
| ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラ・ペリエール |
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【これはちょっと硬いです!】
とても熟れた果実のやや乾いたニュアンス。チェリーっぽく、土っぽい。丸まると、ふっくらしているが、ドライで閉じている。しっとりとしたささやかな余韻が長く続く。将来性は大きいが、現在は手を出すべきでは無い。
ん・・・どうでしょうか。瑞々しさがほとばしるパカレのワインにあって、このワインはやや乾いたニュアンスが全体を覆っているように思います。3〜5年は手を出せない感じ・・・です。この1〜2年での選択肢には入らない感じです。ワインとしては素晴らしいですが、現在購入したいパカレの2007年の候補としては、後回し・・・です。
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| ●2007Pommard 1er Cru |
| ポマール・プルミエ・クリュ |
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【パカレのワインの中ではもっとも重量級!】
コーヒーっぽい、焦げ茶や黒のニュアンス。とても底が深い、奥から沸いてくるようなブラック・チェリー。骨格の大きな重量級。ねっとりとして余韻が長い。将来性大。
閉じています。まあ、試飲したのが輸入直後ですから、もしかするとかなり早い段階から飲めるようになるかもしれませんが、印象としては、ちょっと置いた方が良いですね。最低でも夏が終わるまでは・・・休めてください。とても広い敷地を埋め尽くすだけの要素は揃っていると判断しました。大化けする可能性も否定できません。お奨めいたします!
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| ●2007Beaune 1er Cru les Perrieres |
| ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ペリエール |
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【魔物か麻薬か??!後を引く赤い小さなピュア・チェリーの美味しさ!】
ワイン屋の仕事をお客様が端から見ていると、いや、想像してみると、もしかしたらとても華麗でのんびりとしていて優雅、美味しいワインはガンガン飲めるし、お食事にもご招待が一杯有って羨ましい・・・、そんな風に思えるかもしれませんね。
確かにこの仕事をしていると、やれフランスの誰々が来たから・・とか、イタリア生産者が初来日で・・・とかで、テイスティング会は元より、交えたお食事会にも呼ばれることも有ります。また、そんな状況ですから、ワインだけは本当に良く口にします。
まあ、単に口にするだけでは駄目で、見た瞬間、飲んだ瞬間、香りを取った瞬間に、そのワインのポテンシャルや特徴と掴んで、売るポイントがどこにあるかを考え、扱える商材で有るかどうかの判断を求められる訳です。
そう聞くとさらに、
「あぁ・・・面白そうだなぁ・・。優雅だし、何より美味しいものとの出会いは良いよなぁ・・」
と思われる方がそれなりにいらっしゃるに違いありません。
しかしながら、扱うワインに正対しようとすればするほど、かなりしんどい仕事になってきます。ワイン1本の重さは1kg〜2kgほどですが、一箱12本になれば
×12ですから・・・かなりの重量。それを上に持ち上げたり、降ろしたり、はたまたは瓶や箱を抱えたまま中腰での作業を強いられることになります。不規則な勤務時間はもう当たり前・・・。仲間とのテイスティングの帰りは、完全に夜は明けていますし、お呼ばれで東京に出かけた帰りは、まあ、何とか終電に間に合えばラッキーで、遅くなった時にはタクシーで自宅に辿り着くことになります。その上、
「あ、メールを書かなきゃ・・・」
「新着ページの仕上げを・・・」
「オーダーFAXをしないと・・」
「・・・・今入ったご注文のワインって・・・在庫有ったっけ?」
みたいな状況は日常茶飯事です。公休と言えるのはお正月のお休み位のもので、定休日も普段からの溜まった仕事を減らす日と化してしまいますから、まあ、自分でやっているから良いようなもので、他人様を同じような仕事環境で雇うことはかなり微妙でしょう。重い荷物を持ってアチコチふらふら、汚れるし、実にハードな仕事だと言えます。ちっとも華麗な部分など・・・有りゃしません。
そんなnoisyではありますが、沢山のワインを口にしながらも、自分で好んで飲みたいワインのタイプも有りますから、そんなワインと一緒の時は、とても楽しいし、至福の時でも有ります。
そして、この2007年のボーヌ・レ・ペリエールは、まさにnoisyのマイ・タイプな、素晴らしいワインに仕上がっていたんですね。
とても美しいチェリーのアロマ。精緻さに長けた素晴らしい味わい。飲める。複雑性も高くかなりのポテンシャルを感じる。背筋がゾゾゾと来る。ドライだが甘く、正に甘露。中高域に中心が有る。中量級。シャンボールっぽくも有る素晴らしいワイン。
いや〜、これにはびっくりしました。昨年までのボーヌ・シュアシューは、ボーヌの南、ポマール寄りに有りましたので、ポマールに近いニュアンスを持っていましたが、このレ・ペリエールはボーヌの北西部に有る、秀逸な1級畑が集まる区域に存在します。まあ、全くニュアンスが違います。言ってみれば、ルーミエさんのシャンボールや1級の、赤い果実の出方にも似たニュアンスが有り、パカレらしい、可憐でピュアなスタイルが、最もマッチしているとも思うんですね。確かに、素晴らしい仕上がりのラヴォー・サン=ジャックやシャルム=シャンベルタンには、どうあがいても勝てないのでしょう。しかしながら、鮮やかな色合いを目にした瞬間、グラスをノーズに近づけてアロマを受け取った瞬間、口に含んでボディを確かめた瞬間、飲み込んで余韻に浸っている瞬間、そして、酔い覚めの時の心地良さ・・・。全てがnoisyの好みに近い・・・いや、好みというか、こんなバランスが最高に好きなんじゃないかな・・と自己分析しています。
まあ・・・普通のショップさんなら、敢えてボーヌのワインを売ろうとはしないでしょう。余りに危険性が大きすぎると考えるでしょうね。でも、ボーヌの町は、ブルゴーニュ中のネゴシアンの本拠が集まっているんですね。昔から素晴らしいワインが造られていたことの証明でも有ります。(地理的に良かった・・・という意味合いもあるようですが・・・)ネゴシアンに占拠されてしまったボーヌの1級は、いつの間にか、その品質を落とし、昔の名声もどこへやら・・・という状況になってしまったのでしょう。特にボーヌの北西部の1級畑、レ・マルコネ、レ・グレーヴ、レ・ブレサンド、クロ・デュ・ロワなどの一画は、ワイン自体の酒躯はそれぞれ造り手・区画により違うものの、冷ややかでミネラリティに裏打ちされた赤い果実が見事に出た素晴らしいワインが生まれることが有るんですね。どちらかと言えば、同じ1級のレ・グレーヴに近い、繊細さとパワーに頼らないワイン自体の迫力を持つもの・・・それがこのレ・ペリエール・・・なんです。
ホント、チェリーの美しさと言ったら・・・感動ものです。全くドライなのに甘いんですよね。そしてバランスが素晴らしいです。これぞブルゴーニュ・ピノ・ノワール!旨いです。超お奨めいたします!
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| ●2007Chambolle-Musigny |
| シャンボール=ミュジニー |
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【フィリップ・パカレ流の造りがとても似合う!】
とても肌理の細やかな、ややジャミーな黒チェリーのアロマ。良く溶け込んだ石灰系のミネラルがとても伸びやかに香る。カッチリとスタイリッシュでノーブルな味わい。瑞々しく冷たいニュアンス。中量級のとても良いバランス。
フィリップ・パカレ流の造り・味わいがとても似合うのがこのシャンボールですね。いつもの年よりも過熟気味のようなので、現在は赤や紫のイメージよりは黒に近いフルーツを感じさせてくれます。(時間が経つと変わる可能性は有ります)
薄いのでは無く、ピュアで瑞々しいですが、到着直後の今のバランスは、やや硬く、フラワリーなニュアンスが占めているようにも思いますので、少なくとも2〜3カ月の休養が必要でしょう。(早く飲みたいのでしたら、この下でご紹介のジュヴレ=シャンベルタンが良いですよ)しなやかさが出てくると「鬼に金棒」でしょう。素晴らしいワインだと思います。お勧めします! |
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| ●2007Nuit-Saint-Georges |
| ニュイ=サン=ジョルジュ |
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| ●2007Gevrey-Chambertin |
| ジュヴレ=シャンベルタン |
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【すぐに飲むならジュヴレ=シャンベルタンで決まり!他の村名ワインもテロワールばっちりです!】
「パカレっぽい・・・」
とは一体どういうものなのだろう・・・と、実は大いに考えさせられたのが2007年のパカレのピノを飲んだ後の正直な思いでした。ある種のパカレらしさを、漠然とではあるものの、何ヴィンテージかに渡るテイスティングで感じ取ってはいました。
まあ、ちょっと脱線しますが、フィリップ・パカレの全アイテムテイスティングは、お財布の中身的に結構厳しいものが有ります。
「ん?・・・エージェントさんがサンプルをくれているんじゃないの?」
と思っていらっしゃったお客様もおられるかもしれませんが違いますよ。仲間でお金を出し合って、キッチリとテイスティングさせていただいています。今回のテイスティングもワイン屋仲間で行っています。1軒で全部空けることは、おそらく不可能に近いでしょう。
2005年のフィリップ・パカレは、確かにリリース直後から、何のストレスも無い、ピュアでニュートラルな表情をしていました。ですから、受け取る我々も、何のリキミも無く、素直に、楽にテイスティングが出来た訳です
2006年のフィリップ・パカレは、幾つかの例外を除いて例年よりもやや鮮烈ながら淡い赤が印象的なアロマで、やや早い収穫を思わせるものでした。
で、2007年と言うと、特にこの村名ワイン3アイテムは、やや過熟気味の、収穫を出来るだけ延ばしました〜感をバッチリ前面に出した、熟れてややジャミーな果実が印象的でした。
「・・・つうことは、パカレらしさとは・・・何?」
加えて言えば、この村名の3つのワインですが(シャンボールを加えて4つでも)、ものの見事に香り・味わいが違います。一般に言う、テロワールが出ているんでしょう(それを言うと、そんなことは無い・・・と眉をひそめる方もいらっしゃいますが!)。
結局パカレらしさとは、その時の状況にキッチリ対応できる能力を持っていることを前提に、ピュアで、鮮烈な色合いと、ミネラリティの高い、決して濃厚タイプでは有り得ない、瑞々しく、キレイな、エキスがピッチリ出たワイン・・・というのが基本なのかな?と思います。・・・勿論、若干の分布のズレは有るかもしれませんが。
で、おのおのの村名ワインの評価に移ります。
●2007 ニュイ・サン=ジョルジュ
やや赤茶っぽさの有る美しい色合い。グリセリン濃度たっぷり。熟れた、深みと甘みの有るアロマ。やや紫が混じる。甘塩っぱいミネラルが多量。瑞々しくバランスが良い。わずかにエッジ。チェリーっぽい余韻で美味しく飲める。
以上がテイスティング時のメモです。例年よりもやや甘みを感じるバランスで、例えば2005年と比較すると、2006年同様早い段階からより美味しく飲めます。ほぼ2006年と同じ出来栄えかな・・・との判断です。以下は2006年のニュイ・サン=ジョルジュのコラムからのコピーです。ご参考にされてください。
2006年NSG--------------------------------------------------------------------------------
【リーズナブルな価格帯では一押し!素晴らしい!べた褒め!】
かの有名な1級畑「レ・サン=ジョルジュ」の下部は国道側のリューディ、「レ・ロンジュクール」です。昨年までは、レ・ザルジラでしたので、かなり遠く離れています。
2005年までのニュイ・サン=ジョルジュは、どちらかと言えばエレガントでちょっとクールなニュアンスを持ったワインでした。ところがです!2006
年のニュイ・サンは・・・べらぼうなバランスを持ったワインに仕上がってしまったんですね。
これは収穫のタイミングがテロワールとバッチリ合ったことが、最も重要な成功のポイントではないかと推測しています。それに、レ・サン=ジョルジュの直
下のリューディと言うこともあって、まん丸としたバランスで、現実的なチェリーのニュアンスを、そのまま感じさせてくれる生きの良い味わいなんですよ。
黒味のあるチェリー。かなり現実感有る。とても良い。丸みのあるチェリー。とてもバランスが良く、スパイシーで旨い。わずかに乾いた後口。濃厚ではないピュアで近世の取れた美味しさ。旨みがぎっちり詰まっている。飲める。
どうでしょう?口にした瞬間からチェリーの現物の映像が目の前に浮かんでくるようです。それでいて、決して濃厚では無く、旨みが詰まった味わいをしています。これを旨いと言わずに何と言うか!
