フランス■□ Maison Phileppe Pacalet □■ブルゴーニュ
フィリップ パカレ |
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● 大変お待ちかねでした。2008年のフィリップ・パカレの完全ガイドをお届け致します。全26アイテムをしっかりテイスティングさせていただきました。
とても難しいヴィンテージになったと思われる2008年ですが、素晴らしい出来栄えだったフレデリック・コサール/ド・シャソルネイでとても安心し、ロワールのプイィ=フュメなどは滅茶苦茶旨いので、ある種の安心感を得ていたのは間違い在りません。さすがにフィリップ・パカレ、失敗する事は無いと思っていました。
事実、2008年のパカレの白ワインは、両手を離してバンザイしたくなるような、物凄い出来のアイテムが多く、まあ、
「どれを飲んでも納得していただけるだろうなぁ・・・」
と思いましたし、
「幾つかのキュヴェ・・・今までも最高の仕上がりだ!」
と理解しました。
白からテイスティングを始めて、ちょっと休憩、そして赤に入りました。ペルナン=ヴェルジュレスはとても美味しく、
「今までの最高の出来だろう・・・」
と判断しました。・・・が、そこからが・・いけません。
細かい部分は、赤のコラムで書かせていただきますが、
「2008年のパカレの赤で noisyがお奨めできるのは、村名ペルナンと村名シャンボールのみ」
です。
ハッキリ言って、こんな判断をせざるを得なかったのは残念でなりません。ある意味、noisy
もかなりの期待をしており、実際に今までのヴィンテージは主力のアイテムでもあったパカレです。その分の販売を見込めないということは、有る意味自分の首を絞めることにも直結しています。
「え?・・いつもお奨めのラヴォー・サン=ジャックも・・駄目なの?」
と思われるかもしれませんが、少なくともnoisy はお奨めできません。
もっとも、noisy も仕入れる事は可能ですよ。でも責任は持てません。きっと喜んではいただけないとの判断をしましたので、2008年のパカレの赤で、通常販売させていただくのは、村名シャンボールのみとさせていただきました。
ですが、白の方は半端無く素晴らしいです。凄いと言って良いでしょう。赤とは対照的な仕上がりで、赤はネゴスの悪い面がモロに出てしまったかな・・という判断です。ですので、滅茶苦茶旨い白を、2008年はご検討いただきたいと思います。 |
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● 2008年 フィリップ・パカレ 白の総括
2008年の白は、
「ん〜・・・何だかなぁ・・・判断が難しいが、たいしたことは無いぞ・・」
みたいなアイテムが2つほど有りましたが、それ以外はとても素晴らしいです。しかも、noisy
が販売する事にさせていただいた6アイテムは、
「とんでも無く旨い!」
です。
「ん?でも、毎年全アイテム販売していたじゃぁないですか?なんで2008年はやらないの?」
・・・まあ、そうくると思うんですね。その理由は各々のコラムに書かせていただきます。物凄く明快です。
2008年のパカレの白で、物凄い出来、グレートなアイテムは、
1..コルトン=シャルルマーニュ
2.ピュリニー=モンラッシェ・レ・ルフェール
です。この2つに関しましては、背筋をゾクゾクさせてくれるような凄みを感じさせてくれます。レ・ルフェールは1級ですが、このワインを越えられないグラン・クリュがほとんどだといえるでしょう。
グラン・クリュクラスとは言えないまでも、クラスを完全に超えているアイテムは、
3.ピュリニー=モンラッシェ
4.シャブリ・ヴォー・リニョー
5.サン=トーバン・アン・ルミイィ
です。正にブルゴーニュ・シャルドネの醍醐味を感じさせてくれ、今飲んでもその美味しさを感じさせてくれるものです。
そしてラスト、
6.ニュイ・サン=ジョルジュ・ブラン
ですが、これが実に色っぽいワインです。でもシャルドネじゃ無いみたいですね。素晴らしく美味しいんです。
以上の6アイテムにつきましては、noisy が自信を持ってお奨めいたします。他の扱わないアイテムにつきましては、対応するコラムで説明申し上げますのでよろしくお願いいたします。是非ともご検討ください。
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| ●2008Corton-Charlemagne Grand Cru |
| コルトン=シャルルマーニュ |
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ご注文有難うございました。追加しました。
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【今までで最高の仕上がりでしょう。もの凄いワインです!】
このフィリップ・パカレのコルトン=シャルルマーニュは、もう何年も飲み続けていますので・・・しかも、二度ずつ飲むことが多く有りまして・・・、まあこう言っちゃあ何ですが、一番理解しているのがnoisy
かな・・と・・(^^;; 手前味噌ですみませんが、そのように思っている訳です。
で、2008年のこのコルシャルを飲んで、
「・・・もしかしたら2008年が今までで最高の仕上がりと言えるかもしれない・・」
とさえ、思ってしまいました。
抜栓直後は、やや閉じた表情ながら、地獄谷のようにフツフツと、煮えたぎる熱情を見せていました。一緒にテイスティングをしたメンバーの中には、やや否定的な見方をする方もいらっしゃいましたが、すべてのテイスティングが終わって、再度コルシャルを飲んでみると、ご自身の間違いに気付かれたようでした。
そう、確かに抜栓直後は閉じていますが、わずか2時間後には、かなりの情報を外界に送り出してきます。そして、翌日は店に持ち帰り、いらっしゃったお客様に少しずつテイスティングしていただいたのですが、栓を抜くと、店中に黄色や緑、白等のフルーツのアロマがむせかえるように拡がります。もう・・・クラクラするくらいです。もっとも、そう言う状況では有りますが、当然ながら「無理強い」をしているわけですので、酸がやや出てきてしまうのは避けられません。それでも、そのバランスでも美味しいんです。
実は、瓶の底にあと1cm位・・・今でも残っていまして、6月8日の抜栓ですから今日で20日目、ワインセーバーもせず、単にコルクを逆差ししただけですが、まだ官能的なアロマを放出し続けています。
「たった1cmでいつまで頑張るのか、見届けてやろうじゃないか・・」
と、ちょっとサド的な心で見守っています・・・
おそらくですが、3年ほどで飲めるようになり、5年ほどで高みに達し、15年間は美味しく飲めるに違い有りません。勿論、その後もやや強さは衰えるでしょうが、このピュアなアロマがブケへと変貌した時、偉大なボーヌのシャルドネは吠えるんです!それをご存じない方が如何に多いか!・・・残念では有りますが、ピノ・ノワールよりもシャルドネが好き・・とおっしゃる方には、そんな経験をしてしまった方が多いんですね。むしろ、そうなる前に・・・ほとんどが飲まれてしまっているんです。
この味わい、ポテンシャルで2万円は安いと思いますし、もし、2008年に何かしらのオマージュがあるようでしたら、そしてご予算が許すなら、このパカレのコルシャルも候補に入れて欲しいと思います。素晴らしい仕上がりです。お奨めします。
テイスティングコメント(メモ)
しっとりが実に長い。じわっといつまでも中に存在している。とても飲み頃とは言えないが、実に美しく旨い液体。余韻の長さは異常とも言えるほど。素晴らしい。しかし段々締まって行く。これほどミネラルがねっとりしているのは初めてだ。
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| ●2008Nuits-Saint-Georges Blanc |
| ニュイ=サン=ジョルジュ・ブラン |
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【これはピノ・ブラン?!】
このニュイ・サン=ジョルジュの白も、とっても美味しいですね。おそらくですが、ピノ・ノワールの変異種を使用していると思われます。アンリ・グージュが自身のピノ・ノワールの畑で、赤くならない実の苗を増やしたのが始まりとされていますが、これと同種かどうかも判りません。
しかし、ニュイの白としての、ボーヌと比較してわずかに小さな構造、何となく赤いようなニュアンスを持ち、ギュギュっと凝縮したようなニュアンスを持っているのは、ニュイの白ワインに共通する部分でもあるかと思います。
やや淡い色合い。幅の有るしっかりアロマ。旨みがたっぷりでやや小粒だがピノ・ノワール的なエレガンス、美しさを持つ。とても小さな粒が目に浮かぶようだ。これは美味しい!わずかにねっとり。それが長く持続する。シャンパーニュのブラン・ド・ノワールの泡無しのような上品さが有る。
noisy 的にはかなり好きな味わいです。ボーヌの偉大なシャルドネのような、膨大な構成を持ってはいませんが、とても小さな葡萄の粒だからこそ見せることができる表情が有る・・と思うんですね。通常のピノ・ブランのイメージのような、どこか間延びしたようなニュアンスは全く有りません。素晴らしいニュイの白、味わってみてください。今ならすぐに飲んでもOKです。この冬を越すようでしたら・・それから1年は待ってくださいね。お奨めします!
