スペイン ■□ Olivier Riviere □■リオハ
オリヴィエ リヴィエール |
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● すでに何度かご紹介しています、あの「ポンス」のオリヴィエ・リヴィエールが、ようやく自身のドメーヌからワインをリリースしました。彼が造り出した2006年のリオハワインのポテンシャルには・・・noisy
もちょっとどころか、とてもびっくり!センスの良さを感じました。
オリヴィエ・リヴィエールは、フレデリック・コサールのド・シャソルネイやド・ラ・コンブ、ドメーヌ・ルロワで修行の後、スペインへ飛んだ若者です。
今回ご紹介のキュヴェは3アイテムです。どのアイテムも美味しいです。トップ・キュヴェのロシェール・セレクトは・・・、「高いよ!」と思われるかもしれませんが、素晴らしい味わいですので、是非とも飲んでみて欲しいと思います。
あまりスペインワインに重きを置かれていない方が多いと思いますので、僭越ながら少しばかりリオハのワインについてレクチャーしましょう。
まずどの当たりに有るのか、ということですが、フランスの南西部にシュッド・ウエスト(そのまんまだが・・・)地方が有りますが、イルレギーというアペラシオンをご存知でしょうか。イルレギーはフランスとスペインの国境沿いにあるアペラシオンで、近年は再度注目されています。もしくは、マディランやジュランソン・・・マディランはご存知じゃ無いでしょうか。むしろボルドーがとても近い地域です。
この当たりは「バスク地方」と呼ばれる地域が重なっていまして、スペインのバスク自治州に連なっています。歴史的に争いの絶えない地域であり、現在でもそれが続いています。ボルドー当たりも歴史的にはかなり関係が深いので、もしご興味の有る方はお調べになってみると、ワインの味わいも少し変わってくるんじゃないかな?と思いますよ。
おっと、リオハからは脱線してしまいましたが、そのバスク自治州の南に有るのがラ・リオハ州です。首都マドリッドからは400kmほど北に有りますので、フランスの南西地方の方がかなり近いですし、ボルドーまでは直線距離で500kmほどだと思いますので、東京-大阪間ほどの距離と思っていただければ良いでしょう。
大西洋が近いですので、そこからの冷たく湿った空気と、地中海からは離れているので、暖かく乾燥した空気が、ピレネー山脈で反射され??交わる地域のようです。(あ、この当たりは余り正確では無いと思いますので、アバウトにお願いします)
またリオハ、はオハ川の西側に有り、北部に優良なブドウ畑が広がっているようです。もともと、リオは川なので、リオ+オハ
で、リオハ・・・・まあ、名前なんて、結局そんなモンです。単に川があることによって、その影響を受ける地域であると思っておいてください。
基本的にはテンプラニーリョという品種がほとんどです。それにフランス系の品種が入ってきています。また、仕上げはアメリカン・オークを使用するのが一般的でした。(今は様々な選択肢があると思います)
またスペインワインの、日本への輸入につきましては、極一部航空便によるものも有りましたが、最近までほとんどが「ドライ」によるものでした。すなわち、とても暑いスペインから赤道を何度か通過して日本へやってきていましたので、ほとんどが熱に当たっていたと考えられます。ですので、ラシーヌさんの「パラシオス」とか「アタウタ」に触れられた方は、その美しさ、ピュアさに驚かれたことと思いますが、輸入に万全を期すために、かなりの努力をされた結果です。何しろリーファーのトラックさえ無いのが実状ですので、フランスからリーファーを走らせ、積んでから戻って・・・みたいな、かなりコストの掛かることをしないと、日本にはまともに持ってこられない状況だった訳です。今では若干は向上しているようですが、「熱に当たったスペインワイン」を「スペインワインと信じていた」日本のワインファンがほとんどだと思います。
今回のオリヴィエ・リヴィエールのリオハワインの輸入仔細については、順子さんから何も聞いていませんが、noisy
がキッチリテイスティングして、
「物凄くピュア!」
なことを確かめています。
リーズナブルで本物のリオハのワイン・・・しかもビオディナミながら、ビオの臭さなど全く有りません。是非ご検討の上、必ず飲んでみて欲しいと思っています。よろしくお願いいたします。 |
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| ●2006Rayos Uva Rioja D.O.C. |
