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| noisy お奨め!リアルな視点と本音で綴る..まんま 「Real Wine Guide」 |
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↑ Real Wine Guide NO.9
3/15 新発売!ワインと同送します。 |
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| ↑ Real Wine Guide NO.7 |
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■□ Azienda Agricola Dei □■
デーイ |
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● トスカーナはキャンティではなく、ヴィノ・ノビレをご紹介します。NOISY'S
のお客様にはもうお馴染みかと思いますが、「デーイ」です。決して濃厚でも押し出しの強いものでもない、エキス分が凝縮したきれいなワイン です..
このコラムで少し弁解しておきたいのですが、やはり noisy としては、
決して濃厚でも押し出しの強いものでもない、エキス分が凝縮したきれいなワイン とか、
凝縮感・濃度で飲ませる外向的なものではないが、焦点の定まった美しい造り とかいう表現に当たるワインを進んで選んでいるような気がします。極単純に言って、
濃いワインは一杯で満足してしまって飽きてしまう が、飲み疲れない美しいワインは、最後まで飲みたい んだと思うんですね。その 「美しいワイン」なるものを常に求めて、テイスティングに明け暮れているんです..。
今回は、上記の言葉にぴったりのトスカーナワインをご紹介します。価格も普通ならかなり高価なものになってしまうところ、何とか..二千円、三千円、四千円とクラスで購入できよう折り合いを付けました。
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| ●2000Vino Nobile di Montepulciano |
| ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ |
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【美しいミネラルとタンニン!突出したものを感じない.ジェントルな旨さが伝わってくる味わいです..】
「ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ」
この言葉の響きを聞いてどんなイメージを受けられるでしょうか。
「美味しいワインですよね」
と、心から言えるかどうか..
「そんなの知らない」
という方も多いでしょうし、
「引っ込み思案なタイプだよね」
「大いなる感動は余り無いけど食中の選択肢にはいつも入るね」
というプロフェッショナル的な観察眼の方もいらしゃるでしょう。
そもそもサンジョヴェーゼのクローンの一種、「プルニョーロ・ジェンティーレ種」をメインに造られますが、キャンティ地区の東南に存在するモンテプルチアーノの集落では、
「プルニョーロはサンジョヴェーゼじゃない!」
位のことは言いかねないほど、この品種に自信と誇りを持って栽培しています。因みにセパージュは、
プルニョーロ・ジェンティーレ 80%、カナイオーロ・ネロ 15%、 マンモロ 5%
です。テクニカル的には、鬼童調整付きステンレスタンクを使用、 26〜28度で15〜20日間マセラシオンします。その後
33hl の、スロヴェニアン・オークの大樽で 24カ月の熟成後瓶詰め、6カ月の瓶熟成を経ます。
一般的に、派手なキャンティ・クラシコほどの知名度や味わいになることは
稀 (..と言っておくのが妥当かな) です。ここはキャンティ・コッリ・セネージと地域が重なりますが、最初からのD.O.C.G.だったヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ
の方を高級と見る向きが有ります。
まあ、一概には言えませんが、中域の押し出しが比較的強いキャンティ・クラシコに対し、やや平坦で、悪い見方をすると「中抜け」的な味わいに感じてしまうことが多いようです。その中域を「足りない」と取るか、「良い感じで存在する」とでは、全く評価が異なってしまうわけです。
プルニョーロ・ジェンティーレの名前を見ても「優しい」ですし、ヴィノ・ノビレ
にしても「高貴なワイン」という意味です。優しく高貴な香り・味わいを損なわないような
醸造と流通 が 可能で有れば、我々は大いに素晴らしい味わいを堪能できるわけですね。
という訳で、今回はデーイの「ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ」を一押しに挙げさせていただきました。しっかりした醸造技術・信念と完全に近い流通が可能にした味わいです。プルニョーロ・ジェンティーレ
の 良い部分でもあり、真逆でもあり得る 中域 を、可憐に そしてフルに 果実味と
ミネラル、タンニン で満たしています。良い状態で流通しているために壊れていないミネラルが存在し、果実感やタンニンの
つなぎ のような役目で中域のボディ感を演出しているんですね。
アドヴォケイト誌が評価しているのを知らなかったのでちょっとびっくりしました。ちゃんと88点も付いていました。noisy
的には もう少し付けたいところですが、ややもするとこの手の味わいのものは酷い点を付けてきたのがアドヴォケイトですので..はい。(イタリア担当のダニエルさんは、結構まともです..noisy
的には 大台の90点は付けたいところです)
伸びやかな石灰系ミネラルが全域をカバー、赤や黒の小果実、スミレ、スパイス。スレンダーなボディながら、ミネラルの奥に美しい葡萄のエキスを凝縮させている。冷ややかな温度を持ち、これから膨らもうとしながらも
そのまま消え入ってゆく。滑らかなタンニンが印象的だ。
飲めば、
「これがジェンティーレの味わい..」
「ヴィノ・ノビレだなあ..」
優しくて高貴だな..と素直な美味しさに気がつくでしょう。脳ある鷹は爪を隠す
的な味わい ですね。本当は凄いんだけとね..と、言っているようにも聞こえます。
デイリーにはちょっと厳しい価格帯かもしれませんが、是非試してみてください。「足りない」と感じられたら..noisy