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| ●2008Saint-Aubin 1er Cru En Remilly |
| サン=トーバン・プルミエ・クリュ・アン・ルミイィ |
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【毎年美味しいですが、2008年も素晴らしいです!】
どうやらパカレの2008年白は、ピュリニー系の出来が素晴らしく、ムルソー系が今ひとつの出来だったようです。サン=トーバンはピュリニーの裏手に有りますので、
「どうかな?」
という気もされるかもしれませんが、ご安心ください。このアン・ルミイィは絶妙に旨いです。
一方のミュルジュ・デ・ダン・ド・シアンですが、・・・これはちょっとお奨めできません。日照の不足か醸造の問題か、はたまた全く落ち着いてなかったのかは判りませんが、これだけは販売できないなぁ・・・と思わざるを得ませんでした。
ミュルジュのメモは、
ちょっと酢酸。味がバラバラ。後口に塩っぽいミネラル。中抜け。苦い。
としか書いていません。
まあ、ミュルジュの選択肢は無いとお考えください。他のテイスティングアイテムですが、
オーセ=デュレッス
緑。花。黄色。ミネラル。僅かに樽。ハチミツ。やや平板か、でも芯がしっかり有る。酸は充分にあり、旨みが実に長く持続。とても長い。高級感は有る方では無いはワインとしてとても正しい。普通に美味しい。
モンテリー
僅かに樽。桃。黄色いフルーツ。やや薄い色合い。わずかにガスだがクリーミー。香ばしい。やや酸は強めでハッキリした味筋。押し味が強く、やや固めだが綺麗にできている。時間が経つにつれ柔らかくなってくる。
オーセ=デュレッスは、合格点を上げても良かったんですが、価格がド・シャソルネイよりも高いのに、今ひとつの品質感だったので、今回はパスしました。味わい的には一応問題無いです。モンテリーは、モンテリーらしい、ちょっとヒステリックな表情が特徴的に出ていたんですが、
「まあ、敢えてこのワインを選ぶ基準が良く判らない」
ために、これもパスしました。でも品質的な問題が有ったわけでは有りません。
で、本題のこのアン・ルミイィは、ムルソー的な大きさとピュリニーのゴージャスさの中間を行く、しっかりとした味わいでした。
中程度の黄色。柑橘系の果実。ムルソーっぽく、しっかり、どっしりしたアロマ。分厚いボディとしっかりした酸。大きくてバランス良く、膨らむワイン。旨い。蜜っぽさが出てきた。これはかなり良い。ミネラルたっぷりで高レベルな仕上がりだ。
やっぱりサン=トーバン・アン・ルミイィの素晴らしさは不偏ですね。(昨年はちょっと低調でしたが・・)お奨めのベースとして6千円ほどでしたら、味わいが価格を大きく超えていると思います。是非飲んでみて欲しいと思います。ご検討くださいませ! |
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● 2008年 フィリップ・パカレ 赤の総括
2008年の赤は、
ペルナン=ヴェルジュレス
ポマール
ジュヴレ=シャンベルタン
ニュイ・サン=ジョルジュ
シャンボール=ミュジニー
ボーヌ=ペリエール
ニュイ・サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ
ポマール・プルミエ・クリュ
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ベレール
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ペリエール
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン=ジャック
シャルム=シャンベルタン
リュショット=シャンベルタン
の順でテイスティングを行いました。
ペルナン=ヴェルジュレスの仕上がりはとっても美味しくて、ペルナンらしい「さくらんぼ」のニュアンスが実に愛らしく、とても良く出来ている・・と思いました。
そしてポマール、ジュヴレと進んでいったのですが、乾きすぎるくらいにドライで、安いネゴスの村名ワインを口にしているような感覚が、とても違和感として感じられ・・
「え・・このまま・・行っちゃうの?」
と疑心暗鬼になったところで、シャンボール=ミュジニーがそこそこの仕上がりで安心しました。
ところが、そこからは全く駄目で、クラスが上になればなるほど、落胆させられていまいました。シャルム=シャンベルタンに至っては、抜栓前に光で透かしてみたところ、まるで数年経ったかのようなやや落ちた薄茶色の軽い色合いで・・・
「これって・・大丈夫かなぁ・・・」
などと冗談めかして話していたのが現実となってしまいました。
プルミエやグラン・クリュは、まあ、それなりには仕上がっていますが、とてもじゃないが、こんな価格を出して購入するような仕上がりでは無い・・と判断しました。フィリップ・パカレのワインとして、noisy
のお客様にお奨めするには相応しくない出来であると。
例えば、テイスティング・メモから拾ってみますと、
ボーヌ=ペリエール
厚みのあるしっかりした赤の重厚なアロマ。・・・結構渋く、エグイ。タンニンが物凄い。
で止まっています。
ニュイ・サン=ジョルジュ・プルミエ・クリュ
わずかに赤黒い。
としか書いていません。
シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ
余韻無し。落ち。
ジュヴレ=シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ベレール
香り変
その後は ラヴォー・サン=ジャックの名前の後に「ダメ」と記され、シャルムとリュショットはワイン名も書きませんでした。これは一体どういうことなのでしょうか。
noisy たちはプロですから、もし、そのテイスティングの時点で駄目だと判断した場合には、何が原因か、その判断に間違いは無いか、休ませたら復帰するかどうか、などを総合的に判断しています。しかしながら、2008年のパカレの赤のほとんどのキュヴェにつきましては、
「ネゴスとしての存在の悪い面が出てしまった」
としか、判断できませんでした。
どうしてこんなものをパカレが出してきたのかと、いや、どうしてリリースできたのかと、彼の心境さえ疑ってしまいます。
「何かの間違いであれば良いのに」
とも思いましたが、残念ながら現実のようです。
ただし、普通にワインとしては・・何とかなっています。リュショットがACブルだというなら・・それは問題の無い、美味しいワインなのかもしれません。でもそうじゃないんですよね。
お客様は、リアルワインガイドとの整合性はどうなんだ?とおっしゃるかもしれませんが、リアルは現地試飲、我々は日本に輸入された物の現物試飲ですので、同じ名前ながらも同じ物をテイスティングした訳では有りません。ですので、noisy
としましては、自分の前の現実で判断するしかない、と思っています。
結果として、noisy のお奨めアイテムは、
1.シャンボール=ミュジニー(村名)
2.ペルナン=ヴェルジュレス
の2アイテムのみです。ペルナンは今までほとんど売れた験しが無いので通常販売するのはシャンボール=ミュジニーのみとさせていただきました。ご期待いただいておりましたお客様には大変申し訳有りません。上記の2アイテム以外の2008年パカレ赤は、再テイスティングなどで納得できない限り、ご要望がございましても販売いたしませんのでご容赦くださいませ。
シャンボール=ミュジニーはなかなかの仕上がりだと思いますので是非ともご検討ください。 |
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| ●2008Chambolle-Musigny |
| シャンボール=ミュジニー |
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【さっさと飲むか20〜30年後に飲むか!】
いつも美味しいパカレのシャンボールを心待ちにされていらっしゃる方も多いかと思いますが、シャンボールに限りましては問題無しとして販売させていただきます。
物凄く判りやすく、味幅もしっかり有り、チェリッシュな味わい。赤みがしっかり入った甘みさえ感じるもの。しかし、それなりの量のタンニンが有り、時間と共に締まって行く傾向にある。ミネラリティもしっかりあるので長熟の相が見える。
抜栓直後の判りやすい美味しさから、段々とタニックに締まって行き、じきにバランスが悪くなってきます。閉じて行く傾向にある状態でしょう。ですので、到着後、少し休ませたらさっさと飲んでしまうか、2年ほど時間を置いてから飲み始めるか・・・その後は、お好きな時に・・・20年後でも恐らく全く問題無いでしょう。充分持ちますよ。そのときはきっとこのように言っているでしょう。
「2008年のフィリップ・パカレって、とても長熟なワインを造ったんだね!」
と・・・。
たしかに、フィリップ・パカレの看板を降ろして、価格を半分にして、再度同じテイスティングに望めば、もう少し違った見方になったのかもしれません。残念ながら2008年のパカレ赤はこのシャンボール=ミュジニーのみです。ご検討ください。 |
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● 2009年のボージョレ・ヌーボーはいかがだったでしょうか。お客様からは、
「改めてフィリップ・パカレの素晴らしさを堪能した!」
とのお声をいただいています。
今回は、日本の割り当てがたったの7ケースしかないレア物・・・ピュリニー=モンラッシェ・レ・ルフェールをご紹介します。 |
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| ●2007Puligny-Montrachet 1er Cru les Referts |
| ピュリニー=モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・ルフェール |
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【最低2年は置いてくださいね!素晴らしいプルミエ・クリュです!】
ピュリニーのプルミエ・クリュで、ムルソー・レ・シャルム(ドスュ)に隣接しています。若いころは綺麗な白・薄い黄色を連想させるムルソー・レ・シャルムに比べ、ルフェールは、やや黄緑色のニュアンスを重量感と共に持ち合わせているように思います。
とても良く凝縮していて重みが有り、黄色、薄い緑のニュアンスに満ちている。とは言え、現在は閉じこもっており、ほぼ何も開放しないブラックホールのような状態。ただただ球体のまま、存在感だけを現しているようだ。まったりと、粘っこさを感じさせながらの長い余韻。
かなり素晴らしいワインだと思います。しかしながら、現在は開けるべきでは有りません。最低2年、出来れば3年以上置いて欲しいと思います。
2007年のコート・ド・ボーヌのシャルドネは、21世紀で最高の仕上がりかもしれないと感じていますが、確かな結論を出すには至っていません。フィリップ・パカレの代表作になるかもしれないワイン・・・是非セラーで貯蔵していただいて、お楽しみください。
| ピュリニー モンラッシェ村の中でもムルソー側に位置し、ムルソーの1級シャルムに隣接する、好立地。ピュリニーのワインでもふくよかで複雑味のある味わいが期待できます。 |
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フィリップ・パカレ 2007年ピノ・ノワール完全ガイド!
● さあ、皆さんがお待ちかねであったはずの、2007年フィリップ・パカレ、ピノ・ノアールの完全ガイドをお届けしましょう。・・・どうやら聞いた話によると、一番期待して待っているのはご同業とエージェントさんらしい・・・(^^;;
・・いや、当てにならないかもしれませんよ〜!
