スロヴェニア■□ Edi Simcic □■ゴリシュカ・ブルダ
エディ シムチッチ |
|
●凄いポテンシャルを持つスロヴェニアのワインが到着です。今回は全てテイスティングいたしました。noisy も気合いがばっちり入っています..。
細かい部分は下記のラシーヌさんの資料をご覧下さい。そしてどんなワインかというと..
残念ながら、全ての方にお薦めできるワインでは有りません。半端じゃないポテンシャルを持つ素晴らしいワインなんですが..。セラーを持っていて、最低数年間はじっくり待てる方と、興味が沸いて仕方がないから何とか開かせて飲んでみよう、と言う根性の持ち主にのみ..販売したいと思います。何でも良いから飲んでみよう..というのでは、ちょっとお薦めしかねます。
素晴らしい料理との新たな出会いは「新しい天体」の発見にひとしい、と『味覚の生理学』の著者であるブリア・サヴァランは述べています。が、そのような新発見にもひとしい驚愕的なワインとの出会いなど、めったにあるわけはありません――どこかのキャッチフレーズなら別ですが。それでも、発見する努めはインポーターの責務ですから、常にその可能性を信じて、テイスティングを重ねてまいりました。
新展開を遂げつつあったイタリアワインの実力に触発されて、イタリアでの模索をはじめてから早くも十年。あちこち全土をまわるうちに、お隣りのスロヴェニア産ワインの評判が耳にはいり、注目していました。イタリアで名のある大きな試飲会でも探しましたが、なかなか評判を裏付けるようなワインには出会えません。フリウーリの傑出した造り手であるミアーニ、レ・ドゥエ・テッレ、ボルゴ・デル・ティーリオを訪ねる折にも何回か、国境を越えてスロヴェニアに立ち寄りました。2月の厳冬のさなか、凍えながらセラーの中で試飲をしたときのことは、今でも忘れられません。
そしてスロヴェニアがEC入りする直前の今春、ようやくエディ・シムチッチのワイナリーを訪ね、心から納得がいきました。じつは、これまでにもイタリア国内でここの作をいくつか試飲し、その実力のほどは知っておりましたし、諸外国での評判もちらほら聞こえていたのです。が、全作品をゆっくり味わい、セラーと畑を眺め、造り手(一家)の考え方とメンタリティに接して、判断は確信に変わりました。どのワインをとってみても、よく熟した果実味が濃密にあふれ、アルコール度の高さをまったく感じさせない完璧なバランスと気品がおのずと伝わってきます。この域に達したワインは、その印象の中味を香りと味わいのさまざまな要素で形容しても無意味にちかく、印象の質を別の芸術世界で喩えるほうがふさわしい気がします。実力で伯仲するとみえるミアーニが、音楽でいえばモーツァルトの華麗精妙なシンフォニー、絵画彫刻でミケランジェロの力感あふれるバロック像を思わせるとすれば、エディ・シムチッチはハイドンの弦楽四重奏やジョルジョーネにも通じる質実でより内面的な優雅さがあります。
私たちにとって初めてご紹介することになるスロヴェニアのワインが、率直にいってこれほどの高みにあることは、偶然とはいえうれしいかぎりです。その喜びをみなさまとともに分け合うことができたら、これにまさる幸せはありません。ただし、優れた手作り型の生産者の例どおり、数量が限られていますので、品切れの節はお許しください。
(合田泰子)
ワイナリー名:エディ・シムチッチ(エディの付かない「シムチッチ」とは別です)
生産者:アレックス・シムチッチ
生産地:ゴリシュカ・ブルダ(ブルダは丘〔コッリオ〕の意味でゴリツィア丘陵を表す。すなわちフリウーリのコッリオ・ゾーンの延長上にあり、ゴリツィアの丘続きになる)。
畑:温暖な南斜面にあり、栽培面積は9ヘクタール(うち4ヘクタールは借地)
総生産量:25000本/年
栽培上の特徴:完熟したブドウと、限界にまで抑えられた面積あたり収量。
セラー:短いマセラシオン(4−5時間)。樽発酵。バトナージュ。
熟成:樽(新樽は20%までで、4年未満の旧樽を併用)
手入れ法:ノン・フィルター、ノン・コラージュ
白ワイン:
レブーラ(リボッラ・ジャッラ):濃密かつ繊細で、洗練された味わい。
トカイ(トカイ・フリウラーノ):トノー(500リットル樽)熟成。アロマティックな香りと味わいの絶妙なバランス。
ベリ・ピノ(ピノ・ビアンコ):トノー(500リットル樽)熟成させ、リー・コンタクト。表面は素っ気なく見えるが、エレガントな伸びやかさが現れる。
トロイカ:シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ソーヴィニョンの混醸。エキス分に富み、長熟型。
シャルドネ:ミネラリーで濃醇ながらバランスがとれた大器。
シヴィ・ピノ(ピノ・グリージョ):高い樹齢と遅摘み、入念な手入れの産物。濃密さと繊細優雅さが共存する個性的な味わい。
ソーヴィニョン:当ワイナリーを代表するトップ・キュヴェ。青臭さをみじんも有さない気品あふれるソーヴィニョン酒。
赤ワイン:
デュエット:メルロ80%、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン各10%の混醸で、リセルヴァはメルロ90%。北イタリアのボルドー型ワインを寄せつけない完成度と美味をもつ。
|
|
|
| ●2002Sauvignon Riserva |
| ソーヴィニヨン・リセルヴァ |
|