「ニュイ・サンって、あんまり得意じゃないんだよね・・」
という方も中にはいらっしゃるでしょう。おそらく、どこか感じてしまう野暮ったさが重さを連れてくるのでしょう。しかし、このニュイ・サンは、きっと期待
を裏切らないと思います。一押しにするからには意味がある・・・是非飲んで欲しいと思います!!
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●2007 ジュヴレ=シャンベルタン
やや赤黒い、暗めの色合いだが、ややジャミーなダークチェリーのニュアンスがしっかり。華やかなスパイスでとてもアロマティックに香る。中域もしっかり出ていて、例年よりも鉄っぽさは少ない。基本ドライだが僅かに甘みさえ感じる旨み。味わい自体はジャミーでは無い。キレイさ、ピュアさが目立ち、どんどん華やかなスパイスが出てくる。味幅がとても広い。
やや熟れた傾向に振ったジュヴレ=シャンベルタンですが、この3アイテムでは飛び抜けたバランスをしていて、今でも美味しく飲めてしまいます。中量級のこのジュヴレがこの中では一推しですね。とても旨いです。是非とも飲んでみてください。
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●2007 ポマール
熟れた紅色のチェリー。やや花っぽくドライだが、中域・中盤もしっかり。少し乾いたニュアンスから、どっしりとした重みが生まれつつある。甘みは全く無いが優れたバランス。とても美しい。現在はボーヌっぽい、やや中量級のバランス。
成長途中のポマールです。まあ、単に長旅の疲れが出ているだけなのかもしれません。僅かに黒味の入った赤い印象ですが、これから、もう少し黒いニュアンスが増えてくるものと想像しました。これもかなり旨いんですが、現時点ではジュヴレの方に軍配が上がるかな?と思います。いずれ、ジュヴレと同等に評価できるようになるでしょう。2〜3カ月待てるようでしたら、こちらに挑戦してみてください。お勧めいたします。 |
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| ●2007Ruchottes-Chambertin Grand Cru |
| リュショット=シャンベルタン・グラン・クリュ |
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【Lui et elle 彼と彼女 そして Enfants 子供たち】
ラシーヌさんが輸入されたワインの紹介では無いが、やはりこのようなシュチュエーションでは、お二人のお力をお借りしないと業界やワインファンのためにならないと思うので、いささかの場違い感と勘違いの可能性があることをお許しいただくこととして登場していただこうと思う。Lui
(リュイ 彼)とは塚原正章さん、Elle(エル彼女)とは合田泰子さん。言わずと知られたラシーヌさんの取締役だ。
Lui(Il?) はワインシーンにおいては黒子に徹せられていらっしゃるように見えるが、実は我々が様々な媒体を通して閲覧しているワインの文章の、洞察力が鋭く説得力と表現力があるものは彼が書いている場合が多い。重鎮である。穏やかで柔らかな物腰だが、鋭い眼光が相手を射すくめるようでもある。Elleはメディアにも多く取り上げられるのでご存知の方も多い。noisyの稚拙な文章にも時折登場していただいて、助けを借りている。心より尊敬している先達である。
Lui と Elle は長年に渡って日本におけるワインのシーンを大きく変革してきた稀有な方々だと思う。結果、現在のような、ポテンシャルが有ってコンディションの良い、美しいワインが日本において提供されるようになったと言える。そしてLui
と Elleが歩まれて来た道筋で、多くの子供たちが巣立った。フィリップ・パカレのエージェントの野村ユニソンさん、萩野氏も、その昔はル・テロワールさんで
Lui とElleと共に美味しいワインを美味しく提供するために頑張っていた。まあ、言ってしまえば、現在は別のエージェントで、商売敵でも有るし、様々で複雑な思いがお互いに交錯しているのかもしれない。「そんな紹介の仕方をしないでくれ」とさえ言われるかもしれないし、「そんな事を言うな」と怒られるかもしれない。
しかしながら、人はお互いに影響を与え合うものである。良きも悪しきも、良くも悪くも・・である。教わったつもりは無くても教わっていいるものだ。特に物事の根源に関わることは、いつの間にか染み渡っているものだと思う。
2007年のフィリップ・パカレのピノ・ノワールは、ピュアでとても熟れていて、2007年ヴィンテージのマイナーなイメージを全く感じさせない素晴らしい出来栄えだった。このリュショット=シャンベルタンを除いては・・・。現在はそのような判断なので、noisy とすれば、noisyのお客様に販売する訳には行かない。実質noisy が確かめたリュショットのブティーユは1本で、エージェントさんが自分たちで確認した別の1本と、飲んだ印象が結果全く同じだった。つまりは、香りはほぼ健全だが、味わいが全く平坦で何も無く、色あいも今ひとつ濁っている・・というもの。日本において、今のところ開けられたリュショットのブティーユは、おそらくこの2本だけだろうから、確率10割で「駄目」という状態だ。それに、何かしらの作用で劣化した・・・と思えるような部分が全く無いので有る。
noisy が、フィリップ・パカレのトップワイン、リュショットを売らないのは自分たちのテイスティングの帰結として当然だと思う。しかし、エージェントの野村ユニソンさんのその後の対応がとても良かった。noisy達のテイスティング結果を聞き、さっそく自分たちでも確認したのだ。そして、リュショット2007の販売を取り合えず止めたようである。原因を確かめるため、現地に問い合わせをしているようで、また今後、数本をチェックのために開けるようである。
もしかすると、あるロット、あるケースのみが駄目という可能性も有りうる。しかしながら、おそらくは希望的観測かな?とさえ思ってしまう。後天的に・・・いや、コンディションが悪いようには見えない。でもまた、リアルワインガイドの徳丸編集長の現地試飲の結果とも有る意味異なるので、現地と日本での味わいに差が無いとは言い切れないのだ。
それでも、noisy達のテイスティング結果を聞き、ワインファン、消費者に正対した対応を取られた野村ユニソンさんの対応は本当に素晴らしかったと思う。このような状況になると多くのエージェントは、いや、ワインショップも含めてだが、何とか誤魔化して売ってしまって利益を出そうとするだろうし、例え、
「こんな味わいでは駄目だな」
と判断できたとしても、営業的な観点から見て見ぬフリをするのがオチだろうし、場合によっては、そんな味わいであることすら認めようとしないだろう。だから、目の前の出来事の本質を正しく判断し、正しい方向性を持った道に向かうのは、実は至難の業だったりする訳だ。
きっとそんな真っ当な神経の持ち主たちはみんな、人が喜ぶ姿を見るのが大好きなんだろう。喜んでもらうためにハッチャキになって動いているんだろう。そう思う。Lui(Il?)もまた、noisyがラシーヌさんにお呼ばれした時にチラチラ見ていると自ら、お客さんに出す数多くのグラスをヤカンの蒸気とタオルでいつまでもピカピカに拭き上げているのである。Elle
はお客様の間をヒラヒラと蝶のように舞いながら、
「・・・一体いつ食べているんだろう?」
と思えるような忙しさで笑顔と情報を振りまいているのである。そして、LuiとElleの教え子たちもそのほとんどはまた、グラスを磨かないかもしれないし、ヒラヒラ舞わないかもしれないが、いつの間にか教わった物の根っこを胸にしたためつつ自身のスタイルで唄うのであろう。
そんな人たちが気合を入れて持ってきたワインが不味い訳が無いのだ。基本的には・・・。だってそれは、
「喜んでもらいたいから」
が根底に有るから・・・である。今回は・・・何かしらの間違いなんだろうと思う。誰しも100%に全てを成し遂げたいと思うものだが、完璧はなかなか有りえない。でもきっとその原因をつかみ、今後に役立ててくれることと思う。
よって期待していた方には大変申し訳ないが、この状況が打開できない今のところは、リュショット=シャンベルタン
2007 フィリップ・パカレをnoisyは販売しない。打開できたら再度ご案内させていただく予定だ。
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● 待望の2007年フィリップ・パカレ第一陣が到着です。ピノの大物は2009年の5月頃のリリースとのことで、今回はシャルドネ8アイテムとペルナンの赤1アイテム、計9アイテムのご紹介です。
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◆2007年パカレ第一陣総評
(今回は赤が1アイテムなので結論を出せず、総評は白のみとさせていただきます。)
2007年のフィリップ・パカレの白は、凄かったです。秀逸且つ超重量級のオンパレードでした。しかしながら、樽の香りが強いということが無く、とことんまで美しいもので、再度惚れ直した感じがします。
2005年の白もそうでしたが、酸度のレベルが滅茶苦茶高く、それに負けないだけのミネラリティが有り、その中には表情の元になる要素がたっぷりと結合していました。我々はその漏れ出した一端を見ただけに過ぎないのですが、ほとんどのアイテムが「飲めるバランスにあった」のが・・・驚異的です。
単純に、
「買うべきか買わないべきか?」
と聞かれたら、
「絶対に購入すべき!」
と言うでしょう。(まあ・・・ワイン屋が言うことですから・・という点はさておき・・)
また、
「いつ飲むべきか?」
と聞かれたら、
「好きなときに飲めば良い!」
と応えるでしょう。それだけ2007年のパカレの白にはポテンシャルが有り、秀逸すぎるほどのバランスが有ります。
では、
「超お奨めのアイテムは何か?」
と聞かれたら、
「サン=トーバン・アンルミイィ」
「シャブリ・ボーロワ」
「ムルソー」
「ピュリニー=モンラッシェ」
と応えるでしょう。中でも昨年はさほどでもなかったシャブリ・ボーロワは、とんでもないレベルのポテンシャルを秘めていると思います。
「ん?コルトン=シャルルマーニュはどうなの?」
と聞かれたら、
「今でも美味しく飲めるが、勘違いされると困るのでこれだけは最低5年寝かすべき!」
と応えるでしょう。今でも充分に旨いが・・・余りに球体過ぎて、滅茶苦茶旨いACブルのシャルドネだと思われかねません。
「じゃあ、今までリストされてないアイテムはお勧めじゃ無いの?」
と聞かれたら、
「そんな事は無いが、ポテンシャル的にはリストしたものよりは僅かに落ちる。比較対象としての購入はとても面白いはず」
と応えるでしょう。
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まあ、そうは言いながらも、一番安いモンテリーも、2006年ものとは大違い!素晴らしいですので、プライスから言ったらこの選択肢も当然有ります。全アイテムを扱いますので、是非ご検討ください。
なお、アイテムによりましては3月2日より出荷、最短3月3日到着とさせていただきますのでご了承ください。お奨めいたします。是非ともご検討くださいね。 |
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| ●2007Monthelie 1er Cru Clos Gauthey |
| モンテリー・プルミエ・クリュ・クロ・ゴーテイ |