総評。
2007年のフォロップ・パカレ、ピノ・ノワールは、2006年ものの、赤くチャーミングで端正な、比較早い段階での収穫を思わせる熟度とは全く趣が異なる。
2007年ピノ・ノワールは、とても良く熟した葡萄を収穫し(そのように感じた)、アイテムによってはかなり熟度が高いし総体的にも高い。結果、充分なボディと熟した果実のニュアンスを得たが、2006年のようなとても冷涼な果実酸は失ったアイテムが多い。言ってみれば、それだけ早く第一期飲み頃を迎えるアイテムが多いと言うこと。
2007年の白眉はシャルム=シャンベルタンで間違い無い。続くのは例年通りジュヴレのラヴォー・サン=ジャックで有る。シャンボール・プルミエ・クリュとポマール・プルミエ・クリュがそれに続く。
特筆すべきは、2007年初登場のボーヌ・レ・ペリエールの秀逸さである。今からでもかなり美味しく飲めるし、ポテンシャルがかなり高い。
クラス別のお奨め
基本的にクラスを飛び超えての出来栄えは無い。ラヴォー・サン=ジャックは本当に素晴らしいが、シャルム=シャンベルタンを超えられない。ジュヴレ=シャンベルタンは早くから美味しいが、1級のワインのポテンシャルを凌ぐものではない。
村名クラス
一推しはジュヴレ=シャンベルタン。現在のバランスで美味しく飲める。
プルミエ・クリュクラス
やはりラヴォー・サン=ジャック。これは間違い無い。バランスや美しさでボーヌ・レ・ペリエールが素晴らしいが、潜在的なポテンシャルではシャンボールとポマールのプルミエ・クリュとどっこいか超えられない。しかし、赤いチェリーそのものが高貴に香る味わいには脱帽。他のジュヴレ1級2つは、畑の個性が出てポテンシャルも感じるが時間が掛かる。
グラン・クリュ・クラス
シャルム=シャンベルタンで決まり。購入して損したとは全く思わないだろう。エレガンスとパワーが高いレベルでバランスしている。リュショット=シャンベルタンは残念ながら後述する理由で販売しないことに。
2007年のフィリップ・パカレのピノ・ノアールは、2006年と大きく変わって熟度が高く、外交的な仕上がりで、ポテンシャルも高い。残念なのはリュショット。今のところ販売予定は立たない。
もし、どれか1本と言われたなら、価格を考えなければシャルム=シャンベルタンを推す。もしくはラヴォー・サン=ジャック。そして、早めに飲むことを考えるのならば、間違い無くボーヌ・レ・ペリエール。これは本当に美味しい。さらに、そこまで出せないよ・・ということならジュヴレ=シャンベルタンが良い。
2007年のブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、マイナスのイメージを持たれていらっしゃる方も多いと思います。しかしながら、2004年を再度思い出してみてください。2005年が早くからグレートだとアナウンスされ、リーズナブルに提供されたにも関わらず、また、美味しいとの声が有ったにも関わらず、避けられてきたはずです。その結果、現在ではとても美味しい2004年のピノの、リリース直後の姿を確かめていない方が多いと思います。グレートなヴィンテージは、基本的に時間が掛かるものです。(1999年は「単純に早飲み」が3分の2を占めるヴィンテージだと思います)
とても美味しく、素晴らしい出来栄えになったと思います。お勧めいたします。 |
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| ●2007Chambolle-Musigny 1er Cru |
| シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ |
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【さすがのシャンボル1級!今年も素晴らしいです!】
プルーン、チェリー、ベリー、スパイス。溌剌としたミネラル感。かなり高度なバランス。肌理のとても細やかなテクスチュア。とてもドライでやや硬い。しっとりと落ち着いた余韻がかなり長い。少し時間が掛かるだろうが、こうしている間にもどんどん良くなって来る。
このワインも例年外れないワインですね。ただ、シャンボール自体がややカッチリ仕上がるため、柔らかな味わいを求める方には、ちょっと向きません。反面、シャンボールらしいミネラリティと果実感、カッチリ感がお好きな方にはたまらない出来栄えでしょう。これも超お奨め!テロワールがしっかり出たワインです。お奨めします。 |
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| ●2007Pommard 1er Cru |
| ポマール・プルミエ・クリュ |
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【パカレのワインの中ではもっとも重量級!】
コーヒーっぽい、焦げ茶や黒のニュアンス。とても底が深い、奥から沸いてくるようなブラック・チェリー。骨格の大きな重量級。ねっとりとして余韻が長い。将来性大。
閉じています。まあ、試飲したのが輸入直後ですから、もしかするとかなり早い段階から飲めるようになるかもしれませんが、印象としては、ちょっと置いた方が良いですね。最低でも夏が終わるまでは・・・休めてください。とても広い敷地を埋め尽くすだけの要素は揃っていると判断しました。大化けする可能性も否定できません。お奨めいたします!
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| ●2007Beaune 1er Cru les Perrieres |
| ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ペリエール |
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【魔物か麻薬か??!後を引く赤い小さなピュア・チェリーの美味しさ!】
ワイン屋の仕事をお客様が端から見ていると、いや、想像してみると、もしかしたらとても華麗でのんびりとしていて優雅、美味しいワインはガンガン飲めるし、お食事にもご招待が一杯有って羨ましい・・・、そんな風に思えるかもしれませんね。
確かにこの仕事をしていると、やれフランスの誰々が来たから・・とか、イタリア生産者が初来日で・・・とかで、テイスティング会は元より、交えたお食事会にも呼ばれることも有ります。また、そんな状況ですから、ワインだけは本当に良く口にします。
まあ、単に口にするだけでは駄目で、見た瞬間、飲んだ瞬間、香りを取った瞬間に、そのワインのポテンシャルや特徴と掴んで、売るポイントがどこにあるかを考え、扱える商材で有るかどうかの判断を求められる訳です。
そう聞くとさらに、
「あぁ・・・面白そうだなぁ・・。優雅だし、何より美味しいものとの出会いは良いよなぁ・・」
と思われる方がそれなりにいらっしゃるに違いありません。
しかしながら、扱うワインに正対しようとすればするほど、かなりしんどい仕事になってきます。ワイン1本の重さは1kg〜2kgほどですが、一箱12本になれば
×12ですから・・・かなりの重量。それを上に持ち上げたり、降ろしたり、はたまたは瓶や箱を抱えたまま中腰での作業を強いられることになります。不規則な勤務時間はもう当たり前・・・。仲間とのテイスティングの帰りは、完全に夜は明けていますし、お呼ばれで東京に出かけた帰りは、まあ、何とか終電に間に合えばラッキーで、遅くなった時にはタクシーで自宅に辿り着くことになります。その上、
「あ、メールを書かなきゃ・・・」
「新着ページの仕上げを・・・」
「オーダーFAXをしないと・・」
「・・・・今入ったご注文のワインって・・・在庫有ったっけ?」
みたいな状況は日常茶飯事です。公休と言えるのはお正月のお休み位のもので、定休日も普段からの溜まった仕事を減らす日と化してしまいますから、まあ、自分でやっているから良いようなもので、他人様を同じような仕事環境で雇うことはかなり微妙でしょう。重い荷物を持ってアチコチふらふら、汚れるし、実にハードな仕事だと言えます。ちっとも華麗な部分など・・・有りゃしません。
そんなnoisyではありますが、沢山のワインを口にしながらも、自分で好んで飲みたいワインのタイプも有りますから、そんなワインと一緒の時は、とても楽しいし、至福の時でも有ります。
そして、この2007年のボーヌ・レ・ペリエールは、まさにnoisyのマイ・タイプな、素晴らしいワインに仕上がっていたんですね。
とても美しいチェリーのアロマ。精緻さに長けた素晴らしい味わい。飲める。複雑性も高くかなりのポテンシャルを感じる。背筋がゾゾゾと来る。ドライだが甘く、正に甘露。中高域に中心が有る。中量級。シャンボールっぽくも有る素晴らしいワイン。
いや〜、これにはびっくりしました。昨年までのボーヌ・シュアシューは、ボーヌの南、ポマール寄りに有りましたので、ポマールに近いニュアンスを持っていましたが、このレ・ペリエールはボーヌの北西部に有る、秀逸な1級畑が集まる区域に存在します。まあ、全くニュアンスが違います。言ってみれば、ルーミエさんのシャンボールや1級の、赤い果実の出方にも似たニュアンスが有り、パカレらしい、可憐でピュアなスタイルが、最もマッチしているとも思うんですね。確かに、素晴らしい仕上がりのラヴォー・サン=ジャックやシャルム=シャンベルタンには、どうあがいても勝てないのでしょう。しかしながら、鮮やかな色合いを目にした瞬間、グラスをノーズに近づけてアロマを受け取った瞬間、口に含んでボディを確かめた瞬間、飲み込んで余韻に浸っている瞬間、そして、酔い覚めの時の心地良さ・・・。全てがnoisyの好みに近い・・・いや、好みというか、こんなバランスが最高に好きなんじゃないかな・・と自己分析しています。
まあ・・・普通のショップさんなら、敢えてボーヌのワインを売ろうとはしないでしょう。余りに危険性が大きすぎると考えるでしょうね。でも、ボーヌの町は、ブルゴーニュ中のネゴシアンの本拠が集まっているんですね。昔から素晴らしいワインが造られていたことの証明でも有ります。(地理的に良かった・・・という意味合いもあるようですが・・・)ネゴシアンに占拠されてしまったボーヌの1級は、いつの間にか、その品質を落とし、昔の名声もどこへやら・・・という状況になってしまったのでしょう。特にボーヌの北西部の1級畑、レ・マルコネ、レ・グレーヴ、レ・ブレサンド、クロ・デュ・ロワなどの一画は、ワイン自体の酒躯はそれぞれ造り手・区画により違うものの、冷ややかでミネラリティに裏打ちされた赤い果実が見事に出た素晴らしいワインが生まれることが有るんですね。どちらかと言えば、同じ1級のレ・グレーヴに近い、繊細さとパワーに頼らないワイン自体の迫力を持つもの・・・それがこのレ・ペリエール・・・なんです。
ホント、チェリーの美しさと言ったら・・・感動ものです。全くドライなのに甘いんですよね。そしてバランスが素晴らしいです。これぞブルゴーニュ・ピノ・ノワール!旨いです。超お奨めいたします!
