【 ブルゴーニュワインを愛する者なら必ず理解できる!】
何と言ったら良いのでしょうか。こんなに素晴らしいワインだとは思いませんでした。そもそもこのミシェル・オジェ(ロワールのオジェでは有りません)を知ったのは、99年のコート=ロティ・ベル・エレーヌにPKさんが100点満点を付けたことによります。それも2001年のアドヴォケイトでは(94-97)と、やや控えめだったのが、2002年に100点と付け替えた訳です。noisyとすれば、
「こりゃあ、要チェックだなあ..」
と思っていたところに、ワイナート誌第18号の特集 コート=ロティ が発売され、どでかく「ミシェル・オジェ」が出ていました。
「きっとT氏も気になって仕方がなかったんだろうなあ..」
などと考えていたんですね。
そんなことをほとんど忘れていた昨年夏頃にBBRのオファーが有り、ふとリストを見やると
「OGIER」の文字を発見。これはミシェル・オジェに違いないし、BBRはイギリスの正規輸入者だと判断して購入に至ったわけですね。そしてしっかり休めてテイスティングいたしました。
細かな部分は後述しますが、味筋は、
「あくまで おしとやか」
です。しかし、物凄い熱量、エネルギーを閉じ込めた味わいであることが信じられないほどです。果実味が凝縮してたっぷりありながらも..要素の全てが膨大にありながらも、しなやかさ、フィネスをたっぷり表現しています。
2002年 コート=ロティ
2002年のローヌ、特に北に位置するコート=ロティは悲惨な出来と言われました。アドヴォケイトに至っては、オジェの評価さえしていません。しかしながら飲んでみると、これもとても素晴らしいワインでした。悪いヴィンテージなどとは判断できません。
しなやかな、極上のタンニンに赤・紫・黒の小果実を纏っている。アタックからしなやかで、中盤〜終盤〜収束までそれを全く崩さない。要素の表現は、極僅かずつ、ゆっくりと服を脱ぐようになされる。エロティックでも有り、感動的だ。全ては静かに、そっと、優しく包まれる。
ブル好きなら全く違和感無く受け入れることが出来るでしょう。そして、きっと「うっとりと」させられるでしょう。このワインが持つしなやかさと優しさは無限のように思われます。が、2時間ほどでクローズし始めてしまいました。飲むタイミングも有ったと思いますし、品温が下がったせいもあるかもしれません。それでも、その優しく深い味わいに..翌日分も飲んでしまいました。
なかなか、手が出る価格帯のコート=ロティは少ないものです。特に超一流のドメーヌものなど、とても高価です。オジェのランスマンやベル・エレーヌは届かなくても、一度このコート=ロティにトライされてはいかがでしょうか。この厳しいヴィンテージ、タンザーさんは90点(も!)付けています。
Red-ruby. Spicy raspberry aroma complicated by subtle notes of smoked
meat and pepper. Juicy and nicely delineated, with pure raspberry, leather
and pepper flavors. Shows more intensity on the back half, finishing with
firm tannins and good breadth and spicy sweetness. 90
points
Stephen Tanzer's International Wine Cellar, Jan/Feb 03 より抜粋
2001年 コート=ロティ・ランスマン 1st リリース!
いや、とても素晴らしかったです。物凄いエネルギーを内に秘めながら、あくまでも清楚です。ひたむきに、がむしゃらに行かなければこんなパワーは得られないはずが、結果としてワインに生かしていられるのはどういうことなのかと理解に苦しみます。
コート・ブロンドにあるランスマン畑は2001年が初のリリースです。横文字で申し訳ないのですが、タンザーさんの最終レヴューをご覧ください。
($140) Saturated ruby-red. Knockout nose combines
black fruits, black pepper, tar, roast coffee, bitter chocolate, mocha and brown
spices. Then peppery and dense in the mouth, with uncanny verve for a wine with
such a velvety texture and compelling sweetness. A wine of great finesse and
nuance, but also distinctly large-scaled for an example from the Cote Blonde.
Extremely broad and long on the back end, with lingering notes of roasted herbs
and tapenade and a peppery quality to its tannins. Great syrah. I'd love to
stick this wine in a blind tasting with the most sought-after cult shirazes from
Australia This wine would have the sheer density to compete even with Aussie
examples at 16% alcohol, and in terms of energy, primary fruit character and
complexity of soil tones, this would leave the Australian wines in its dust.
96 points
Stephen Tanzer's International Wine Cellar, Jan/Feb 05 より抜粋
まあ、かなり省略して話せば、アルコール分16度もあるオーストラリアワインと競争できるほどのパワーと複雑さがあるが、とてもなめらかだ..というようなことでしょうか。
noisy 的には、しなやかさとエレガンスさが膨大な熱量を閉じ込め、ほんの少しずつ、玉ねぎの皮を剥くように表現される..としたいですね。あくまでもエレガンス、フィネスが前面!凄いワインです。
ちなみに、タンザーさんはミシェル・オジェのトップ・キュヴェ、ベル・エレーヌ2001年に94+Pointsとしており、このランスマンをより高く評価しています。アドヴォケイト誌はベル・エレーヌ2001年が(92-96)Points
、ランスマンは飲めなかったようです。
是非ともこのしなやかさに長けたブルゴーニュの逸品とも肩を並べるコート=ロティをお試しください。ランスマン旨い!でも高い!悩ましいところです。 |
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