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【一番リーズナブルなワインです!】
キレイな樽のニュアンス。レモン・カンキツ、焼いたリンゴ、厚みの有るミネラル、ミルク・キャラメル。軽やかな酸と中程度の膨らみ。リンゴ酸系の冷たく美しい酸が余韻の後まで持続する。とてもキレイ。瑞々しい。とても凝縮。密度が高い。飲める。
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| ●2007Saint-Aubin 1er Cru les Muergers des Dents de Chien |
| サン=トーバン・プルミエ・クリュ・レ・ミュルジュ・デ・ダン・ド・シアン |
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| ●2007Saint-Aubin 1er Cru en Remilly |
| サン=トーバン・プルミエ・クリュ・アン・ルミイィ |
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【サン=トーバンの隣り合った1級対決!】
●サン=トーバン・プルミエ・クリュ・レ・ミュルジュ・デ・ダン・ド・シアン
とても高酸度だがバランス良し。わずかな甘みが飲み易さを演出。ピュリニー的なミネラル香をさらに強くしたような感じ。口内に粘りつく。ハツラツとした酸と練れた酸の高度なバランス。オレンジ系や赤系の果実が入る。飲める。
●サン=トーバン・プルミエ・クリュ・アン・ルミイィ
ミュルジュよりもボリューミーなミネラル。僅かに樽。ムルソー的な滑らかなテクスチュア。ムルソーとピュリニーの中間的な立ち位置?かなりバランス良く旨い。全く開いていないのだろうが強く凝縮している分、飲める。
やや日陰のミュルジュに対し、南に開けたアン・ルミイィの違いがハッキリと出ています。ミネラルの出方はまるっきり違うと言って良いかと思います。素晴らしい仕上がりでした。 |
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| ●2007Chablis 1er Cru Vau Ligneaut |
| シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォー・リニョー |
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| ●2007Chablis 1er Cru Beauroy |
| シャブリ・プルミエ・クリュ・ボーロワ |
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【シャブリの1級対決!一押しはボーロワ!】
●シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォー・リニョー
カリン、水のアロマ。とてもハイトーンなフィルム上の一面のミネラル。一体感ある味わい。とても高酸度。きっちりドライだが、エキスの味わいが強い。とてもじゃないが開かないとしてもある種の完全なバランスが有り飲める。果実感はミネラルの裏側に有る。
●シャブリ・プルミエ・クリュ・ボーロワ
エレガントに香るミネラリティ。とても素晴らしい。ピュア感バッチリ。むっちりとしたボディは凝縮感溢れるもの。余韻がとてつもなく長く圧巻。グレープフルーツやレモン系+蜜。水のアロマは無い。エキスの味わいが素晴らしい。
ボーロワはグラン・クリュ並みかと思います。ヴォー・リニョーは旨いが1級止まり。ボーロワを一押しです。 |
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| ●2007Puligny-Montrachet |
| ピュリニー=モンラッシェ |
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【村名コート・ド・ボーヌ対決!】
●ムルソー
しっとりとしたニュアンス。奥に蜜。滑らか。適度な膨らみ。粘度が滅茶苦茶高いし恐縮している。バランスがかなり良い。後口のビターがリアルな果実感を演出。素晴らしい。飲める。
●ピュリニー
とても煌びやか。エレガントで襞の有るミネラル。ピュリニー的。奥に蜜。一体感の有る味わい。重厚さがあり、ある種の完全さ。ムルソーに比べるとやや硬い。
どちらも素晴らしいが直近ではムルソーに軍配。半年後は・・・判らないほど実力伯仲。素晴らしいです。どちらもお奨めです。
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| ●2007Corton-Charlmagne Grand Cru |
| コルトン=シャルルマーニュ |
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【脅威のポテンシャル!!】
全く開かない。しかしまん丸の球体。滅茶苦茶旨いACブルとして飲んでしまう。積層したミネラリティ。ミネラルを目一杯溶かしこんだ液体。コメントのし様が無い・・・。
これは・・・かなり置かないと難しいでしょう。ポテンシャルはとんでもないレベルで有ると思います。しかし・・・これは「まるい石」そのものです。5〜10年は掛かると思います。
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| ●2007Pernand-Vergelesses |
| ペルナン=ヴェルジュレス |
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【一応飲めます!】
かなり硬い。とても詰まった感じ。色は薄く目茶ドライ。甘みなし。気持ちを神妙にさせるような繊細な表情だがとにかく硬い。・・・しかし5〜10分ほどでこなれてくる。花、スパイス、色の淡いプラム。早めの抜栓で飲むことは可能。
まだ蕾のような状態ですが、意外や意外、徐々に解れてきました。デキャンタ、もしくは抜栓を早めにすることで、飲むことは出来ます。とてもエレガントピュアです。飲んでみてください。
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● 「おおっと〜!」
と・・と・・思われた方も多いかもしれませんね。(・・とが多過ぎ・・) 今やブルゴーニュ自然派を語る上では避けて通れぬ大御所になった感の有るフィリップ・パカレが、初めてリリースするACブルゴーニュ・ピノ・ノアールです。
おそらくパカレが造るピノ・ノアールでは、もっとも低価格なキュヴェですが、さすがにDRCの誘いを蹴っ飛ばした男らしく、隙の無い造り且つパカレらしい美しい仕上がりになっています。(おっと〜、どこかのショッピングモール風の物言いか?)
なお、日本には50ケースの入荷だそうですので、さほど数は無いでしょう。ワイン屋さんで最大20〜25件ほどの扱いだと思われます。noisy
のところには3ケースの入荷ですから、単純に6%をいただいています。
のんびりしている・・・というよりも、基本的に飲んでからじゃないと出しませんので、日本でおそらく一番最後のご案内に近いと思われます。
「1本は飲んで、もう一本は1年後か2年後に・・・」
みたいな飲み方がベストと思われますので、是非お早めにGETしてください。 |
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| ●2007Bourgogne Pinot Noir |
| ブルゴーニュ・ピノ・ノアール |

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申し訳有りませんがお一人様2本まででお願いいたします。
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【まだまだ硬いがさすがの味わい!ようやくつぼみが開いたところ、花が咲き始めたところ!】
ワインの表現とは実に難しいものです。いつも悩んでいます。定番のやり方である、
「色はやや薄めのルビー。赤い花、薔薇、ハイビスカス・・・」
などと、判ったような、まるで判って無いような、相手に伝える気がこれっぽっちもないような、花とフルーツ、無機物の、知りうる限りの言葉の羅列で誤魔化してしまえばしごく楽チンなものですが、花と表現するか、蕾に止めておくか、果実まで成長しているのか、だとしたら熟度はどの位かなどを考えつつ、「花だ」「まだ蕾だ」と簡潔な表現になるように、言葉を受け取った方が想像しやすいように選んで書いているのが現状です。
では有りますが、花のニュアンスと果実の風味の両方が確実に出ている場合も多くありますので、余りに省略しすぎてしまうと、反対に勘違いされ兼ねませんし、前面に出ているものと後ろに回ってしまって、僅かにその影をチラチラ見せるのみの要素も有りますから、はたしてこのやり方でさえ良いのかどうかも、現実悩みの種です。noisy
さんのホームページを見て表現の勉強をしてます・・・とおっしゃってくれるお客様も実に多くいらっしゃって、とても有り難い事ではあるんですが、結構な難問と取り組んでいるような気がいつもしています。
なので、「俺が選んだんだから間違い無い」などと偉そうに問答無用で押し付けてしまえば簡単なのでしょうが、それだと何のためにやっているのかさえ理由付けに困ることにも成りかねません。・・・で結局、今のところ、言葉を選んだ「比ゆ」と「味わい感」のハイブリッド簡潔表現方式?に落ち着いている訳ですね。
で、パカレのACブル、ピノ・ノアールですが、とても美しく出来ています。そして事実美味しいです。でもまだ若く硬い・・・。風味を1本の果樹で例えるなら、まだようやく蕾から花になったあたりで、色合いもさほど濃くは無く、味わいもサラリとしたものになっています。果実そのもので例えるなら、ベリーを潰さず、固体そのままの一つの臭いを嗅いだようなニュアンスです。これがちょっとつぶれてくれると・・・第一期の飲み頃かな?という感じ。おそらく半年から1年でその時期に来ると思います。まあ、2007年ですからね・・・。今が2008年ですから、収穫が9月として、ちょうど一年ほどです。若い訳ですよ。
しかしながら上記でも書いたとおり、フラワリーな軽いニュアンスがとても心地良く、カッチリとした硬さも趣の有るものですので美味しく飲めると思いますよ・・・そうそう、例の×ビン・・もとい、「4次元デキャンタ」の出番かもしれませんので、ご興味の有る方は是非ご一緒にご検討いただければと思います。フィリップ・パカレの動画を見つつ、4次元デキャンタを操り、3カ月も床屋さんに行かずに風呂上りに髪を乾かさずに寝てしまえば・・・、心も体もパカレになれるかも・・・しれません・・♪♪
冗談はさておき、美味しく飲めるし充分なポテンシャルも感じます。・・・で、テクニカルを全く読んでいなかったので、
「シャンボールとジュヴレを足して2で割ったような感じ・・」
と、書こうと思っていたら・・・そのまんまでした・・・。ん?自分でやってるんだから何とでも言えるよなって??・・・・そうなんですよね〜。まあいいじゃぁ無いですか、自分にポテンシャルも無いのに無理に有るように装ってれば、いつかはそんなメッキは剥がれてバレバレになる訳ですから・・・!(・・・でもちょっとそれは怖いぞ!)
と言うわけで、しょうもない自己ヒケラカシは置いといても、このページのトップに持ってきたからには、noisy
が認めた品質以上で有るのはわかって頂けるでしょう。さほど数が無いので、申し訳有りませんがお一人様2本まででお願いいたします。お奨めいたします!