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| ●2007Chambolle-Musigny |
| シャンボール=ミュジニー |
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【フィリップ・パカレ流の造りがとても似合う!】
とても肌理の細やかな、ややジャミーな黒チェリーのアロマ。良く溶け込んだ石灰系のミネラルがとても伸びやかに香る。カッチリとスタイリッシュでノーブルな味わい。瑞々しく冷たいニュアンス。中量級のとても良いバランス。
フィリップ・パカレ流の造り・味わいがとても似合うのがこのシャンボールですね。いつもの年よりも過熟気味のようなので、現在は赤や紫のイメージよりは黒に近いフルーツを感じさせてくれます。(時間が経つと変わる可能性は有ります)
薄いのでは無く、ピュアで瑞々しいですが、到着直後の今のバランスは、やや硬く、フラワリーなニュアンスが占めているようにも思いますので、少なくとも2〜3カ月の休養が必要でしょう。(早く飲みたいのでしたら、この下でご紹介のジュヴレ=シャンベルタンが良いですよ)しなやかさが出てくると「鬼に金棒」でしょう。素晴らしいワインだと思います。お勧めします! |
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● 待望の2007年フィリップ・パカレ第一陣が到着です。ピノの大物は2009年の5月頃のリリースとのことで、今回はシャルドネ8アイテムとペルナンの赤1アイテム、計9アイテムのご紹介です。
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◆2007年パカレ第一陣総評
(今回は赤が1アイテムなので結論を出せず、総評は白のみとさせていただきます。)
2007年のフィリップ・パカレの白は、凄かったです。秀逸且つ超重量級のオンパレードでした。しかしながら、樽の香りが強いということが無く、とことんまで美しいもので、再度惚れ直した感じがします。
2005年の白もそうでしたが、酸度のレベルが滅茶苦茶高く、それに負けないだけのミネラリティが有り、その中には表情の元になる要素がたっぷりと結合していました。我々はその漏れ出した一端を見ただけに過ぎないのですが、ほとんどのアイテムが「飲めるバランスにあった」のが・・・驚異的です。
単純に、
「買うべきか買わないべきか?」
と聞かれたら、
「絶対に購入すべき!」
と言うでしょう。(まあ・・・ワイン屋が言うことですから・・という点はさておき・・)
また、
「いつ飲むべきか?」
と聞かれたら、
「好きなときに飲めば良い!」
と応えるでしょう。それだけ2007年のパカレの白にはポテンシャルが有り、秀逸すぎるほどのバランスが有ります。
では、
「超お奨めのアイテムは何か?」
と聞かれたら、
「サン=トーバン・アンルミイィ」
「シャブリ・ボーロワ」
「ムルソー」
「ピュリニー=モンラッシェ」
と応えるでしょう。中でも昨年はさほどでもなかったシャブリ・ボーロワは、とんでもないレベルのポテンシャルを秘めていると思います。
「ん?コルトン=シャルルマーニュはどうなの?」
と聞かれたら、
「今でも美味しく飲めるが、勘違いされると困るのでこれだけは最低5年寝かすべき!」
と応えるでしょう。今でも充分に旨いが・・・余りに球体過ぎて、滅茶苦茶旨いACブルのシャルドネだと思われかねません。
「じゃあ、今までリストされてないアイテムはお勧めじゃ無いの?」
と聞かれたら、
「そんな事は無いが、ポテンシャル的にはリストしたものよりは僅かに落ちる。比較対象としての購入はとても面白いはず」
と応えるでしょう。
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まあ、そうは言いながらも、一番安いモンテリーも、2006年ものとは大違い!素晴らしいですので、プライスから言ったらこの選択肢も当然有ります。全アイテムを扱いますので、是非ご検討ください。
なお、アイテムによりましては3月2日より出荷、最短3月3日到着とさせていただきますのでご了承ください。お奨めいたします。是非ともご検討くださいね。 |
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| ●2007Chablis 1er Cru Beauroy |
| シャブリ・プルミエ・クリュ・ボーロワ |
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【シャブリの1級対決!一押しはボーロワ!】
●シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォー・リニョー
カリン、水のアロマ。とてもハイトーンなフィルム上の一面のミネラル。一体感ある味わい。とても高酸度。きっちりドライだが、エキスの味わいが強い。とてもじゃないが開かないとしてもある種の完全なバランスが有り飲める。果実感はミネラルの裏側に有る。
●シャブリ・プルミエ・クリュ・ボーロワ
エレガントに香るミネラリティ。とても素晴らしい。ピュア感バッチリ。むっちりとしたボディは凝縮感溢れるもの。余韻がとてつもなく長く圧巻。グレープフルーツやレモン系+蜜。水のアロマは無い。エキスの味わいが素晴らしい。
ボーロワはグラン・クリュ並みかと思います。ヴォー・リニョーは旨いが1級止まり。ボーロワを一押しです。 |
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| ●2007Puligny-Montrachet |
| ピュリニー=モンラッシェ |
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【村名コート・ド・ボーヌ対決!】
●ムルソー
しっとりとしたニュアンス。奥に蜜。滑らか。適度な膨らみ。粘度が滅茶苦茶高いし恐縮している。バランスがかなり良い。後口のビターがリアルな果実感を演出。素晴らしい。飲める。
●ピュリニー
とても煌びやか。エレガントで襞の有るミネラル。ピュリニー的。奥に蜜。一体感の有る味わい。重厚さがあり、ある種の完全さ。ムルソーに比べるとやや硬い。
どちらも素晴らしいが直近ではムルソーに軍配。半年後は・・・判らないほど実力伯仲。素晴らしいです。どちらもお奨めです。
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| ●2007Corton-Charlmagne Grand Cru |
| コルトン=シャルルマーニュ |
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【脅威のポテンシャル!!】
全く開かない。しかしまん丸の球体。滅茶苦茶旨いACブルとして飲んでしまう。積層したミネラリティ。ミネラルを目一杯溶かしこんだ液体。コメントのし様が無い・・・。
これは・・・かなり置かないと難しいでしょう。ポテンシャルはとんでもないレベルで有ると思います。しかし・・・これは「まるい石」そのものです。5〜10年は掛かると思います。
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◆2006年のフィリップ・パカレはどうか?
そんな訳で(どんな訳?!)2006年のフィリップ・パカレである。我らがリアルワインガイドも現地取材が大部分を占めるようになり、日本市場の現品に対するチェックという視点が外れつつ有る現在、しっかりと現品をテイスティングし判断する、という、ワイン販売の基本が重要性を増している。皆さんは勘違いしているかもしれないので記載しておくが、
「日本の代理店は出荷前にほとんど自身の販売するワインを飲んで(チェックして)いない」
のである。
勿論、ラシーヌさんのような素晴らしい会社も中には有るが極端に少数であるし、また、どこかのタイミングでは、何とか飲んでいる・・・かもしれない、というレベルがマシな方である。輸入して販売する前に現品を全て試飲チェックをしている、という会社はおそらく一軒も無い。
であるからこそ我々ショップの出番であると思うので、資金的にはかなりきつかったが、フィリップ・パカレ2006年も、全ての21アイテムのテイスティングを仲間のショップと共同で行った。(2005年も全部のアイテムを開けているし、2004年もリアルでかなりのアイテムをテイスティング済み・・・。この先も出来るかどうかはワインの価格の沈静化にも関わってくる・・・)
でようやく本題、2006年のフィリップ・パカレはどうなのか?
一言で言えば、
「ピュアで若々しい酸味を残すように収穫した結果、さらにエレガント増のエキス系になり恐ろしく美しい仕上がりになった」
と言えるだろう。
今までの比較で言えば、
「梅きのこ、梅かつお 風味の今までの弱酸性パカレ節は2005年まででおそらく廃業?」
「より端正でテロワール(人を含めない狭義の)の特徴がよりくっきりと現れたスタイル」
になっている。
いつ飲んだら良いのだろう?という点については、
「飲める時期はアイテムごとに異なるので各コラムを参考に・・・」
2006年のパカレは2005年よりも良いのか?という点は、
「これもアイテムごとに差が有るが、上と思えるアイテムもかなり有る」
「白は半数が2005年よりも上。お買い得だったサン=トーバンに限っては昨年ほどのアドバンテージが無い」
「赤は、アドヴォケイトはおそらく昨年の評価を超えないが、バーガウンドやジャンシス・ロビンソンが評価すれば高いものになるかもしれない」
で結局、2006年パカレは買いなの?という重要な点だが、
「絶対に買いだと確信!」
エレガントな、とてもピュアな果実の風味が、2005年までの酸の量はほぼ同様にしてもより若々しく存在しているので、より長命だが、ある程度早い段階から美味しくなる可能性も有るワインに仕上がっている。心配された「腐敗果」の影響は全く皆無!見当たらない。
赤、白のお薦めアイテムを知りたい!