の負け でしょうか..。「優しさと美しさで満たされている」と思っていただけたら..幸いです。お薦めします。
2000 Az Agr Dei Vino Nobile di Montepulciano
Az Agr Dei Vino Nobile
di Montepulciano, Tuscany, Italy Sangiovese (a dry red table wine)
The 2000 Vino Nobile di Montepulciano, a sustained ruby/garnet, offers berry
fruit, chocolate, and light suggestions of cloves and incense on the nose.
Balanced with elegant tannins along with much fruit and freshness on the palate,
it possesses a solid underpinning and superior focus. This is an excellent
effort for the vintage, and will easily last until 2010. This wine
shows impeccable winemaking from Nicolo D’Afflitto, a Florentine marquis and,
not incidentally, a graduate of the Institut Oenologique of the University of
Bordeaux. I have occasionally had some mild words of rebuke for what I
considered excessive quality variation from year to year in these wines,
observations which Caterina Dei undoubtedly considered nit-picking. In any case,
this is all part of the past. The wines have gone from strength to strength
since the mid-1990’s and this is a very strong group.
Reviewer Daniel Thomasses
Rating 88 Points
Maturity Drink 2003-2010
Cost $27
Wine Advocate #147 (Jun 2003) より抜粋
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| ●1999Vino Nobile di Montepulciano Riserva Bossona |
| ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ・リゼルヴァ ボッソーナ |
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【物騒な.では有りません、ボッソーナ..凝縮感にはエレガンスが混じります。さすがデーイ!】
アドヴォケイト誌では「Bussona」になっていますので思わず笑ってしまいましたが、イタリアの生産者やワイン名は、かなり間違って出ています。時には、全く関係の無い、全然違うワインが、その生産者のものとして書かれていたりしますので、
「あれ、こっちが間違っているのかな?」
などと疑心暗鬼になってしまいますよね。
このボッソーナはデーイ家が最初に手に入れた葡萄園のようです。セパージュは
プルニョーロ・ジェンティーレ100% 。 26 〜 28 度に温度調整されたステンレスタンクで
4週間掛けて発酵、33hl のスロヴェニアン・オークの大樽 と 7.5hl のトノー
で 24カ月熟成、瓶熟は12カ月です。
さて味わいの方ですが、さすがにリゼルヴァだけあって見事に集中している..というか、ノン・リゼルヴァより判りやすく、愛想が良く仕上がっています。香りや味わいからイメージできる 赤 〜 黒 の小果実の色・大きさ
も さらに細分化され、複雑化しています。全体を包み込むミネラル感、質感の伴ったタンニン、穏やかで均整の取れた酸によりふくよかな中域を構成しています。
まあ、そりゃあね、普通にリリースされていればリゼルヴァの方が旨いに違い無いんです。ヴィンテージが違うと言っても99年も00年も良い年ですから、より強い葡萄を使用して丁寧に仕込んだものに軍配は上がります。
ですので、ご予算に若干でも余裕が有ればリセルヴァを、そうでなければノン・リゼルヴァをお薦めいたします。どちらも現状でとても良いバランスにありますから、今から飲んで充分に納得できると思います。あまり喋りたがらない内気な性格を持ちながら、その才能を隠しきれないという..判官贔屓の日本人にはきっと受けるだろうと確信しています。お薦めします。
1999 Az Agr Dei Vino Nobile di Montepulciano Riserva Bussona
Az Agr Dei Vino Nobile
di Montepulciano, Tuscany, Italy Sangiovese (a dry red table wine)
The 1999 Vino Nobile Riserva Bussona, named after the Bussona vineyard,
a steep slope just below the Renaissance palaces of the city and the source
of some of the best grapes of the zone, is stern stuff. A blackish garnet,
its warm and enveloping aromas are redolent of roasted fruit, caramel,
coffee, vanilla, and raspberry syrup. Full, caressing, and sensual in flavor,
meaty and silky at the same time, it combines poise and elegance with strength
and concentration. Drink: 2005-2012.