●エージェント情報
このブルゴーニュ・ルージュは、シャンボール・ミュジニー村近郊の区画及びジュヴレ・シャンベルタン村近郊の区画から産出されます。生産量はおよそ250ケースで、フィリップ
パカレにとってのレギュラーラインナップではなく、あくまでお得意様向けのスペシャルキュヴェという位置づけで生産されています。
明るい色調を持ち、香りは非常に華やかで、チェリーやフランボワーズのニュアンスが感じられます。品のある酸味と優しい果実の旨みがあり、比較的ボディはしっかりとしています。2007年は、エレガントな風味を備えたヴィンテージですが、パカレの醸造家としての仕事が細部まで行き届いており、パカレらしい味わいや香りが楽しめます。 |
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◆2006年のフィリップ・パカレはどうか?
そんな訳で(どんな訳?!)2006年のフィリップ・パカレである。我らがリアルワインガイドも現地取材が大部分を占めるようになり、日本市場の現品に対するチェックという視点が外れつつ有る現在、しっかりと現品をテイスティングし判断する、という、ワイン販売の基本が重要性を増している。皆さんは勘違いしているかもしれないので記載しておくが、
「日本の代理店は出荷前にほとんど自身の販売するワインを飲んで(チェックして)いない」
のである。
勿論、ラシーヌさんのような素晴らしい会社も中には有るが極端に少数であるし、また、どこかのタイミングでは、何とか飲んでいる・・・かもしれない、というレベルがマシな方である。輸入して販売する前に現品を全て試飲チェックをしている、という会社はおそらく一軒も無い。
であるからこそ我々ショップの出番であると思うので、資金的にはかなりきつかったが、フィリップ・パカレ2006年も、全ての21アイテムのテイスティングを仲間のショップと共同で行った。(2005年も全部のアイテムを開けているし、2004年もリアルでかなりのアイテムをテイスティング済み・・・。この先も出来るかどうかはワインの価格の沈静化にも関わってくる・・・)
でようやく本題、2006年のフィリップ・パカレはどうなのか?
一言で言えば、
「ピュアで若々しい酸味を残すように収穫した結果、さらにエレガント増のエキス系になり恐ろしく美しい仕上がりになった」
と言えるだろう。
今までの比較で言えば、
「梅きのこ、梅かつお 風味の今までの弱酸性パカレ節は2005年まででおそらく廃業?」
「より端正でテロワール(人を含めない狭義の)の特徴がよりくっきりと現れたスタイル」
になっている。
いつ飲んだら良いのだろう?という点については、
「飲める時期はアイテムごとに異なるので各コラムを参考に・・・」
2006年のパカレは2005年よりも良いのか?という点は、
「これもアイテムごとに差が有るが、上と思えるアイテムもかなり有る」
「白は半数が2005年よりも上。お買い得だったサン=トーバンに限っては昨年ほどのアドバンテージが無い」
「赤は、アドヴォケイトはおそらく昨年の評価を超えないが、バーガウンドやジャンシス・ロビンソンが評価すれば高いものになるかもしれない」
で結局、2006年パカレは買いなの?という重要な点だが、
「絶対に買いだと確信!」
エレガントな、とてもピュアな果実の風味が、2005年までの酸の量はほぼ同様にしてもより若々しく存在しているので、より長命だが、ある程度早い段階から美味しくなる可能性も有るワインに仕上がっている。心配された「腐敗果」の影響は全く皆無!見当たらない。
赤、白のお薦めアイテムを知りたい!
ピノ・ノアールは、価格を考えなければ間違い無く頭抜けているのが、
2006 リュショット=シャンベルタン
これはある意味、今飲んでも震えがくるほど滅茶苦茶旨い。そして、かなり長命。否定する人はいないだろう。ジュヴレの中のミュジニーとも言いたくなる深遠なアロマ。
次が、
2006シャルム=シャンベルタン
リュショットとは全く正反対の性質を持っている、とても静かだが余裕、ゆとりを感じる大地のワイン。これだけ「きれいさ」が途方も無く存在するのもある意味物凄い。
両者に続くのが昨年も一押しで大ブレークした、
2006ジュヴレ=シャンベルタン・ラヴォー・サン=ジャック
2005年とは違った美味しさを見せている驚きのワインで、果実を伴った旨みがさざ波のように押し寄せてくるから気付けば鳥肌になっていたという・・・。このプライスゾーンではやっぱり一押し。
もしくは、少し及ばないにせよ、2006年はブレンドになった、
2006 ポマール・プルミエ・クリュ
ブレンドすることによって、ほぼ完璧なバランスを身に付けたニュアンス。これもかなり旨い。
スタンダードクラスでの一押しは何と、
2006 ニュイ・サン=ジョルジュ
「えぇ!?」
という声が聞こえてきそうだが、2006年は畑が変わったこともあって、また、パカレの変身振りが若い果実酸を残す方向に行ったものだから、やや野暮ったさが特徴とも思えるニュイ・サン=ジョルジュが滅茶苦茶バランス良く、やや黒味のあるチェリーが現実感を持って感じられ、現在でも美味しく飲めてしまうと言う・・・ちょっとびっくりのバランス。飲み応えも有り、軽やかさも有り、ある意味パーフェクト。
シャルドネのお薦めは・・・これも価格を考えなければ、間違いなく、
2006コルトン=シャルルマーニュ
2005年の、ちょっとどっか間違っちゃった感は全く無く、構造の大きな、ミネラルたっぷりの、テッカテカな、「まさにコルシャルの鏡」みたいなグラン・クリュで素晴らしい。
さらに価格も考えて・・・となると一押しは、
2006ムルソー
で決まり。
これがかなりの出来栄えで、隣り合うピュリニーとは正に対照的な味わい。現状ではムルソーに軍配が上がるものの、ピュリニー=モンラッシェも捨てがたいのは事実。サン=トーバンの2アイテムは、到着直後の不安定さが有ったものの、徐々に持ち直す傾向が見て取れ、7月ころには美しい仕上がりになっていると思う。が、2005年の出来には及ばない。ダークホースがシャブリの2アイテムで、酸が強く、キンメリ風ミネラルがてんこ盛りなので、少し休めないと本質が見えてこない。(ミネラルの組成が要素の表現を邪魔しているような感じ) しかしながら、大化けする可能性が有る。
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2006年ヴィンテージに関して
<フィリップ パカレ氏からのメッセージ>
一般的には、2006年はテロワール由来のミネラルが顕著に感じられる、平均的な作柄の年と言われています。8月はあまり天候に恵まれずに涼しかったのですが、9月になってからの好天気によってブドウの成熟がすすみ、良好な収穫となりました。収穫は9月26日に行いました。
2007年のボジョレーヌーヴォーにおいても同様でしたが、夏の涼しさ自体は、そこまで悲観的に考える必要はありません。じっくりとブドウの成熟を待つことが出来れば、上質で品のある酸とエレガントなミネラルを得ることができます。
2005年のような天候に恵まれた年は、誰しもが余計な事さえしなければ質の良いワインを造れる年でしたが、個人的には2006年のようにヴィニュロン(ブドウ生産者)としての仕事ぶりが如実に味わいに表れる年に愛着と自信を感じます。結果的には、2006年は非常に良好なワインに仕上がったと思います。
香りには各テロワールの特徴がしっかりと表現され、畑ごとの特徴をしっかりと感じられます。成熟したブドウが収穫できたのでアルコール度はやや高め、酸とのバランスも良好です。
赤ワインに関しては香り高くミネラル豊富、繊細でエレガントな味わいのワインです。
白ワインに関してはとてもリッチで、アルコールもしっかりしており、香り高いワインとなりました。
「暖み」を感じるムルソー、モンテリー クロ ゴーテイ、サントーバン アン レミィといったテロワールは、力強くリッチな味わいです。また「冷たさ」を感じるピュリニー
モンラッシェ、サントーバン ミュルジェ ダン ド シアン、シャブリ プルミエクリュ、コルトン
シャルルマーニュといったテロワールは、
リッチかつミネラル豊富です。
<日本のお客様にメッセージ>
最後になりましたが、2006年のワインを皆さんの傍らにおいて頂き、グラスを片手にテロワールの織りなす華やかなアロマと豊かなミネラルを楽しんで頂ければと思います。ワインは頭で考えて飲むのではなく、心で感じて飲んで頂くことが何よりも大切なことだと思います。是非、皆さま2006年のワイ
ンを楽しんで下さい。 |
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| ●2006Ruchottes-Chambertin Grand Cru |
| リュショット=シャンベルタン |
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【新生フィリップ・パカレのフラッグシップは恐ろしく旨い!とんでもないポテンシャル!それでいて今も飲める!】
一口すすれば、閉じた口をそのまんま横に引っ張ってって思わず「にんまり」・・・そしてとてもピュアな美しい果実の余韻に浸る。ドライで、全く若く美しい果実の酸が、抜群の旨みを持っています。
ジュヴレ村のグラン・クリュは、南のマゾワイエール(シャルム)から北のマジ=シャンベルタンまで連なっています。最も北のマジの上部をえぐるような形で存在するリュショットですが、フィネスの点でクロ・ド・ベズに劣る面があるにせよ、芳醇で余韻が長く、驚くほど長熟であるというのが定説です。また、斜面の上部に位置することも見逃せない点で、驚くほど硬く痩せた畑であるのが、このリュショットの味わいを決めていると言えるでしょう。
パカレの2006年リュショットは、2005年のリュショットとはかなり方向性が変わっています。(おそらく)収穫時期を早めた影響で、まるでレザムルーズのような華やかさと強い芳香を手に入れています。一歩引いて言ったとしても、ジュヴレの中のシャンボールのようなワイン・・しかも、かなりの複雑性を持っています。
試飲のメモには、ジャミー、キノコ、とてもドライ。笑っちゃうような長い余韻。飲めてしまう。桁違いの美味しさ。コメントは無意味。・・・と書いていました。通関後間も無いまだ落ち着いていない状況下で、これだけバランスが良く、しかも飲めてしまうというのは大きな驚きでした。それと同時に個人的にも、昨年もかなりの高い評価をしたリュショットの変身振りにもびっくりしました。
おそらくこの2〜3カ月を休めることで、大きな押し出しを持ったボディを手に入れると思われます。「真の意味でのグレートなワインはいつでもそれなりに美味しい」という定説が真実ならば、ぴったり当てはまるワイン、それがリュショット=シャンベルタンであると言えます。
まあ、確かに高いと言えば高いのかもしれませんが、ジョセフ・ロティの2005年はもっと高いし・・・決して常識外れな価格ではなく、品質が価格を凌駕していると確信しています。ご興味の有る方、是非ご検討ください。
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| ●2006Charmes-Chambertin Grand Cru |
| シャルム=シャンベルタン |
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【リュショットとは全く正反対の性質!これも素晴らしいです・・・】
2006年のフィリップ・パカレの、華やかで外交的な要素を前面に出してアピールしてくるリュショットに対し、シャルム=シャンベルタンは一見内向的で、ある程度どっしりとした良い重さを持っているグラン・クリュだと言えます。
おそらく皆さんがお持ちであろう、シャルム=シャンベルタンの良いイメージをそのまんま投影するとフィリップ・パカレの2006年シャルム=シャンベルタンになる・・・と思います。ですので、清楚で美しい土、とても静粛で、でも実はかなりの大きさを持っています。
シャンベルタンの下部に位置するシャルムは、チャーミング・シャンベルタンとも言うべき質を持っています。言わば、ややこじんまりしたシャンベルタンという訳ですが、これだけ美しく、清楚に仕上がっていると、その磨きを掛けられた美しさが、ちょっとした恐ろしさにさえ感じられるかもしれません。因みに試飲メモには、
シャルムらしい「おしとやかさ」「清楚」「構造の大きさ」とても美味しい!シルキー、静かな、でも確実で大きな美味しさ。複雑性に品格が備わる
と書いています。
これも落ち着いたらかなりのワインに仕上がることは間違いなさそうです。美しい果実酸がテロワールを一段とくっきりとさせた2006年フィリップ・パカレの特徴が出ていると思います。そうですね・・・2003年頃のパカレのワインであれば、抜栓直後は全てほとんど同じニュアンスを受けていた・・・と思います。特徴が出てくるのに1時間ほど掛かったので、リアルのテイスティングの時は、かなりシンドイ思いをしたのを覚えていますから・・・。その時は疲れ果てました。今回は、全くそのようなことは無く、ブルゴーニュのピノ・ノアールが持つ繊細さ、そしてその畑が持つ類稀な特徴を、いとも簡単に、そして深遠に教えてくれます。素晴らしい出来だと思いました。ご検討ください。
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| ●2006Gevrey-Chambertin 1er Cru Lavaux Saint-Jacques |
| ジュヴレ=シャンベルタン・ラヴォー・サン=ジャック |
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【プライスとクオリティ、満足度を考えればラヴォー・サン=ジャックがベスト・チョイス!】
2005年のラヴォー・サン=ジャックを一押しにして、新着メンバーの皆さんからはやんやの喝采を戴きました?が、通常のhpでは一本も販売することなく、ついにはエージェントさんから、
「もういい加減にしてください!もうラヴォーは出せません・・」
みたいな調子で止められてしまいました。だってね〜。旨いものは旨いんだから仕方無いじゃん!