ピノ・ノアールは、価格を考えなければ間違い無く頭抜けているのが、
2006 リュショット=シャンベルタン
これはある意味、今飲んでも震えがくるほど滅茶苦茶旨い。そして、かなり長命。否定する人はいないだろう。ジュヴレの中のミュジニーとも言いたくなる深遠なアロマ。
次が、
2006シャルム=シャンベルタン
リュショットとは全く正反対の性質を持っている、とても静かだが余裕、ゆとりを感じる大地のワイン。これだけ「きれいさ」が途方も無く存在するのもある意味物凄い。
両者に続くのが昨年も一押しで大ブレークした、
2006ジュヴレ=シャンベルタン・ラヴォー・サン=ジャック
2005年とは違った美味しさを見せている驚きのワインで、果実を伴った旨みがさざ波のように押し寄せてくるから気付けば鳥肌になっていたという・・・。このプライスゾーンではやっぱり一押し。
もしくは、少し及ばないにせよ、2006年はブレンドになった、
2006 ポマール・プルミエ・クリュ
ブレンドすることによって、ほぼ完璧なバランスを身に付けたニュアンス。これもかなり旨い。
スタンダードクラスでの一押しは何と、
2006 ニュイ・サン=ジョルジュ
「えぇ!?」
という声が聞こえてきそうだが、2006年は畑が変わったこともあって、また、パカレの変身振りが若い果実酸を残す方向に行ったものだから、やや野暮ったさが特徴とも思えるニュイ・サン=ジョルジュが滅茶苦茶バランス良く、やや黒味のあるチェリーが現実感を持って感じられ、現在でも美味しく飲めてしまうと言う・・・ちょっとびっくりのバランス。飲み応えも有り、軽やかさも有り、ある意味パーフェクト。
シャルドネのお薦めは・・・これも価格を考えなければ、間違いなく、
2006コルトン=シャルルマーニュ
2005年の、ちょっとどっか間違っちゃった感は全く無く、構造の大きな、ミネラルたっぷりの、テッカテカな、「まさにコルシャルの鏡」みたいなグラン・クリュで素晴らしい。
さらに価格も考えて・・・となると一押しは、
2006ムルソー
で決まり。
これがかなりの出来栄えで、隣り合うピュリニーとは正に対照的な味わい。現状ではムルソーに軍配が上がるものの、ピュリニー=モンラッシェも捨てがたいのは事実。サン=トーバンの2アイテムは、到着直後の不安定さが有ったものの、徐々に持ち直す傾向が見て取れ、7月ころには美しい仕上がりになっていると思う。が、2005年の出来には及ばない。ダークホースがシャブリの2アイテムで、酸が強く、キンメリ風ミネラルがてんこ盛りなので、少し休めないと本質が見えてこない。(ミネラルの組成が要素の表現を邪魔しているような感じ) しかしながら、大化けする可能性が有る。
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2006年ヴィンテージに関して
<フィリップ パカレ氏からのメッセージ>
一般的には、2006年はテロワール由来のミネラルが顕著に感じられる、平均的な作柄の年と言われています。8月はあまり天候に恵まれずに涼しかったのですが、9月になってからの好天気によってブドウの成熟がすすみ、良好な収穫となりました。収穫は9月26日に行いました。
2007年のボジョレーヌーヴォーにおいても同様でしたが、夏の涼しさ自体は、そこまで悲観的に考える必要はありません。じっくりとブドウの成熟を待つことが出来れば、上質で品のある酸とエレガントなミネラルを得ることができます。
2005年のような天候に恵まれた年は、誰しもが余計な事さえしなければ質の良いワインを造れる年でしたが、個人的には2006年のようにヴィニュロン(ブドウ生産者)としての仕事ぶりが如実に味わいに表れる年に愛着と自信を感じます。結果的には、2006年は非常に良好なワインに仕上がったと思います。
香りには各テロワールの特徴がしっかりと表現され、畑ごとの特徴をしっかりと感じられます。成熟したブドウが収穫できたのでアルコール度はやや高め、酸とのバランスも良好です。
赤ワインに関しては香り高くミネラル豊富、繊細でエレガントな味わいのワインです。
白ワインに関してはとてもリッチで、アルコールもしっかりしており、香り高いワインとなりました。
「暖み」を感じるムルソー、モンテリー クロ ゴーテイ、サントーバン アン レミィといったテロワールは、力強くリッチな味わいです。また「冷たさ」を感じるピュリニー
モンラッシェ、サントーバン ミュルジェ ダン ド シアン、シャブリ プルミエクリュ、コルトン
シャルルマーニュといったテロワールは、
リッチかつミネラル豊富です。
<日本のお客様にメッセージ>
最後になりましたが、2006年のワインを皆さんの傍らにおいて頂き、グラスを片手にテロワールの織りなす華やかなアロマと豊かなミネラルを楽しんで頂ければと思います。ワインは頭で考えて飲むのではなく、心で感じて飲んで頂くことが何よりも大切なことだと思います。是非、皆さま2006年のワイ
ンを楽しんで下さい。 |
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| ●2006Gevrey-Chambertin 1er Cru Bel-Air |
| ジュヴレ=シャンベルタン・ベレール |
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【出来は素晴らしいが、ラヴォーには残念ながら及ばないと判断!・・】
どちらのキュヴェも素晴らしい!・・・ラヴォーの存在さえなければ・・・です。あえて言うならこの2つの中では「ペリエール」が僅かに勝っているでしょう。
まあ、そうは言いながらもワインの美味しさ、楽しさは別のところに有る訳です。単なる評価のポイントでは現れない部分が一番楽しいんです。ね?そうでしょ?細かな違い・・・と思われるかもしれないが、飲んでみたら思いっきり違う・・・。でも、あのリューディのこんな部分に似てるが、やや表土が薄いのかな?とか、少し涼しげなニュアンスが有るから、ちょっと西に向いてるか、すり鉢状か・・・いやいや、すり鉢ならもう少し肥沃な感じがあるんじゃないの?みたいな連想ゲームが楽しい訳です。まあ、そんな妄想癖が有ったら思いっきりオタクです・・・。グーグルのマップでかなり細かく見えますので、ご覧になってみると面白いですよ。あ、リュショットやベレールどうこう・・とは書いていないので、ブルゴーニュの細かな地図は購入しておいてくださいね。因みに、ベレールは何と・・・リュショットの南に接していますし、ペリエールはリュショットの真下のマジの真下です。
もしリュショット、ベレール、ペリエールを比較されたなら、
「なんでこんなに違うのよ!」
と・・・きっと思われるに違い有りません。美味しいには違いないんですけどね・・・。
まずペリエールですが、下記のようなメモになっていました。
表面チェリー、奥からベリー。スパイス、まろやかな甘み。深みはかなりありそうだがまだ余り姿を現さない。(ドライだが)どんどん甘くなる。ポテンシャルはおそらくかなり高い。
どんどん甘くなる、というのは残糖の甘みでは無く、旨みが沸くように出てきているサマを現しています。今ひとつ落ち着いていないコンディションがそのまま現れているのか、やや硬めに仕上がっているのかは判断できませんでしたが、しっとりと濡れたようなニュアンスになるには2〜3カ月掛かりそうな感じに捕らえました。しかし、このペリエールは意外に早くまとまってくるワインなので、ここに手を出すのも良いかな、と思います。まあ、悪いワインが無いので・・・お薦めするのも中々に難しいんです。半年経ったら確実に向上し美味しく飲めるようになると思います。このワインも実に美しい、若い果実が存在しています。
また、ベレールですが、メモには、
チェリーと赤いベリー。深みのあるボディにスパイス。中域はドライ(ここは乾いた感じの意味)だが目が詰まっている→まだ開放に向かわないがポテンシャルは有る。落ち着いたらかなり美味しくなるだろう。エレガントさと深みを持つ。
と、書いていました。
かなりのポテンシャルを感じましたが、今ひとつの落ち着きが不足しているということですね。
若干脱線するようですが、「落ち着かせる」ということについて記載しておきます。どうしても入荷後にすぐ販売されるケースが多いのが高級ワインです。これは、1本当たりの単価が高いことに由来しています。当然フィリップ・パカレに関しては、それなりの量が有り、しかも価格もそれなりですから、エージェントさんとて落ち着かせてから出荷したい気持ちを抑えての販売になってしまいます。最も、通常は「誰も飲まない」ような状況下で販売されてしまう訳ですから、それでも良いっちゃ良い訳です。
しかし通関が切れ、我々やお客様のところにワインが届いても、長旅の疲れが存在します。
「揺らして持ってきたところで、ワインの味わいが変わる訳では無いでしょ?」
と、思われているとしたら、とても大きな間違いです。たかが一週間経っただけでもワインの味わいは大きく変化します。
一般に落ち着いていないワインは、特に酷いコンディションになると、要素がバラけて感じられます。アルコールが浮き、酸も妙に酸っぱかったり余り無いように感じたり、香りもバラバラです。状況によっては、とても正常とは思えない場合さえ有るかもしれません。それが1カ月もすると、かなりバランスが取れ、一体感が出てきます。
ベレールにせよ、ペリエールにしても、瓶詰めのタイミング等も有ってか、やや落ち着いていない状況では有りましたが、妙な香りや味わいは全く無く、とても美しい姿をしています。この先1カ月ほどでかなり落ち着くと思いますし、比較的早め、1年位でびっくりするほど成長すると思います。また、最低でも10年間は向上し、20年ほどの間持つでしょう。
このコラムの下に、つたないいたずら書きに近いロケーション図を載せておきましたので、是非ご参考にしてください。ピンクの文字部分がパカレがリリースしているリューディです。これほどまでに近いのに、かなりの違いがある訳です。高々、高度で20〜30メートルほどしか変わらないですし、ましてや、真横の場合さえ有るんです。それがテロワール・・・畑の持つ特徴です。素晴らしい出来になった2006年、是非ご検討くださいね。
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| ●2006Pommard 1er Cru |
| ポマール・プルミエ・クリュ |
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【昨年まではレ・シャンランとしてリリースされていたワインがさらなる大きなワインに!】
1級畑「シャンラン」及び「アルヴェレ」の葡萄をブレンドし、ポマール・プルミエ・クリュとして2006年の初リリースです。レ・シャンランはヴォルネイ寄りに有り、ポマールに特級畑が有るとすれば真っ先に候補になるといわれるレ・リュジアンの南に接しています。
またレ・アルヴェレはボーヌ側のレ・シャルモワに接する畑ですから、造り手の意図とすれば、ボーヌ側とヴォルネイ側の良い部分をブレンドし、ポマールそのものを表現したい・・・みたいなものがあったのかもしれません。
事実、エレガントな傾向を見せていたポマール・レ・シャンランでしたが、レ・アルヴェレを足したことで深みや重量感が出て、一層大きな円形を感じさせる見事な仕上がりになっています。
メモには、
プラム。伸びやか。スパイス。途切れそうでいてきっちりと続いてゆく。とても落ちついていて、単純にも美味しいと思える。一層の複雑性はこれから。有る意味とても良い。奥にスパイス。中量級のバランス。甘く美味しい。飲める。
と書いていました。「甘い」と書いてありますが、基本は全てドライで、残糖の甘みは有りませんから、旨みを持った酸が積層し、また、酸素を取り込んだ要素が徐々に膨らんで行ってそのように感じさせるのでしょう。
このポマール1級はかなり旨いので一押しにしたいのですが、大きさもしっかりありますが複雑性はこれから半年ほど掛けて出てくると思いますので、そのようにはしませんでした。ゆっくり休めて飲まれるのでしたら全く問題にも有りませんし、「ちょっと勿体無いな感」を「ヘ」とも思わないで済む方には、是非ともお薦めしたいアイテムです。特に2005年までのレ・シャンランとの構造自体の大きさの違いは目を見張ることでしょう。飲んでみて欲しいアイテムです。お薦めします。
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| ●2006Chambolle-Musigny |
| シャンボール=ミュジニー |
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【これは飲めます!素直に美味しいです!】
若く美しい果実と酸を残すような収穫をしたせいでしょうか、より一層シャンボールらしい美味しさを身に付けたワインです。香気に満ち柔らかなテクスチュアを持つと言われるシャンボール=ミュジニーの姿をそのままに感じることが出来ます。
メモには、
透明なミネラル。奥から甘いチェリー。とてもクリアで旨みの有るバランスの取れた酸。後口はややドライ。香りは余り強くないが旨みの有る美味しい酸で飲めてしまう。とてもチェリーを感じる。飲める。
まあ、飲めるを強調して書いていますが、輸入されたばかりのワインが、すぐに飲めるかどうかという点はかなり重要ですので、グラスを口にする度に書き込んだようです。
とは言いながらも後口がややドライさを感じる、と言う部分には、やや詰まったものが有る、ということを暗に言っていますから、まだ落ちついていない点とこれから出てくるであろう表情が閉じこもっている点が有るということだと思います。
すでに飲める状態ではあるものの、これからも上昇して行く余地が有るワインです。人気のシャンボール、是非飲んでみて欲しいと思います。お薦めです!