This wine shows impeccable winemaking from Nicolo D’Afflitto, a Florentine
marquis and, not incidentally, a graduate of the Institut Oenologique of
the University of Bordeaux. I have occasionally had some mild words of
rebuke for what I considered excessive quality variation from year to year
in these wines, observations which Caterina Dei undoubtedly considered
nit-picking. In any case, this is all part of the past. The wines have
gone from strength to strength since the mid-1990’s and this is a very
strong group.
Reviewer Daniel Thomasses
Rating 91 Points
Maturity Drink 2005-2012
Cost $37
Wine Advocate #147 (Jun 2003) より抜粋
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| ●2002Rosso di Montepulciano |
| ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ |
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【 一押しです!美しい !】
いやーホント、こういうワインを愛しています。あくまでナチュラルなスタンスに身を置きながら、実は自分をきちんと持ち、ほのぼのとさり気なく表現してくる、芯から美しい女性のようです。
トスカーナのワインですが、プルニョーロ(・ジェンティーレ)種100%です。サンジョヴェーゼのクローンの一種と言われていますが、荒々しいタンニンと酸味が特徴のサンジョヴェーゼとは思えないほど穏やかな性質です。そのため、ややもすると物足りない印象を受けてしまうことさえ有ります。
デーイはこの地区ですでに評判を得ている生産者ですが、
「美味しいんだけどねぇ..ちょっと物足りないんだよね..」
という部分が事実、有りました。もうほんの少しの果実味さえ追加されれば..と..。
また、2002年のイタリアの赤には、眉に唾して掛からねば..という気持ちもありましたので、あまり期待をしていませんでしたが..さにあらずでした。
この当たりは輸入元ラシーヌの合田さんとも意見が一致しましたが、どうやら無理にバリックを使用していたのを、昔の大樽に戻したのが良かったようです。もろピュアなぷりぷりした果実味が、輸送途中のストレスを感じさせない(輸入直後にテイスティングしていますので)表現で、しかも、中途半端な部分を全く見せなかったんですね。
ややもすると、妙な残糖感・甘さがあり、フレーヴァーだけしっかりしているのに全体像が見えてこないワインが多いトスカーナですが、一点の曇りも無く、少しの甘さで誤魔化すこともせず、ピュアに鮮烈に美しきその姿をさらけ出しています。また、それは収束まで通しているのが凄いところです。
という訳で、美しい姿は後ろ姿まで美しい..最高のデイリーワインだと言えるでしょう。ん?飲んだ感じがちょっと物足りないって?
まあ、食生活の変化で、合成された酸(味の素など)のアタックが無いとピンぼけに感じられることも有ります。しかし、もう少し飲んでみてくださいね。奥底に潜んでいると思われる部分が感じられたら..きっと素晴らしいと..思い直すに違い有りません。どんなに美しい景色でもその中に溶け込んでしまっていれば、もしくは、改めて自分の目で切り取ってみる努力をしないと、美しいとは感じられないことも..有るかもしれません。是非トライしてみてください。
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