ところがしっかり売り切ってしまってから、何故かアドヴォケイトに2005年のパカレが登場し、ラヴォーが最高得点の96Points
を得たのを見て、有る意味、嬉しい反面ガッカリ・・・みたいな妙な気持ちになったのを覚えています。・・・まあ、卑しい心ではある訳ですが、
「しまったなぁ・・・1ケースくらいは売らないで取って置くんだった・・・」
・・・ホント卑しいったらありゃしない。
常日頃自信たっぷりのコメントで世の中を騒がせている noisy ですから、そのまま商売に生かせれば良いのでしょうが、なかなかそのあたりが難しい。だから楽しい訳でも有りますし、どうしようもないワインに高い評価をしている評価機関やそのまた反対を平気でやってしまう方々に文句の一つも言える立場に何とかしがみついている・・・とも言えるかもしれません。
で、2006年のラヴォー・サン=ジャックですが、やっぱり素晴らしかった!これ、本当です。ペリエールやベレールの素性の良さもヒシヒシと伝わっては来るのですが、やっぱり潜在ポテンシャルの大きさと、何よりも飲んだときの感動の大きさが別物であることが、このワインの本質を語っていると思います。
試飲のメモには、以下のように書いていました。
全くラズベリー。静かな甘みのアロマ(ドライだが)。三段攻めで押し寄せてくる旨み。粘って拡大するボディ。美味しい。スパイスを感じさせながらの余韻。とても凝縮している。
ネガティブな言葉が全く無い、賛辞のメモに終始していますが、2005年と比べると若干の違いも有ります。2005年はテイスティング時にはほぼ完成され、充分に成長したような、旅の疲れを感じさせないコンディションでした。2006年は僅かに安定感を欠いた状況と思われましたが、それでも上記のようなメモでしたので、これが充分な休養を得た時には・・・かなりの感動を味わせてくれるはず・・と確信しています。
言ってしまえばリュショットの桁違いの美味しさには及ばないものの、シャルムがとても静かなタイプなので、ほぼ同格位まで仕上がっている・・・と見ています。(勿論シャルムが大化けする可能性も秘めていますので平たい比較にはならないかもしれません。)
このプライスまで手が出せる・・・と思われる方は、何とかラヴォーを手に入れてください。きっと期待を裏切らないでしょう。2005年の「どしっ」としっかりしたラヴォーでは無く、もう少し焦点を上の方に(軽やかな方)に置き、果実のピュアな美味しさに振った構成になっています。勿論、将来的にはさらに深みを増し、大きな真円をパレットに描いてくれるはずです。2006年も一押しにさせていただきます。ご検討ください!
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| ●2006Gevrey-Chambertin 1er Cru la Perriere |
| ジュヴレ=シャンベルタン・ラ・ペリエール |
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| ●2006Gevrey-Chambertin 1er Cru Bel-Air |
| ジュヴレ=シャンベルタン・ベレール |
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【出来は素晴らしいが、ラヴォーには残念ながら及ばないと判断!・・】
どちらのキュヴェも素晴らしい!・・・ラヴォーの存在さえなければ・・・です。あえて言うならこの2つの中では「ペリエール」が僅かに勝っているでしょう。
まあ、そうは言いながらもワインの美味しさ、楽しさは別のところに有る訳です。単なる評価のポイントでは現れない部分が一番楽しいんです。ね?そうでしょ?細かな違い・・・と思われるかもしれないが、飲んでみたら思いっきり違う・・・。でも、あのリューディのこんな部分に似てるが、やや表土が薄いのかな?とか、少し涼しげなニュアンスが有るから、ちょっと西に向いてるか、すり鉢状か・・・いやいや、すり鉢ならもう少し肥沃な感じがあるんじゃないの?みたいな連想ゲームが楽しい訳です。まあ、そんな妄想癖が有ったら思いっきりオタクです・・・。グーグルのマップでかなり細かく見えますので、ご覧になってみると面白いですよ。あ、リュショットやベレールどうこう・・とは書いていないので、ブルゴーニュの細かな地図は購入しておいてくださいね。因みに、ベレールは何と・・・リュショットの南に接していますし、ペリエールはリュショットの真下のマジの真下です。
もしリュショット、ベレール、ペリエールを比較されたなら、
「なんでこんなに違うのよ!」
と・・・きっと思われるに違い有りません。美味しいには違いないんですけどね・・・。
まずペリエールですが、下記のようなメモになっていました。
表面チェリー、奥からベリー。スパイス、まろやかな甘み。深みはかなりありそうだがまだ余り姿を現さない。(ドライだが)どんどん甘くなる。ポテンシャルはおそらくかなり高い。
どんどん甘くなる、というのは残糖の甘みでは無く、旨みが沸くように出てきているサマを現しています。今ひとつ落ち着いていないコンディションがそのまま現れているのか、やや硬めに仕上がっているのかは判断できませんでしたが、しっとりと濡れたようなニュアンスになるには2〜3カ月掛かりそうな感じに捕らえました。しかし、このペリエールは意外に早くまとまってくるワインなので、ここに手を出すのも良いかな、と思います。まあ、悪いワインが無いので・・・お薦めするのも中々に難しいんです。半年経ったら確実に向上し美味しく飲めるようになると思います。このワインも実に美しい、若い果実が存在しています。
また、ベレールですが、メモには、
チェリーと赤いベリー。深みのあるボディにスパイス。中域はドライ(ここは乾いた感じの意味)だが目が詰まっている→まだ開放に向かわないがポテンシャルは有る。落ち着いたらかなり美味しくなるだろう。エレガントさと深みを持つ。
と、書いていました。
かなりのポテンシャルを感じましたが、今ひとつの落ち着きが不足しているということですね。
若干脱線するようですが、「落ち着かせる」ということについて記載しておきます。どうしても入荷後にすぐ販売されるケースが多いのが高級ワインです。これは、1本当たりの単価が高いことに由来しています。当然フィリップ・パカレに関しては、それなりの量が有り、しかも価格もそれなりですから、エージェントさんとて落ち着かせてから出荷したい気持ちを抑えての販売になってしまいます。最も、通常は「誰も飲まない」ような状況下で販売されてしまう訳ですから、それでも良いっちゃ良い訳です。
しかし通関が切れ、我々やお客様のところにワインが届いても、長旅の疲れが存在します。
「揺らして持ってきたところで、ワインの味わいが変わる訳では無いでしょ?」
と、思われているとしたら、とても大きな間違いです。たかが一週間経っただけでもワインの味わいは大きく変化します。
一般に落ち着いていないワインは、特に酷いコンディションになると、要素がバラけて感じられます。アルコールが浮き、酸も妙に酸っぱかったり余り無いように感じたり、香りもバラバラです。状況によっては、とても正常とは思えない場合さえ有るかもしれません。それが1カ月もすると、かなりバランスが取れ、一体感が出てきます。
ベレールにせよ、ペリエールにしても、瓶詰めのタイミング等も有ってか、やや落ち着いていない状況では有りましたが、妙な香りや味わいは全く無く、とても美しい姿をしています。この先1カ月ほどでかなり落ち着くと思いますし、比較的早め、1年位でびっくりするほど成長すると思います。また、最低でも10年間は向上し、20年ほどの間持つでしょう。
このコラムの下に、つたないいたずら書きに近いロケーション図を載せておきましたので、是非ご参考にしてください。ピンクの文字部分がパカレがリリースしているリューディです。これほどまでに近いのに、かなりの違いがある訳です。高々、高度で20〜30メートルほどしか変わらないですし、ましてや、真横の場合さえ有るんです。それがテロワール・・・畑の持つ特徴です。素晴らしい出来になった2006年、是非ご検討くださいね。
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| ●2006Chambolle-Musigny 1er Cru |
| シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ |
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【シャンボール好きには溜まらない?エレガントだがとても力強いプルミエです!】
2005年のシャンボール・プルミエ・クリュもそうでしたが、1年寝かすとかなり向上したと思います。noisy的には、2005年は確かにラヴォーを一押しにしたのですが、次の押しはこのプルミエ・クリュだったんですよね。ところが何を思われたのか、皆さんラヴォーにばかり目が向いてしまって、ポテンシャルが物凄かったシャンボールのプルミエ・クリュが、素通りされてしまいました。
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↓2005年のコメントです。
【真ん丸!立体的!球体!三次元的!な液体・・とても優れています。】
アロマはなかなかに開いて来ないものの、表面が艶々しているとても美しい球体を接点で感じることでしょう。わずかな時間をおいて、味雷を拡げてくるような膨らみが力強さを感じさせてくれます。シンプルなシャンボールよりもやや紫掛かった果実の説得力を味わいから感じます。リリース直後で贅沢な話ですが、これで香りが開いてくるとかなり凄いんじゃないかな?レ・シャルムとか、デリエール・ラ・グランジュとかの、ややパワフル系シャンボール・プルミエのイメージです。素晴らしいです!
