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■□ Domaine Dupont-Tisserandot □■
ドメーヌ デュポン=ティスランド
● ブルゴーニュのトップは、まずほとんどの方がご存じ無いに違いない..無名の生産者のご紹介です。かなり前にテイスティングを終了しオファーするだけになっていたのですが、まあ、色々有りまして..。やっと陽の目を見ることになった次第です。
今回のご紹介は2アイテムですが、どちらも素晴らしいポテンシャルが有ります。マジ=シャンベルタンは言うこと無しですが、特に強く押したいのが、「A.C.ジュヴレ=シャンベルタン」です。是非ご検討ください。
エージェント(ラシーヌさん)資料より
「眠れる巨人」も同然であった当ドメーヌが、がぜん高品質志向に転じたのは、 1990 年代後半のことであった。当時30代のディディエ=シュヴィヨンは、思慮深く毅然たる人物で、 1995 年に親戚筋の有するブドウ畑を任された。すぐさま彼は、剪定・耕作から醸造・熟成・ビン詰めにいたるすべてを、できる限り一新することに着手した。
ワイナリーは爾来、近代化の道をたどっているが、新樽の使用も過度にならず、賢明な枠が守られている。というのも、新樽の役割は樽香を付け加えることではなく、果実味をひきたたせ、味わいにハーモニーとめりはりをもたらすためである。その成果は著しく、品質が向上の一途をたどっていることが、ほかならぬ地元生産者たちの間でも認められている。当ドメーヌが耕作栽培に用いるブドウ畑の面積は 20 ヘクタールを超え、コート・ドールの平均的な栽培面積( 6 ヘクタール)を大幅に上まわっている。
充実した当社のポートフォリオのなかで、ベーシック・ラインにありながらその実力を示しているのが、素晴らしい《 AC マルサネ》赤ワインで、果実味としなやかさが横溢している。それに続くのが、一連の輝かしい AC ワインとクリュ・ワインである。すなわち、好立地にある樹齢の高い諸区画から産する《 AC ジュヴレ》と、高名な《カズティエ》《ラヴォー=サン=ジャック》《プティット・シャペル》という各プルミエ・クリュである。それらの頂点を飾るのが、2点のグラン・クリュ、《シャルム=シャンベルタン》および《マズィ=シャンベルタン》である。
● 2002 Gevrey-Chambertin
2002 ジュヴレ=シャンベルタン
【今回一押しのデイリー?ブルゴーニュ..端正ながらも奥に秘めた力強さを感じさせてくれます..】
ブルゴーニュはもう高く成りすぎてしまって、お客様もなかなか手が出ないような状態になっているのではないかと懸念しています。この位の価格に収まれば、何とか飲んでいただけるかな?と..いや、 noisy としても、かなり厳しい値付けをしているんです..。
2001年までのディディエのワインは健闘虚しく、その味わいには輝くものが無かったようです。(これについては未確認です)
2002のヴィンテージのテイスティングからは、
「こんなに素晴らしい味わいを見せるワインがどうして今まで陽の目を見なかったんだろう??」
と、不思議になってしまいました。 noisy がテイスティングしたのは、スケールの大きいマジ=シャンベルタン、中振りながらも香しく愛らしい
カゼティエ、そしてこの村名ジュヴレです。
皆さんの内、多くの方はシャンボール=ミュジニーの方がお好みでしょうか。基本的にはやはりエレガントでミネラルたっぷり、華やかで軽めのワインですよね。一方、ジュヴレ=シャンベルタンはどうでしょう?鉄っぽくて少々重みがあり、下手をすると垢抜けない印象を持たれているかもしれません。
ですが、このデュポン=ティスランドのジュヴレは、透明感を持った果実味、バランスの取れた酸味、穏やかながら充分な存在感を示すボディの三拍子に、テロワール由来の要素が充分に感じられる素晴らしい出来です。
2002年という良い年も影響しているのでしょうが、たっぷりした果実味が、鉄や石灰、石といったミネラルとともに感じられます。たっぷりとしてはいても「ぶよぶよ」した贅肉を全く感じさせない果実味はチェリーや苺、プラムなどの赤・紫の小果実がふんだんに有り、将来的には「血」っぽいニュアンスが出てきそうな気配を漂わせています。
こう書いていると、クラス上のプルミエ・クリュのような書き方ですよね。まあ、そこまで有るかどうか微妙なほど..です。現状で飲み始めても充分に納得の行く味わいを見せてくれます。30分過ぎからは見物ですよ..。複雑さと香しさがほぼ倍増です。お薦めいたします。