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【これは2〜3カ月の休養を与えましょう。2008年夏過ぎから美味しく飲めるようになるでしょう。】
実は、この下の方でご紹介するニュイ・サン=ジョルジュの出来が素晴らしくて、ポマールが霞んでしまった部分が有ります。もっとも現段階での話しですし、こうしている間にもワインは成長していますから、
「絶対に正しい!」
などと言うつもりは毛頭ございませんのでご承知おきください。
2006年のポマールですが、エージェントさんの情報によりますと、
1級畑「シャンラン」と1級畑「シャニエ」のそれぞれに隣接する同名の村名区画と「ヴィニョ」の区画より。「シャンラン」はフルーティーさや肉付きを生み出し、「シャニエ」は上品な酸味を生み出す。
とのことです。
ポマール・プルミエ・クリュ同様に、村の南側と北側のリューディのブレンドです。レ・シャニエはポマール・プルミエ・クリュで使用したレ・アルヴェレの西側に有るリューディです。レ・シャンラン、レ・シャニエ共々、1級畑と村名畑の両方が有り、この村名ポマールでは村名のリューディをブレンドしている訳ですね。
わずかに黒味、良い丸い酸味のある、甘酸っぱいアロマ。タンニンはやや表に出てくる。とてもエレガントな仕上がり。重厚な感じはほぼ無く、あまりポマールっぽくない。
要はまだ落ちついていない・・・ということになるでしょう。現在の状態ではニュイ・サンを先に飲まれたほうが良いです。しかし、パカレのポマールは例年とっても美味しいですから、先にも書いたように少し休めれば、かなり変化してくると思います。これも近いうちに飲めるという点でお薦めしたいと思います。ご検討ください。 |
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| ●2006Beaune 1er Cru les Chouacheux |
| ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・シュアシュ |
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【残念ながら2〜3年くらい掛かりそうです。・】
このワイン、例年もそうですので・・・。実はとても複雑性が有って、深みも、大きさも有るんですが、何せバランスが取れていないんです。3年くらい掛かりそうですよ。
かなりスパイシー。複雑性。中盤がやや空虚。ハイトーンな部分が多く、ローアングルが少ない。少し硬い。今はキツイ感じ。エレガント系。
要はボディが造れていない状況です。香りはかなり複雑ですし、要素に満ちている訳ですが、真ん中や下の部分がスカスカ。時間が掛かるワインだと判断しました。ですので今回は特にお薦めはしません。ここに手を出すなら、ポマール1級、シャンボール1級、ラヴォーにしましょう。3年後にお会いしましょう・・・
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| ●2006Gevrey-Chambertin |
| ジュヴレ=シャンベルタン |
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【絶妙な甘み!・】
2005年のパカレの一連のジュヴレのワインは、本当に出来が良くてびっくりしました。村名のジュヴレでさえ、
「なんでこんなに美味しいの?」
と思ってしまうほど・・・
しかしながら、ラヴォーの出来が良すぎてしまい、ペリエールやベレールの存在が霞んでしまった訳で、今でもそろそろ美味しくなったであろうペリエールやベレールが、誰にも購入されずに眠っています・・・(T.T。高くは無いと思いますよ・・・。
で、2006年の村名ジュヴレですが、
「どうしてもニュイ・サン=ジョルジュには手を出したくないだぁ!」
とおっしゃる方に・・・お薦めします。
同価格であれば現状ではニュイ・サンが一番!二番がジュヴレ・・・です。・・・いや、将来は判りませんが・・
やや黒味の入ったルビー。いつものパカレ・ジュヴレのスパイシーなアロマ。妖艶でとても色っぽい。中盤はやや細めだが静かな甘みが長く持続。美味しい。
と、書いています。
まあ、時間の問題では有ると思いますし、単にテイスティングの時までには落ちつき切らなかっただけかもしれません。ですのでこれもお薦めのワインであることには違い有りません。是非ともご検討ください!
エージェント情報
畑の場所は3ヶ所。
1、村のすぐ北側にある墓地の近く。
グランクリュのほうではなく、北側(Fixin寄り)の方。
2、国道とグランクリュの区画の間。
ジュヴレ シャンベルタンのエリアの中央部分。
3、国道の東側「ジュスティス」地区。
村から国道を渡って反対側。
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| ●2006Pernand-Vergelesses |
| ペルナン=ヴェルジュレス |
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【毎年パスのペルナンですが、今年は飲めます!今のうち!】
いつもはですね、2〜3年寝かしたほうが美味しいから・・・という理由でお薦めしていませんが、2006年はエレガントな方向性と収穫のタイミングが有った性でしょうか?かなり美味しいんです・・・。
桜、チェリーの丸いニュアンス。とてもチェリッシュ。甘酸っぱい。結構バランスが良い。何時もより丸みが有る。徐々に硬くなるが今でも飲める。軽めでエレガント。色合いは薄くフルーティーな味わい。
色が浅めの若いフルーツを連想していただき、軽めでエレガントなバランスのワインを思っていただければ・・・そしてパカレ・フレーヴァーを考えてブレンドしていただければ、想像通りだと思います。とてもピュアです。 |
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| ●2006Chablis 1er Cru Vau Ligneaut |
| シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴォー・リニョー |
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【2006年から加わった新アイテム!】
シャブリの1級は2アイテム有りまして、かなり味わいの傾向が違いますのでご注意くださいね。こちらはヴォー・リニョーです。
リンゴ、熟した果実。とても詰まったアロマ。柑橘。やや落ちついていないがしっとりした甘み。まるでアリス・エ・オリヴィエのシャブリのような、洗練されたスマートなバランス。
冷たい酸味がかなりしっかり存在しています。またややキンメリチックなミネラルがてんこ盛り・・・このシャブリ1級は2〜3カ月置くことで真価を発揮すると思います。ポテンシャルは高く、先行きが明るいです。
シャブリのようにミネラルががっちりあるワインは、やはり性急に飲んでしまいますと失敗します。充分に休ませてください。素晴らしいワインだと思います。ご検討ください。 |
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| ●2006Monthelie 1er Cru Clos Gauthey |
| モンテリー・プルミエ・クリュ・クロ・ゴーテイ |
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【初登場です!】
ヴォルネイの南西、ムルソーの西にあるモンテリーという村の1級畑です。どちらかと言えば赤ワインのイメージが強いと思います。村の中心の北、ヴォルネイ寄りにある「クロ・ゴーテイ」です。
ピンと張り詰めたボディ。気品はさほどではないがパワフル。甘さと渋さとビターの良いバランス。若干若い。
これも価格なりですね。2カ月ほど休養させるとかなり落ちついてくると思います。ですので、ちょうど暑い盛りの頃からになりますので、夏の冒険に出かけてみてはいかがでしょうか?・・・ん、単に冒険じゃあ困ってしまいますが、それなりのものは出てくると思います。ご検討くださいね。
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● お待ちかねだと思います。ようやくフィリップ・パカレ2005年をご紹介させていただきますが、もうすでに他のショップさんではガンガン販売していますので、待ちきれずに購入された方もいらっしゃるんじゃないかと思います・・(T.T
さっさとオファーすれば、より多くの販売が期待できるわけですが、グレートな出来栄えを期待できるフィリップ・パカレの2005年の中身を、しっかりと把握した上でのオファーこそが、お客様の知りたいことだろうと思って、20アイテム中19アイテムのテイスティングを仲間と決行しました!ですので、自信を持って言えますが、
「2005年のフィリップ・パカレも素晴らしい!」
もっとも、今飲んで美味しいとか、ポテンシャルが有るので先行きが楽しみ、だとか、色々と有りますので、詳細な部分は各コラムに書いていますのでご覧下さい。
◆2005年フィリップ・パカレ総評
ブルゴーニュの生産者の多くが、
「何もしなくても良かった奇跡的な年!」
と語るように、フィリップ・パカレの2005年ものも健全でピュア、とても大きなワインに仕上がっている。赤のグラン・クリュ、シャルムとリュショットは別格で素晴らしいのは間違い無いが、1級のラヴォー・サン=ジャックの出来栄えには驚いた。毎年素晴らしいGCペリエールが霞んでしまうほどの官能さと複雑さを見せるので、2つのグランクリュに引けを取らない仕上がりだと思う。また、村名ジュヴレの出来も素晴らしく、ジュヴレ系のワインの素晴らしさが特筆できる。ボーヌのピノ・ノアールはニュイのものに比較して、幾分柔らかく、早く熟すだろう。エキス系の穏やかな味わいだ。凝縮感、大きさといった部分は、コート・ド・ニュイのワインに分が有る。
白ワインは、飲んでいないアリゴテは判らないが、それ以外はとんでもなく素晴らしい。一番のお薦めには、サン=トーバン・アン・ルミイィを推したい。複雑さや大きさに優れ、今飲んでも良いし、熟成も効くだろう。他の白ワインもグレートだが、コルトン=シャルルマーニュのアペラシオンの官能検査で落ちたアンディジェーヌだけは決して今飲んではいけない。おそらくとんでもない仕上がりなのだろうと推測するが、今飲んだところで全然美味しく無いし、数日掛けても、わずかに一端を見せるのみである。まだワインになっていない・・と言っておこう。
そんな訳で簡単に言ってしまうと、一押しが赤のラヴォー・サン=ジャックと白サン=トーバン・アン・ルミイィで、ジュヴレ系は全て素晴らしく、シャルム=シャンベルタンを除いて今でも飲める。ボーヌ系赤は柔らかくしっとりしていて、ニュイ系赤は力強い。白はアンディジェーヌを除いて全て飲める。
是非ご検討下さい。2005年のブルゴーニュは頑張って買いましょう・・・(^^;; |
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| ●2005Pommard 1er Cru les Chanlins |