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2006年のプルミエ・クリュは、印象はかなり似通ってはいますが、力強さのニュアンスが若干変わっていました。こじ開けられる様な、無理矢理なニュアンスから、ソフトでフレッシュなタッチになっています。メモには、
ふっくらした黒・赤チェリー、スパイス、甘みを感じるアロマ。品と深みは村名シャンボールには無いもの。静かで複雑な余韻が長く続く。リッチなバランス。かなりポテンシャルが高い。一応今でも飲める。
実際、ラヴォーの次に来るのはこのシャンボール・プルミエかポマールのプルミエです。一応飲める・・・のがポイントですね。昨年はリリース直後はちょっとツライ感に襲われましたが、2006年は何とか行けそうです。しかもかなり格上に感じていただけると思います。ご検討ください。 |
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| ●2006Pommard 1er Cru |
| ポマール・プルミエ・クリュ |
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【昨年まではレ・シャンランとしてリリースされていたワインがさらなる大きなワインに!】
1級畑「シャンラン」及び「アルヴェレ」の葡萄をブレンドし、ポマール・プルミエ・クリュとして2006年の初リリースです。レ・シャンランはヴォルネイ寄りに有り、ポマールに特級畑が有るとすれば真っ先に候補になるといわれるレ・リュジアンの南に接しています。
またレ・アルヴェレはボーヌ側のレ・シャルモワに接する畑ですから、造り手の意図とすれば、ボーヌ側とヴォルネイ側の良い部分をブレンドし、ポマールそのものを表現したい・・・みたいなものがあったのかもしれません。
事実、エレガントな傾向を見せていたポマール・レ・シャンランでしたが、レ・アルヴェレを足したことで深みや重量感が出て、一層大きな円形を感じさせる見事な仕上がりになっています。
メモには、
プラム。伸びやか。スパイス。途切れそうでいてきっちりと続いてゆく。とても落ちついていて、単純にも美味しいと思える。一層の複雑性はこれから。有る意味とても良い。奥にスパイス。中量級のバランス。甘く美味しい。飲める。
と書いていました。「甘い」と書いてありますが、基本は全てドライで、残糖の甘みは有りませんから、旨みを持った酸が積層し、また、酸素を取り込んだ要素が徐々に膨らんで行ってそのように感じさせるのでしょう。
このポマール1級はかなり旨いので一押しにしたいのですが、大きさもしっかりありますが複雑性はこれから半年ほど掛けて出てくると思いますので、そのようにはしませんでした。ゆっくり休めて飲まれるのでしたら全く問題にも有りませんし、「ちょっと勿体無いな感」を「ヘ」とも思わないで済む方には、是非ともお薦めしたいアイテムです。特に2005年までのレ・シャンランとの構造自体の大きさの違いは目を見張ることでしょう。飲んでみて欲しいアイテムです。お薦めします。
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| ●2006Chambolle-Musigny |
| シャンボール=ミュジニー |
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【これは飲めます!素直に美味しいです!】
若く美しい果実と酸を残すような収穫をしたせいでしょうか、より一層シャンボールらしい美味しさを身に付けたワインです。香気に満ち柔らかなテクスチュアを持つと言われるシャンボール=ミュジニーの姿をそのままに感じることが出来ます。
メモには、
透明なミネラル。奥から甘いチェリー。とてもクリアで旨みの有るバランスの取れた酸。後口はややドライ。香りは余り強くないが旨みの有る美味しい酸で飲めてしまう。とてもチェリーを感じる。飲める。
まあ、飲めるを強調して書いていますが、輸入されたばかりのワインが、すぐに飲めるかどうかという点はかなり重要ですので、グラスを口にする度に書き込んだようです。
とは言いながらも後口がややドライさを感じる、と言う部分には、やや詰まったものが有る、ということを暗に言っていますから、まだ落ちついていない点とこれから出てくるであろう表情が閉じこもっている点が有るということだと思います。
すでに飲める状態ではあるものの、これからも上昇して行く余地が有るワインです。人気のシャンボール、是非飲んでみて欲しいと思います。お薦めです!
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【これは2〜3カ月の休養を与えましょう。2008年夏過ぎから美味しく飲めるようになるでしょう。】
実は、この下の方でご紹介するニュイ・サン=ジョルジュの出来が素晴らしくて、ポマールが霞んでしまった部分が有ります。もっとも現段階での話しですし、こうしている間にもワインは成長していますから、
「絶対に正しい!」
などと言うつもりは毛頭ございませんのでご承知おきください。
2006年のポマールですが、エージェントさんの情報によりますと、
1級畑「シャンラン」と1級畑「シャニエ」のそれぞれに隣接する同名の村名区画と「ヴィニョ」の区画より。「シャンラン」はフルーティーさや肉付きを生み出し、「シャニエ」は上品な酸味を生み出す。
とのことです。
ポマール・プルミエ・クリュ同様に、村の南側と北側のリューディのブレンドです。レ・シャニエはポマール・プルミエ・クリュで使用したレ・アルヴェレの西側に有るリューディです。レ・シャンラン、レ・シャニエ共々、1級畑と村名畑の両方が有り、この村名ポマールでは村名のリューディをブレンドしている訳ですね。
わずかに黒味、良い丸い酸味のある、甘酸っぱいアロマ。タンニンはやや表に出てくる。とてもエレガントな仕上がり。重厚な感じはほぼ無く、あまりポマールっぽくない。
要はまだ落ちついていない・・・ということになるでしょう。現在の状態ではニュイ・サンを先に飲まれたほうが良いです。しかし、パカレのポマールは例年とっても美味しいですから、先にも書いたように少し休めれば、かなり変化してくると思います。これも近いうちに飲めるという点でお薦めしたいと思います。ご検討ください。 |
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| ●2006Beaune 1er Cru les Chouacheux |
| ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・シュアシュ |
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【残念ながら2〜3年くらい掛かりそうです。・】
このワイン、例年もそうですので・・・。実はとても複雑性が有って、深みも、大きさも有るんですが、何せバランスが取れていないんです。3年くらい掛かりそうですよ。
かなりスパイシー。複雑性。中盤がやや空虚。ハイトーンな部分が多く、ローアングルが少ない。少し硬い。今はキツイ感じ。エレガント系。
要はボディが造れていない状況です。香りはかなり複雑ですし、要素に満ちている訳ですが、真ん中や下の部分がスカスカ。時間が掛かるワインだと判断しました。ですので今回は特にお薦めはしません。ここに手を出すなら、ポマール1級、シャンボール1級、ラヴォーにしましょう。3年後にお会いしましょう・・・
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| ●2006Gevrey-Chambertin |
| ジュヴレ=シャンベルタン |
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【絶妙な甘み!・】
2005年のパカレの一連のジュヴレのワインは、本当に出来が良くてびっくりしました。村名のジュヴレでさえ、
「なんでこんなに美味しいの?」
と思ってしまうほど・・・
しかしながら、ラヴォーの出来が良すぎてしまい、ペリエールやベレールの存在が霞んでしまった訳で、今でもそろそろ美味しくなったであろうペリエールやベレールが、誰にも購入されずに眠っています・・・(T.T。高くは無いと思いますよ・・・。
で、2006年の村名ジュヴレですが、
「どうしてもニュイ・サン=ジョルジュには手を出したくないだぁ!」
とおっしゃる方に・・・お薦めします。
同価格であれば現状ではニュイ・サンが一番!二番がジュヴレ・・・です。・・・いや、将来は判りませんが・・
やや黒味の入ったルビー。いつものパカレ・ジュヴレのスパイシーなアロマ。妖艶でとても色っぽい。中盤はやや細めだが静かな甘みが長く持続。美味しい。
と、書いています。
まあ、時間の問題では有ると思いますし、単にテイスティングの時までには落ちつき切らなかっただけかもしれません。ですのでこれもお薦めのワインであることには違い有りません。是非ともご検討ください!
エージェント情報
畑の場所は3ヶ所。
1、村のすぐ北側にある墓地の近く。
グランクリュのほうではなく、北側(Fixin寄り)の方。
2、国道とグランクリュの区画の間。
ジュヴレ シャンベルタンのエリアの中央部分。
3、国道の東側「ジュスティス」地区。
村から国道を渡って反対側。
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| ●2006Nuits-Saint-Georges |
| ニュイ=サン=ジョルジュ |

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【リーズナブルな価格帯では一押し!素晴らしい!べた褒め!】
かの有名な1級畑「レ・サン=ジョルジュ」の下部は国道側のリューディ、「レ・ロンジュクール」です。昨年までは、レ・ザルジラでしたので、かなり遠く離れています。
2005年までのニュイ・サン=ジョルジュは、どちらかと言えばエレガントでちょっとクールなニュアンスを持ったワインでした。ところがです!2006年のニュイ・サンは・・・べらぼうなバランスを持ったワインに仕上がってしまったんですね。
これは収穫のタイミングがテロワールとバッチリ合ったことが、最も重要な成功のポイントではないかと推測しています。それに、レ・サン=ジョルジュの直下のリューディと言うこともあって、まん丸としたバランスで、現実的なチェリーのニュアンスを、そのまま感じさせてくれる生きの良い味わいなんですよ。
黒味のあるチェリー。かなり現実感有る。とても良い。丸みのあるチェリー。とてもバランスが良く、スパイシーで旨い。わずかに乾いた後口。濃厚ではないピュアで近世の取れた美味しさ。旨みがぎっちり詰まっている。飲める。
どうでしょう?口にした瞬間からチェリーの現物の映像が目の前に浮かんでくるようです。それでいて、決して濃厚では無く、旨みが詰まった味わいをしています。これを旨いと言わずに何と言うか!
「ニュイ・サンって、あんまり得意じゃないんだよね・・」
という方も中にはいらっしゃるでしょう。おそらく、どこか感じてしまう野暮ったさが重さを連れてくるのでしょう。しかし、このニュイ・サンは、きっと期待を裏切らないと思います。一押しにするからには意味がある・・・是非飲んで欲しいと思います!!