Noisy'sでのワイン名の読み方・表示の仕方やブルゴーニュのミニ知識
● de
「 ドゥ 」 と読むのが本来かもしれませんが、 「 ド 」 としてきた歴史が長いので、
Noisy's では 「 ド 」で統一しています。英語の of , at , it , by , for ,
to 等に当たり、 「 〜 の 」 という意味です。母音と無音の 「 h 」 の前では
「 d' 」 となります。
des または du
des −−> 「 デ 」、 du −−> 「 デュ 」 で統一しています。意味は 「
de 」と同じ。
「 des 」 は de + les
「 du 」 は de + le の場合です。
● 1er Cru
Premier Cru の略で 「 プルミエ・クリュ」 「第一級」格付けを意味しています。特級格付けは勿論
Grand Cru ですね。しかし、この下の 「赤白の区別」でも記載していますが、格付けを正確に理解している必要は無いとしても、「良い畑かどうかを知っているのが当然」という考えがあるようです。「シャンベルタン」や「クロ・ド・ベズ」はトップでそれに続くのが「グリオット」や「クロ・サン=ジャーク」、そして...などと言う部分が常識だ、ということなのでしょう。それが良いかどうかは判りませんが、知っていると「ため」にはなります。「おたく」になる入り口のドアを開けることかもしれませんが、「常識」と言われてしまうとねぇ..♪♪
● 「 赤や白の区別が付かないんだけど」 という疑問は有りませんか?
フランスワインの長く続いている文化ですから、赤しかないアペラシオン には
「 Rouge 」 を入れず、白しか無いアペラシオンにも「 Blanc 」を入れません。また、一応赤白両方有るが片方がほとんど無い場合は、ほとんど無い方が色の区別を名乗っています。これは彼らにとっては興味の有る者は、「知っていて当然」という理由のようです。
例えば 「Musigny」 (ミュジニー、ミュズィニー)という特級畑の場合、
■ Musigny −−> 赤
になりますが、
■ Musigny Blanc 白 も存在します。これは、ブルゴーニュのアペラシオンが「
畑の格付け」になっているからと、シャルドネ他も許されているからですね。
でも Chambertin Blanc というのは有りません。その当たりの知識を持つことを、「文化として当然」としているのがワイン大国フランスです。(イタリアでもほとんど同じではあります)
NOISY'S では、一応、
白ワインの場合は ●
赤ワインの場合は ●
と表記しています。(間違ってなければ..)
● Gevrey-Chambertin は ジュヴレ=シャンベルタン ?ジュヴレ・シャンベルタン??
「 ジュヴレ 」 か 「 ジュヴレイ 」 が正しいかという発音表記のことではなく、言葉をつないでいる
「 − 」 をどのように捉えるか..ということですね。元々の意味が 「有名なシャンベルタンの畑にあやかってジュヴレ村のアペラシオンに使用」した、との理解なら
、ジュヴレ=シャンベルタン と するべきでしょう。この 「 − 」 は、フランスのアペラシオンに沢山出てきます。
これを同様に 「−」でつなげてしまうと、伸ばす意味の 「ー」とごっちゃになってしまいます。
ロバート・パーカー氏の「バーガンディー」では、塚原氏、合田氏等が 「ジュヴレ=シャンベルタン」と訳していますので、
NOISY'S ではそのように表記しています。(引用文は記載されたままを使用)まあ、そんなこと、どうでも良いっちゃ良いんですが、ね..コルトン・シャルルマーニュとか書いてあると気になっちゃうんですよね。本当はドメーヌの名前でも意味が有るので、そんな観点なら
ドメーヌ・トロ・ボーでは無く、ドメーヌ・トロ=ボー、ドメーヌ・ドルーアン・ラローズでは無く、ドメーヌ・ドルーアン=ラローズが正解です。ん?「noisy
も ドルーアン・ラローズって書いてある」って?.....(T.T
例: ◎ NOISY'Sの表記
Puligny-Montrachet −−> ◎ ピュリニー=モンラッシェ ×ピュリニー・モンラッシェ
Chassagne-Montrachet −−> ◎ シャサーニュ=モンラッシェ ×シャサーニュ・モンラッシェ
Chambolle-Musigny −−> ◎ シャンボール=ミュジニー × シャンボール・ミュジニー