| ポマール・プルミエ・クリュ・レ・シャンラン |

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【力強いポマールに、とてもエレガントなレ・シャンラン!】
毎年人気のレ・シャンランと村名ポマールの比較をして見ましょう。2005年のパカレ、ピノ・ノアールは、コート・ド・ニュイのものが凝縮感が高く、コート・ド・ボーヌのものがエレガントでエキスが綺麗に感じられます。
2005年 ポマール
村名のポマールは価格も安くなったし、かなりお買い得と言えるでしょう。赤黒いベリー系の香りが甘さを漂わせながら立ち上がる。重厚な果実感は三次元的な立体感も有り、エキス分もたっぷりでかなり美味しい。実に後口が良い。
2005年 ポマール・プルミエ・クリュ・レ・シャンラン
かなり薄目の色合い(他は今までのパカレを感じさせないほど・・濃い)から赤系のフルーツにミネラルが渾然となり伸びやかに、エレガントに香る。とても美しい。重量感は無く、あくまで軽快、しかし奥深さがある。
どうでしょうか、レ・シャンランはもう少し時間をかけた方が良いと思いますが、ポマールは飲み始めても良いじゃないかな?現状ではポマールのクオリティの高さが光っていますが、2〜3年後には逆転しているでしょう。早く飲むならポマール、セラーに残すならレ・シャンラン、ということにしましょう。エキス系の綺麗な味わいです。 |
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● フィリップ・パカレの正規輸入品が入荷しましたのでご紹介します。まあ、大体のんびりしているのが普通の
noisy ですので、気の早い方は、
「なんだぁ..もう買っちゃったよ..遅すぎ!」
という方が多いかもしれません。また、それに加えて、
「パカレ、パカレと騒いでるけど何となく高いし、美味しいかどうかも判らないし、アイテムが多すぎて何を選んだらいいのかさえ判らないから、もうお手上げ!」
というのが普通の方の印象でしょう。
それに加え、ワイン屋仲間の情報を聞くと、今ひとつ販売の方も芳しくは無いようです。特定のアイテムはすぐに完売するものの、それ以外は足が重いらしいですね。まあね..ワイン屋とすれば、入ったそばから売れてしまえば資金も楽だし苦労もしないでしょう。でも、それで何が楽しいのかな..と思っちゃいますね。自身で旨いかどうかを判断して売りたいかどうか、誰が喜んでくれそうか、とか、を決めるのでは無いとすれば、楽しくないでしょうね。まして販売側が現在のパカレをどのように評価するのかにさえ興味を持たないのであれば、売れないと嘆く方がおかしい..
でも noisy だって、ただのんびり大工をやってた訳じゃあありませんよ..ん?大工..?いや、セラーの構成を変えていましたので、この1〜2カ月というものは、ワイン屋なのかライターなのか大工なのか電気技師なのかエアコン屋なのかデザイナーなのか..という状況でした。(ただのナマケモノ..という声も聞こえるが..)
リアルでも次号は自然派特集(リアル自身は自然派という言葉が気に入ってないらしい..)で、ちょうどタイミング良くフィリップ・パカレを飲ませてくれると言うことで、
「これは自分(たち)で空ける手間とコストが省けた!」
ということになりますので、役得役得!まあ、ほとんどのワイン屋さんにしても購入も難しいし、飲むことさえ出来ない現実を考えれば、とてもありがたいことです。
そんな訳で、noisy としては出来るだけ自分自身の感覚をお伝えしよう..と努力しています。無駄だと思いながらも、2004年のパカレを、どのようにワイン屋自身が評価しているのか、ネットを調べてみましたら..残念ながら、ほとんどの方が飲んではいませんね。エージェント資料の丸写しで終始していますので、まるで参考にはなりませんでした。あ、猪俣さんのところはさすが、頑張っていますね。
で、お客様の知りたいことはおそらく..
「パカレって本当に美味しいの?凄いの?買いなの?」
ということでしょう。ショップさんによっては、パカレのどこが良いのか全く判らない云々..との記載さえある現実ですから余計でしょう。ですので、この際ハッキリと申し上げておきましょう。これを書いている段階で2004年のパカレを13アイテムテイスティング終了ですが、
「フィリップ・パカレ2004年は(も?)素晴らしい」
「決して高くは無いし、何を購入されても損をしたとは思わないでしょう」
自分で販売しているわけですから売れたほうが良いのは間違い有りませんので、
「自画自賛で終始してしまうんじゃないの?」
というお客様の疑問は有ると思います。それが自然なことですよね。でも、おそらく長くお付き合いしてくださっている noisy のお客様は、
「お、noisyさんはどうやら本当に素晴らしいと感じたらしい..本気だね..」
と受け取って戴けた事でしょう。パカレ2004を飲まずに何のブルを買うか。白も赤も素晴らしいクオリティです。ご予算に合わせて、是非1本、ご検討下さい。 |
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●フィリップ・パカレ 2004年白について
現段階で飲めているのは次のとおり
2004 ピュリニー=モンラッシェ
2004 ムルソー
2004 コルトン=シャルルマーニュ
2004 シャブリ・ボーロワ
どのワインも本当に素晴らしかったです。ブルゴーニュに長く親しんでいるファンなら、たとえブラインドテイスティングでも一口グラスに鼻を近づけすすっただけで、
「ん、これはモロにムルソーっぽいし、このデリシャスな果実感はピュリニー、そしてこのエレガンスたっぷりにスタイリッシュな石灰のニュアンスはシャルルマーニュに違いない!」
と、予想は付くはずです。そして、紛れも無くその通りのアイテムです。それが何を表しているのか..それこそが「テロワール」であり、畑の個性を最大限に引き出した結果です。そこにパカレらしいソフトさとピュアさ、自然さが備わっていますから、不味いわけが無い。今から飲めるし良さも充分に伝わってきます。まあ、もっともコルトン=シャルルマーニュは早すぎます。3〜5年以上待つとベストでしょうね。
また、飲めるかどうか判りませんが、パカレ自身の畑のアリゴテは、実はレアですし、最も注目されるのがシャブリ・ボーロワです。極一部のワインファンの間では、
「滅茶苦茶旨いらしい!」
という噂が飛び交っており、リアルで飲めることを期待していましたが外れていました。ちょっと残念..。それに高いコストパフォーマンスを見せるサン=トーバンの両1級も注目ですね。シュヴァリエに連なるアン・ルミイィと、その北側に拡がるミュルジュはピュリニーのシャン・ガンに連なって、かの禿山を取り囲んでいます。
..ということは..2004年パカレ白は全部お奨めっていうことじゃん!..ということらしいです!はい。 |
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●フィリップ・パカレ 2004年赤について
現段階で飲めているのは次のとおり
2004 ニュイ・サン=ジョルジュ
2004 シャンボール=ミュジニー・プルミエ・クリュ
2004 シャンボール=ミュジニー
2004 ジュヴレ=シャンベルタン・ラ・ペリエール
2004 ジュヴレ=シャンベルタン
2004 リュショット=シャンベルタン
2004 ポマール
2004 ポマール・レ・シャンラン
2004 ボーヌ・レ・シュアシュー
もう手放しで誉めたいワインでした。DRCが何故パカレを欲しがったのかが理解できます。細かくはリュショットのコラムに書きますが、DRC風の葡萄の粒を完全にエキスに昇華した作風で、
「DRCがシャンベルタンを造ったらこんな感じかな?」
と思わせるだけの偉大さが備わっていました。そして、全てのテイスティングしたピノが、抜栓直後はシャンボール=ミュジニーのようなミネラルのフィネスと、花畑にいるような香しさを持ち、長い時間を掛け、そのテロワールを「つやつやに」表現してきました。はじめちょろちょろ、なかパッパみたいな感じで、最初はやや硬く、30分以上掛けて少し開く、という流れです。まあ、リアルでの30分では、想像力を全開にしないととても時間が足りません。もって帰ったリュショットの旨かったことったら、ちょっと言葉にはなりません。
飲んでいないアイテムが有りますからその辺はごめんなさい。でも、おそらく外すことは無いでしょう。綺麗にテロワールを描き、それをミネラルでコーティングしていますから、早く飲みたいのであればデキャンターを使用したり、抜栓を早めたりと工夫なさってください。2004年を飲むまではこれほどにナチュラルで深いピノに仕上がっているとは思えませんでした。是非ご検討くださいね。 |
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| ●2004Beaune 1er Cru les Chouacheux |
| ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・シュアシュー |
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【こちらは飲みました!】
ルイ・ジャドが本家?のレ・シュアシューです。スグリとベリーのニュアンス、そこに石灰系ミネラルが粒と粒を繋ぐように存在しますから、香りにも味わいにも滑らかさが溢れます。やや早いのか、若干の凸凹感がありますので、飲み頃は2006年の秋からでしょう。(今飲むならジュヴレ=シャンベルタンが滅茶苦茶良いですよ)それに加え2〜3年の年月が、ボーヌ村南部のテロワールを大きく引き出し、クロ・デ・ムーシュのような力強さと強いブケを生むものと思います。 |
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| ●2004Nuit-Saint-Georges (les Argillas) |
| ニュイ=サン=ジョルジュ (レ・ザルジラ) |
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【とてもヴォーヌ=ロマネ的なワインでした!】
ニュイ・サン=ジョルジュと聞けば一歩引く..何となく我々ワイン屋はブルゴーニュファンをそのように見てしまいます。実際、飲めるようになるのに時間が掛かるものも多く、
「ゴツゴツした接触感があたくしの感性にそぐわないの..」
と言う方もいらっしゃるでしょう。でもね、ちょっと忘れちゃいませんか?ニュイのアペラシオンはヴォーヌ=ロマネの南に位置し、
「え?ここはニュイ・サン=ジョルジュじゃないの?」
と位置的にはどうみてもニュイ・サンの一部みたいなヴォーヌ=ロマネの畑が拡がっているわけです。
実際、エチケットにはリューディが書かれていませんが、届いた梱包箱にはしっかりと、
Nuits Saint-Georges les Argillas
と書かれていました。となると皆さんはご存知ですよね。そう..ヴァン・ディヴァンを思い出してください。あの実にエレガントなタッチのザルジラ2001を..