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| ●2006Pernand-Vergelesses |
| ペルナン=ヴェルジュレス |
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【毎年パスのペルナンですが、今年は飲めます!今のうち!】
いつもはですね、2〜3年寝かしたほうが美味しいから・・・という理由でお薦めしていませんが、2006年はエレガントな方向性と収穫のタイミングが有った性でしょうか?かなり美味しいんです・・・。
桜、チェリーの丸いニュアンス。とてもチェリッシュ。甘酸っぱい。結構バランスが良い。何時もより丸みが有る。徐々に硬くなるが今でも飲める。軽めでエレガント。色合いは薄くフルーティーな味わい。
色が浅めの若いフルーツを連想していただき、軽めでエレガントなバランスのワインを思っていただければ・・・そしてパカレ・フレーヴァーを考えてブレンドしていただければ、想像通りだと思います。とてもピュアです。 |
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| ●2006Corton-Charlmagne Grand Cru |
| コルトン=シャルルマーニュ |
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【2005年の仇は取った!マンモスポテンシャルなコルシャルです!】
2006年のシャルドネは、日照条件の良い有名どころのリューディであれば、2005年を凌ぐことになるかもしれない・・・。そのように
noisy は感じています。それほどまでにコルシャルの出来は完璧で、昨年のとは比べ物にならないです。
まあ、もっとも2005年のコルシャルも悪いと言っている訳では無く、若くして飲むことが不可能だし、いつになったら美味しくなるかも見通せない・・・という意固地な性格だった訳です。
2006年のコルシャルは、コルトン=シャルルマーニュとしても、また、ボーヌの秀逸なシャルドネとしても、高い評価を得るべき品質に達していると判断しています。
レモンピール、分厚い石灰+柑橘。ひたすらピュアな美しさと大きさ、構造の深さ。出来はとっても良い。張りが有る美味しさ。
と、実に簡単に書いています。まあ、ある意味、確認するだけなんです。キッチリ出来てさえ入れば、全く問題が無いどころか、アウトスタンディングなワインに仕上がることは間違い無いんです。
で、今でもそれなりにとても美味しく飲めるし、飲み時をさほど気にせず、飲みたい時に飲んで良いグラン・クリュに仕上がっていると思います。これだけ荒れている早い段階でこれだけの表情を見せているんですから・・・。リアルは94点止まりでしたが、noisy
的にはそれ以上・・あるんじゃないかとも見ています。グレートなワイン!旨いです。是非ご検討ください。
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【パカレ白のnoisy的一押しはこれ!ボーヌのシャルドネの偉大さを味わってみてください!】
まあ、ある意味でピュリニーとムルソーは良い比較になると思います。隣り合って接している村で有りながら、これだけ性格が違うのも珍しいです。しかも、パカレのワインは、良くも悪くも「パカレ節」がしっかりと効いていた訳で、テロワール(狭義)+パカレでは、パカレの占める割合がかなりの部分を持っていました。
しかしながら、ピュアで若いアロマを閉じ込めた2006年、本来のパカレ節は、まだ存在するにせよ、その割合を大きく下げ、畑が持つ表情を、よりクッキリと表すことに成功しています。
ですので、このムルソーと下のピュリニーの、全く違う表情は実に面白いです。両方足せばル・モンラッシェ?みたいな計算になるはずです。
2006年 ムルソーは、とても重厚で滑らかな味わいと、その表面からとろ火で煮込んでいるシチューのように浮かんでくるアロマの質感が絶妙です。
リンゴ、オイリー、柑橘、白い花、表面にバター。粘っこく豊かで深く、それでいてあっさりした感じ。旨みバッチリ。絶妙に旨い!
ややこもったような、表面張力で要素を内部に押しとどめようとしているかのような液体が、耐え切れずにポツポツと放出してしまうエネルギーが、実に質感高いアロマになっていますから、noisy
のようなボーヌのシャルドネ大好き人間には、溜まらないんですよ。
そして、何より良いのは、今飲んでもその美味しさをちゃんと伝えてくれることです。レ・ナルヴォーとレ・グラン・シャロンという村名リューディのワインでは有りますが、スタイルこそ違えど、コシュ=デュリのムルソーに引けを取らないんじゃないかとさえ思います。
深遠でとても大きいワインです。是非ノックアウトされてみてください。超お薦めです!
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| ●2006Puligny-Montrachet |
| ピュリニー=モンラッシェ |
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【実に秀逸なムルソー2006の対抗馬!・・・素晴らしいがちょっと早い・・・】
これが落ちついてさえいれば、ムルソーを凌駕したかもしれません。ポテンシャル的には総合点でムルソーに並ぶほどではありますが、現在の美味しさ点では若干劣ってしまいます。いずれにせよ、時間の問題では有りますので、休ませれば解決します。
青いリンゴ、伸びやかでストレートなピュア・アロマ。素性の良さ。ねっとりとした旨み。表情はこれから出てくるだろう。ポテンシャルは高い。
ピュリニー南部、バタールの下部のレ・ノワイエ・ブレと、北部のレ・ルヴロンというリューディのブレンドです。バランスが良く、とても明るく、柑橘フルーツをほお張ったようなニュアンスを受けます。ちょっとこもった感じのムルソーとは対照的にとても伸びやかです。
「ピュリニーの持つ新鮮な果実感が好き!」
という方には、溜まらない味わいでしょう。ただし、最低1カ月は休養を与えてあげてください。徐々にその大きさと、それを埋めるだけの表情をみせるようになると思います。これもお薦めです! |
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| ●2006Chablis 1er Cru Vau Ligneaut |
| シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォー・リニョー |
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【2006年から加わった新アイテム!】
シャブリの1級は2アイテム有りまして、かなり味わいの傾向が違いますのでご注意くださいね。こちらはヴォー・リニョーです。
リンゴ、熟した果実。とても詰まったアロマ。柑橘。やや落ちついていないがしっとりした甘み。まるでアリス・エ・オリヴィエのシャブリのような、洗練されたスマートなバランス。
冷たい酸味がかなりしっかり存在しています。またややキンメリチックなミネラルがてんこ盛り・・・このシャブリ1級は2〜3カ月置くことで真価を発揮すると思います。ポテンシャルは高く、先行きが明るいです。
シャブリのようにミネラルががっちりあるワインは、やはり性急に飲んでしまいますと失敗します。充分に休ませてください。素晴らしいワインだと思います。ご検討ください。 |
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| ●2006Chablis 1er Cru Beauroy |
| シャブリ・プルミエ・クリュ・ボーロワ |
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【こちらの方がキンメリは強い!】
キンメリッジ、ミネラル感、ガス、奥に蜜、白い花、花梨、酸味の効いたアロマ。甘みが有って酸とのバランスが良い。とても静かな余韻。
皆さんが持つシャブリのイメージには、このボーロワの方が近いと思います。これもやや落ちついてはいませんでしたが、上記のヴォー・リニョーよりは良いですね。1〜2カ月で落ちつき、とても美味しくなると思います。ミネラル感がとても強く、恐ろしくピュアです。お薦めします!
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| ●2006Saint-Aubin 1er Cru en Remilly |
| サン=トーバン・プルミエ・クリュ・アン・ルミイィ |
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【2005年は一押しアイテムでしたが・・・・】
・・・どうでしょう・・・。はっきり言って余りにも暴れていました。通常のテイスティングの後に、フィリップ・パカレも愛用していると言う「四次元デキャンタ」を掛けてみましたら、若干向上しましたので、3カ月ほどの休養が必要かと思います。
で、残念ながら、2005年ほどの大きなアドバンテージを得ることは出来ず、価格なりの評価をせざるを得ません。これは、決してネガティブに判断したと言うことでは無く、価格やクラスを飛び越えるようなものが無かっただけです。
やや樽と煙、奥に蜜、柑橘、ミネラル。とても良い。ミュルジュよりも凝縮。2005年よりも熟れているがやや緩いか?少し時間を置くべき。
とメモってあります。
ロケーション的にムルソーやピュリニーよりも日照条件が悪い分、収穫を遅らせた感が有り、その分、他のパカレのシャルドネには無い熟したフルーツのニュアンスが存在します。四次元デキャンタの効果で、先をある程度見通すことができましたので、2008年の夏の終わりが見えてきたら・・・飲んでみて欲しいと思います。ご検討ください。
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| ●2006Saint-Aubin 1er Cru les Muergers des Dents de Chien |
| サン=トーバン・プルミエ・クリュ・レ・ミュルジュ・デ・ダン・ド・シアン |
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【アン・ルミイィよりもやや冷ややかです!・】
ムルソーやピュリニーの素晴らしさには、やっぱり追いつかなかったミュルジュですが、価格なりにはとても良く出来たワインだと思います。
ややバター、蜜、柑橘、ミネラル。甘く柔らかなテクスチュア。普通に旨い。とても冷ややか。ややチャーミング。
とメモってあります。
くれぐれも言っておきますが、決してネガティブな印象を持ったわけでは無いんです。他が凄すぎるので、このプライスゾーンのシャルドネを押し切れないだけなんですよ。ですので、こちらのミュルジュも、3カ月ほど休養させ、2008年9月頃より楽しんでください。きっと期待を裏切らないと思います。パカレにとってはプチ・ピュリニー=モンラッシェみたいな味わいですが、しっかり休めたらピュリニーにかなり近いニュアンスになると思います。 |
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| ●2006Monthelie 1er Cru Clos Gauthey |
| モンテリー・プルミエ・クリュ・クロ・ゴーテイ |
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【初登場です!】
ヴォルネイの南西、ムルソーの西にあるモンテリーという村の1級畑です。どちらかと言えば赤ワインのイメージが強いと思います。村の中心の北、ヴォルネイ寄りにある「クロ・ゴーテイ」です。
ピンと張り詰めたボディ。気品はさほどではないがパワフル。甘さと渋さとビターの良いバランス。若干若い。
これも価格なりですね。2カ月ほど休養させるとかなり落ちついてくると思います。ですので、ちょうど暑い盛りの頃からになりますので、夏の冒険に出かけてみてはいかがでしょうか?・・・ん、単に冒険じゃあ困ってしまいますが、それなりのものは出てくると思います。ご検討くださいね。
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● お待ちかねだと思います。ようやくフィリップ・パカレ2005年をご紹介させていただきますが、もうすでに他のショップさんではガンガン販売していますので、待ちきれずに購入された方もいらっしゃるんじゃないかと思います・・(T.T
さっさとオファーすれば、より多くの販売が期待できるわけですが、グレートな出来栄えを期待できるフィリップ・パカレの2005年の中身を、しっかりと把握した上でのオファーこそが、お客様の知りたいことだろうと思って、20アイテム中19アイテムのテイスティングを仲間と決行しました!ですので、自信を持って言えますが、
「2005年のフィリップ・パカレも素晴らしい!」
もっとも、今飲んで美味しいとか、ポテンシャルが有るので先行きが楽しみ、だとか、色々と有りますので、詳細な部分は各コラムに書いていますのでご覧下さい。
◆2005年フィリップ・パカレ総評
ブルゴーニュの生産者の多くが、
「何もしなくても良かった奇跡的な年!」
と語るように、フィリップ・パカレの2005年ものも健全でピュア、とても大きなワインに仕上がっている。赤のグラン・クリュ、シャルムとリュショットは別格で素晴らしいのは間違い無いが、1級のラヴォー・サン=ジャックの出来栄えには驚いた。毎年素晴らしいGCペリエールが霞んでしまうほどの官能さと複雑さを見せるので、2つのグランクリュに引けを取らない仕上がりだと思う。また、村名ジュヴレの出来も素晴らしく、ジュヴレ系のワインの素晴らしさが特筆できる。ボーヌのピノ・ノアールはニュイのものに比較して、幾分柔らかく、早く熟すだろう。エキス系の穏やかな味わいだ。凝縮感、大きさといった部分は、コート・ド・ニュイのワインに分が有る。
白ワインは、飲んでいないアリゴテは判らないが、それ以外はとんでもなく素晴らしい。一番のお薦めには、サン=トーバン・アン・ルミイィを推したい。複雑さや大きさに優れ、今飲んでも良いし、熟成も効くだろう。他の白ワインもグレートだが、コルトン=シャルルマーニュのアペラシオンの官能検査で落ちたアンディジェーヌだけは決して今飲んではいけない。おそらくとんでもない仕上がりなのだろうと推測するが、今飲んだところで全然美味しく無いし、数日掛けても、わずかに一端を見せるのみである。まだワインになっていない・・と言っておこう。
そんな訳で簡単に言ってしまうと、一押しが赤のラヴォー・サン=ジャックと白サン=トーバン・アン・ルミイィで、ジュヴレ系は全て素晴らしく、シャルム=シャンベルタンを除いて今でも飲める。ボーヌ系赤は柔らかくしっとりしていて、ニュイ系赤は力強い。白はアンディジェーヌを除いて全て飲める。
是非ご検討下さい。2005年のブルゴーニュは頑張って買いましょう・・・(^^;; |
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| ●2005Bourgogne Aligote |
| ブルゴーニュ・アリゴテ |

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【・・・これだけ・・・飲んでないんです。】
数がとっても少ないので、
「まあ、飲んでも仕方が無いだろう」
ということで、飲んでいません。おそらく販売にかけると直ぐに無くなってしまうキュヴェなので・・・欲しい方はおはやめにどうぞ!