| ライオス・ウヴァ リオハ |
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【スペインワインとしては比較軽めだが、グイグイ飲めて意外に奥深い!素晴らしいです・・・】
充分な濃度を持ちながらも、僅かに存在するガスと、酸味のバランスが絶妙で、旨みもしっかり乗っているリオハのカジュアル・ワインです。
テンプラニーリョ50%、グルナッシュ40%、グラシアーノ10% というセパーニュで、赤、紫、黒の小果実がノーズにピュアに飛び込んできます。重くなく、羽が生えているように軽やかで、さりとて不足感を感じさせない仕上がり。余韻もしっかり有ります。ドライですがとてもジューシーで、紫の果実を冷ややかに感じさせながらの余韻が有ります。かなり美味しいと思います。
ポテンシャル的には、下の2アイテムには遠く及びませんが、カジュアルな味わいのワインの中では高レベルだと思います。とても美味しいので、是非飲んでみてください。超お薦めです! |
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| ●2006Rochere Rioja D.O.C. |
| ロシェール リオハ |
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【これは素晴らしいです・・・】
リオハはスペインの原産地呼称で唯一箇所D.O.C.を獲得しています。グルナッシュ70%、テンプラニーリョ30%というセパージュですが、とても奥行きが有り、構造がしっかりしています。抜栓直後からジューシーな果実味がたっぷり乗っかり、凝縮した味わいが楽しめます。
基本的には南フランスのグルナッシュのボリューム感が中心で、そこに黒、紫のベリーっぽいのがテンプラーなのでしょうか。フランスワインに慣れた我々に取っては、とても馴染み安く、親近感の有る味わいです。しかし、単にボリューミーなだけではなく、少しブルゴーニュもののような果実の複雑性と高級感を漂わせます。柔らかくって、しかも親しみやすい・・樽のニュアンスはほぼ無く、とてもニュートラルでピュアです。技術に走らず、より自然に仕上げたなあ・・・という感じが伝わってきますね。こちらもかなり美味しいです。
この下のセレクトとは、ロシェールという名前は一緒でも、全く違う味わいです。是非飲んでみて欲しいと思います。お薦めです! |
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| ●2006Rochere Selecto Rioja D.O.C. |
| ロシェール・セレクト リオハ |
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【高級感溢れる味わいです!】
テンプラニーリョ50%、グルナッシュ35%、グラシアーノ15%というセパージュです。南の陽気さがもっと有るのか・・・と思いきや、こちらはボルドー左岸のクリュもののような、荘厳さを漂わせている・・・これは只者では無い!と思わせます。
黒、紫が中心、少し焦げされた樽のニュアンスも僅かに有ります。とても凝縮していてミネラリティが高く、複雑性とフィネスが有ります。余韻はさざ波のように押し寄せてくるような凄みの有るものです。順子さんは、
「スペインのマルゴー!」
と、紹介したようですが、それは褒め過ぎだとしても、似せても似付かぬ・・・、見当違いのものでは無く、香りやニュアンスは、少し似ているようにさえ感じてしまいました。最も、シャトー・マルゴーとまでは言い過ぎでしょう。
このワインを飲むと、昔我々が飲んだリオハのワインは、熱に当たっていたことが良〜く判ります。粒子と粒子の間隔が判らないほど凝縮していますが、ひとつひとつが「潰れず」に滑らかです。後口にリオハの出来の良いワインに共通して感じられる粒粒感(・・・これは
noisy 的な感覚なので言葉にして説明するのが難しい)が、実に活き活きとして感じられます。長く置いても良し、今飲んでポテンシャルに酔いしれるのも美味し、です。
じゃあ、5千円のワインとしてどうか、という点ですが、これは全くポテンシャルが価格を越えていると判断しています。ですので、開けてみたらちょっとガッカリ・・・大したことは無かった!などということは無いでしょう。是非飲んでみてください。これも一押し!素晴らしいです!
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