ソーヴィニョン:
当ワイナリーを代表するトップ・キュヴェ。
青臭さをみじんも有さない気品あふれるソーヴィニョン酒。
|
【物凄いポテンシャルです..】
このコラムでは白ワインを評します。何とも凄いワインです..が、ガチガチでどうにも成りません。デキャンタに入れて振り回すこと10分..ようやく化けの皮が1枚剥がれたかどうか..というところでした。この中で、現状何とか飲めるのが
混醸の「トロイカ」です。他のワインは全く歯が立ちません。
全体に言えることは、マンモス級のミネラルに珪藻土っぽいのニュアンスが混じる、ということです。テロワールをそのまま現しています。品種の個性などは、少々香りに現れるものの、液体ではなく固体を口にしているようでさえ有ります。
合田さんから伺った所によると、「レブーラ・リセルヴァが良いわよ〜」みたいな感じでしたが、頭一つ抜け出しているのが「ソーヴィニヨン」で、後に続くのが「シャルドネ・リセルヴァ」と「レブーラ・リセルヴァ」と見ました。ソーヴィニヨンは..「化け物」です。一体どんなに成長して行くのか、noisy
の想像範囲を明らかに超えています。何か、消化不良を起こしそうですが、何とも凄いワインのオンパレードでした。
ところで、ブルダの地はフリウーリのコッリオに続いています。下手をすると、あの「グラヴネール」さえ超えてしまっているのかもしれません。この答えを知るには..リセルヴァで10年、他で5年以上の歳月を必要とするでしょう。その当たりを良くお考えの上、ご検討いただけたらと..思います。
|
|
|

少量ですが..再入荷!

デュエット:
メルロ80%、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン各10%の混醸。
北イタリアのボルドー型ワインを寄せつけない完成度と美味をもつ。
|
【リアルワインガイドでも高い評価をしていただきました..】
| 今飲んで |
88 |
ポテンシャル |
90 |
飲み頃予想 |
今 〜 2015 |
リゼルヴァ同様これもシッカリ系であるが、メルロ主体のワインのマイルドで穏やかな果実の旨味が感じられる、ややミディアムに傾いたフルボディのワインである。アタックは酸がリードするタイプで、アフターに土壌から来る塩気(ミネラル)が感じられる。リゼルヴァと異なり樽の主張は少なく、果実本来の味わいが素直に舌に届く好感の持てるワインである。スロヴェニア産の大樽はイタリア全土に普及しているが、ワインを試したのは初めてであった。はっきり言ってそのレベルの高さには舌を巻いた。
本間敦(04年10月試飲) (宥) 寿スタジオ リアルワインガイド 第8号 より抜粋 |
|
|
| ●2000Duet Riserva |
| デュエット・リセルヴァ |
|


再入荷しました!デュエット・リセルヴァ:
メルロ90%、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン計10%の混醸。 北イタリアのボルドー型ワインを寄せつけない完成度と美味をもつ。
|
【物凄いポテンシャルです..】
こちらは二つのメルロー主体のワイン、デュエットのご紹介です。が、言うことは白ワイン達と全く同じです。マンモスミネラルに珪藻土っぽいニュアンス..。これは同じ。まるで鉄板を舐めているような..そんなワインです。決してけなしているのではなく、「物凄いポテンシャルをヒシヒシと感じながら、そうとしか言えない」訳です。デキャンタ+ぐるぐる回し15分で、ほんの少し正体が見えてきただけです。
早めに本当の答えを知りたいと思われたらリセルヴァではない方をお選び下さい。是非とも真の力を知りたいと思ったら、迷わずリセルヴァを選び、10年以上の間
時々思い出しながら 忘れていてください。ミアーニのメルローが持つ無茶苦茶な果実味とミネラルを..デュエットも同様に有しています。しかしながら、noisy
とて、熟したミアーニを経験していないのです..。ナトリウム系の大いなるミネラルに何重にも包まれた果実が何時、
「もう良いよ、どうぞ」
と、言ってくれるのかは..全く想像できません。ただ、決してそれが近い将来ではないと確信できるのみです。興味のある方に買っていただけたらと思います。
以下追加..
| 今飲んで |
90 |
ポテンシャル |
92 |
飲み頃予想 |
2005 〜 2018 |
色眼鏡を抜きにして、このワインは半端じゃなく美味である。ブラインドで試した諸氏はきっと驚くに違いない。私はこのワインをどこかサンテステフのワインに似ていると感じた。長期熟成の古典的なスタイルのものではなく、例えば2000年の物のようにメルロのブレンド比率を上げて早く飲んでも楽しめる、なおかつ北のボルドーの厳格さを併せ持つワインだ。アフターの樽由来の分かりやすいビターをわざとらしいと言うテイスターもいたが、掛け値なしのグラン・ヴァンであることは疑いようもない事実なのだ。
本間敦(04年10月試飲)
(宥) 寿スタジオ リアルワインガイド 第8号 より抜粋 |
noisy も RWGのテイスティングで驚いたのは、
「飲めるようになっている..」
ことでした。最も当初予想したように、高いポテンシャルを存分に発揮するのには充分な時間が必要です。
しかし本間さんも仰っているように、早く飲んでも充分に楽しめるのも..到着直後のテイスティングからは判らないことでした。(硬かったからね〜..)
たかだか1カ月ほどで、ワインの状態がこれだけ回復するとは..。これも素性の良さ故なのでしょう。
とてつもなく膨大なミネラルに包まれた凝縮した果実感..これは本当に凄いです。ここはサンテステフのグラン・ヴァンをも大きく凌ぎます。成長が楽しみな、今も美味しいリセルヴァです。お薦めします。
|
|
|
|