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| ●2005Saint-Aubin 1er Cru En Remilly |
| サン=トーバン・アン・ルミイィ |

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| ●2005Saint-Aubin 1er Cru Murgers des Dents de Chian |
| サン=トーバン・ミュルジュ・デ・ダン・ド・シアン |

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【石灰系ミネラルに溢れるスタイリッシュなダン・ド・シアンとメチャ複雑なアン・ルミイィ!】
一般的にサン=トーバンは、質の高さが価格を上回っていると思われるボーヌ唯一のアペラシオンと言えますが、パカレの2005年でもそれは間違いなく言えることです。アン・ルミイィは複雑性に富み、モンラッシェ的なニュアンスが漂います。一方のミュルジュ・デ・ダン・ド・シアンはミネラルに富み、現状は幾分硬めで、どちらかというとシュヴァリエ的・・です。お買い得なワインだと思います。
●2005 サン=トーバン・アン・ルミイィ
現状でもかなり美味しい。リンゴや柑橘系のフルーツのアロマ、凝縮感がとても高く、酸度のレベルも高い。色鮮やかな糸を何種類も織り込んだ布のようで複雑性は一番であるし、シャルドネ好きにはたまらない魅力を持っていると思われる。今飲んでも良く、熟成させても良い。
●2005 サン=トーバン・ミュルジュ・デ・ダン・ド・シアン
真っ白な絹で仕立てた質の良さを感じさせる白装束を思わせるようなミネラルが何層にもなって存在している。シャルルマーニュのような石を思わせるものでも、シャブリのようにキンメリっぽくも無く、でもシャリシャリと音を立てて来そうなほど、しっかりしたミネラル感だ。幾分の硬さは感じられるもののバランスが良いので、現状でも飲める。
好みがあるでしょうから、一概にどちらが良いとは言い切れませんが、個人的には、ポテンシャルは幾分アン・ルミイィの方がが上だと思います。ピュリニーの西南〜西に位置する素晴らしい畑です。2005年のようなグレートイヤーには、格別のシャルドネに仕上がりますので、絶対にお見逃しの無いように! |
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| ●2005Chablis 1er Cru Beauroy |
| シャブリ・ボーロワ |

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【旨み成分がきっちり乗った肉厚で柔らかく素晴らしいシャブリです!】
明るい黄金色からフリンティな大量のミネラルと淡い色合いの柑橘系フルーツ。凝縮していて、レモンを思わせるような酸味のレベル、旨み成分がバッチリ乗り、まさに
「漲る(みなぎる)」
という言葉を使いたくなるような逞しいシャルドネです。とてもピュアで、
「無垢」
という言葉も使いたいなぁ・・。それでいて、けっこう柔らかいんだな!
現状の複雑性から言うとポイント的にはサン=トーバン・アン・ルミイィには適わないが、数年経ったら逆転も有りえるかもしれない。しかし、シャブリとボーヌという離れたアペラシオンなので、しっかりとテロワールを表している・・・ということから言えば、ほぼ同格なのでしょう。シャッキリしているが意外にソフトなタッチ・・、見事に出来ていると思います。ご検討下さい。 |
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| ●2005Puligny-Montrachet |
| ピュリニー=モンラッシェ |

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【誰が飲んでも美味しい!と言える表現を持っています!】
実は友人とのテイスティングでは、アン・ルミイィ派とピュリニー派にキッチリと支持が分かれました。このピュリニー=モンラッシェは実にわかり安い、受け取りやすい表現をしていて、
「ボーヌのシャルドネ酒の模範的な味わい」
を持っていると思います。
ドライながらジューシーで肉厚、リンゴや柑橘のフィネスあるアロマ、エキスがきっちり出ていてバランスに優れ、感動的な余韻が実に長い・・・んです。
「ピュアな美味しいシャルドネが飲みたいな!」
と思ったときに、おそらく脳裏に描いたものと寸分たがわないイメージで行けると思います。
樽が目立つことなど全く無く、ひたすらピュアで、果実感が高いピュリニー=モンラッシェ・・。かなり良いです。サン=トーバンを
noisyが強く押しているのは、価格がかなり安いから・・です。ほぼ同様だったら・・別の結果になったかもしれません。プルミエ級と言っても良い味わいです!お薦めします。
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【へヴィー級の王者・・です!これも素晴らしい!】
このムルソーはブドウの出来がかなり良かったのかな?と思ってしまいました。かなりの遅積みを感じさせるような、もしくは、貴腐が付いたんじゃないか?と思えるほどの妖艶なアロマは、ほんのりと甘みを漂わせている。勿論甘いわけでは無く、きっちりドライである。ボディはまだ出てこないが凝縮した液体が口内にへばり付いて、徐々に拡がろうとする。糖度が上がった分、高発酵で、粘度がかなり高い。
とても重量感の有る味わいです。しかし、マッチョな肉体では無く、筋肉質で、無駄な贅肉が見当たりません。これはプロフェッショナル好みの味わいですね。noisy
はとても好きな味わいですが、体力が無いと付いて行けないでしょう。まだ硬いですが徐々にこなれてくると思いますし、寿命も長そうに思います。
「シンプルなムルソーなのに価格が高いのは何故?」
と思われるかもしれませんが、これだけしっかりしているとすると・・・おそらく只者では無いですね。上級者向きの味わいです。 |
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| ●N.V.(2005)Indigene V.d.T. |
| アンディジェーヌ |

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【ありゃりゃりゃりゃ・・・こりゃあ困ったぞ!】
フィリップ・パカレのシャルドネの最高峰である、コルトン=シャルルマーニュになるはずのキュヴェが、なんとアペラシオンの認可が下りず、単なる「ヴァン・ド・ターブル」になってしまいました。
「なんでだろうね〜!」
と、言い合っていたのですが、テイスティングしてみて、
「う〜む・・・認可されなかったのも理解できる」
と納得してしまいました。
皆さんが知りたいのは、
「アンディジェーヌは買いなのかスルーなのか・・、誰かハッキリしてよ!」
と言う結論のことでしょう。でもその前に、テイスティング時の経過を報告しておきましょう。
ブルゴーニュのテイスティングに習って、ピノ・ノアールから始めました。当然格下のワインから上の方に向かって行くわけです。そしてシャルドネへ移行しましたので、このアンディジェーヌが最後、ということになりました。
ん?普通は白からやるんじゃないの?・・・もちろん、普通に飲むのでしたらそれでも良いのですが、酸が飛び切り強いグレートイヤーのシャルドネを先にテイスティングしてしまうと、ピノの時に正確な判断が出来なくなります。そんな訳で、ブルゴーニュでは基本的には「赤→白」の順番です。
大いなる期待に胸を膨らませてグラスに注がれたアンディジェーヌを見ると、実にねっとりとしていてグラスの雫が落ちてきません。輝くやや薄めのゴールドのファーストノーズは・・
「あれ?石灰系ミネラルと・・ん??何?」
まあ、まだ硬いのかな?と思って、まあいいや、飲んでみよう、と口に含むと・・・、
「あれ?」
いや、こんなはずはない、コルトン=シャルルマーニュの個性がどこにも見当たらない・・というよりもこれはボーヌのシャルドネかい?という感じ・・・、いや、自分がおかしいのか、長いテイスティングで疲れて感覚が鈍ったのか、と、もう一度口に含みなおす・・・。
かなりの大人数でのテイスティングでしたが、皆黙りこんでしまいました。そして、駄目かな?と誰かが呟いたようにも思いました。
テイスティングは官能検査ですから、個人の取り方によって、微妙に評価は変わってくるものですが、このアンディジェーヌは、おそらくほとんどの方が同じ判断を下した・・と思います。はっきり言って・・・あんまり美味しくないんです。
30分以上、1時間近くも結局は粘りましたが、コルトン=シャルルマーニュの「コ」の字も出てきませんでした。エチケット表記は12度というアルコール度ですが、異常に思えるほど、おそらくアルコール分は高いと思います。味わいは・・・どちらかと言えば、焼酎の水割りに近いもので、エキス分を感じる前に、アルコールの強さを感じてしまいます。いや、むしろ、全てをアルコールと結びついた石灰系のミネラルが隠しているようで、味わいの芯になるべき部分さえ見当たりません。
結局、その場では結論が出せず、noisy が残ったアンディジェーヌを持ち帰って検証することにしました。で、ようやっと本題です。
数日間、毎日少しずつ検証させていただきました・・って、ただ飲んだだけですが・・・(^^;;
で、もう無くなってしまうという5日後・・・、出てきましたよ・・・着物の裾が!そう、コルトン=シャルルマーニュの裾です。ほんの僅かだけ顔を出しました。
で、結論としましては、
「アンディジェーヌはまだワインになっていなかった」
という判断をしました。3〜5年の瓶熟が絶対に必要で、それ以前に手を付けるのは危険を伴います。少なくともこの1〜2年の間は美味しいとも思えませんから、じっくりとセラーリングさせる必要があります。
要はこういうことだと思います。
1.とても優れたブドウを手に入れた。熟度が高く、新鮮だった。
2.糖度が上がった分、アルコール分がかなり高くなった。
3.高いアルコール分が全てをマスキングしている。
↓
アペラシオンの認可が下りなかった。
エチケット表記の12度というのは、おそらく「ガセ」でしょう。ヴァン・ド・ターブルにしかならないために、アルコール分が高いと税金も上がってしまうので、そのようにしたのでは?と、勘ぐっています。アル分が高いのなら、熟成に時間が掛かるのは必定ですから、
「まだワインっぽくなっていない」
のだと思います。
ワインの熟成にとってのアルコール分の高さは、プラスの要因となります。後は、酸のバランス、全体のバランスですが、テイスティングの結果は、「バラバラ」ではなく「シームレス」でした。そして、数日後にようやっとワインらしくなってきましたので、ここは思い切って言ってしまいましょう。
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