ですが、何度か飲んだパカレとヴァン・ディヴァンを比べると、明らかに違いが有ります。ヴァン・ディヴァンは透明感が有って軽量級、フィネスが前面に出たタイプ。一方パカレの方は、仮に同じ畑からのものと仮定すると、明らかにボリューム感と果実味を前面に出したタイプになっています。要素は違いものが有っても、全体の印象はかなり違ったものになりました。
まあ、隣同士に置いて平行テイスティングを同時期にした訳ではありませんので、あくまでイメージ上の話になっていまいますが、収穫折半契約でキュヴェ選択する場合の傾向として、パカレはそのようにしているとも推測できます。
で、テイスティングした印象は、やや強い性格のヴォーヌ=ロマネ..といった趣でした。マンモスなミネラルにコーティングされた紫の小粒のベリーと動物的香り。徐々になめした皮っぽく変化してゆきそうでした。
また、お奨めするのにぴったりで重要なポイントとしましては、
「今から飲んで美味しい!どんどん良くなる法華の太鼓!」
的な性格ですので、ヴァン・ヴィヴァンのレ・ザルジラに思いっきり癒された方のみならず、noisy
に騙されてみよう という、新着メンバー様がいらっしゃいましたら是非是非ご検討いただきたいと思います。おそらくリアルのポイントは同じところまでは来ないでしょうが、noisy
的にはポマール・レ・シャンランに次ぐ評価でした。評価の基準は個人差が有りますし平均されてしまいますので、パカレとすれば並みの評価に収まりそうです。ですが、ヴォーヌ=ロマネ的ニュアンスの強いこのニュイ、お奨めです!
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2004Pommard 1er Cru les Chanlins |
| ポマール・プルミエ・クリュ レ・シャンラン |
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【やっぱり旨い!毎年のように安定感が有ります!】
パカレのポマールは、村名、レ・シャンランのどちらも安定感が有りますね。どちらも今から飲んでも美味しいので、セラーで熟成させるも飲んでしまうもお好み次第の出来栄えです。
どの2004年パカレに共通するのは、やっぱり艶やかなマンモス・ミネラルです。正直なところ、口径が小さく縁を強化されたISOグラスでは、一巡目は全くどのワインも似たようなニュアンスです。色合いの違いが顕著に出るくらい..あとは、足の長さ位でしょう。全てのピノがシャンボール=ミュジニーのような、香水を思わせるミネラル香です。そこに潜む僅かな手がかりが、鉄分だったり土だったり毛皮だったりするわけで、noisy
の場合は二巡目にどのような変化をして行くかを見極め、想像を膨らませながらポイントを付けてゆきます。良いワインはやはり熱量を沢山持っています。しかし、仮にそうだとしても、フィネスを損ねていたり、単純であったり、はたまたはワインの基本的な構成に問題があったりするとマイナスせざるを得ません。パカレの2004年平行テイスティングでは、マイナスのポイントを付けたものがほぼ無く、プラスの一方になりましたので、ポイントが高くなりました。まあ、あくまでnoisy
の場合..です。
複雑性に現れる精緻さは、やはりプルミエのレ・シャンランに分があります。ものの見事に磨かれた要素が光っています。ポマールらしい紫の小さなベリーに僅かな鉄分やスパイスのフレーヴァーが乗ります。中盤のボディの太さから余韻へと減衰してゆく様が見事に緩やかなカーブを描きますので、実際は早いのでしょうが美味しく飲めると判断しています。もっとも開くには時間が必要で、村名ポマールで最低30分、レ・シャンランで約1時間はみないといけないでしょう。
2003年までは、
「高いなあ!」
でワインの選択基準に入らなかった方も、村名ポマールのこの価格は納得いただけるんじゃないかと思います。それに、精緻さを加えたレ・シャンランは申し分ありませんから、こちらも同様です。是非ともご検討下さい。お奨めします!
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● 「2003年のパカレは素晴らしい!」
と断言してしまいましょう。その根拠はどこにあるか!と問われれば...
「飲んじゃったから..(^_^;;」
「お、おのれはもう飲んだんか〜!」
と、青筋立ててしまうと血圧上がりますよ。今回ご紹介のアイテムのかなりの部分をリアルで飲ませていただきました。(この位の内部情報は問題無いですよね..)まあ、雑誌の販売に影響が出ると困りますので、細かな表現は割愛させていただきますが、あくまで
noisy的なテイスティングの印象をアバウトに記載しておきます。そんな訳でリアルの結果とは異なるはずですから、
「noisy なんぞ信用ならん!」
と、ぷりぷりおかんむりの方はリアルが出てからゆっくりご検討ください。ほんの少しは信用しても良い、と思われる方は、どうぞお早めに..(^_^/
ご検討くださいね。
| Philippe Pacalet 2003 正規輸入 エージェントINA さんの資料より (転載禁止) |
【栽培・収穫】
2003年の猛暑により生育が止まったり、水不足によるアントシアンやフェノール成分の未成熟、ひどいとこではぶどうが焼けてしまって干しぶどうになり収穫にならなかったところもあります。が、パカレが持っている畑は樹齢が高いことと、畑を耕して根っこが地中深く張るように長年してきたおかげで上記のような極端な被害はでませんでした。ただ高温により生育にブレーキがかかり、(ぶどうが小さかったのもその影響です)糖分は上ったものの、アントシアンなどの成分が完熟しなかったため、恵みの雨が降り、それが熟すまで待ちました。
それに比べ周辺の生産者たちは、暑さのせいで糖分がどんどん上るのに驚き、「ピノのスタイルを損なう前に」との判断から、糖度のレベルだけをみて、あわてて収穫したところがあります。これではタンニンがしっかり熟していませんから、アンバランスになってしまいます。
樹齢が高いというのも1つのテロワールの特徴であり、「テロワールを超えることはできない」という言葉があてはまります。しかしその偉大な土壌も、生産量を追求する余り、化学物質や機械化に頼っていては、その土地のポテンシャルに気づきません。手で鍬を握って耕し、今の時期なら1株1株芽かきをきっちりしながら木の状態を把握するからこそ、畑とぶどうの相互作用について理解が深まるのです。トラクターに乗ってサササッといい加減な農作業をしているのでは絶対にそこまでの視点は生まれません。
「ぶどうの声を聞く」という造り手の話を時々お聞きになったことがあるかと思います。丹念な農作業を通して、ぶどう樹の変化に敏感に気づき、理解する技量がなければ「テロワール」は発揮されないのです。そういう意味では「人」は大事な要素です。
ぶどうの生理について少々ご説明します。
《気温が高いとぶどうにどう影響するのか》
*葉の表面温度が35℃を超えると光合成が完全に停止する。
2003年8月は気温が40℃を超える日がありましたのでぶどうの生育に大きく影 響しました。
*果粒の表面温度が上りすぎると、ワインの果実味を構成する風味が損なわれる。
*直射日光が当たると果粒の表面温度は、周囲の気温より最大15度高くなる。
【発 酵】
発酵の温度を少し低くして、発酵期間を1、2日短くしました。またピジャージュを控えて重たい構成にならないように注意しました。
他の生産者で補酸したところが相当多かったのも2003年の特徴です。補酸用として酒石酸を作るメーカーはこの年、最高の売り上げだったと聞きました。味わいがアンバランスになり、温度変化によって結晶が出やすくなりますが、もちろんパカレは使っていません。
転載禁止 |
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| ● 2003Beaune 1er Cru les Chauacheus Vieilles Vignes |
| ボーヌ レ・シュアシュー ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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【...】
これは飲んでないので何も言えませんが、パカレの希少なプルミエ・クリュですね。ルイ・ジャドの秀逸なレ・シュアシューが有名ですよね。村の南に位置する畑です。
フィリップ・パカレ2003 の美味しい飲み方
抜栓直後は僅かなガスにより硬さが有ります。デキャンタをしてから飲まれるか、30〜60分前に抜栓してください。グラスに注いでおくのであれば、30分ほどで開き始めると思います。 |
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| ● 2003Pommard Vieilles Vignes |
| ポマール ヴィエイユ・ヴィーニュ |
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【心底..素晴らしいです!2番目に押したいワインです。】
パカレのラインナップで価格を考慮に入れるなら、これほど素晴らしいパフォーマンスを見せるアイテムは無いでしょう。いや、数が沢山あるから..じゃ無いんですよ。(そんな風に受取っていただいても仕方有りませんが..)
極小の粒の赤〜紫のベリー、深く高く延びるミネラル、鉄、土、スパイスが混交。緻密でしなやかなテクスチュア。力強さと優しさが交互に感じられる。とてもピュアで長い味わい。
レ・シャンランも素晴らしいですが、価格が安いシンプル・ポマールに惹かれてしまうのは
noisy だけでしょうか。中盤の抜けがポマールの特徴..などと、イタリアのヴィノ・ノヴィレ的な感覚を持っている
noisy ですが、間延びするゆとりがないほど目の詰まったミネラルが存在します。そしておそらくそのミネラルがタイムカプセルとなっていますから、少しずつ果実を解放してゆくのでしょう。
「熟した姿を見てみたい!」
と思わせる味わいです。そしてそれは時間的に難しいことでは有りません。お薦めします。
フィリップ・パカレ2003 の美味しい飲み方
抜栓直後は僅かなガスにより硬さが有ります。デキャンタをしてから飲まれるか、30〜60分前に抜栓してください。グラスに注いでおくのであれば、30分ほどで開き始めると思います。 |
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